2016年1月期 決算説明会

2016年1月期
決算説明会
株式会社 東京ドーム
2016年3月17日
目次
【 2 0 1 6 年1 月期 決算( 連結) 実績】
連結対象会社
・・・・・ 4
飲食&物販
・・・・・ 19
2 0 1 6 年1月期 決算( 連結) 実績
・・・・・ 5
東京ドームホテ ル
・・・・・ 20
貸借対照表( 連結)
・・・・・ 6
流通事業 sh o p in ( ショッ プイン)
・・・・・ 21
キャッ シュ ・ フロー( 連結)
・・・・・ 7
不動産事業 ・・・・・ 22
当社グループの事業セグメント
・・・・・ 8
熱海事業 熱海後楽園ホテ ル
・・・・・ 23
セグメント別売上高
・・・・・ 9
札幌事業 東京ドームホテ ル 札幌
・・・・・ 24
セグメント別営業利益
・・・・・ 10
競輪事業 松戸競輪場
・・・・・ 25
【 2 0 1 6 年1 月期 決算 主要施設の営業状況】
【 2 0 1 7 年1 月期 連結通期業績予想
【 営業状況】 東京ドームシテ ィ事業
2 0 1 7 年1 月期の配当予想および業績予想の変動要因】
東京ドーム
・・・・・ 13
2 0 1 7 年1 月期 連結通期業績予想
LaQu a( ラクーア)
・・・・・ 15
2 0 1 7 年1 月期の配当予想
東京ドームシテ ィ アトラクションズ 、 ASOBo n o !( アソボーノ)
・・・・・ 16
および業績予想の変動要因
黄色いビル
・・・・・ 17
【 新中期経営計画】
M EETS PORT( ミーツポート)
・・・・・ 18
「 新機軸」 ~次世代の価値創造に向けて~
・・・・・ 27
・・・・・ 28
・・・・・ 29
※資料内、 表における増減比較は、 1 円単位で計算しているため、 表の数字の増減と合わないことがありま す。
2
2016年1月期 決算(連結)
実績
㈱東京ドーム 専務取締役 執行役員
野村 龍介
3
連結対象会社
連結子会社
持分法適用会社
16.1期
15.1期
12社
13社
3社
3社
※㈱水戸後楽園は、2015年4月30日に清算結了したため、
第1四半期連結会計期間より連結の範囲から除外しております。
4
2016年1月期 決算(連結) 実績
(単位:百万円)
16.1期
15.1期
増減
売上高
85,875
83,215
2,659
営業利益
12,737
11,270
1,466
経常利益
10,636
9,136
1,499
税金等調整前
当期純利益
7,858
8,462
△603
当期純利益
4,559
7,441
△2,882
減価償却費
7,517
7,326
191
設備投資額
5,853
6,686
△833
158,644
166,085
△7,441
有利子負債額
要因(前期比)
<増収増益要因>
・オールスター、国際大会「プレミア12」等のプロ野球
の開催増
・コンサートの好調(物販含む)
・東京ドームホテル宿泊部門の好調
・東京ドームシティ アトラクションズの乗物・イベント
の好調
・指定管理事業の新規運営受託
<減益要因>
・熱海後楽園ホテル「みさき館」閉館に伴う固定資産
除却等損失引当金繰入額を特損計上
・法人税等調整額が、税制改正の影響及び課税所得
の増加による繰延税金資産の取り崩しにより増
・東京ドーム受配電設備、非常用発電機更新
・スパ ラクーア リニューアル
・熱海タワー館 リニューアル
5
貸借対照表(連結)
(単位:百万円)
資産
16.1期末
15.1
期末比
11.1
期末比
負債純資産
16.1期末
15.1
期末比
11.1
期末比
△1,393
△6,047
流動資産
26,773
4,434
4,836 流動負債
70,195
固定資産
274,299
△6,366
△5,347 固定負債
146,207
△5,999 △31,371
有形固定資産
235,906
△2,245 △12,083 負債合計
216,403
△7,392 △37,418
無形固定資産
1,091
△16
投資その他の資産
37,301
△4,104
6,413
1,642
162
362
繰延資産
資産合計
302,715
△1,769
322 株主資本
22,463
2,299
20,073
その他の包括
利益累計額
63,848
3,323
17,197
土地再評価差額金
53,871
2,915
7,365
純資産合計
86,312
5,623
37,270
302,715
△1,769
△148
△148 負債純資産合計
6
キャッシュ・フロー(連結)
(単位:百万円)
16.1期
増減
15.1期
営業活動によるキャッシュ・フロー
19,405
17,131
2,274
投資活動によるキャッシュ・フロー
△6,367
△6,102
△265
財務活動によるキャッシュ・フロー
△10,310
△9,563
△746
2,727
1,465
1,262
現金及び現金同等物の期首残高
14,561
13,095
1,465
現金及び現金同等物の期末残高
17,289
14,561
2,727
現金及び現金同等物の増減額
16.1期
増減
11.1期
営業活動によるキャッシュ・フロー
19,405
14,818
4,586
投資活動によるキャッシュ・フロー
△6,367
△10,112
3,744
財務活動によるキャッシュ・フロー
△10,310
△4,519
△5,790
2,727
186
2,541
17,289
13,356
3,932
現金及び現金同等物の増減額
現金及び現金同等物の期末残高
7
当社グループの事業セグメント
 東京ドームシティ事業
東京ドーム
LaQua
黄色いビル
 流通事業
shop in
 不動産事業
アドホック新宿、プチモール二ツ木
代々木イースト 他
 熱海事業
熱海後楽園ホテル
 札幌事業
東京ドームホテル 札幌
 競輪事業
松戸競輪場
 その他
スポーツ施設運営事業、
生命・損害・医療保険代理店事業、
有価証券の保有・管理事業、
有線テレビジョン放送事業
東京ドームシティ アトラクションズ
MEETS PORT
東京ドームホテル
他
他
等
8
セグメント別売上高
23,000
60,000
単位:百万円
64,260
11.1期
62,895
15.1期
18,000
16.1期
57,806
13,000
7,212
8,000
7,095
8,114
3,000
4,589
1,564 4,519
1,538
1,409
0
4,561
4,285
2,844
2,346 3,169
2,702
2,273
2,546
2,465
5,463
-2,000
東京ドーム
シティ
流通
不動産
熱海
札幌
競輪
その他
-1,228
-978
-962
調整額
(注)調整額にはセグメント間取引が含まれます。
9
セグメント別営業利益
1,500
15,000
単位:百万円
15,385
14,397
1,000
12,301
11.1期
15.1期
16.1期
565
500
359
524
351
215
0
-36
601
115
38
110
129
123
-32
-138
-18
142
112
-11
-500
-3,852
-5,000
-1,000
-4,176
-4,538
東京ドーム
シティ
流通
不動産
熱海
札幌
競輪
その他
調整額
(注)調整額にはセグメント間取引が含まれます。
10
2016年1月期 決算
主要施設の営業状況
㈱東京ドーム 専務取締役 執行役員
山住 昭宏
㈱東京ドーム 常務執行役員
小田切 吉隆
11
営業状況
東京ドームシティ事業
東京ドーム
(単位:百万円)
20,000
15,000
72.9
85.5
86.3
13,326
13,672
82.5
13,518
87.4
(単位:%)
100
13,977
11,842
売上高
稼働率
10,000
50
5,000
0
0
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
ジャンル別稼働日数
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
プロ野戦 [内巨人戦]
78
95
91
95
その他野球
13
コンサートイベント ※
90
(43)
109
(50)
120
(57)
108
(52)
121
(59)
114
(59)
7
(0)
その他イベント ※
85
(57)
75
(54)
71
(50)
73
(52)
75
(51)
73
(53)
2
(-2)
合計
266
[63]
101
[64]
28
313
[64]
29
[63]
29
315
301
[64]
28
319
今期計画値
91
[63]
29
307
計画比
4
[1]
-1
12
※ 設営日、撤去日を含む。( )内は、イベント開催日数
13
東京ドーム リニューアル概要
ダイヤモンドボックス(巨人戦での名称)
席
数 160席
高級感のあるレザークロスを使用、よりクッション性の高いシートを採用。
特 長
座席幅は従来比約1.3倍、前後スペースは従来比約1.6倍
脱着式トレイ、肘掛一体型ドリンクホルダー、タブレット端末、
附帯 設備
電源コンセント、荷物用フック
サ イ ズ W570×D835×H1035/占有面積は従来比約2.0倍
チャンピオンシート(巨人戦での名称)
席
数 321席
高級感のあるレザークロスを使用、クッション性の高いシートを採用。
特 長
座席幅は従来比約1.2倍
附帯設備 電源コンセント
サ イ ズ W520×D590×H890/占有面積は従来比約1.2倍
【リニューアルの概要】
工
期 営業を継続しながら約3年にわたって段階的に実施
総 事 業 費 約50億円
□付加価値の高い2種類のシートを新設
□1階・2階の全内野席を改良(約34,000席)
□アリーナ照明のLED化(省エネ、環境負荷低減、コスト削減)
概
要 □最新の音響システムを導入(快適な音響環境、演出効果)
□全トイレに温水洗浄機能付き便座を装備
□エレベーター・階段の新設などのユニバーサル対応
□外周のタイル更新、緑地化、公衆トイレ改修などの環境整備
※ 18.1期は2階内野席(約14,000席)の全面改良を
予定しております。
1階内野席
席
数 約20,000席
1階内野全席の背もたれと座面にパットを装着。
特
長
膝前スペースを従来比約1.5倍に拡張し、快適性を向上。
そ の 他 カップホルダーや席番サインも一新。
14
LaQua(ラクーア)
(単位:百万円)
(単位:千人)
8,000
752
706
7,000
6,000
売上高
スパ ラクーア
入館者数
623
5,382
657
5,617
5,968
6,171
750
6,087
800
700
600
5,000
500
4,000
400
3,000
300
2,000
200
1,000
100
0
参考
0
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
来街者数(千人)
11,721
13,177
13,602
14,202
14,999
各テナント売上合計(百万円)
11,232
11,959
12,568
13,302
13,723
15
東京ドームシティ アトラクションズ、ASOBono!(アソボーノ)
(単位:百万円)
(単位:千人)
6,000
5,565
4,679
5,000
4,948
6,000
5,000
4,039
4,000
3,321
売上高
3,475
3,042
3,000
3,000
2,528
乗物利用者数
2,000
1,798
2,000
1,000
1,522
1,000
0
売上高内訳
(百万円)
東京ドームシティ アトラクションズ
売上高
ASOBono!売上高
4,000
0
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
1,353
2,169
2,667
2,956
3,104
169
359
375
364
370
16
黄色いビル
※売上高の主な内訳は、場外馬券場の賃貸収入となっております。
(単位:百万円)
6,000
5,398
5,280
4,753
5,000
4,540
4,488
4,000
売上高
3,000
2,000
1,000
0
参考
ウインズ開催日数
オフト開催日数
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
95
107
106
114
108
244
269
270
266
263
17
MEETS PORT(ミーツポート)
(単位:百万円)
96.7
2,000
89.6
1,500
1,447
88.8
90.7
1,423
1,478
96.2
(単位:%)
100
1,697
1,241
売上高
ホール稼働率
1,000
50
500
0
参考
0
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
ホール稼働日数 ※
327
ホール入場者数(千人)
431
494
598
648
526
3,690
4,484
4,717
4,972
5,511
各テナント売上合計(百万円)
(284)
354
(295)
324
(275)
331
(270)
351
(284)
※ 設営日、撤去日を含む。( )内は、イベント開催日数
18
飲食&物販
(単位:百万円)
20,000
15,929
15,550
14,615
16,000
12,000
16,545
11,829
売上高
8,000
4,000
0
売上高内訳
(百万円)
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
東京ドームエリア
10,172
12,777
14,730
14,314
14,440
黄色いビルエリア
675
681
632
500
470
アトラクションズエリア
602
741
816
861
389
後楽園ホールビルエリア
257
283
224
104
118
その他
121
131
141
149
131
19
東京ドームホテル
(単位:百万円)
(単位:%)
20,000
90.5
90.1
91.6
100
82.1
15,000
69.1
12,491
13,410
13,280
13,880
10,717
売上高
客室稼働率
80
60
10,000
40
5,000
20
0
参考
宿泊者数(千人)
0
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
389
468
521
528
539
宴会件数
1,959
2,194
2,308
2,182
2,236
婚礼件数
264
290
282
273
231
20
流通事業
shop in(ショップイン)
(単位:円)
(単位:百万円)
12,000
8,000
3,000
2,461
2,438
2,447
2,524
2,542
7,501
7,586
7,317
7,095
7,212
2,000
売上高
客単価
4,000
1,000
0
0
12.1期
参考
月坪売上(千円)
店舗数
12.1期
13.1期
13.1期
14.1期
14.1期
15.1期
15.1期
16.1期
16.1期
368
347
341
346
359
41
44
45
44
42
■ 新 規 出 店 : ルクア イーレ店(2015/04/02) シャポー船橋店(2015/11/13)
■退
店 : 東武百貨店船橋店(2015/05/10最終営業) ラスカ茅ヶ崎店(2015/05/31最終営業)
アトレ吉祥寺店(2015/10/25最終営業) シャポー本八幡店(2016/1/8最終営業) ルミネ荻窪店(2016/1/31最終営業)
21
不動産事業
(単位:百万円)
2,000
1,557
1,552
1,506
1,538
1,564
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
1,500
売上高
1,000
500
0
主な所有物件
・アドホック新宿(新宿区)
・柿の木坂BMW(目黒区)
・プチモール二ツ木(松戸市)
・市ヶ谷ビル(新宿区)
・代々木イースト(渋谷区)
・相模原ビル(相模原市)
22
熱海事業
熱海後楽園ホテル
(単位:百万円)
(単位:%)
7,000
100
6,000
5,000
4,000
売上高
客室稼働率
71.3
60.5
4,286
78.7
75.8
75.8
4,464
4,519
4,589
3,661
50
3,000
2,000
1,000
0
参考
宿泊者数(千人)
0
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
161
192
201
203
209
23
札幌事業
東京ドームホテル 札幌
(単位:%)
(単位:百万円)
5,000
100
4,000
72.9
77.2
79.8
81.9
2,779
2,702
2,844
65.3
3,000
売上高
客室稼働率
2,584
2,698
50
2,000
1,000
0
参考
宿泊者数(千人)
0
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
120
134
141
147
150
宴会件数
2,713
2,639
2,649
2,611
2,544
婚礼件数
196
192
211
139
146
24
競輪事業
松戸競輪場
(単位:百万円)
(単位:億円)
400
4,000
380
競輪場部門売上高
3,000
車券売上高
2,000
※なお、車券売上高は当社ではなく
1,000
310
241
2,462
270
267
2,424
2,273
2,058
300
2,346
200
100
施行者に帰属する営業指標です。
0
0
競輪場部門売上高内訳
賃貸収入
運営受託収入
その他収入
(百万円)
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
12.1期
13.1期
14.1期
15.1期
16.1期
763
580
591
606
655
1,395
1,084
1,432
1,269
1,285
303
392
400
397
404
25
2017年1月期 連結通期業績予想
2017年1月期の配当予想
および業績予想の変動要因
㈱東京ドーム 常務執行役員
小田切 吉隆
2017年1月期 連結通期業績予想
17年1月期
予想
売上高
82,300
16年1月期
実績
85,875
増減
(単位:百万円)
要因(16.1期比)
△3,575 【減収減益要因】
・ポストシーズンの開催を見込んでいない
・コンサートの開催数は固めの水準で予算化
・東京ドームリニューアル工事に伴う展示会系イベ
ントの開催数の減
・熱海後楽園ホテル「みさき館」(8月末)閉館による
減収
営業利益
10,400
12,737
△2,337
経常利益
8,900
10,636
△1,736
親会社株主に
帰属する
当期純利益
4,900
4,559
減価償却費
6,749
7,517
△768 東京ドームシティ アトラクションズ、東京ドームホテ
10,397
5,853
4,544 80周年リニューアル工事、CO2削減対応、
設備投資額
341 【増益要因】
(前年)熱海後楽園ホテル「みさき館」閉館に伴う固
定資産除却等損失引当金繰入額を計上
ルにおける一部減価償却の終了による
熱海後楽園ホテル タワー館リニューアル等
有利子負債
156,100
158,644
△2,544
27
2017年1月期の配当予想および業績予想の変動要因
■配当
13年1月期
14年1月期
15年1月期
16年1月期
17年1月期
5円
5円
6円
6円(予定)
6円(予想)※
■2017年1月期業績予想からの主な変動要因
・プロ野球ポストシーズンゲームの開催
・プロ野球やコンサートなどの東京ドームイベント関連収入の増加
※配当政策については、新中期経営計画のパートにて説明いたします。
28
新中期経営計画
「新機軸」
~次世代の価値創造に向けて~
㈱東京ドーム 専務取締役 執行役員
長岡 勤
29
2017年1月期~2021年1月期
東京ドームグループ 新中期経営計画
「新機軸」
~次世代の価値創造に向けて~
株式会社東京ドーム
30
中期経営計画「起動」の総括
<経営目標>
•
•
•
(2012年1月期~2016年1月期)
<実績>
5年後の連結営業利益100億円
5年後の連結有利子負債1,700億円
配当性向30%を目途とする配当の実施並びに
自社株買入消却
営業利益100億円 3期連続で達成
東京ドームの稼働効率向上を軸に、既存事業所の付加価値維持、新たなコ
ンテンツの開発などで、東京ドームシティの事業価値の最大化を図りつつ、
設備投資の厳選などで固定費をコントロールし、収益の回復を図る。
<経営課題>
•
•
•
収益低減傾向からの脱却
新たな成長戦略の研究開発
経営体質強化への取り組み
有利子負債残高 1,586億円
収益の回復、設備投資の厳選などによりフリーキャッシュフローを増加さ
せ、負債の削減原資にし、期間中に333億円を削減。
<連結 過去10期の営業利益および有利子負債残高の推移>
有利子負債残高(連結)
有利子負債残高(億円)
営業利益(連結)
営業利益(億円)
160
3,000
136
「起動」
←
→
140
132
126
127
125
117
2,500
120
113
96
84
2,000
復配・増配を実施、配当性向30%に到達
自社株買入消却には至らず
100
87
80
3,053
52
計画2年目に5円配当に復配、4年目には6円に増配。
単体の配当性向は、計画2年目29%・5年目27%に到達。
有利子負債の削減と設備投資の資金需要の優先により、自社株買入消却
は実施には至らず。
60
2,243
2,017
1,500
1,996
1,949
1,920
1,902
40
1,812
1,728
1,661
1,586
15.1
16.1
1,000
20
経営課題に対し「新たな成長戦略の研究開発」に関する
東京ドームシティ外での切り口が積み残しに
0
2006.1
07.1
08.1
09.1
10.1
11.1
12.1
13.1
14.1
31
「新機軸」が目指す方向
2016年に創立80周年を迎える当社グループは、「起動」で培った収益性を維持・強化しながら、レジャー事業においては
良い経営環境が望める間に、5年後、20年後の創立100周年、そしてその先の将来に向けた準備を進め、東京オリンピック・
パラリンピックなども契機に成長の軌道を描いていくことを目指します。
私たちは新計画において、中心となる軸を
しっかりと保ちながら、従来のものとは異な
るやり方や工夫に取り組み、次世代にむけ
た東京ドームグループの新たな価値創造を
目指します。
この気持ちを込めて、タイトルを「新機軸」と
都市型レジャーの
強みを活かした
グループ事業の展開
<当社グループのドメイン>
<私たちの役割>
し、「~次世代の価値創造に向けて~」とい
うサブタイトルをつけました。
「新機軸」では、
4つの経営方針のもと、
4つの経営目標の達成を
目指します。
次世代の新たな価値創造へ
32
「新機軸」における、4つの経営方針
<基本方針>
レジャー事業の拡大を見据えて経営資源の最適配分を進め、
持続的に企業価値を創出する100年企業を目指す。
<投資方針>
<財務方針>
<株主還元方針>
安定的な収益基盤の
底上げに向けて、平均的な
年間の投資規模を「起動」
から拡大する。
さらに、ピークアウト事業
およびノンコア事業も含め、
多元的に評価した事業性
に基づき、資産の入れ替え
を推進する。
よりキャッシュフローを
経営環境の変化に関係
重視する経営をおこない、
なく株主への還元を安定
投資は利益の範囲内で
化させるために、
積み上げる。
「安定配当」と「収益連動
配当」の二段階の株主
還元方式を導入する。
33
「新機軸」における、4つの経営目標
<収益性の向上>
5年後の連結営業利益
130億円
<資本運用の効率性>
<財務体質の改善>
5年後の連結有利子負債残高
1,390億円
< 安定配当と収益に連動した配当>
*
5年後の
連結ROA(総資産経常利益率) 4%、
連結ROE(自己資本利益率) 6%
一株当たり6円の配当に加え、
連結当期純利益60億円を超える部分
のEPS(一株当たり利益)×30%分の
配当を業績に応じて実施
*平成28年4月27日開催予定の当社第106回定時株主総会にて、株式併合に関する議案、並
びに単元株式数の変更及び発行可能株式総数の変更に関する定款の一部変更議案が原案
通り承認可決された後は、「一株当たり6円」が「一株当たり12円」に変更となります。
34
「新機軸」における、4つの経営目標
<1>
5年後の連結営業利益 130億円
(億円)
「起動」
←
160
130
松戸公産
子会社化
ファイナンス
事業撤退
ラクーア
オープン
→
←
16.1
17.1
「新機軸」
→
リーマン・
ショック
ゴルフリゾート
事業撤退
100
70
40
アトラクションズ事故
東日本大震災
10
2004.1 05.1
06.1
「新機軸」ではクライマックスシリーズ
やオールスター等の開催見込まず、
熱海後楽園ホテルのリニューアル中
タワー館のみ営業など。
07.1
08.1
09.1
10.1
11.1
12.1
13.1
14.1
15.1
計画中盤まではいったん減益を余儀
なくされるも、「起動」で培った100億円
の営業利益水準を維持。
18.1
19.1
20.1
21.1
経営課題への向けた取組みにより、
計画後半からの増益・リーマン・ショック
前のレベルへの復活を目指す。
35
「新機軸」における、4つの経営目標
<2>
5年後の連結有利子負債残高 1,390億円
(億円)
ラクーア
オープン
3,800
「起動」
←
→
「新機軸」
←
→
松戸公産
子会社化
3,300
2,800
ファイナンス
事業 ゴルフ・
撤退 リゾート
2,300
事業
リーマン・
撤退
ショック
アトラクションズ事故
東日本大震災
1,800
1,300
2004.1 05.1
06.1
07.1
08.1
09.1
10.1
11.1
12.1
13.1
14.1
15.1
16.1
17.1
18.1
19.1
20.1
21.1
※「新機軸」期間中の設備投資:総額430億円を予定
36
「新機軸」における、4つの経営目標
<3・4>
5年後の連結ROA(総資産経常利益率) 4%、
連結ROE(自己資本利益率) 6%
2011年1月期 2016年1月期 2021年1月期
ROA
1%
3%
4%
ROE
-1%
5%
6%
*
一株当たり6円の配当に加え、
連結純利益60億円を超える部分のEPS
(一株当たり利益)×30%分の配当を業績に応じて実施
*平成28年4月27日開催予定の当社第106回定時株主総会にて、株式併合に関する議案、並びに単元株式数の変更及び発行可能株式総数の変更に
関する定款の一部変更議案が原案通り承認可決された後は、「一株当たり6円」が「一株当たり12円」に変更となります。
経営目標の達成に対し、8つの経営課題を設定します。
37
「新機軸」における、8つの経営課題
<1>
東京ドームシティ事業の
利益水準の維持と拡大
<4>
「安全文化」の浸透・保持
<7>
<2>
<3>
新たな成長戦略の研究開発
と、東京ドームシティ事業
以外の既存事業の成長
<5>
コーポレートガバナンス・
コードとスチュワード
シップ・コードへの対応
人手不足への対応
<6>
「東京オリンピック・
パラリンピック」
「訪日外国人のお客様」
への対応
<8>
8つの経営課題を総合的に
人口動態の変化に伴う消費
行動の変容への対応
グループ経営体制の強化
解決するために、
8つのアクションを講じます。
38
「新機軸」における、8つのアクションプラン
<1>
<2>
東京ドームシティに、将来にわたり
持続的に価値をもたらすための環境
整備に取り組みます。
熱海後楽園ホテルのリニューアル
に取り組みます。
 東京ドーム・ラクーア・東京ドームシティアトラクションズのリニューアル。
人口減少や少子高齢化、ライフスタイルの多様化・旅行形態の変化など、市場
 エネルギー消費量の減少を目指した、環境負荷の少ない設備の導入。
環境の変化が今後進展していく中で、地域一番館として今から将来にわたる旅
その他、老朽化や陳腐化を回避するための投資など、ハード的整備。
行者のあらゆるニーズと期待に応えることを目指す。
 「都心で気軽に様々なレジャーやイベントが快適に楽しめる」東京ドームシ
ティの唯一性を維持するための、話題性や満足度の高いイベントや商品
の企画・展開や、サービスレベルの維持・向上など、ソフト的な整備。
<3>
東京ドームシティ内外において、
新規事業の追求および新規顧客の
獲得を目指します。
 「アソボーノ」など東京ドームシティの優良事業の外部展開、「ふるさと祭
り東京」などイベントのコンテンツの外部展開などを模索。
 「有明アリーナ」等、オリンピックのレガシーに対する当社グループの関
係性研究。
<4>
東京ドームシティ外の既存事業の
事業性の維持と向上を目指します。
 ショップインのブランド力の強化と収益性の向上。
 松戸競輪場のポテンシャル維持に向けた、建物・設備の改修など。
 指定管理事業の安定的な展開。
 東京ドームホテル札幌の収支構造の改善。
 新たなビジネスモデルの研究。
 東京ドームシティの既存事業での、訪日外国人観光客の増や2016年問
題(ライブ会場不足)など様々な新たな事業機会・平日の集客など潜在
的な事業機会を見つめ、新規顧客層の獲得を目指した商品・サービス
の開発やセールスへの取組み。
39
「新機軸」における、8つのアクションプラン
<6>
<5>
グローバル化・ユニバーサル化を
視野に入れた環境整備に取り組み
ます。
いつも安全・安心な環境を保ち
続けることに取り組みます。
誰もが何時でも気軽かつ快適に楽しめる東京ドームシティであり続けるため
 当社グループ事業の総体として持続的に安全・安心を維持・向上するた
に、サインや昇降機などハード的な整備および、多言語化や免税対応など
めの、安全マネジメントシステムの推進と拡充、施設・設備の老朽化に対
ソフト的な整備を、順次計画。
し先手を打つ更新投資など。
 オリンピックも見据えたテロ対策の強化や、防災・防犯の教育・訓練活動
の拡充など。
<7>
<8>
人的資源の獲得・育成に
取り組みます。
 「東京ドームグループ教育センター」の開設、サービスレベルの高い従
業員を持続的に育成していく仕組みづくり。
 女性登用も含め、多様な労働力や働き方を組み合わせ一人ひとりの従
業員を尊重して人材力を高めることを目指した、人事制度の整備。
グループ経営体制の再構築に
取り組みます。
 「コーポレートガバナンス・コード」の趣旨に沿った、ガバナンス体制の設計。
 アクションに取り組むために最適な組織構成の設計。
 投資方針に基づき、すべての事業について常に事業性を多方面から総合
的に評価、最適な事業ポートフォリオを構築。
 事業ごとの環境に応じ、パートタイマーほか従業員の待遇条件について
の検証。
40
予測に関する注意事項

本資料は情報の提供を目的としており、本資料による何らかの行動を勧
誘するものではありません。本資料(業績計画を含む)は、現時点で入手
可能な信頼できる情報に基づいて当社が作成したものでありますが、リ
スクや不確実性を含んでおり、当社はその正確性・完全性に関する責任
を負いません。

ご利用に際しましては、ご自身の判断にてお願いいたします。本資料に記
載されている見通しや目標数値等に全面的に依存して投資判断を下すこ
とによって生じ得るいかなる損失に関しましても、当社は責任を負いませ
ん。
この資料の著作権は㈱東京ドームに帰属します。
いかなる理由によっても、当社に許可無く資料を複製・配布することを禁じます。