小林裁判長( )は 農地明け渡し請求を 棄却すべきです!

東京高裁
小林裁判長( は
第 19 民事部 )
農地明け渡し請求を
棄却すべきです!
成田空港会社が市東孝雄さんから取り上げようとしている
のは、下の写真のA・Bの畑です。
成田では土地収用法が期限切れで失効したため、空港用地
は任意買収によるしかありません。農地裁判は失効した土地
収用法の代わりに、耕作者保護を目的とする農地法を違法に
使って、収用効果を得ようとする異例の手続きです。これは
重大な憲法違反です。
▼証拠の偽造と知事決定のだまし取り
しかし問題はそればかりではありません。土地明け渡し請
求の裁判だというのに、明け渡しを求める畑の場所が間違っ
ているのです。しかも、空港会社が証拠とする書類に偽造の
疑いが浮上しました。
関連裁判(千葉地裁)では、その真偽を明らかにする文書(交
渉記録、関連記録)の提出命令が2年以上にわたって争われ、
ついに高裁で命令が確定しました。しかし空港会社は「書類
は存在しない」と言い張って提出を拒んでいるのです。
▼緊迫の法廷闘争へ、高裁に集まろう!
農地の特定のための、唯一にして最重要の証拠が偽造! 偽造証拠で千葉県知事の「許可決定」をだまし取った!
──だとすれば、貸借契約の解約申し入れを許可した知事
の決定は無効。この決定を根拠として空港会社が行った本件
裁判は即刻棄却されるべきです。
一審・千葉地裁の多
見谷判決は、この問題
をすり抜けました。じ
つにズサンです。
第 4 回 は、
「原 判 決
のとおり」と言って逃
げる千葉県・空港会社
を、新たな主張と論理
で徹底的に追いつめる
緊迫の法廷です。傍聴
にきて下さい!
空 港 公 団(当 時)が 書 類 を
偽 造、──い っ た い な ぜ? と
思 わ れ る で し ょ う。そ こ に は
切羽詰まった事情があったのです。
土地収用法の失効期限は1989
年 月。書類が偽造されたのは前年
4月のことでした。期限切れを前に
して、市東さんの権利(賃借権)を
収用するには、手続き上不可欠な畑
の位置の特定を、空港公団は偽造す
るしか無かったのです。
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市東さんの農地裁判とは…
空港会社が取り上げようとして
いるのは、成田市の農家・市東孝
雄さんが、大正期の開墾から 3 代
100 年近く耕作を受け継ぐ有機農
法の農地です。
この農地(小作地)を、空港会
社は違法に買収(耕作者の市東さ
んに無断で売買)し、その事実を
18 年間隠し続け、突然、明け渡
しを迫ってきました。
●戦後最大の土地収用
を超える事件
一見、貸借関係の解消に見えま
すが、そうではありません。この
畑は成田空港暫定滑走路の誘導路
予定地にかかっています。その規
模は市東さんの耕作面積の 73%
に及び、戦後最大の収用事件とい
われた 1971 年強制代執行を上回
る広さです。
農地賃貸借の解約の形をとって
いますが、拒否すれば強制執行に
いきつく「公用収用」そのものです。
●農地法の改悪と
TPP の先取り
農地法は農地改革を受けて、耕
作者保護を目的に制定されました。
市東さんの耕作地は、解放手続き
が適正に行われず小作地として残
されたものですが、農地法で自作
地と同等の権利が認められてきま
した。
他方、土地収用法は土地の公用
収用に関する基本法。耕作者保護
の農地法に、土地収用法の代わり
をさせるなど、あってはならない
ことです。
これは農地法を改悪し TPP を
推進して、企業の農業参入と家族
農業解体を進める安倍農政の先取
りです。
また、成田空港の「公共性」を
問いなおす論点は、「公益及び公の
秩序」を掲げる改憲の動きを考え
る点で、大切な内容を提起してい
ます。
一審・千葉地裁の判決は、国策・
空港建設を優先する不当なもので
したが、控訴後、不当判決を覆す
新展開が続いています。