MBC−Jfl A3.ai

beatを活用したセキュリティ強化+beat/connect活用編
MBC開発株式会社 様
現代の商社は「情報商社」。情報の効果的な活用が
ビジネス成功の鍵を握るなか、beatを核とした
セキュアな広域ネットワーク構築で事業力強化に取り組む。
MBC開発株式会社様は、
6つの事業部を抱える鹿児島でも有数の総合商社だ。現代の商社において
ビジネスへの効果的な情報活用は欠かせない要素となっている。
そのため、MBC開発株式会社様で
は社内の情報インフラにbeatを導入するとともに、本社と出先事業所をbeat/connect(複数拠点接
続サービス)
で結んで、
セキュアな環境のもとで情報を効果的に活用したビジネス展開を強化している。
導入前の課題
観光事業や住宅・不動産事業などでは、
お客様との情報のやりとりが不可欠。
そのため、
強固なセキュリティ機能の確保が課題に。
将来を見据えた強固なセキュリティ環境の確保
コンピューターウイルス被害に遭った経験から、社外
からの不正アクセスを防ぐ強固なセキュリティ環境
の構築が課題に。
複数事業所を結ぶ拠点間接続の見直し
県内各地に分散する事業所を結ぶ拠点間接続に
ついても、頻繁に情報のやりとりが発生するため、効
率性・安全性の視点から見直しの対象に。
システム運用にかかるコストの低減
コンピューターウイルスの駆除費用やシステム管理
費用など、
それまでに多額の費用を要していたシス
テム管理費の低減が課題に。
ビジネスへの情報活用の強化
総合商社としてより一層お客様サービスを強化す
るために、商流・物流に加えて情報流の強化が課
題だった。
総務部部長 不動産事業部副部長 石田 和秀 様
上潟口 清孝 様
プロフィール
不動産をはじめ幅広い分野でビジネスを展開している
鹿児島有数の総合商社。
MBC開発株式会社様は、昭和44年に鹿児島唯一の民放テレビ・ラジオ放送局である南日本放送の全額
出資で設立された総合商社。宅地やマンションの分譲・仲介などを行う不動産事業部をはじめ、住宅事業
部、観光事業部、広告事業部、企画事業部、水産事業部の6つの事業部を核に運営されており、平成16年
10月には創業35周年を迎える。
そのほかに、MBC不動産販売株式会社、宇検養殖株式会社の2つのグ
ループ会社を持ち、
いまでは鹿児島県内の有力企業の1つに数えられるまでに成長している。
導 入後 の 効果
beatを導入することでセキュリティの確保とともに、
ビジネスへの情報活用の強化を実現。
beatのセキュリティ機能に対する安心感
MBC開発株式会社様は、不動産、住宅から
またたくまにネットワーク全体に広がってしまっ
観光、広告、企画事業、水産事業まで、幅広い
たのです」
と同社総務部の石田和秀部長はト
分野をカバーする6つの事業部で構成される、
ラブルの背景をこう分析する。
この時、同社は
県下有数の総合商社だ。総合商社は一面で
コンピューターウイルスの駆除に年間300∼
情報商社であり、事業に有益な情報をどこよ
400万円にのぼる費用を費やしていた。
beatの強固なファイアウオール機能とウイルスチェ
ック機能で、安心して使えるセキュアな環境を実現。
beat/connectで複数拠点間を接続
各拠点間の情報のやりとりも、独自の暗号方式を利
MBC開発株式会社様では本社の観光事業部、
の感染が懸念されるため、
これらの情報のや
不動産事業部、住宅事業部の3つの事業部と
りとりはFAXが中心となっていた。それが、
その他の事業部用に計4台のbeatを導入。
さ
beatの導入によって事業所間でのリアルタイ
らに住宅事業部の出先1カ所と不動産事業部
ムでの情報共有はもとより、お客様に対しても
の5カ所の事業所にもbeatを導入し、
それらを
自社のホームページ上で常に最新の情報を
りも早く入手することが求められる。
そのため、
となると、セキュリティ対策をいかに強化する
同社では1990年代の初めから積極的にシス
かが次の課題となった。
とくに商社という業態
テム化に取り組み、経理業務へのコンピュータ
から外部のお客様との情報のやりとりが多い
ー導入を皮切りに、1998年には専用線を利
ため、
「ウイルスを入れない、出さない」
という
用した事業所間ネットワークを構築、
さらに
強固なセキュリティ対策が求められた。
そこで、
2002年にはADSL回線を利用したインター
ファイアウォールの導入が検討されたのだが、
月々定額のサービス料金方式でシステム運用コス
へのインターネット活用はより一層加速された。
一方、総務部の石田部長は「強力なファイア
ネットVPNによる、安価で高速な広域ネットワ
システムベンダーから出てきた見積は数百万
トを削減。少ないコストで高い効果を実現。
同社の中でもっとも積極的にbeatを活用して
ウオール機能とウイルスチェック機能を備えな
ークを構築していた。
円という高価なものだった。
いる不動産事業部の上潟口清孝副部長は、
がら、月々定額のレンタル制というのが大き
beatの導入効果を
「セキュアな環境を確立で
な魅力」
と語る。多額のウイルス駆除費用が
苦い経験を経てセキュリティ対策に
取り組む。
そんなときに鹿児島ゼロックスのセキュリティ
用するbeat/connectを利用することで、
より安全に
利用することが可能に。
beat/connectで結ぶことで、セキュアな環境
提供するようになった。いまでは、お客様から
での事業所間の情報共有を実現させている。
の問い合わせもメールが中心になっている。
「新
ビジネスへの情報活用がさらに活発化。
月額サービス料金方式でコスト削減
ビジネスへの情報活用の活発化
beatの導入によって、MBC開発様のビジネス
鮮な情報を新鮮なうちにお客様に提供でき
るようになり、
ビジネスにスピードがついてきた」
と上潟口副部長は語る。
セキュリティが確保されたことで、安心して情報のや
きたことで、事業展開に情報をより効果的に活
このコストというのがまず驚きでした」
と石田部
りとりができるようになり、事業展開への情報活用
用できるようになったこと」だという。不動産事
ムの安全性を確保できることから、
コスト面で
ところがあるとき、思わぬトラブルが同社を襲
長。
そこでまず、
トラベル事業を主体とする観
が活発化。
業部では、土地・住宅・マンション等の売買情
のメリットも大きい。
った。全拠点のネットワークが次々にダウンして、
光事業部で試験的に導入した。観光事業部は、
報や賃貸物件情報など大量の情報を扱う。
こ
beatの導入によって、同社のビジネスへの情
機能しなくなってしまったのだ。原因はコンピ
お客様からの問い合わせやチケットの申込み
れらの情報は日々更新され、更新情報は事業
報活用は、いま次の段階に進もうとしている。
ューターウイルスだった。
など外部との情報のやりとりが多いセクション
所間で正確に共有することが必要となる。
さらに、
これまで各事業部で個別に管理されていた
「急速に事業分野が拡大したこともあって、必
だ。
しかし、beat導入後はウイルスが入り込む
最新の情報は新聞広告やチラシ等でお客様
顧客情報を統合管理し、全事業部で共有す
ることで、お客様に対するサービスをより一層
セミナーで出会ったのが、
beatだ。
「この機能で、
不要になったことに加えて、低コストでシステ
要に応じてシステムを拡張してきたというの
こともなく、
システムは順調に稼働した。
その結
に向けて発信し、お客様からの問い合わせな
が当社のシステム化の歴史です。
そのため、
果、同社は本社および県内に複数の拠点を
どを受け付ける。つまり、情報のやりとりが事業
強化することを目指そうとしているのだ。
これも、
総合的なセキュリティ対策ができておらず、
ど
持つ不動産事業部・住宅事業部へのbeatの
のライフライン
(生命線)
となっている部門だ。
beatがもたらしたセキュリティ面での安心感
こか1台のパソコンから入り込んだウイルスが、
全面採用を決めた。
しかし、beat導入前はコンピュータウィルスへ
があればこその動きだといえよう。
●本社と県内に点在する事業所間を、ADSL回線を利用
したインターネットVPNで接続。
●事業所間通信とともに、
ホームページでアパート、
マンショ
ンなどの売買・賃貸情報や旅行情報を提供。
本社
谷山店
ADSL
社内クライアント 12台
社内クライアント 43台
伊敷店
●しかし、
とくにセキュリティ対策は施していなかったため、
コンピューターウイルス被害が発生していた。
●また、各PCのセキュリティ対策も個人まかせで、対策の
できていないPCが感染源になることも多かった。
本社
beat導入後のシステム構成
これまでのシステム概要
社内クライアント 6台
インターネット
VPN
谷山店
●beatを本社と不動産事業部、住宅事業部の出先事業所
に導入。複数拠点接続サービス
(beat/connect)
によるイ
ンターネットVPNを構築し、各事業所間をセキュアに結ぶ。
●同時に、通信回線をADSL回線から光ファイバー
(Bフレッ
ツ)
に切り替えることで高速化を図る。
●各クライアントPCにもアンチウイルスソフトを導入。
コンピュー
タウイルスの侵入を二重三重に防御。
ナポリ通り店
鹿大前店
アパマン館
社内クライアント 9台
社内クライアント 4台
社内クライアント 3台
●ホームページでお客様にさまざまな情報を提供。
メール
による問い合わせも増えているが、beatの高度なセキュ
リティ機能でコンピュータウイルス等の侵入を気にせずに
活用できるようになった。
Bフレッツ
社内クライアント 12台
社内クライアント 43台
伊敷店
社内クライアント 6台
インターネット
VPN
暗号化
ナポリ通り店
鹿大前店
アパマン館
社内クライアント 9台
社内クライアント 4台
社内クライアント 3台