福岡SJCD矯正セミナー 11月3日 天神テルラホール 『 矯正治療、その

福岡SJCD矯正セミナー 11月3日 天神テルラホール [午前]10時∼12時 依頼講演
LASソサエティチーフインストラクター
(社医)雪の聖母会聖マリア病院矯正歯科臨床部長 森下 格 『 矯正治療、その目指すところ 』
E.H.
Angleがエッジワイズ法を産み出しておよそ100年、そしてAndrews
によってストレートワイヤ法が世に送り出されて40年近くが経過する。しか
し、これだけの歴史を以てしても矯正歯科は熟していない。術者によって治
療のゴールが違う。主張する方法論によってその目標となる形態が異なるこ
とは患者にとっても理解しがたいことである。T.L. Rootは矯正治療の目標を
「審美、機能、安定」の3つの言葉で表現した。そしてより具体的にANB
angle 2 、U1 to NA 4mm、L1 to NB 4mmのバランスを基本とする形態
を中心にInterincisal angleを131∼136 としてmodifyする目標設定方法を
開発した。このバランスにおいて咬合平面を調節すると上下顎前歯は顔面に
対して整直し、ひいては軟組織側貌の調和を得ることができる。今回LASS
を代表する立場から症例を提示しながらT.L. Rootの説く矯正フィロソフィー
を皆様にお伝えし、伝道師としての職務を全うしたい。