96号 2015年7月1日発行

6
0歳から小学校入学前までに
読んでおきたい絵本101冊を
ピックアップしました。
平成19年発行
中央図書館 は
千住の街で
15 才
スペシャル記念号
中央図書館の「歩み」を大公開!
平成25年発行
図書館司書のおすすめ本を掲載し
たガイドブックです。
小学校低学年用と高学年用に分け、
楽しくどんどん読み進められるよう
に6つのカテゴリー別に本を紹介し
ています。
「足立百の語り伝え」
および 「続・足立の語り
伝え六十六話」から40
話を厳選し、小学生が
親しみをもって読めるよ
うに編集しました。
平成24年発行
※中央図書館では、「あだち絵本ガイド101」「足立の昔がたり」「あだち子どもの本たんけんたい」
の電子書籍版を図書館HPに掲載中です。
2015 7 1
中央図書館
年表
梅島図書館開館
図書館用地が区に寄贈され、多くの区民の皆様からの献本、また都立日比谷図
書館から5,563冊寄贈により、足立区立第九中学校の脇(梅田6-33-9)に開館。
当時大人3円・児童2円の閲覧料を徴収(昭和26年4月1日から無料)。
1969年(昭和44) 4月
中央図書館開館
梅島図書館は中央図書館(現在の梅田図書館)に併合。
蔵書数(44年12月末)41,105冊
新中央図書館開館
400,000冊の蔵書でニューオープン
2000年(平成12年)7月1日
レファレンスサービス開始
司書によるお客様の調査・研究の相談窓口を開設。
質問第1号は「健康とストレスの関係」についてでした。
2001年(平成13年)7月
中央図書館でDVDの貸出開始
2006年(平成18年)7月
インターネット予約開始
2009年(平成21年)8月
H27. 7. 1
で
図書受け渡し窓口開設
綾瀬駅近くの勤労福祉会館に、利用者の利便性を高める目的で開設しました。
その後、こども未来創造館(ギャラクシティ)、東京電機大学窓口も開設しました。
2010年(平成22年)12月
中央図書館は
1950年(昭和25) 9月
10周年トークイベント開催
イラストレーターのなかだえり氏に、シティプロモーション課職員が、お話をお伺いしました。
15
藤原正彦/著
新潮新書
足立区に語り伝えられてきた話を、小学生にも
親しみをもって読んでもらえるよう作りました。
監修 : 朱川湊人氏(直木賞作家)
表紙 : なかだえり氏
図書館ホームページに噺家さんの音声付電子
書籍版を掲載しています。
ぜひ音声付電子書籍版もご利用ください。
「あだち子どもの本
たんけんたい」
低学年版(小学1~3年)と高学年版(小学4~6
年)の2種類があり、テーマを“6つのくに”に分
け、好きなところから読むことができるようになっ
ています。
図書館ホームページに電子書籍版を掲載してい
ます。
ご家族でご利用いただけるようになっております
ので、ぜひご覧ください。
そして、 今!2015年
蔵書数
810,000冊
年間来館者数 60万人
貸出冊数
1,042,000冊
(4月1日現在)
これからも皆さんに愛さ
れる「図書館」を目指して
いきます。
~図書館今昔物語~ 開館当初の写真などを2階入口の展示ケースに7/1から7/30まで
展示しております。ぜひぜひご覧ください。
になりました。
2012年(平成24年)
「足立の昔がたり」
(区制 80周年)
養老孟司/著
新潮新書
2000
『だから、あなたも生きぬいて』(大平光代)
2001
『チーズはどこへ消えた?』(スペンサー・ジョンソン)
2002
『ハリー・ポッターと賢者の石』(J.K.ローリング)
※賢者の石から炎のゴブレット
2003
『バカの壁』(養老孟司)
2004
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(上・下)』
(J.K.ローリング)
2005
『頭がいい人、悪い人の話し方』(樋口裕一)
2006
『国家の品格』(藤原正彦)
2007
『女性の品格~ 装いから生き方まで~』
(坂東眞理子)
2008
『ハリー・ポッターと死の秘宝』
(J.K.ローリング)
2009
『1Q84(1)』 / 『1Q84(2)』
(村上春樹)
2010
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカー
の『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海)
2011
『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉)
2012
『聞く力』(阿川佐和子)
2013
『医者に殺されない47の心得』(近藤 誠)
2014
『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』
(槇 孝子(著)/鬼木豊(監修))
槇 孝子/著
鬼木豊(監修)
アスコム
≪ めざせ!読書たんけんマスター ≫
※ 夏休み(7/21から8/24)に「あだち子どもの本たんけんたい」で紹介されている本を読もう!
図書館で6冊以上借りると「読書たんけんマスター」になれる。
≪ 読書通帳 ≫
※ 「めざせ!読書たんけんマスター」の参加者全員にプレゼント!図書館で借りた本を記録できるよ!
その頃、世間では・・・
コミュニティバス「はるかぜ」運行開始
2千円札発行
「健康あだち21」運動開始
「東京ディズニーシー」オープン
「子ども家庭支援センター」開所
サッカーワールドカップ日韓共同開催
23区初、粗大ゴミ持込手数料無料化
小惑星探査機「はやぶさ」打ち上げ
北千住西口地区の再開発工事完了
「シアター1010」オープン
新紙幣(1万円札=福沢諭吉/5千円札=
樋口一葉/千円札=野口英世)発行
つくばエクスプレス開業
日本国際博覧会(愛・地球博)開催
東京藝術大学千住キャンパスオープン
トリノ冬季オリンピック開幕
東京未来大学開校
第1回東京マラソン開催
日暮里・舎人ライナー開業
「ビューティフルウインドウズ運動」始まる
北海道・洞爺湖サミット開催
郷土博物館リニューアルオープン
第2回ワールド・ベースボール・クラシック
(WBC)で日本が2連覇
小中一貫校「新田学園」開校
帝京科学大学千住キャンパスオープン
小惑星探査機「はやぶさ」地球に帰還
足立区で計画停電実施
東日本大震災
区制80周年/竹の塚駅付近鉄道高架化工事始まる。
東京電機大学東京千住キャンパスオープン
「東京スカイツリー」開業
国民体育大会開催(東京武道館で剣道・柔道実施)
「ギャラクシティ」リニューアルオープン
「富士山」が世界遺産・「和食(日本人の伝統
的な食文化)」が世界無形文化遺産に登録
「生物園」リニューアルオープン
刑法犯認知件数都内ワースト3脱却
「富岡製糸場」が世界遺産に登録
J.K.ローリング/作
静山社
岩崎 夏海/著
ダイヤモンド社
阿川 佐和子/著
文藝春秋
近藤 誠/著
アスコム
大平光代/著 講談社
スペンサー・ ジョンソン/著
扶桑社
その頃、足立区では・・・
ベストセラー(著者名)
なかだえり氏 ・・・北千住にアトリエを構え千住の蔵に造詣が深い方です。
2014年(平成26年)
樋口裕一/著
PHP研究所
坂東 眞理子/著
PHP研究所
J.K.ローリング/作
静山社
J.K.ローリング/作
静山社
東川 篤哉/著
小学館
村上春樹/著 新潮社
祝! 15周年記念インタビュー
図書館を陰で ささえる人たち
~ 図書館の“本”を納品する男たち ~
本は、人の知識・イメージ・感性を豊かにしてくれるもの
オートバイとワゴンを
使い、たくさんの本を
運んでくれます。
Q 中央図書館との仕事で苦労したことを教えてください。
A 毎日発行される本を運ぶために、毎朝オートバイで図書館に来
るのですが、季節の関係で夏の暑さや冬の寒さは苦労します。
また、実際の納品の際には、本を傷つけないよう箱の隙間を紙
で埋めなければならないので、気をつかいます。
Q 仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
A 日々の仕事の中で、自分を頼りにしてもらえていると感じるとき
です。
また、仕事を通して、「公共の仕事」の役に立っていることにもや
りがいを感じています。
【 足立書店協同組合 山本 良人さん 】
◆8年前から足立書店協同組合に勤務されている
Q 山本さんにとって、「本」とはどのような存在ですか?
山本さん。
中央図書館には5年前から、書籍の納品を行っ
ています。
A 本は、人の知識・イメージ・感性を豊かにしてくれるものです。そ
のため、多くの方にもっと読んでいただきたいです。
電子書籍が普及しつつありますが、紙の本は無くならないと思
いますので、出来る限りこの仕事を続けたいと思っています。
Q 千住にお店を構えたきっかけを教えてください。
明治文学の旧仮名遣いが面白いですし、
日本語がきれいだと感じます。
A 明治時代に浅草から千住に引っ越してきたのがきっかけです。初め
は酒屋でその後魚屋、本屋へと移り変わりました。自分は先代から
引 き継いで本屋をやっています。本屋としては大正時代から90年程
続 いています。
宿場町通りに面する
「渡邊優文堂」
昔ながらの本屋さん
です。
Q 中央図書館との仕事で一番心に残っていることを教えて下さい。
A 15年前、中央図書館開館時の事が心に残っています。納品する雑誌
を集めるのに苦労したんです。図書館が開館する前に発行された雑
誌も納品する必要があったのですが、すでに注文できない物もありま
した。その時に、自分であちらこちらの本屋を探してまわったことが思
い出に残っています。
Q 「これは是非読んでほしい」と思うお薦めの本を教えて下さい。
A 本は全部読んでほしいです。今は本を読む人が少なくなってしまった
ように感じます。私は明治文学が好きです。旧仮名遣いの本も面白
いですし、読んでいると日本語がきれいだと感じます。
とにかく本を読んでほしいと思っています。
ミハカ
図書館
の本が
棚に並
ぶまで
【 渡邊優文堂 店主 渡邊 禧代司さん 】
★千住で大正時代から続く老舗の本屋「渡邊優文堂」
を営む渡邊さん。
普段は、自身のお店の経営の傍ら、中央図書館に
雑誌の納品を行っています。
ハイホン
~ 見計らい配本 ~ (図書館の本の3割はこの方法で購入しています。)
①新刊書は、取次店から書店へ送られます。
②契約している書店から毎日図書館に新刊本が届きます。(出版されたものすべてではない)
③届いた本の中から購入する本を選びます。購入しない本は返却します。
④購入した本は、フィルムでコーティングし、蔵書データなどの入力作業を経て、新刊コーナーに並びます。
【 あとがき 】
インタビューを通じて、山本さんは、気さくで誠実な「紳士」、渡邊さんは、優しく親しみやすい「まちの本屋さん」という印象を受けました。
お二人のお話の中で共通していたのは、「本を読んでほしい」という言葉です。常に「本」と真摯に向き合い、その魅力を熟知している
からこそのメッセージだと感じます!
そんなお二人の思いが詰まった「図書館の本」を是非、お手にとって読んでみてはいかがでしょうか?
(田)
To be continued …
PART2へ続く!