山 川 菊 栄 し ご と し ご と 仕事×私事 日本の女性運動に 初めて科学的視点を持ち込んだといわれる 婦人運動理論家「山川菊栄」(1890-1980)の 貴重なコレクション。 旧労働省婦人少年局長時代の「仕事」、 家庭での「私事」 (生活)の両面からご紹介します。 ▲1920(大正9)年撮影 ▲愛用のタイプライター 平成27年8月19日(水)~11月11日(水) 神奈川県立図書館本館1階展示コーナー 9:00~19:00(土日祝日は17:00まで) 月曜日(祝日除く)と9月10日(木)10月8日(木)は休館 県立図書館の所蔵する女性関連資料特別コレクション 山川菊栄文庫 新館 1 階視聴覚資料室の奥にある女性関連資料室 1 は約 19,000 冊の図書と継続受入している女性関連の 雑誌類 110 タイトルあまりが配架され、自由に閲覧 できる公開室となっています。女性問題・女性史・女 性の伝記などを中心に配架しています。 ▲山川菊栄の足跡を紹介した常設展示コーナー 山川菊栄は 1890(明治 23)年東京に生まれ、1980 (昭和 55)年 90 歳で亡くなりました。戦前は女性運 動の理論面でのリーダーとして活躍し、戦後は 1947 (昭和 22)年 9 月、労働省が発足すると初代の婦人 少年局長に就任し(GHQからの指名があったとい う)女性や年少労働者の地位向上に奔走しました。旧 県立図書館本館1階 展示コーナー 労働省婦人少年局長退任後も女性問題を中心に多く の著作を出版、評論活動を続け、これらの著作活動を 通じて女性運動を指導しました。また、鎌倉の稲村ガ 崎や藤沢の村岡に長年住み、 「婦人関係等資料収集委 員会」の名誉会長として県立かながわ女性センター (旧婦人総合センター)図書館の女性労働資料の充 実に尽力しました。かながわ女性センターでは、山川 菊栄の没後、長男の山川振作(元東大教授) ・美代夫 妻より寄贈された蔵書をもとに、1988(昭和 63)年 11 月に「山川菊栄文庫」を開設しました。 「山川菊栄 文庫」は、山川菊栄の旧蔵書を中心に構成され、一部、 夫である山川均の資料等を含みます。資料の一部は 未整理の状態ですが、順次整理し公開を予定してい ます。直筆原稿・書簡・はがき類・写真類や愛用品ま で様々な資料を含む大変貴重なコレクションです。 神奈川県立図書館 【お問い合わせ先】 情報整備課 〒220-8585 横浜市西区紅葉ケ丘 9-2 TEL:045-263-5922 http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/yokohama/index.html
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