教員の自己点検・自己評価報告書 所属学部 人間学部 所属学科 職 位 人間健康学科 助教 最終学歴 筑波大学大学院人間総合科学研究科 3 年制博士課程 コーチング学専攻 在学中 氏 名 木野村 嘉則 学 位 専門分野 修士(体育学) 体育方法学 Ⅰ 教育活動 ○目標・計画 (目標)スポーツを指導できる人材の育成を目指す。そのために、トレーニングやコーチング、陸上競 技に関する理論と実践を理解し、指導者として自ら学び続ける態度を養成する。 (計画)理解を深めるために、理論の紹介と事例の紹介を組み合わせる。 ○担当科目(前期・後期) (前期)基礎演習Ⅰ、総合演習Ⅰ、コーチング論、トレーニング科学、コーディネーショントレーニン グ演習 (後期)基礎演習Ⅱ、総合演習Ⅱ、スポーツ実習Ⅱ、専門スポーツ実習(陸上競技) ○教育方法の実践 学生の理解を深めるために、図や動画を含んだ教材を作成した。また、学生からの授業内容に関する 質問を収集し、コメントをつけ返却した。 ○作成した教科書・教材 それぞれの授業内容に関連した専門図書、学術論文、動画をベースにオリジナルの教材を作成した。 ○自己評価 講義科目では学生のレポートのフィードバックにより一定の効果を上げたと思われる。次年度にはフ ィードバックの方法を工夫することでさらに効果が上がる可能性がある。演習科目では、演習形式で 学生が自ら考えることができたが、次年度では時間配分を調整することでさらに効果が高まると思わ れる。 実技科目では学生が自身の取り組みを整理できるよう課題を配慮し、 一定の成果を得たと思う。 Ⅱ 研究活動 ○研究課題 走幅跳の踏切動作に関する研究 ○目標・計画 (目標)跳躍選手や初心者が走幅跳の踏切動作を適切に遂行するための課題を明らかにする。 (計画)これまで収集したデータの分析を進める。また、初心者の踏切に関するデータを収集する。 ○過去の研究業績(特許等を含む) (著書) なし (学術論文) 木野村嘉則,森信二.技術指導における目標像の設定―走幅跳を対象として.茨城工業高等専門学 校研究彙報,Vol. 45, pp. 57-63, 2010. 木野村嘉則,森信二.ジュニア走幅跳選手における助走歩数が跳躍距離,助走速度,踏切時間に及 ぼす影響.茨城工業高等専門学校研究彙報,Vol. 46, pp.105-111, 2011. 木野村嘉則,村木征人,図子浩二.走幅跳における助走歩数を増やして踏切るための踏切動作:短 助走跳躍から長助走跳躍に至る踏切動作等の変化率に着目して.体育学研究,Vol. 57, No.1, pp.71-82, 2012. 坂将太,天野秀哉,木野村嘉則,大島雄治.幼児における発育を考慮に入れた運動能力発達評価の 試み―認定付属こども園の幼児を対象として―.茨城キリスト教大学紀要.Ⅱ,社会・自然科学, 1 Vol. 46, pp.273-280, 2012. 藤林献明,苅山靖,木野村嘉則,図子浩二.水平片脚跳躍を用いたバリスティックな伸張−短縮サ イクル運動の遂行能力と各種跳躍パフォーマンスとの関係.体育学研究,Vol. 58, No.1, pp.61-76, 2013. 藤林献明,苅山靖,木野村嘉則,図子浩二.リバウンドロングジャンプテストの遂行能力からみた 水平片脚跳躍において高い接地速度に対応するための踏切動作.陸上競技学会誌,Vol. 12, pp.33-44, 2014. (学会発表) 木野村嘉則,小山宏之,谷川聡,村木征人.短縮助走での走幅跳における助走歩数の変化に伴う踏 切局面中の速度変化―身体の回転及び伸縮による速度変化の観点から―.第 20 回日本スポーツ方 法学会大会号,p.35, 2009. 木野村嘉則.走幅跳における着地動作の指導事例の検討.第 21 回日本スポーツ方法学会大会号, p.33 2010. 木野村嘉則,天野秀哉,田渕舞,図子浩二.ジュニア選手の走幅跳における助走歩数の増加と跳躍 距離の推移の関係.人類働態学会解放,No,94, pp.61-64, 2011. 木野村嘉則,村木征人,図子浩二.走幅跳における助走歩数と跳躍距離の増加パターンを決定する 要因.日本コーチング学会第 22 回大会特別論文集,pp.46-47, 2011. Yoshinori Kinomura, Koji Zushi. Kinematics of the long jump take-off for increasing steps of approach run. The 5th Asia-Pacific Conference on Exercise and Sports Science, 2011. 木野村嘉則,藤林献明,図子浩二.一般学生を対象にした走幅跳授業における助走歩数の設定と指 導法.第 25 回日本トレーニング科学会大会号,p.93, 2012. Yoshinori Kinomura, Nobuaki Fujibayashi, Koji Zushi. Characteristics of the long jump take-off as the novice increases the number of steps in the approach run The 6th Asia-Pacific Conference on Sports Technology, Proceedia Engineering, Vol. 60, pp.313-318, 2013. Yoshinori Kinomura, Nobuaki Fujibayashi, Koji Zushi. The changes in the long jump takeoff as increasing the number of step during the approach run. The 1st Asia-Pacific Conference on Coaching Science, 2014. 木野村嘉則.一般男子大学生の走幅跳における踏切動作と技術的課題の検討,日本スポーツ教育学 会第 34 回大会号 p.21, 2014. (特許) なし (その他) 木野村嘉則.走り幅跳びの技能学習の焦点はどこか.体育科教育,Vol. 63, No.3, pp.18-21, 2015. ○科学研究費補助金等への申請状況、交付状況(学内外) 平成 26 年度科学研究費助成事業研究活動支援スタートアップ申請―採択 平成 27 年度笹川科学研究助成申請―不採択 ○所属学会 日本体育学会、日本コーチング学会、日本トレーニング科学会、日本スポーツ教育学会、日本教材学 会 ○自己評価 科研費のおかげで、継続したテーマで研究発表を行うことができている。今後も現在のテーマを発展 させた研究が継続できるよう、 論文投稿を急ぎ、 研究助成金を獲得していくことが今後の課題である。 Ⅲ 大学運営 ○目標・計画 (目標)所属委員会および大学および学内事業にて役割を果たす。 2 教員の自己点検・自己評価報告書 (計画)所属委員会、大学および学内事業にて自身の役割を果たし、それぞれの場面にて貢献する。 ○学内委員等 就職委員会委員 ○自己評価 就職委員会では、特に就職合宿や学内企業展の運営に際して学科や委員の教員として積極的に取り組 むことができた。 Ⅳ 社会貢献 ○目標・計画 (目標)研究成果を発表し、社会に貢献する。 (計画)所属学会などにおいて研究発表を行う。 ○学会活動等 所属学会の学会員として研究成果の報告を行った。 ○地域連携・社会貢献等 出前授業、高校生対象模擬授業、少年サッカークラブの指導 ○ 自己評価 出前授業や高校生対象の模擬授業ではスポーツ科学分野に興味を持てるよう工夫した。サッカークラ ブの指導ではサッカーの技能の向上、人格的な成熟といった子どもたちの成長を実感している。 Ⅴ その他の特記事項(学外研究、受賞歴、国際学術交流等) (学外研究) ・連携研究者 鎌田公寿研究代表『小学校の道徳授業におけるケアの実際―理論と実践の統合を目指 して―』 (平成 26 年度未来教育研究所研究助成研究) Ⅵ 総括 教育活動については本学に適した構成の講義資料を作成しようとした。概ね目標達成できたと考 えられ、次年度の取り組みにさらにつなげたい。研究活動については研究費の獲得は概ね目標達成 できたものの成果のアウトプットの進捗状況がやや遅れている。論文投稿を急ぎたい。 3
© Copyright 2024 ExpyDoc