平成 25 年度 地域自主活動グループ活動報告 「板橋区の蝶を調査する会」

平成 25 年度 地域自主活動グループ活動報告 「板橋区の蝶を調査する会」
■グループ名:「板橋区の蝶を調査する会」 ■代表者:柏原 建樹
■メンバー:長澤 一男、長澤 寿子、荘司 洋一、神山 健次、浅原 熙、山下 直也、小野 恭子、
坂本 滋、梅田 美亜、桜井 義一、佐藤 陽子、櫻井あゆみ、山田 隆、柏原 建樹、柏原 桂子
■活動状況
4 月~11 月までの間、毎月第一土曜日に蝶の観察会を開催しました。今年は赤塚公園、赤塚城址、
赤塚植物園、荒川河川敷、光が丘公園、石神井川沿い(加賀二丁目)を観察しました。
参加
者数
回数
開催日(曜日)
時 間
参加
者数
10:00~13:00
8
6
9 月 7 日(土)
09:00~12:00
6
5 月 4 日(土)
09:30~13:00
8
7
10 月 12 日(土)
09:00~13:00
3
3
6 月 1 日(土)
09:30~13:00
9
8
11 月 2 日(土)
09:30~12:00
6
4
7 月 6 日(土)
09:00~13:30
6
9
3 月 15 日(土)
10:00~12:00
3
5
8 月 3 日(土)
09:00~12:30
8
回数
開催日(曜日)
1
4 月 13 日(土)
2
時 間
今年も引き続き、蝶の成虫の他に、卵、幼虫、蛹の観察にも力を入れました。観察結果はエコポリスセ
ンターのサイトに掲載させて頂いております。
板橋区以外の地域の観察も実施しました(4月に正丸峠、8月に石神井公園と八ヶ岳山麓を観察)。
■活動内容
毎月の観察会の他に、メンバーが個人的に観察を行っています。2013 年度の板橋区内の観察の結果
は次のとおりです。
(1) モンシロチョウ、ヤマトシジミ、ナミアゲハ、アオスジアゲハ、キタキチョウ、クロアゲハは観察
する機会が多い種類でした。今年は 42 種類の蝶を観察しました。
(2) 4 月末から 5 月上旬に荒川河川敷でミヤマチャバネセセリ、ギンイチモンジセセリを観察しま
した。ミヤマチャバネセセリは 6 月末にも観察しました。
(3) 6 月 18 日に中台 3 丁目でスジグロシロチョウを観察しました。2011 年以降観察する機会が少
なくなりました。
(4) 8 月 27 日に赤塚城址バッタ広場でアオバセセリが観察されました。山地では見られますが、
都区内で観察されることは稀です。
(5) 9 月 14 日に赤塚公園のジャコウアゲハ発生地の草刈りを行ないました。イネ科の植物が繁
茂し、ウマノスズクサの生育が遅れていました。草刈り実施中から
ジャコウアゲハが周囲を飛び始め、終了後、早速産卵を始めました。
板橋区以外では下記観察会を開催しました。
(1) 4 月 30 日に正丸峠で蝶観察を行ないました。ウスバシロチョウ、ツマキチョウ、
スジグロシロチョウ、モンシロチョウ等 10 種類を観察しました。
(2) 8 月 15 日に石神井公園で観察を行ないました。アオスジアゲハ、ナガサキアゲハ、
カラスアゲハ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ等 23 種類を観察しました。
(3) 8 月 23 日~25 日に八ヶ岳山麓で蝶観察を行ないました・アサギマダラ、クジャク
チョウ、オオムラサキ、シータテハ、オナガアゲハ等 29 種類を観察しました。
■活動風景
アカシジミ(赤塚城址)
8 月石神井公園観察会
スジグロシロチョウ(中台三丁目)
9 月ジャコウアゲハ発生地草刈り
■その他(他の観察員に向けて一言、感想など)
板橋区の蝶の観察を始めてから 9 年目となりました。その間に 51 種類の蝶を観察しまし
た。 板橋区は緑が多く、又、荒川河川敷が存在することから観察できる昆虫の種類が
豊かです。一方、河川敷の改修工事や開発により蝶の棲息する環境が変化し、観察でき
る蝶の数が減少することがあります。これからも、蝶の観察と同時に食草の分布等棲息
状況を調べ、多くの方に板橋区の蝶について知って頂くお手伝いをしたいと考えており
ます。