ギロックを通して学ぶ

ギロックを通して学ぶ
Ⅰ.ロマン派作品 / Ⅱ.バロック作品
Ⅰ.ロマン派作品 ギロック「叙情小曲集」
ギロックの作品は、バロックから古典、ロマン派、近現代に至るまで多種多様な要素をもっており、それぞ
れの時代の偉大な作曲家の作品を学ぶための大切な要素とポイントを示してくれています。その中で、
「叙
情小曲集」はロマン派に焦点を当て、初歩の段階からシューベルト、メンデルスゾーン、ショパン、ブラー
ムス、ドビュッシー、ラフマニノフなどの作品のエッセンスを織り交ぜて作曲されていますので、小品なが
ら豊かな表現力が求められています。ロマン派が花開いた19世紀は、ピアノという楽器が完成し、多くの
作曲家により素晴らしいピアノ曲がたくさん生まれましたが、作曲家と演奏者の役割分担が進み、演奏者は
限られた譜面上の音符の約束事から、作曲者の意図を読み取る能力と感性が求められるようになりました。
講座では多彩な音色の出し方、ルバートのかけ方やペダルの使い方など具体的に演奏を交えてご紹介し、ギ
ロックを通してロマン派作品の音楽表現するための糸口を見つけたいと思います。
日 時 :2016年 1 月19日(火)10:30〜12:30
使用テキスト:ギロック「叙情小曲集」伊藤仁美監修・校訂 (GTP292020 定価[本体1,200円+税])
ギロック「叙情小曲集 CD付」伊藤仁美監修・校訂・演奏(GTP292060 定価[本体2,100円+税])
ショパン「練習曲集/原典版 Op.10、25」 (ヘンレ社版 GYP00072033 定価[本体3,800円+税])
Ⅱ.バロック作品 ギロック「ピアノ小品集」
ギロックの作品は、バロックから古典、ロマン派、近現代に至るまで多種多様な要素をもっており、それぞ
れの時代の偉大な作曲家の作品を学ぶための大切なエッセンスを示してくれています。その中で、
「ピアノ
小品集」はバロック音楽と、独特なギロック・サウンズを持つ現代音楽が集められています。ポリフォニー
や舞曲の要素の多いバロック音楽は、ピアノを学ぶプロセスでは避けて通れない作品です。けれどもまだピ
アノという楽器が誕生する前に作曲されたため、様々な音色の出るピアノでどう表現したらよいかは指導者
の悩む所ですが、ギロックの作品ではバロック音楽にふさわしいイントネーションを、様々な工夫をこらし
て楽譜に表記されています。バッハがインヴェンションで目指したカンタービレの奏法、フランス組曲など
に使われているメヌエットやサラバンドのバロック・ダンスの優雅さをギロックの作品を通して探っていき
たいと思います。
日 時 :2016年 2 月22日(月)10:30〜12:30
使用テキスト:ギロック「ピアノ小品集 CD付」伊藤仁美監修・校訂・演奏(GTP01080077 定価[本体2,100円+税])
バ ッ ハ 「インヴェンションとシンフォニア」(ヘンレ社版GYP00071959 定価[本体2,500円+税])
バ ッ ハ 「フランス組曲」 (ヘンレ社版 GYP00071957 定価[本体2,400円+税])
● 会 場 :ヤマハ広島センター 7Fスタジオ(いよぎん広島ビル7F)
〒730−0031 広島市中区紙屋町1−1−20
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※お問い合わせ・お申し込み
㈱ヤマハミュージックリテイリング
広島店
〒730 − 8628 広島市中区紙屋町 1−1− 18 3F 鍵盤楽器売場
T E L :082 − 244 − 3760 / FAX:082 − 244 − 3668
U R L:http://www.yamahamusic.jp
講師:伊藤 仁美
<講師プロフィール>
桐朋学園高校、大学音楽学部ピアノ科卒
業。全日本学生コンクール高校生の部入
賞。NHK洋楽オーディション合格。ソ
ロリサイタル、室内楽のほか交響楽団と
コンチェルト共演。テレビ,ラジオFM放
送にも、たびたび出演、又、全国各地で
トークコンサートなどの演奏活動や公開
講座、コンクール審査、執筆活動など幅
広 く 活 躍 し て い る。1992年、1993年
に渡米、ウィリアム・ギロック氏に師事
し、同氏から「自作の最も理想的な演奏
家」との信頼と賞賛を受けフォンテック
からリリースした「叙情小曲集」は、NHK
での放送、アメリカの音楽雑誌や放送で
も広く紹介され好調な売れ行きを示して
いる。その他、ギロック作品集をフォン
テックから、「はじめてのギロック」「こ
どものためのアルバム」をビクターエン
タテインメントからリリース。又、邦人
では初録音の「演奏会用大独奏曲」を含む
リストの作品集と「山口美名子作品集」を
ビクターから、プラハ・ヴラフ弦楽四重
奏団と共演した「ドヴォルジャークのピ
アノ五重奏曲Op.81」をフォンテックか
らリリース。1993年のリサイタル「ラ
フマニノフの夕べ」は、朝日新聞にて年
間ベスト3に挙げられる。1998年には
プラハでギロックを紹介するレクチャー
コンサートを行い、音色の多彩さに賞賛
を受ける。2004年のリサイタル「チェ
コ音楽メモリアルイヤー」は、アンコー
ルコンサートに選出。2005年のリサイ
タルでは、名古屋音楽ペンクラブ賞を受
賞。チェコの作曲家、Z.フィビヒのピア
ノ曲集の「気分、印象と思いで」を校訂し
て全音楽譜出版社から出版、CDが、ナ
クソスからリリースされる。その他ヤナ
ーチェクの「ピアノ作品集」を、ベンダ
からスークまでチェコの作曲家15人のピ
アノ曲を集めた「チェコピアノ作品集Ⅰ・
Ⅱ」
、ドヴォルジャークのピアノ曲集「詩
的な音画」Op.85を校訂した楽譜とCD、
ブ ル ク ミ ュ ラ ー の「 練 習 曲Op.100&
Op.109」全43曲を収録したCDが全音楽
譜出版社から出版される。ヤマハミュー
ジック・メディアからは、ギロック「叙
情小曲集」
「ピアノ小品集」
「やさしいチ
ェコピアノ連弾曲集」の校訂楽譜(CD付)
を出版。ギロック協会主宰
キ リ ト リ セ ン
㈱ヤマハミュージックリテイリング
伊藤 仁美
ギロックを通して学ぶ
Ⅰ.ロマン派作品 / Ⅱ.バロック作品
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受 講 □全2回 □Ⅰ.ロマン派作品(1/19) □Ⅱ.バロック作品(2/22)
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