北海道言語文化研究 No. 13, 2015 北海道言語研究会 北海道言語研究会 研究例会報告 2014 年 度 の研 究 例 会 は以 下 の日 程 とプログラムで開 催 された。参 加 者 諸 氏 の間 で活 発 な議 論 が交 わされた。 ・9 月 例 会 (9 月 26 日 (金 )14:00~17:00; 会 場 : 室 蘭 工 業 大 学 ) 14:00〜14:30 橋 本 邦 彦 (室 蘭 工 業 大 学 ) 渡 島 半 島 東 岸 部 と西 岸 部 における伝 統 的 な漁 業 関 連 語 彙 の比 較 −第 1 回 調 査 報 告 − 14:40〜15:10 塩 谷 亨 (室 蘭 工 業 大 学 ) ポリネシア諸 語 の動 詞 的 小 辞 概 観 15:30〜16:00 Brian Gaynor(室 蘭 工 業 大 学 ) Research into Language 1 and Language 2 Orthography 16:10〜16:55 三 村 竜 之 (室 蘭 工 業 大 学 ) アイスランド語 のアクセントに関 する一 考 察 ・3 月 例 会 (2015 年 3 月 13 日 (金 )13:00~17:00; 会 場 : 室 蘭 工 業 大 学 ) 13:00〜13:45 徳 永 光 展 (福 岡 工 業 大 学 ) 夏 目 漱 石 「心 」英 訳 で読 む「上 先 生 と私 」−Meredith McKinney 訳 の分 析 − 13:55〜14:40 三 村 竜 之 (室 蘭 工 業 大 学 ) アイスランド語 のリズムに関 する諸 問 題 15:00〜15:45 塩 谷 亨 (室 蘭 工 業 大 学 ) サモア語 、タヒチ語 、ハワイ語 における非 定 型 節 を導 く動 詞 的 小 辞 の用 法 について 15:55〜16:40 橋 本 邦 彦 、塩 谷 亨 、島 田 武 、三 村 竜 之 (室 蘭 工 業 大 学 ) せたな町 における漁 業 関 連 方 言 語 彙 調 査 報 告 184 北海道言語文化研究 No. 13, 2015 北海道言語研究会 『北海道言語文化研究』投稿規程 1 .『 北 海 道 言 語 文 化 研 究 』 へ の 投 稿 は 、 資 格 を 問 わ な い 。 2.投稿内容は、未発表であり、かつ投稿時に、他の学会等への発表の応募または投稿 を行っていないものに限る。 3. 原 稿 の 応 募 は 『WORD』で読 める形 式 のファイル (doc または docx ファイル)と印 刷 時 の体 裁 確 認 のための PDF ファイル、もしくは印 刷 したもの (1部 )を提 出 する。 宛 先 :[email protected] 5.原稿の書式は、スタイルシートに準拠させる。 http://www3.muroran-it.ac.jp/hlc/style/index.html を 参 照 。 5.本研究会による電子化による公開を、著者が本研究会誌に投稿した時点で許諾した も の と す る 。 http://www3.muroran-it.ac.jp/hlc/journal.html 6 . 締 切 は 各 年 度 の 11 月 30 日 と す る 。 7.投稿された論文については、2 名の匿名査読者によって査読を行う。 8.掲載の可否は編集委員会が決定する。 9.著者による校正は原則として初校のみとする。訂正は誤植に限るものとし,内容の 変更は認めない。 10. 印 刷 費 は 著 者 が 実 費 を 負 担 す る ( 印 刷 費 用 に よ っ て 変 動 あ り )。 11. 稿 料 は 払 わ な い 。 ( 2010 年 3 月 ) 185 北海道言語文化研究 No. 13, 2015 北海道言語研究会 スタイルシート (1)使 用 言 語 :日 本 語 もしくは英 語 。 ( 2 ) 原 稿 : 『 WORD 』 で 読 め る 形 式 の フ ァ イ ル (DOC フ ァ イ ル ) と 印 刷 時 の 体 裁 確 認 の た め の PDF ファイル、もしくは印 刷 したもの (1部 )を提 出 する。送 付 時 に、 WORD のバージョンを編 集 委 員 に知 らせる。スタイルシートのテンプレートおよびPDF化 用 のフリーソフトに関 しては、本 研 究 会 の WEB ページを参 照 。 (URL: http://www3.muroran-it.ac.jp/hlc/style/ ) (3)余 白 (マージン ):上 端 30mm 下 端 25mm 左 端 25mm 右 端 25mm。 (4)行 数 :37 行 。ただし余 白 を遵 守 すれば、多 少 の増 減 は許 容 される。 (5)字 数 :全 角 39 文 字 または半 角 78 文 字 。ただし余 白 を遵 守 すれば、多 少 の増 減 は許 容 され る。 (6)フォント:和 文 は MS 明 朝 、MS P 明 朝 、英 文 は Times New Roman のみを認 める。特 殊 文 字 を使 用 する際 には、 unicode を用 いることとし、その旨 について投 稿 時 に編 集 委 員 まで申 し出 る。 (7)ポイント数 および書 体 : 題名: 18 ポイント 太字 中央寄せ 氏名: 14 ポイント 太字 中央寄せ 要旨: 9 ポイント 「要 旨 」という文 字 のみ太 字 キーワード: 10.5 ポイント 本文: 10.5 ポイント セクション: 10.5 ポイント セクション番 号 と題 は太 字 謝辞: 9 ポイント 「謝 辞 」という文 字 のみ太 字 注: 9 ポイント 「注 」という文 字 のみ太 字 参考文献: 9 ポイント 「参 考 文 献 」という文 字 のみ太 字 「キーワード」という文 字 のみ太 字 (8)タイトルおよび氏 名 :和 文 と欧 文 の2種 類 で書 く。本 文 と同 じ言 語 を先 にする。和 文 の姓 と名 の 間 には全 角 の空 白 を 1 つ入 れる。欧 文 の氏 名 は姓 をすべて大 文 字 にする (例 :John BINTLET)。 和 文 と欧 文 それぞれの間 に 1 行 の空 白 を入 れる。 (9)ページ数 :原 則 として図 表 を含 め、 20 ページ以 内 とする。 (10)要 旨 :日 本 語 でも英 語 でも可 。場 所 はタイトルの下 に 1 行 空 白 を入 れた後 。分 量 は日 本 語 の場 合 400 字 以 内 、英 語 の場 合 は 200 語 以 内 。左 右 のインデントは全 角 2 文 字 (半 角 4 文 字 )、両 端 揃 えにする。 (11)キーワード: 5 つ程 度 のキーワードを要 旨 の下 に 1 行 あけて書 く。左 右 のインデントは全 角 2 文 字 (半 角 4 文 字 )。 (12)セクション (節 ):セクションの番 号 は 1 から始 める。セクションおよびサブセクションの番 号 の形 式 は問 わないが、一 貫 した書 き方 になっていること。 (13)段 落 :両 端 揃 えにすること。段 落 の最 初 の文 字 の下 げ方 等 の形 式 は問 わないが一 貫 した書 186 北海道言語文化研究 No. 13, 2015 北海道言語研究会 き方 になっていること。 (14)注 :通 し番 号 をつけて脚 注 もしくは後 注 とする。通 し番 号 の形 式 に指 定 はないが、一 貫 してい ることと、番 号 が行 頭 に来 ないようにすること。ただし過 去 における研 究 発 表 情 報 等 はタイトルの 後 ろに *(半 角 アスタリスク)を付 加 し、注 の先 頭 で言 及 する。 (15)参 考 文 献 :文 献 は本 文 の後 ろ、後 注 がある場 合 には注 の後 ろに付 加 する。形 式 は問 わない が、一 貫 した書 き方 になっていること。 (16)執 筆 者 紹 介 :①氏 名 、②所 属 機 関 ・部 署 、③メールアドレス、④ URI、⑤電 話 番 号 等 を論 文 末 に付 加 する。①は必 須 。②以 降 は任 意 で、その他 の事 項 も付 け加 えることができる。現 在 の所 属 機 関 がない場 合 には、元 ~でも可 。 (2014 年 2 月 6 日 改 定 ) 187 北海道言語文化研究 No. 13, 2015 北海道言語研究会 雑誌の作り方* ---------1 行 あ け る -------------------- ジョン ビントレット(邦文) ---------1 行 あ け る -------------------- How to Make a Journal ---------1 行 あ け る -------------------- John BINTLET ---------1 行 あ け る -------------------要旨:本稿では、雑誌の作り方について○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ---------1 行 あ け る -------------------キーワード:雑誌 校正 ○○○○○ ○○○○○○ ---------1 行 あ け る -------------------1. (セクションの題) 本文はこちらから○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○ 1.1. (サブセクションの題) ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ---------1 行 あ け る -------------------2. ( セ ク シ ョ ン の 題 ) ○○○○○○○○○ ---------1 行 あ け る -------------------謝辞 * ○○ ---------1 行 あ け る -------------------注(脚注でも可) 1 ○○ ---------1 行 あ け る -------------------参考文献 ○ ---------1 行 あ け る -------------------執筆者紹介 氏名: 所属: 188 北海道言語文化研究 No. 13, 2015 北海道言語研究会 Email: 注意: ①ヘッダーは偶数ページと奇数ページで設定が異なっています。 ②テンプレートをダウンロードして使用する際には、既に打ち込んである文字を一 文字残して入力してください。そうすると元の書式にしたがって、入力されます。 全ての文字を消してしまうと、書式が異なってしまいますのでご注意下さい。 例: 1. 雑誌の出版形態 本文はこちらから○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○ ↓ 1. 雑誌の出版形態 本 現 在 の と こ ろ 雑 誌 の 出 版 の 形 態 に は 、 何 種 類 ... ↓ 1. 雑誌の出版形態 現 在 の と こ ろ 雑 誌 の 出 版 の 形 態 に は 、 何 種 類 ... セ ク シ ョ ン の 本 文 を 打 つ と き に は 、「 本 」とい う 文 字 を 残 し て 、そ の 後 か ら 入 力 を 始 めます。その後「本」という漢字を削除してください。一文字でも入力すれば削除 可能です。 189 北海道言語文化研究 No. 13, 2015 北海道言語研究会 How to Make a Journal* ---------1 行 あ け る -------------------- John BINTLET --------- One line inserted -------------------- 雑誌の作り方 --------- One line inserted -------------------- ジョン ビントレット --------- One line inserted -------------------Abstract: ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○○○○○ ---------One line inserted-------------------Key words: ○ ○ ○ ○ ○ ○○○○○ ○○○○○○ --------- One line inserted -------------------- 1. ( Section Title) ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ 1.2. ( Subsection Title) ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ --------- One line inserted -------------------2. ( Section Title) ○○○○○○○○○ --------- One line inserted -------------------NOTES( or foot notes available) (* ) (1 ) ○○ ○○ --------- One line inserted -------------------REFERENCES ○○○○○○○○○ --------- One line inserted -------------------- Author's Information: (Name is required; the others optional.) Name: John Bintlet Faculty, Institute or Company: Muroran Institute of Technology Email: jbintlet @mm.muroran-it.ac.jp 190 北海道言語文化研究 No. 13, 2015 北海道言語研究会 注意: ①ヘッダーは偶数ページと奇数ページで設定が異なっています。 ②テンプレートをダウンロードして使用する際には、既に打ち込んである文字を一 文字残して入力してください。そうすると元の書式にしたがって、入力されます。 全ての文字を消してしまうと、書式が異なってしまいますのでご注意下さい。 例: 1. 雑誌の出版形態 本文はこちらから○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ ○○○○ ↓ 1. 雑誌の出版形態 本 現 在 の と こ ろ 雑 誌 の 出 版 の 形 態 に は 、 何 種 類 ... ↓ 1. 雑誌の出版形態 現 在 の と こ ろ 雑 誌 の 出 版 の 形 態 に は 、 何 種 類 ... セ ク シ ョ ン の 本 文 を 打 つ と き に は 、「 本 」とい う 文 字 を 残 し て 、そ の 後 か ら 入 力 を 始 めます。その後「本」という漢字を削除してください。一文字でも入力すれば削除 可能です。 191 北海道言語文化研究 No. 13, 2015 北海道言語研究会 編集後記 サ モ ア 語 を 始 め る き っ か け と な っ た の は 何 で す か と 聞 か れ る こ と が あ り ま す 。そ れ 程 興 味 深 い 理 由 は な い の で 、 い つ も は 、「 特 に 理 由 は あ り ま せ ん 、 た ま た ま で す 」 と 答 え る の で す が 、た ま に 気 が 向 く と 、正 直 に「 実 は あ る 一 冊 の 本 と の 出 会 い か ら で す 」な ど と 答 え て 後 悔 す る こ と が あ り ま す 。も し 、そ の 一 冊 の 本 と 言 う の が 、例 え ば 、世 界 に 衝 撃 を 与 え た マ ー ガ レ ッ ト・ミ ー ド の『 サ モ ア の 思 春 期 』や 、今 で も 世 界 中 で 愛 読 さ れ て い る ベ ス ト セ ラ ー『 パ パ ラ ギ 』の よ う な も の で あ れ ば 、私 も こ こ ぞ と ば か り に 得 意 げ に 答 え る で し ょ う し 、尋 ね た 人 も「 な る ほ ど 、そ う で し た か 」と 納 得 す る で し ょ う 。し か し な が ら 、私 の 場 合 は そ の よ う な た い そ う な も の で は な い の で す 。実 際 、私 が サ モ ア 語 を 始 め た 時 点 で は 、サ モ ア の こ と は 全 く 知 ら ず 、も ち ろ ん サ モ ア と い う 国 を 見 た こ と も あ り ま せ ん で し た 。学 部 学 生 の 頃 は 、三 省 堂 、紀 伊 国 屋 、丸 善 な ど の 洋 書 売 り 場 に 行 き い ろ い ろ な 言 語 の 参 考 書 や 辞 書 を 立 ち 読 み し て 時 間 を つ ぶ す こ と が 多 く あ り ま し た 。か と い っ て 、目 に つ い た い ろ ん な 言 語 の 参 考 書 や 辞 書 を 買 い あ さ る よ う な 経 済 的 な 余 裕 は な く 、 た だ 、 ぱ ら ぱ ら と め く り 、「 ほ お 、 こ ん な 言 語 も あ る の か 」 と 眺 め る だ け で 何 と な く マ ニ ア ッ ク な 幸 福 感 を 得 て い た も の で し た 。あ る 日 、丸 善 の 洋 書 売 り 場 で 有 名 な 語 学 自 習 書 の シ リ ー ズ の Teach Yourself Samoan と い う サ モ ア 語 の 自 習 書 が 目 に 留 ま り ま し た 。 そ の 時 も 、「 は あ 、 こ ん な 言 語 が あ る の か 」 と 思 っ た だ け で 買 う に は 至 り ま せ ん で し た 。そ の 後 も 丸 善 に 行 く た び に 、な ぜ か 、そ の 本 が 目 に 留 ま り ま し た 。要 す る に だ れ に も 買 わ れ ず に 売 れ 残 っ て い た だ け な の で す が 、何 か 、私 に 買 わ れ る の を 待 っ て い る か の よ う な 気 が し て 、ま た 、洋 書 と し て は そ れ ほ ど 高 い 本 で は な か っ た こ と も あ り 、買 う 決 心 を し ま し た 。こ ん な 本 誰 が 買 う の か と い う よ う な 本 を レ ジ に 持 っ て い く の は 毎 度 の こ と な が ら 気 恥 ず か し い も の で は あ り ま す が 、そ れ を こ ら え て な ん と か 購 入 し 、家 に 持 ち 帰 り ま し た 。そ の 本 は 今 で も ぼ ろ ぼ ろ に な っ て 教 員 室 の 本 棚 の サ モ ア 語 コ ー ナ ー の 一 画 に 鎮 座 し て い ま す 。今 思 う と 、あ の 時 、丸 善 が こ ん な ほ と ん ど 売 れ そ う に な い よ う な 本 を 仕 入 れ て な け れ ば 、或 い は 、別 の 言 語 マ ニ ア が こ の 本 を 先 に 買 っ て し ま っ て い た ら 、 私 は 今 何 語 を や っ て い た で し ょ う か 、も し か し た ら 、言 語 学 な ど や め て い た か も し れ ま せん。 今 年 も そ れ ぞ れ 様 々 な 専 門 分 野 を 持 つ 研 究 者 の 方 々 か ら 投 稿 い た だ き 、バ ラ エ テ ィ に 富 ん だ 内 容 の 論 文 集 を 刊 行 す る こ と が で き ま し た 。投 稿 者 の 方 々 は そ れ ぞ れ の 研 究 分 野 といったいどのような出会いがあったのでしょうか。 T.S. 192
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