協和海運・新協和海運の不当労働行為に対し抗議

協 和 海 運 ㈱・ 新 協 和 海 運 ㈱ と の 係 争 に つ い て は、 昨 年 9 月 に 東 京
等裁判所より、
高
﹁ 船 員 法 第 条 2 項 ﹂ に 基 づ き、 組 合 員 と 協 和 海 運
の 雇 入 契 約 は 従 前 と 同 一 条 件 で 新 協 和 海 運 に 継 承 さ れ る と し て、 組
合員 人全員の新協和海運における地位を認める仮処分決定が下さ
れ た。 こ れ に 対 し 新 協 和 海 運 は、 こ の 決 定 を 不 服 と し て 東 京 高 裁 に
許 可 抗 告 の 申 し 立 て を 行 う も の の、 月 に 東 京 高 裁 は 不 許 可 と す る
こ と を 決 定 し、 仮 処 分 事 件 に お け る 人 全 員 の 新 協 和 海 運 に お け る
労働契約上の地位︵被保全権利︶が確定した。
し か し な が ら 新 協 和 海 運 は、 最 高 裁 判 所 に 対 し、 東 京 高 裁 の 決 定
対 す る 特 別 抗 告︵ 憲 法 違 反 ︶ の 申 し 立 て を 行 っ た が、 昨 年 月、
に
最高裁は裁判官全員一致で﹁棄却する﹂との決定を下した。
こ の よ う な 状 況 下、 新 協 和 海 運 は い ま だ に 人 の 採 用 を 拒 ん で お
、また、その他の係争においても両社は自らの非を認めていない。
り
こ の よ う な 不 誠 実 な 会 社 の 態 度 は 断 じ て 許 さ れ る も の で は な く、 組
合員全員の即時採用を求め、抗議集会および抗議行動を実施した。
のため、組合は総力を挙げて
行為は断じて許すことはでき
けており、このような卑劣な
にしてデモ行進を開始。協和
プレヒコールにより心を一つ
若松信弘関東地方支部副支
部長の発声の下、力強いシュ
ールを挙げ、会社の不当性を
るぞ!﹂などとシュプレヒコ
部会議室で開催され、組合側要
ていないとの姿勢に固執したこ
内部で意見の取りまとめができ
構築を求めるものの、船団側は
闘う﹂と激励のあいさつが行
な い。 横 浜 市 民 の 皆 さ ま に
海 運・ 新 協 和 海 運 本 社 前 を
市民に訴えるとともに、組合
求の▽退職年齢の延長について
と か ら、 今 年 度 中 の 解 決 に 向
ける後継者不足や海技の伝承な
もわれわれの主
含む横浜市内を行進しつつ、
員の即時採用を強く求めた。
▽年間休日および賃率分母の改
け、前向きに検討するよう強く
ど、 歳以降の労働力が必要で
張を十分に理解
﹁新協和海運は直ちに組合員
デモ行進終了後、再度山下
公園に集合し、平岡英彦国内
定について▽年間休日の運用に
内航二団体との第2回労働協
約改定交渉委員会は、3月9日
していただきた
局長より、﹁われわれの思い
ついて▽船長水先慰労金の上限
時から、海員組合関西地方支
いと考えている。 全員を採用しろ!﹂﹁組合は
は通行中の皆さんに伝わった
求めた。
組合員の生活と雇用を絶対守
と感じた。この法治国家にお
撤廃について▽基本給について
人とその家族
いて最高裁判所の決定に従わ
人
ある現状を主張し、早急な制度
年間休日および賃率
分母の改定について
ンバロー三唱により、組織全
い決意表明があり、最後にガ
らためて誓いたい﹂との力強
なされ、あらためて検討する必
るという今までと異なる要求が
いて、退職年齢を 歳に延長す
が、今次労働協約改定交渉にお
船団側は、当問題については
これまで継続協議を続けていた
考え方を示した。
総合的に検討していきたいとの
改定する必要もあることから、
理解を示すものの、賃率分母を
日とすることについては一定の
であり、年間休日日数を121
船団側は、祝日法の改正に伴
い﹁山の日﹂が1日増えるもの
体が一致団結して当問題に取
要があることから、本日段階で
退職年齢の延長に
ついて
り組んでいくことを再確認し、
り戻すまで闘い抜くことをあ
の早期採用と生活の安定を取
て容認できない。組合員
︱を論議した。
はいまだに不当労働行為を続
きたい﹂とあいさつ。
12
われた。
11
続いて組合を代表して松浦
満晴組合長代行より、﹁会社
11 10
ない新協和海運の姿勢は断じ
横浜市内にある新協和海運本社前を300人がデモ行進
43
11 人全員の即時 採用を強く求める!
ダイトーコーポレーションは株主責任を果たせ!
松浦満晴組合長代行のあいさつ
2月 日︵火︶、横浜・山
下公園に組合員・職場委員・
執行部総勢約300人が集結
し、いまだに組合員 人の採
用を拒み、不当労働行為を継
続している協和海運・新協和
海 運 を 糾 弾 す べ く、 抗 議 集
会・抗議行動を実施した。
抗議集会は大滝恒関東地方
支部長代行の司会で始まり、
主催者を代表して大山浩邦関
東地方支部長より、﹁平成
年1月に会社が一方的に解散
し、組合員が解雇されてから
2年以上が経過した。この間、
法廷闘争などの活動を粘り強
く継続してきた結果、昨年
月には最高裁判所において
人全員の被保全権利が完全に
認められたが、新協和海運は
60
〒 106-0032 東京都港区
リー協会労海務部会第2回集団交渉
六本木 7 丁目 15 番 26 号
全日本海員組合本部
委員会
TEL 03-5410-8329
FAX 03-5410-8337
渉(第1回・第2回)
発行人 立川 博行
3面 中・四国旅客船労働協約改定集団交
年間休日の運用に
ついて
船団側は、現在の船内休日は
適切な形で付与されているため、
現行通りとしたいとの考え方を
示した。
これに対し組合側は、現行制
度では乗船しているにもかかわ
らず船内休日が付与されず、不
公平が生じていることを指摘し、
解決に向けて真摯に検討するよ
う求めた。
船長水先慰労金の
上限撤廃について
船団側は、要求趣旨について
は理解するものの、上限を撤廃
すればその負担は甚大であるこ
とから、組合要求を受け入れる
ことは難しいとの考え方を示し
た。
これに対し組合側は、重大な
責任を伴う入出港などの業務を
行っている船長の職務評価およ
び労務負担などを勘案すれば、
上限撤廃が必要であることを厳
しく指摘した上で、次回までに
十分検討するよう求めた。
基本給について
船団側は、日本経済が先行き
不透明であり、輸送量が予想よ
り伸びていない中、組合要求は
非常に厳しい内容であるとの考
え方を示した。
これに対し組合側は、内航海
運における船員不足は年々深刻
化しており、後継者確保・育成
には賃金の改善が必要不可欠で
は回答することはできないとの
であり、賃率分母の改定も含め、
休日日数を122日とする要求
最後に、次回交渉は3月 日
に開催することを確認し、 時
示すよう求めた。
これに対し組合側は、今後
したいとしたことから、十分に
年間の休日日数の実態を踏まえ、 検討し、早急に前向きな回答を
あることを強く主張した結果、
抗議行動を終了した。
考え方を示した。
趣旨を十分理解した上で検討す
船団側は期限内解決に向け努力
今後も本組合は法廷闘争な
どあらゆる活動を展開し、協
これに対し組合側は、要求趣
旨はこれまでと全く変わってお
人が
職場復帰を果たす日まで総力
不当労働行為を認め、
和海運・新協和海運の両社が
らず、退職年齢の延長を求める
るよう強く求めた。
を挙げて闘い続ける。
に第2回交渉委員会を終えた。
16 18
いまだに組合員を採用しよう
としない。組合員の平和な日
常を取り戻すため、1日も早
11
14
ものである。内航海運業界にお
65
本紙は毎月 5・15・25 日発行
2面 全内航第2回交渉/日本長距離フェ
購読料は組合費に含む)
第2796号(昭和25年8月24日第三種郵便物認可)
定価1部 50円
(組合員の
4面 気軽にお散歩(千葉県・鋸南)
11
16
い全員の採用を強く訴えてい
関西地方支部で開催された内航二団体第2回交渉(右側が組合)
10
内航 二 団 体 第2回 交 渉
11
11
期限内妥結をめざし
逐条審議
11
26
11 12
2016年
(平成28年)
3 月 15 日
今号の主な記事
協和海運・新協和海運の不当労働行為に対し抗議行動
︵1面から続く︶
全内航との第2
回労働協約改定交
渉 委 員 会 は、 3 月
ることはやぶさかでないとし
すれば、上限撤廃が必要であ
ることを厳しく指摘した上
年間の休日日数の実態を踏
まえ、休日日数を122日と
で、次回までに十分検討する
歳まで
する要求であり、賃率分母の
よう求めた。
ながらも、現時点で
に決めることは時期尚早であ
改定も含め、趣旨を十分理解
これに対し組合側は、全内
航においては特に船員の高齢
るとの考え方を示した。
海員組合関西地方
化が進んでおり、後継者確保
した上で検討するよう強く求
支部会議室で開催
・育成が急務であることを指
の、内部で反対意見が強く、
年間休日の運用に
ついて
めた。
さ れ、 組 合 側 要 求
船団側は、現在の船内休日
摘するとともに、早急な制度
は適切な形で付与されている
取りまとめができていないこ
分から
の▽退職年齢の延
構築を求めるものの、船団側
ため、現行通りとしたいとの
とから組合要求を受け入れる
時
長について▽年間
は内部で意見の取りまとめが
考え方を示した。
9日
休日および賃率分
できていないとの姿勢に固執
Mゼロ船機関部手当
・Mゼロ船慰労金の
新設について
母の改定について
ことは難しいとの考え方を示
を指摘し、解決に向けて真摯
側の姿勢を厳しく糾弾すると
かかわらず、いまだに全く前
おいて議論を続けてきたにも
かわらず船内休日が付与され
これに対し組合側は、協約
改定交渉ならびに継続協議に
に検討するよう求めた。
務負担の増加をあらためて指
ず、不公平が生じていること
船団側は、当問題について
は継続協議を重ねてきたもの
▽年間休日の運用
決に向け、前向きに検討する
した。
について▽家族手
よう強く求めた。
これに対し組合側は、現行
したことから、今年度中の解
制度では乗船しているにもか
当の改善について
▽船長水先慰労金
家族手当の改善に
ついて
摘し、今年度中に解決するよ
年間休日および賃率
分母の改定について
121日とすることについて
船団側は、陸上では家族手
当を廃止し子ども手当を厚く
ものであり、年間休日日数を
するなどの傾向が見られるこ
の上限撤廃について▽Mゼロ
は一定の理解を示すものの、
う強く求めた。
金の新設について▽基本給に
ついて︱を論議した。
基本給について
ともに、Mゼロ運航による労
向きな考え方を示さない船団
賃率分母を改定する必要もあ
とから、協議会を立ち上げ、
船団側は、祝日法の改正に
伴い﹁山の日﹂が1日増える
退職年齢の延長に
ついて
ることから、四囲の状況を見
船機関部手当・Mゼロ船慰労
船団側は、退職年齢と公的
年金支給開始年齢を整合する
手当の制度について検討した
との考え方を示した。
これに対し組合側は、産別
船団側は、用船料が回復し
水準に達していない中で、新
ていない中、船舶のリプレー
いとの考え方を示した。
極めつつ、慎重に検討したい
年からは退職年齢を 歳
これに対し組合側は、今後
平成 年 度
期限 内 妥 結 を め ざ し 逐 条 審 議
日 本 長 距 離フェリ ー
集団交渉
委 員 会
して再雇用を行いたいとの考
協会労海務部会
スも進んでおらず、現段階で
解した上で前向きに検討する
として厳しいものであるとし
界の置かれている状況は依然
上のコスト増大は難しいとの
があることを主張し、これ以
善が不可欠であることを主張
継者確保・育成には賃金の改
いと認識している。また、後
ほとんど変わっておらず、業
ことに加え、輸送量は昨年と
これに対し組合側は、燃料
油価格は大幅に下がっている
た。
ればならないとの考えを示し
ては慎重に検討していかなけ
た上で、ベースアップについ
よう強く求めた。
事務部分社化会社の
有給日数について
船主側は、要求趣旨は理解
するものの、会社存続のため
休日日数により算出すると
見解を示した。
した上で、今次交渉における
に事務部分社化を行った経緯
121日であるとした上で、
らず、有給日数が違うことは
賃金改善は要求の柱であるこ
方が示された。
よう強く求めた。
とから、前向きな回答をする
界の現状はそこまで悪くはな
船内融和に影響を及ぼすこと
これに対し組合側より、同
ト増につながるため、総合的
じ船で働いているにもかかわ
休日日数の増加は大きなコス
などを指摘した上で、前向き
に判断して決めたいとの考え
これに対し組合側は、要求
は122日であり、従来のル
に検討するよう強く求めた。
基本給について
年間の休日数
ールに基づき
を平均して算出したものであ
ることから、趣旨を十分理解
力に頼らざるを得ない現状や、
していたが伸びておらず、業
)
時に第2回交渉委員会
を終えた。
し、
ください。
▽日時=5月 日 木
(
午前 時 開式
▽場所=横須賀市観音崎公園
戦没船員の碑
分︶、また
▽交通=京急浦賀駅から観音
崎行きバス︵約
分︶で終点、観
はJR横須賀駅から観音崎行
きバス︵約
音崎バス停から式典会場まで
は、送迎車︵マイクロバス︶
で案内
※ 式 典 は、 晴 雨 に か か わ ら
ず、屋外で実施します。雨具
はご用意ください。
︽問い合わせ︾
ていることから、現行通りで
東京都千代田区麹町4︱5
財団法人日本殉職船員顕彰会
時
分散会予定。是非ご参列
03︵3234︶0682
海事センタービル
式典は国歌斉唱・黙祷・式
求していることから、個別交
渉ではないと指摘した。また、 辞、 参 列 者 献 花、 能 楽﹁ 海
☎03︵3234︶0662
当該手当は昭和 年の改定以
来 年以上改定されていない
ことなど、要求趣旨を十分理
急ホテルで懇親会を開催、
霊﹂奉納。閉式後、観音崎京
祀られている。
〒102 ︱ 0083
車両甲板作業慰労
金について
不足に伴う輸送量増加を期待
船主側は、燃料油価格は落
最後に、次回交渉は、3月
した上で再検討するよう求め
ち着いたものの、ドライバー
日に開催することを確認
た。
作業手当について
船主側は、原則として乗組
員に行わせないことが前提で
あることを踏まえ、各支部で
対応していただきたいとの考
えを示した。
これに対し組合側より、規
制作業ではあるが、緊急やむ
を得ず作業を行わせている実
ホテルマリナーズコート東京
海技の伝承が必要であること
16
願いたいとの考え方を示した。 戦没船員の碑には、先の戦
争で亡くなった船員の御霊が
悼式﹂が開催される。
17
11
65
ことについては異論無く、平
成
たな手当の考え方は理解に苦
態があることから、主機・発
で開催され、組合側要求の▽
に﹁第 回戦没・殉職船員追
神奈川県立観音崎公園﹁戦
没船員の碑﹂前で、5月 日
観音崎公園で追悼式典
45
とし、労働条件をスライドす
しむ。まずは全内航の家族手
えを示した。
ことが必要であることを指摘
これに対し組合側は、内航
海運における船員不足は年々
退職年齢の延長について▽年
しいとの考え方を示した。
は組合要求に応えることは難
日本長距離フェリー協会労
海務部会との第2回集団交渉
当を産別水準まで引き上げる
深刻化しており、後継者確保
を踏まえ、早急に退職年齢を
船主側は、各社航路事情な
どが異なり既に個別で対応し
電機の分け隔てなく手当が支
・育成には賃金の改善が必要
間休日について▽作業手当に
延長すべきであると強く主張
日
不可欠であることを強く主張
ついて▽車両甲板作業慰労金
したが、船主側は新たな制度
委員会は、3月
した結果、船団側は期限内解
について▽事務部分社化会社
を構築して再雇用を行いたい
検討するよう求めた。
年間休日について
船主側は、国民の祝日が増
加することに伴い、8年間の
給されるよう強く求めた。
船長水先慰労金の
上限撤廃について
決に向け努力したいとしたこ
の有給日数について▽基本給
ある回答を示すよう求めた。
船団側は、要求趣旨につい
ては理解するものの、上限を
とから、十分に検討し、早急
歳でいったん
今年度中の解決に向け、鋭意
撤廃すればその負担は甚大で
退職年齢の延長に
について︱を論議した。
時から、 これに対し組合側は、後継
者不足により 歳以上の労働
第2回集団交渉委員会のようす(右側が組合)
に前向きな回答を示すよう求
分に第2回交渉委員会
ではないが、
退職とし、新たな制度を構築
15
61
12
30
第2回
あることから、組合要求を受
し、次回交渉においては誠意
60
との主張に固執したことから、 これに対し組合側は、中央
交渉であり、本則の改善を要
時
を終えた。
5月12 日に開式
12
13
46
15
16
28
ついて
最後に、次回交渉は3月
日に開催することを確認し、
船主側は、同一労働・同一
賃金とすることは、やぶさか
30
30
10
60
え方を示した。
これに対し組合側は、重大
な責任を伴う入出港などの業
務を行っている船長の職務評
価および労務負担などを勘案
30
18
第46回
戦没殉職船員追悼式
30
10
60
全 内 航 第2回 交 渉
10
めた。
全内航第2回交渉のようす(右側が組合)
け入れることは難しいとの考
18
2016年
(平成28年)3月15日 (2)
(第3種郵便物認可)
第 279 6 号
︽労使代表者あいさつ︾
歴史を振り
る。 過 去 の
ち着きを見
中・四国
■組 合 側
︻ 中・ 四 国 地 方 支 部 =
斎藤洋交渉委員長
木村俊暁通信員︼3月1
集団加盟会社につい
て、江田島市企業局が公
返 れ ば、 架
面からも必要性は十分理
斎藤洋交渉委員長︵組合側︶
どさまざまな課題があっ
解しているとした。
かげであり、感謝申し上
議論が必要であるとの考
れ以上の進展は図れない
えに固執したことから、
育成を目指し、魅力ある
と判断し、次回前進した
げる。高齢化社会の中に
労働環境構築に向け、前
回答を行うよう強く求
組合側は本日段階でのこ
向きな交渉姿勢で臨みた
時に第2回交渉を
め、
第2回交 渉
い。
おける若年労働者の確保
乗組員と組合の協力のお
て来られたのはひとえに
しかし会社側はその他
の事項も含め、引き続き
た中で、それを乗り越え
寄与してい
営の安定に
せ、 会 社 経
設民営化により外れ、今
橋 問 題、 燃
時から、中・四国地
方支部で第1回交渉を開
年度新たに大三島フェリ
料油高騰な
日
催した。
ーが加盟したことに歓迎
期円満解決を図りたい。
働環境の構築に向け、早
心して働ける魅力ある労
ればならない。船員が安
って後輩に引き継がなけ
らも労使双方が責任を持
書に至っている。これか
み重ね、今日の労働協約
も、毎年の労使合意を積
外圧などを受けながら
代の変革や強烈な政策的
年からの歴史があり、時
旅客船集団交渉は昭和
の意を表する。中・四国
交渉は、組合側幹事の
司会進行で始まり、交渉
委員会の名称を﹁平成
年 度 中・ 四 国 旅 客 船 労
働協約改定集団交渉﹂と
すること、ならびに集団
加盟会社6社を確認し
た。
開催に先立ち労使双方
があいさつした。
その後交渉委員の紹
介、運営方法を確認、双
方の要求・申し入れにつ
分に
いて趣旨説明の後、質疑
応答を行い、 時
28
14
終了した。
次回交渉は3月 日
時から、中・四国地方支
部で開催予定。
対する逐条審議を行っ
ならびに会社申し入れに
行うとともに、組合要求
の中央交渉の状況説明を
2会議室で開催。他船団
ー、山陽商船、土生商船
フェリー、大三島フェリ
▽第2欄加盟会社=内海
汽船、瀬戸内海汽船
▽第1欄加盟会社=隠岐
︽集団交渉加盟会社︾
について会
ースアップ
た上で、ベ
仮合意とし
間︶について本日段階で
中断を挟みながら協議
の結果、第1条︵有効期
た。
魅力ある労 働環境構 築に向けて
■ 船主側 代表
第1回交渉を終了した。
第2回交渉は3月8日
岡谷和則交渉委員
時から、鳥取県の境港
近年、燃料油価格は落 市﹁夢みなとタワー﹂第
23
関
東
四囲の状況が芳しいとは言え
闘を闘い抜いていく。今年は
一丸となって、3月の海員春
張っていきたい。海員組合が
働環境を築くことを目標に頑
に基づき、安心して働ける労
約を決定していく。その協約
それぞれ納得した形で労働協
て交渉に臨み、会社と現場が
より﹁組合員の負託を背負っ
て、大山浩邦関東地方支部長
赤間英之日本海洋事業職場委
雄太近郵船舶管理職場委員、
信一日本郵船職場委員、春日
あいさつした。その後、古川
次交渉を乗り切っていく﹂と
めにも、皆が一致団結して今
を会社としっかり話し合うた
人一人の気持ちが入った要求
が始まった。現場組合員の一
中で今年の労働協約改定交渉
いなど、四囲の状況が厳しい
手銀行労組がベアを要求しな
者による力強い掛け合いコー
途中には、今次春闘を勝ち
抜くべく、団結イベント参加
めた。
者は会場内で団結と懇親を深
を行い、部門を問わず、参加
井客船職場委員の音頭で乾杯
た。続いて、西川信之商船三
会場は大いに高まりを見せ
し、力強い決意表明を行い、
産のそれぞれの部門を代表
員の3人が、外航・国内・水
は、魅力ある労働環境が必要
ら優秀な人材を求めるために
本日の団結イベントを力に今
逆風が吹いている。しかし、
から﹁今年の交渉はかなりの
団結イベントの最後には木
下友喜関東地方支部副支部長
た。
ルが行われ、会場を盛り上げ
ず、昨年以上に厳しい状況で
あるが、各企業が後継者の確
保育成に苦慮している現状は
だと会社に要望していく﹂と
今次労働協約改定闘争勝利を
ありありとしており、陸上か
会場に向け、あいさつした。
誓い合うあいさつが行われ、
ついては、▽有給休暇増加の
反復要求▽8月のお盆休みの
日数▽大漁月の特別賞与の新
設について︱︱意見・質問が
年度労働協約改定
渉経過を説明し理解を深めた
後、平成
要求について確認、組合員大
会を閉会した。
集会を締めくくった。
けた団結を再確認し、総決起
次春闘を闘い抜きたい﹂と、
は現場組合員をはじめ、職場
本部からは組合を代表し、
森田保己組合長が﹁今年も安
参加者全員による力強いガン
人が集い、今次春闘のスター
委員・執行部の総勢約100
倍政権が企業にベアを呼び掛
バロー三唱で、春闘勝利に向
東海汽船の現場から駆け付けた
け、経団連もそれに応えるな
トを大いに盛り上げた。
日銀のマイナス金利の影響が
︻関東支部=小林淳佑通信
員︼3月4日、 時からナビ
悪い方向に働いてしまい、大
審議事項の﹁網走地区漁船
平成 年度労働協約改定﹂に
針書﹂の説明が行われた。
オス横浜で、2016年度労
団結イベントは、髙宮成昭
関東地方支部副支部長の司会
当日は午前中に健康診断、
午後から全労済職員による火
で 始 ま り、 主 催 者 を 代 表 し
働協約改定闘争勝利に向けた
東
総決起集会を開催した。当日
道
乗組員には長い一日となっ
災共済などの説明会もあり、
︻道東支部=渡邊長寿通信
員︼スケソウダラやニシン、
た。
組合員大会には本部から髙
橋健二水産局長が出席し、北
ホッケやイカなどの好漁が近
年続いている網走地区沖合底
曳き網漁船は、港が流氷で閉
道地方支部長をはじめ、道東
あり、執行部から昨年度の交
網 走 地 区 漁 船 底沖 曳 き 網合
組合 員大 会
旬まで自主休漁期間としてい
支部の執行部が出席した。
海道管内からは佐藤康博北海
る。この休漁期間中である2
議事では、澤井道東支部長
から﹁平成 年度活動報告と
ざされる1月下旬から3月中
月5日の 時から、網走漁業
協同組合2階ホールで、平成
概要﹂を報告し、次に髙橋水
年度活動方
産局長から﹁第
鈴木剛さんの掛け合いコール
ど、良い風が吹いていたが、
大山浩邦関東地方支部長の主催者あいさつ
年度組合員大会を開催し、
活動方針書を説明する髙橋健二水産局長
28
39
中・四国地方支部での第1回交渉
18
人の組合員が参加した。
28
20
17
岡谷和則交渉委員︵船主側︶
27
社 側 は、 近
年の最低賃
金改定の動
向を始め、
71
15
安心して働ける
労働環境をめざす
平成 28 年度
15
15
船員確保の
22 28
中・四国旅客船労働協約改定集団交渉を開催
平成 2 8 年 度
第1回・第2回
第 2796 号
(第3種郵便物認可)
(3)
2016年
(平成28年)3月15 日
14
千葉
ターミナルで﹁かなや丸﹂に
横須賀市久里浜港のフェリー
山ロープウェー﹂山麓駅でロ
着。港から徒歩でも近い﹁鋸
では4分間。目的の鋸山・山
この日本寺は今から約
1300年前、聖武天皇の勅
よってできた奇岩霊洞に安置
仏を刻み、太古よりの風蝕に
人とともに、1553体の石
井︵現在の木更津市︶の名工
詔と光明皇后のお言葉を受
して奉ったものです。これは
・大野甚五郎英令が1779
け、高僧行基菩薩によって開
中国の懐大中寺の八百羅漢を
てを散策するには2日を要す
かれた関東最古の勅願所と伝
しのぐもので、鋸山は羅漢霊
ると言われます。
えられています。正しくは、
場としても知られています。
年から 年間をかけて門弟
代将軍家光公が治世の時に、
乾坤山日本寺と称し、徳川三
曹洞禅宗となり、慈覚大師・
弘法大師などの名僧が訪れ修
日本一の大仏さま
ルもある巨大な大仏さまが現
行した古道場でもあるとか。
目的の大仏広場に到着する
と、目の前に高さが メート
千五百羅漢
れました。ガイドブックには
石大仏︵横から︶
6月に、4年にわたる復元工
事によって再現した名実とも
に日本最大の大仏さま。原型
は1783年に大野甚五郎英
人とともに、3年
の歳月をかけて現在の地に彫
令が門弟
この名勝鋸山は、学術的な
面でも貴重な存在で、山中の
地質や動植物を研究する上
で、﹁自然の大博物館﹂とし
て注目を集めています。
東京・横浜方面から鋸山散
策の基点となる金谷港に向か
う場合は、横須賀市久里浜駅
を経由し、東京湾フェリーを
利用すると便利です。休暇中
に散策してみてはいかがでし
ょうか。
︵広報室︶
山頂展望台からの眺め
2 01 6年 3月
日
中央選挙委員会 議長 松浦 満晴
条A項8号により全国委員資格を
期全国委員の資格喪失告示
第
一、次の者は、規約第
喪失したので告示する。
期全国委員・補充選挙の告示
条に基づき、第
0 6 2 新潟地区組合員
白瀬 圭司
︽企業区・企業単位︾
第
条および全国委員選挙規則第
1名
期全国委員補充選挙の実施について次の通り告示する。
規約第
一、補充選挙を行う選挙単位と補充定員
︽選挙単位コード・単位名︾
日より
企業単位 0 6 2 新潟地区組合員
二、補充選挙の実施日程
日まで
日
日より
日まで
日︵予定︶
条B項により、補充選挙告示日に補
立候補届出期間
2016年3月
2016年3月
候補者告示
2016年3月
投票期間
2016年3月
2016年4月
当選人告示
2016年4月
三、補充選挙の被選挙人
︵1︶企業区
全国委員選挙規則第
充選挙を行う企業単位に所属する完全資格組合員とする。
四、立候補の届け出
立候補をする者は、全国委員選挙規則付表の一に定める様
式に基づく立候補届を担当地区選挙委員会へ提出するこ
と。
五、補充選挙の実施に関する問い合わせ先
中央選挙委員会事務局︵総務部︶
以 上
35
石大仏とも表記され、有名な
刻・完成したものです。その
後、天下にその偉観を知られ
たのですが、江戸時代末期に
年に至るま
自然の風蝕による著しい崩
壊があり、昭和
で、荒廃にまかせるままだっ
たものを、世界平和・万世太
平の象徴として復元建立した
ということです。
25
奈良・東大寺の大仏さまが
メートル、鎌倉・高徳院の大
仏さまが メートルなので、
メートルの大きさは迫力が
あります。昔、大映の﹁大魔
神﹂という映画がありました
が、まさにその大魔神に遭遇
してしまったような錯覚を覚
えます。
この大仏さまは、昭和 年
撮影ポイント= 海津大 崎沖
35
35
45
27
31
15
25 24 25 25 24 15
ープウェーに乗り、山頂駅ま
乗 船 し、
千五百羅漢
大阪市 脇森 茂隆 さん
頂展望台からは、雄大な東京
湾を眺めることができます。
鋸山・日本寺
はじめに大仏広場に向か
っ て み る と、 途 中 に は 維 摩
窟、日牌堂、百躰観音が並ぶ
千五百羅漢道があり、厳かな
雰囲気に包まれています。
『桜クル ーズ海津大崎 』
分で金谷港に到
鋸山ロープウェー
山頂展望台からは、隣接す
る千葉鋸山・日本寺を散策す
万平方メー
ることができます。拝観料は
大人600円。
トルもある広い境内は千葉県
この東海千五百羅漢は、高
雅愚伝禅師の発願で、上総桜
指定の名勝となっており、全
石大仏
21
13
27
18
44
41
31
金 谷 港 か ら 鋸 山 を 訪 ね る
東京湾フェリー・かなや丸
47
25
33
東京湾を横断し金谷港︵千
葉 県 ︶ と 久 里 浜 港︵ 神 奈 川
県︶を結ぶ東京湾フェリー。
40
2016年
(平成28年)3月15日 (4)
(第3種郵便物認可)
第 279 6 号