2015年2月 グローバル金融市場の展望

2015年2月
GCMO
グローバル金融市場の展望
アライアンス・バーンスタイン株式会社
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することがあります。当資料で使用している指数等に係る著作権等の知的財産権、その他一切の権利は、当該指数等の開発元または公表元に帰属します。アライアンス・バーンスタイン(以下、「AB」)はアライアンス
・バーンスタイン・エル・ピーとその傘下の関連会社を含みます。アライアンス・バーンスタイン株式会社はABの日本拠点です。
1: グローバル金融市場展望
 経済成長・インフレ: 成長加速+インフレ安定
先進国(特に米国)を中心に2015年の世界経済の成長率は高まり、経済正常化(ノーマライゼーション)が一層鮮明になると予想します。原
油価格の下落により一部の国で加速していたインフレが落ち着くなど、新興国を含めインフレ率の低位安定が続くでしょう。新興国経済はや
や減速しますが、中国経済を取り巻くリスクは低下し、またメキシコやインドネシアなど一部の新興国経済は上向くとみています。
 債券市場: 米国は緩やかな金利上昇
米国では穏やかな金利上昇とイールドカーブのベアフラットニング化(短期金利の上昇で長短金利差が縮小)を予想します。2015年年央に
は米連邦公開市場委員会(FOMC)メンバーが予想しているとおりに、利上げを開始するとみています。一方、欧州中央銀行(ECB)の金融
緩和強化が続くため、欧州地域の金利上昇は極めて限定的と見ます。経済安定が続く中で、新興国の経済ファンダメンタルズ、クレジットに
起因するリスクプレミアムを源泉として、新興国債券、ハイイールド債券において安定的なリターンが期待できるでしょう。中国は、2014年末
に利下げを開始するなど経済政策の軸足を景気重視へ移しており、同国に起因するリスクに対する疑念は和らぐとみています。
 株式市場: 企業業績改善が株高を支える
世界的な景気回復と企業業績改善が続き、株式市場も底堅く推移する見込みです。ECBによる金融緩和策が、同地域の株式市場の上値
余地を高めるでしょう。新興国においても、経済安定を背景に株式のリターンが高まる地域が増えるでしょう。
 為替市場: 米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げにより米ドル高円安
日米金利差拡大を背景に、米ドル円は米ドル高傾向が続くと予想しています。新興国・資源国通貨については、インフレ率と各国の金融政
策の違いから通貨間のバラツキが広がるでしょう。ロシア、ブラジルなどはインフレ加速と景気減速への対応に苦慮するため通貨安が続く
リスクが高い一方で、インフレ率が安定している新興国通貨の下落幅は限定的であるとみています。
予想は今後変更される可能性があります。
2015年2月1日現在
出所:AB
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1
2: 各資産の騰落率
 金融市場から得られるリターンは、各国の経済状況と経済政策で大きく変わります。
2015年1月(%)
株式
グローバル
米国
欧州
日本
新興国
社債等
グローバル投資適格社債
新興国社債
グローバル・ハイイールド社債
国債等
米国
ユーロ圏
日本
新興国
REIT
2014年(%)
-3.8
-5.0
-2.0
20.1
29.4
54.8
60.9
53.1
54.4
7.4
10.3
11.8
0.5
-1.4
-1.6
-1.4
-3.0
0.5
-6.5
グローバルREIT
2013年(%)
0.0
18.8
17.7
19.5
14.1
22.0
20.8
30.5
19.8
13.3
18.2
29.9
4.5
-1.7
2.1
20.1
3.6
13.5
40.3
24.7
過去の一定期間の実績は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。
ヘッジなし円ベース(%)
2015年1月31日まで
投資家はインデックスまたは市場平均に直接投資することはできません。
出所:バークレイズ、DJ-UBS、ファクトセット、MSCI、S&P、東京証券取引所、JPモルガン、AB。巻末の「インデックスの説明」をご参照ください。
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2
3: 政治イベント及び日米欧金融政策決定会合
2015年
政治日程
米国
金融政策決定会合
(FOMC)
1月:1日 リトアニアがユーロ導入、25日 ギリシャ総選挙
3月:15日 米国連邦債務法定上限引き上げ期限、ギリシャ大統領任期終了
4月:日本統一地方選挙
5月:英国総選挙
6月:トルコ総選挙
9月:G20首脳会議(トルコ)
9月25日:自民党総裁選
10月:ポルトガル総選挙、タイ議会選挙、アルゼンチン大統領選挙
12月:スペイン総選挙
1月27-28日: 据え置き
3月17-18日 4月28-29日 6月16-17日 7月28-29日
9月16-17日 10月27-28日 12月15-16日
ユーロ圏
金融政策決定会合
1月22日 : 国債を含む追加緩和策決定
3月5日 4月15日 6月3日 7月16日 9月3日 10月22日 12月3日
日銀
金融政策決定会合
1月20-21日、2月17-18日 :現状維持
3月16-17日 4月7-8日 4月30日(展望レポート)
5月21-22日 6月18-19日
2015年2月19日現在
出所:各種資料を基にアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
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3
4: 世界経済の見通し
 世界経済の成長率は引き続きやや高まると予想しています。先進国の成長は加速する一方で、新興国ではやや景気減速が続くでしょう。
 米国では2015年前半のFRBの利上げ開始を想定する一方、ユーロ圏、日本、中国などは金融緩和を継続するとみています。
ABによる世界の実質国内総生産(GDP)成長率予測(%)
2013年実績
2014年予測
6.2
アジア(除く日本)
2015年予測
6.1
アジア(除く日本)
5.8
アジア(除く日本)
3.8
グローバル
2.5
グローバル
グローバル
2.7
米国
EEMEA*
2.5
オーストラリア
2.7
グローバル
3.0
オーストラリア
2.4
英国
2.6
英国
2.9
ラテンアメリカ
2.3
米国
2.4
日本
1.8
オーストラリア
1.6
1.5
米国
1.9
EEMEA*
英国
1.7
ラテンアメリカ
0.9
ユーロ圏
日本
1.5
ユーロ圏
0.8
ラテンアメリカ
ユーロ圏
-0.4
日本
1.6
0.3
1.0
EEMEA* -0.7
予測は今後変更される可能性があります。
2015年1月31日現在。実績値は修正される場合があります。
*東欧、中東、アフリカ(ハンガリー、ポーランド、トルコ、ロシア、南アフリカを含みます)
出所:AB
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4
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
慎重
中立
良好
① 日本経済のポイント
 FRBに倣った黒田日銀総裁による金融緩和強化と財政支出拡大をきっかけに、設備投資も復調、デフレ克服という「日本経済の正常化」
が続いています。2014年10月の日銀による、追加金融緩和で円安が進みました。
 2014年4月の消費増税(8%)で2014年前半の経済成長率は大きく減速。2014年11月には消費税率10%への再引上げが延期されました。
 2014年末から輸出の回復や増税の悪影響が和らいでおり、2015年に日本経済は再び2%前後の成長率に戻る見通しです。成長戦略によ
る経済活動の活性化は限定的でしょうが、第3次安倍内閣の下、脱デフレを徹底する政策対応が続くかどうかが最も重要です。原油価格
の下落は貿易収支の改善要因となりますが、同時にインフレ率の低下要因にもなります。
アベノミクスの概要
手段
標準的な経済理論に基づいた
金融政策強化
+機動的な財政支出
⇒総需要不足を解消して、
脱デフレと経済正常化を
実現。脱デフレを想定すれば、
株価、金利の水準は
大きく変わる。
予測
される
結果
過去20年の、日本経済の
長期停滞は終わる。
消費者物価指数(CPI)
4
55
3
2
45
前
年
同 1
月
比 0
35
%
生鮮食料を
除く総合
日銀の目標(2%)
( )
目的
デフレ克服を通じた経済正常化
の実現。インフレ安定化後に、
経済成長の天井を高める規制
改革を進める。
商工中金景況判断指数 非製造業計
-1
-2
食料及び
エネルギーを除く総合
-3
25
07 08 09 10 11 12 13 14 15 年
07 08 09 10 11 12 13 14
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される可能性があります。
中央図:2007年1月-2015年1月、右図:2007年1月-2014年12月
出所:ブルームバーグ、日本銀行、世界経済フォーラム、各種資料を基にアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
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5
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
中立
慎重
良好
② 米国経済のポイント
 経済指標は幅広い分野で回復を示し、労働市場も改善が続いています。2015年全体では+3.8%の成長率になると予想します。
 2014年10-12月期のGDP速報値は+2.6%(前期比年率)と予想を下回りましたが、4-6月期以降の3四半期で見るとGDP成長率(前期
比年率)は平均+4%となる強い成長が続いています。労働市場においても、2014年後半から雇用回復が鮮明になっています。
米ISM景況感指数:
製造業 対 非製造業
米雇用統計:
非農業部門雇用者数(前月差)と失業率
60
製造業
58
10.5
30
9.5
20
8.5
7.5
10
2.0
2.0
1.8
%
万人
54
2.2
前年同月比(
%)
56
40
個人消費支出コアデフレーター
1.6
1.4
52
6.5
6.5
0
失業率(右軸)
50
50
-10
非製造業
10
11
5.5
1.0
4.5
年
0.8
非農業部門雇用者数
(左軸)
48
12
13
14
15 年
-20
10
11
12
13
14
1.2
10
11
12
13
14
年
過去の分析及び予想(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予想は今後変更される可能性があります。
文章中に記載されているGDPの数値は季節調整後、前期比、年率。左図:2010年1月-2015年1月、中央図:2010年6月-2015年1月、右図:2010年1月-2014年12月
出所:米国労働省、ブルームバーグ
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6
5: 国及び地域別のポイント
② 米国経済のポイント(金融政策)
 FRBは、2014年から開始したテーパリングを10月に終了させ、2012年から続いたQE第3弾が終了しました。
 経済の復調持続を背景に、2015年半ば頃に政策金利の引上げを開始すると予想します。
FRB政策金利の市場予想(FF先物)
4.5
2015年2月6日時点
4.0
◆
2014年12月4日時点
3.5
◆
2014年10月15日時点
3.0
%
◆
◆
◆◆
◆
◆◆
2.5
◆◆
◆◆
2.0
◆◆◆
◆◆◆◆
1.5
◆◆
◆◆
1.0
◆
◆◆◆
◆◆◆◆
0.5
◆◆
0.0
◆◆
◆
15/2
15/7
15/12
◆
16/5
16/10
16/12
年/月
2014年12月17日時点のFOMC参加メンバーによる各年末時点のFF金利予想
過去の分析は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予想は今後変更される可能性があります。
出所:FRB クリーブランド、ブルームバーグ、AB
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7
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
中立
慎重
慎重
③ ユーロ圏経済のポイント
 2015年のユーロ圏は、緩やかな景気回復を予想しています。原油価格の下落やユーロ安、金融政策がユーロ圏経済を下支えると見て
います。
 ECBは2015年1月に国債の購入を含めた追加緩和策を発表しました。ECBは2012年の水準までバランスシートを拡大させるとしており、
債券利回りは記録的な水準まで低下、通貨ユーロも主要国通貨に対して下落しました。
 ギリシャの総選挙で急進左派連合(SYRIZA)が勝利しました。今後は反緊縮を掲げる新政権とユーロ圏の交渉の行方が注目されます。
デフォルトやユーロ圏離脱は想定しておらず、他のユーロ周縁国への影響は限定的とみています。
ユーロ圏国債のドイツ国債に対する
スプレッド(2年債)とECB保有資産の推移
20
4.0
ユーロ圏PMI:
製造業 対 サービス業
5
60
製造業
3.5
サービス業
15
55
10 %
50
2.0
4
前年比(
%)
ー
3.0
兆
ユ 2.5
ロ
ユーロ圏消費者物価指数
5
3
2
1
1.5
45
1.0
11
12
ポルトガル
アイルランド
スペイン
13
14
0
15 予 16 予 年
イタリア
0
40
ECB保有資産(左軸)
-1
10
11
12
13
14
15 年
05
07
09
11
13
15 年
過去のパフォーマンス及び予測(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予想は今後変更される可能性があります。
左図:2010年1月-2015年1月までは実績値、それ以降はAB予想、中央図:2010年1月-2015年1月、右図:2005年1月-2015年1月
出所:ブルームバーグ、マークイット
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8
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
慎重
中立
中立
④ オーストラリア経済のポイント
 中央銀行(RBA)は2月3日に25bpsの予想外の利下げを行い、政策金利を2.25%としました。
 商品価格の下落が経済成長の減速や失業率の高止まりの背景にあり、2015年中に少なくとももう一度利下げがあると予想します。
 2015年のGDP成長率は1.6%程度にとどまるとみられます。賃金の伸び、商品価格、住宅市場の動向がオーストラリア経済に影響を与え
る材料として注目されます。
トリム平均消費者物価指数(CPI)と政策金利
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
8
4.5
7
3.6
政策金利
6
2.7
5
%
インフレ
ターゲット:
2-3%
4
3
2
2.7
2.7
2.6
2.2
%
1.5
2.3
1.6
トリム平均CPI
1
00 01 02 04 05 07 08 09 11 12 14
年
06 07 08 09 10 11 12 13 14予15予 年
オーストラリア失業率
6.8
6.6
6.4
6.2
6.0
5.8
5.6
5.4
%
5.2
5.0
4.8
4.6
4.4
4.2
4.0
3.8
04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 年
過去の分析及び予測(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される可能性があります。
左図: 2000年12月-2015年2月4日、中央図:2015年1月31日現在、右図:2004年1月-2015年1月。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、オーストラリア統計局、AB
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9
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
中立
慎重
中立
⑤ 中国経済のポイント
 2015年は6.6%の成長となる見通しです。この数年では若干減速成長となりますが、先進国や他の新興国と比べて高い成長率を維持する
見通しです。原油価格の低下は中国経済にはプラス材料ですが、住宅価格の調整や腐敗撲滅キャンペーン、為替政策など引き続き注視
すべき点が存在しています。
 金融政策においては、2月4日に預金準備率を50bps引き下げ、19.5%としました。2015年末までに、更に200bpsの預金準備率の引下げ
と、貸出基準金利の75bpsの引下げを予想しています。
政策金利、預金準備率及び消費者物価指数(CPI )
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
9.6
9.2
10.4
9.3
9
7.7
7.7
7.3
25
政策金利(左軸)
6.6
%
6
08
09
10
11
12
13
14予
20
15予 年
% 3
中国の有効求人倍率の推移
15 %
1.2
倍
CPI (左軸)
0
1.0
10
0.8
0.6
-3
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14
年
大手行預金準備率(右軸)
07
08
09
10
11
5
12
13
14
15
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される可能性があります。
左図(上):2015年1月31日現在、左図(下):2001年1月-2014年12月、右図:2007年1月-2015年1月。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、ヘイバー・アナリティクス、AB
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10
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
中立
慎重
慎重
⑥ インド経済のポイント
 モディ政権の構造改革は緩やかな進展となっているが、燃料価格と食料品価格高騰の鎮静化で、インフレ環境、財政収支、対外収支の
改善が期待されます。
 金融政策では、2015年1月15日に25bpsの緊急利下げを行いました。インフレ率が低下しており、経済成長が緩慢な中、更なる利下げの
余地が生まれていると見ています。
実質国内総生産(GDP)成長率 、
財政赤字の対GDP比及び経常赤字の対GDP比の推移
12
9.3
9.8
8.5
%
12
10.3
8
4
MSFレート、政策金利、リバース・レポレート、現金準備率、
卸売物価指数(WPI)及び消費者物価指数(CPI)
3.9
6.6
10
4.7 5.0 5.2 5.4
0
%
-4
8
MSFレート
政策金利
6
CPI
4
現金準備率
リバース・レポレート
2
-8
0
-12
-2
06 07 08 09 10
実質国内総生産(GDP)
経常赤字のGDP比
11 12 13 14予 15予 年
財政赤字のGDP比
WPI
08
09
10
11
12
13
14
15
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される可能性があります。
左図:2015年1月31日現在。GDPの14年、15年予想値はAB予想。財政赤字および経常収支のGDP比14年、15年予想値はIMF予想。右図:2008年1月-2015年1月。GDPは年率、CPIは前年同月比。
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、AB
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11
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
中立
慎重
中立
⑦ インドネシア経済のポイント
 2014年12月、インドネシア政府は原油価格下落を受けてエネルギー補助金制度の撤廃を決定しました。長期的には、予算がインフラ関
連、社会保養、生産性向上などへ振り向けられ、成長が後押しされると予想します。石油の輸入価格の下落は経常収支の改善にも寄与
すると予想されます。
 インドネシア中銀は、2015年2月17日に予想外の25bpsの利下げを行い、政策金利を7.50%としました。
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
6.3
6.2
6.0
6.5
6.3
9
5.8
5.5
政策金利、消費者物価指数(CPI)、
銀行間翌日物金利及びインフレターゲット
5.1
5.4
20
政策金利
0
7
%
5
-20
-40
-60
4
-80
インフレ
ターゲット:
3.5-5.5%
3
06 07 08 09 10 11 12 13 14予15予 年
億米ドル
銀行間
翌日物金利
6
%
40
CPI
8
4.6
経常収支
2
10
11
12
13
14
15
年
-100
-120
06 07 08 09 10 11 12 13 14 年
過去の分析及び予測(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される可能性があります。
左図:2015年1月31日現在、中央図:2010年1月-2015年1月、右図:2006年3月-2014年12月。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、AB
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12
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
慎重
慎重
慎重
⑧ ブラジル経済のポイント
 2010年以降の急激な通貨高や、財政支出拡大策が不発に終わり、消費主導の持続的成長は実現せず成長率が鈍化しました。景気減速
が長期化しており、2014年の成長率は+0.1%、2015年は-0.2%を予想しています。
 中央銀行は2014年12月の0.50%の利上げに続き、2015年1月も政策金利を0.50%引き上げ、12.25%としました。今後は3月の金融政策
決定会合で利上げを決定した後、その水準を維持していくと見ています。
 ルセフ大統領の第二次政権で財務相にジョアキン・レヴィ氏が指名されました。財政健全化を進める人物としてレヴィ氏に期待が集まって
いますが、改革の推進は容易でないと判断しています
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
ブラジル・レアル円と米ドルレアル動向
70
7.5
政策金利と消費者物価指数(CPI)
日本円÷ブラジル・レアル(左軸)
ブラジル・レアル÷米ドル(右軸)
2.7
30
25
6.1
60
5.2
2.7
2.5
1.0
0.1
-0.2
-0.3
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 年
予 予
50
40
2.1
20
インフレ
ターゲット:
4.5% ±2%
%
%
ブラジル・
レアル
日本円
4.0
政策金利
2.4
15
10
CPI
1.8
5
30
1.5
07 08 09 10 11 12 13 14 15 年
0
00 02 04 06 08 10 12 14 年
過去の分析及び予測(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される可能性があります。
左図:2015年1月31日現在、中央図:2007年1月-2015年1月、右図:2000年1月-2015年1月。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、AB
当資料の表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をお読みください。
13
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
中立
慎重
良好
⑨ メキシコ経済のポイント
 2015年は米経済回復の恩恵を受けて、メキシコの経済成長率は3.2%となる予想です。
 足元で原油価格の下落が続いていますが、メキシコの純石油輸出量は少ないため経常収支への影響は小さく、財政収支においても原油
価格の変動を相殺する措置を取っているため影響は限定的となるでしょう。ただし、原油価格の下落が2015年も続く場合、より緊縮的な
財政運営が必要になると考えます。
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
政策金利と消費者物価指数(CPI)
日本円÷メキシコ・ペソ(左軸)
メキシコ・ペソ÷米ドル(右軸)
5.1
5.0
メキシコ・ペソ円と米ドルペソ動向
16
12
4.0 4.0
10
政策金利
3.2
3.1
2.1
1.1
10
6
6
%
日本円
12
8
%
メキシコ・
ペソ
1.4
8
14
10
4
CPI
2
インフレターゲット:
3% ±1%
-4.7
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 年
予 予
8
4
07 08 09 10 11 12 13 14 15
年
0
05
07
09
11
13
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される可能性があります。
左図:2015年1月31日現在、中央図:2007年1月-2015年1月、右図:2005年10月-2015年1月。GDPは年率、CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、AB
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14
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
慎重
慎重
慎重
⑩ 南アフリカ経済のポイント
 経済成長率は、 2015年は+2.4% と予想しており、2014年の+1.3%の予想値を上回ると見ています。
 中央銀行は金融政策の正常化を目指すものの、足元の堅調さを欠く経済状況や低インフレ環境を踏まえ、2015年内は政策金利を据え
置くと見ています。
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
政策金利と消費者物価指数(CPI)
経常収支
15
5.6 5.5
500
政策金利
3.6
3.1
3.6
2.5
%
0
12
-500
2.4
9
1.9
1.3
億
ラ
-1000
ン
ド
-1500
%
6
3
-1.5
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15
予 予
年
-2000
CPI
0
00
02
04
06
-2500
08
10
12
14
年
02
04
07
09
12
14
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される可能性があります。
左図:2015年1月31日現在、中央図:2000年1月-2014年12月、右図:2002年3月-2014年9月。GDPは年率
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、AB
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15
経済天気予報:
経済天気予報は以下の3とおり
5: 国及び地域別のポイント
良好
中立
中立
慎重
慎重
⑪ トルコ経済のポイント
 2014年8月の大統領選挙はエルドアン氏が勝利を収めました。内閣にはババジャン元副首相、シムシェキ元財務相が留まり、堅実な経済政
策が維持されると見ています。
 原油価格の下落を受けて、経常収支は改善、インフレ率は低下すると予想します。中央銀行が2015年前半に合計150bpsの利下げを行うと
見ており、金融政策が利上げに転換するのは2016年と予想します。
実質国内総生産(GDP)成長率の推移
経常収支
9.2 8.8
20
6.9
12
翌日物金利
11
0
目標
金利幅:
8-12%
10
4.7
4.1
3.0 3.3
0.7
-20
億米ドル
2.1
%
政策金利、目標金利幅、翌日物金利及び
消費者物価指数(CPI)
9
8
-40
%
-60
6
政策金利
5
-80
4
-4.8
06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 年
予 予
7
-100
08
09
10
11
12
13
14
年
CPI
3
10
11
12
13
14
年
過去の分析及び予測(経済天気予報(ABが予測する潜在成長率を基準とした経済見通し)を含む)は将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。予測は今後変更される可能性があります。
左図:2015年1月31日現在、中央図:2008年1月-2014年12月、右図:2010年5月-2015年1月。CPIは前年同月比
出所:国際通貨基金(IMF)、ブルームバーグ、トルコ中央銀行
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16
6: ABのご紹介
ABについて
世界を結ぶグローバル・ネットワーク 22カ国、46都市に広がる拠点
アムステルダム
コペンハーゲン
 資産運用業務で40年を超える歴史と経験
 上場企業(ニューヨーク証券取引所)* としての信頼
 A+の格付(S&P)**
 世界の機関投資家・富裕層・個人投資家のニーズに応える
幅広い商品群とサービス内容
アトランタ
ニューヨーク
ボストン
シカゴ
フィラデルフィア
サンアントニオ
サンディエゴ
クリーブランド
ダラス
デンバー
ヒューストン
ロサンゼルス
マイアミ
ミネアポリス
フランクフルト
ジュネーブ
サンフランシスコ
シアトル
タンパ
トロント
ワシントン D.C.
ウェストパームビーチ
ブエノスアイレス
メキシコシティ
ロンドン
福岡
ルクセンブルグ
ミラノ
ミュンヘン
オスロ
パリ
ストックホルム
チューリッヒ
香港
バーレーン
メルボルン
シドニー
ABはニューヨークをはじめ世界22カ国46都市に拠点を有し、総額
約56.8兆円(約4,740億米ドル)の資産を運用する世界有数の資
産運用会社です。世界の機関投資家、富裕層、一般の個人投資
家からも高い評価を受けています。
運用サービスには、株式、債券、マルチアセット、オルタナティブ等
があり、それぞれにサービスに特化したチームが調査・運用を行い
ます。
台北
東京
ソウル
シンガポール
サンパウロ
赤字は運用・リサーチを行っている拠点
 約200名のアナリストを擁する、業界屈指のリサーチ陣容
 約3,500名の従業員
高雄
台中
運用資産総額: 約56.8兆円(約4,740億米ドル)
資産クラス別
顧客別
富裕層 9.1兆円
オルタナティブ 2.4兆円
マルチアセット
13.3兆円
株式
12.1兆円
債券
29.0兆円
機関投資家
28.4兆円
リテール
19.4兆円
2014年12月31日現在
* アライアンス・バーンスタイン・ホールディング・エル・ピーのリミテッド・パートナーシップ持分がニューヨーク証券取引所に上場
** アライアンス・バーンスタイン・エル・ピーの格付。巻末の「無登録格付に関する説明書」をご参照ください。
四捨五入の関係上、上記の各項目の合計と運用資産総額が一致しない場合があります。米ドル建て資産額の円建て表示の為替換算レートは1米ドル=119.895円(WMロイター)を用いています。
出所:AB
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17
ご参考
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18
金融市場と経済活動の関係
 「各国の経済活動や経済政策の動き」 + 「先行きの予想」が、金融市場の価格形成の源泉です。一方、金融市場の資産価格の変動が、
経済活動に影響します。つまり、双方(金融市場と実体経済)は互いに影響し合う関係にあります。
 経済成長率(実体経済)は、家計(個人消費等)、企業(設備投資)、政府(財政政策)の需要(支出)で決まります。特に先進国では、金融
政策の変化が総需要に大きく影響を及ぼすようになり、金融市場の価格形成にも決定的に影響します。
金融市場の価格形成
経済活動(実体経済)
金利
家計部門
個人消費、住宅投資
株、債券、不動産
等の資産価格に影響
企業部門
設備投資
政府部門
財政政策(消費・投資)
為替
株価
相互に影響
金融政策
2014年に転換点
出所:各種資料を基にアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
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19
正規分布で、「真のリスク」は説明できない
 期待リターンとリスクには正の相関があります(リスクなしにリターンは享受できない)。通常、リスク(標準偏差)は
ばらつき(不確定性)を表します。
リスクが「標準正規分布」に沿って発生する場合、年率リターン
(期待収益率)5%、リスク15%の金融資産は1年後にどうなるか?
標準正規分布図
① 100万円→105万円(+5%)に増える確率が最も高い。
約70%の確率で、120万円(5%+15%)~90万円
(5%~15%)の範囲で増減
①
② 約95%の確率で、135万円~75万円の範囲で増減。
25万円以上資産が減るのは、約40年に1回程度のはず
②
③ 約99%の確率で、150万円~60万円と範囲で増減。40%以上
つまり100万円→60万円以下に激減するのは、約800年に一回
しかないはず
③
-3.0
-2.0
-1.0
0.0
1.0
2.0
3.0
68.26%
95.44%
99.74%
 ただ、実際にはリーマンショックなど、800年に1度しか起こらないはずの、極めて大きな資産価格下落は、金融市場が成立してから数回
起きています。
 金融市場が内包するリスクは、標準正規分布の枠組みで説明できません。モデルで説明できない「テールリスク」のシナリオと蓋然性を
考え、資産運用に取り組む必要があります。
損失リスクがあるのに資産運用は必要なのか?
リスクとリターンは年率表示
出所:各種資料を基にアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
当資料の表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をお読みください。
20
インフレ時代到来で投資で成功するための3つの常識
アベノミクス発動で、インフレ到来と経済正常化が日本で始まります。
デフレ時代にのみワークした「預金偏重」では、金融資産の価値は減るだけです。
テールリスクを意識しながら、一定のリターン確保する「賢い投資」を実践する必要があります。
1.
非課税口座の活用、金融商品の販売・運用手数料の選択
2.
資産価格の期待リターンは、各国の経済状況・政策で大きく変わります。
この原理・原則を正しく理解する必要。
3.
ライフステージから必要な目標リターンを定め、それに応じた「適切なリスク」をとる。
3つ常識を頭に叩き込んで、投資に取り組み、人生をより豊かにエンジョイしよう!
出所:各種資料を基にアライアンス・バーンスタイン株式会社が作成
当資料の表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をお読みください。
21
インデックスの説明
以下は当資料で言及しているインデックスについての説明です。全てのインデックスは実際に投資されているものではなく、投資信託ポートフォリオのアク
ティブ運用に伴う販売手数料や運営費は反映されていません。投資家はインデックスまたは市場平均に直接投資することはできません。また、以下のイン
デックスはABの運用するファンドを含むいかなる具体的な投資を示唆するものでもありません。
 MSCI ワールド・インデックスは世界の先進国24ヵ国の株式市場のパフォーマンスを測定することを目的とした浮動株調整後時価総額インデックスです。2010年5月現在で、下記の24カ国の株価指数から構成さ
れています。米国、カナダ、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、アイルランド、イスラエル、
イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、英国。 (P2のグローバル株式は当インデックスを使用)
 S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)500種インデックスは米国株式市場の最も優れた尺度として広く知られ、世界的に有名なこのインデックスは米国経済の主要産業における主要企業500社の代表的銘柄で構
成されています。S&P 500種インデックスは市場の大型株を中心に構成されていますが、米国株式の80%以上をカバーし、市場全体を理想的に表しています。S&P 500種インデックスは、ポートフォリオ構築の
構成要素として使用できる米国の一連のインデックスの1つです。採用銘柄の資産が1兆米ドル近くに達するS&P 米国インデックスは、主要な市場の指標としてだけでなく、コスト効率のよい複製、または株価指
数連動商品の構築を行うための投資対象ポートフォリオとしても高い評価を得ています。
(P2の米国株式は当インデックスを使用)
 MSCI 欧州インデックスは欧州先進諸国の株式市場のパフォーマンスを測定することを目的とした浮動株調整後時価総額加重インデックスです。2010年5月現在で、MSCI 欧州インデックスは下記の17ヵ国の株
価指数から構成されています。オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イスラエル、イタリア、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス
、英国(P2の欧州株式は当インデックスを使用)
 TOPIX(東証株価指数)は東京証券取引所の市場第一部の全銘柄を対象とする時価総額方式のインデックスです。(P2の日本株式は当インデックスを使用)
 MSCI エマージング・マーケット・インデックスは世界の新興国の株式市場のパフォーマンスを測定することを目的とした浮動株調整後時価総額インデックスです。2010年5月現在で、下記の21ヵ国の新興国の株
価指数から構成されています。ブラジル、チリ、中国、コロンビア、チェコ、エジプト、ハンガリー、インド、インドネシア、韓国、マレーシア、メキシコ、モロッコ、ペルー、フィリピン、ポーランド、ロシア、南アフリカ、台
湾、タイ、トルコ(P2の新興国株式は当インデックスを使用)
 バークレイズ・グローバル総合社債インデックスはグローバル総合債券インデックスに含まれる銘柄で、グローバル市場で公募発行された投資適格社債のパフォーマンスをあらわすものです。(P2のグローバル
社債は当インデックスを使用)
 JPモルガンCEMBI ブロード・ダイバーシファイド・インデックスは南北アメリカ、欧州、中東、アフリカおよびアジアの地域の新興国市場の米ドル建て社債を含んでいます。(P2の新興国社債は当インデックスを使
用)
 バークレイズ・グローバル・ハイイールド社債インデックスは世界のハイ・イールド社債市場を広範に把握した基準です。(P2のグローバル・ハイイールド社債は当インデックスを使用)
 バークレイズ米国国債インデックスはグローバル総合インデックスの米国債部門を構成する固定金利、現地通貨建てソブリン債を含みます。(P2の米国債は当インデックスを使用)
 バークレイズ・ユーロ国債インデックスはグローバル総合インデックスのユーロ国債部門を構成する固定金利、現地通貨建てソブリン債を含みます。
(P2のユーロ圏国債は当インデックスを使用)
 バークレイズ日本国債インデックスはグローバル総合インデックスの日本国債部門を構成する固定金利、現地通貨建てソブリン債を含みます。(P2の日本国債は当インデックスを使用)
 JPモルガンEMBI グローバル・インデックスは南北アメリカ、欧州、中東、アフリカおよびアジアの地域の新興国市場の米ドル建て国債、準国債を含んでいます。(P2の新興国国債は当インデックスを使用)
 FTSE EPRA/NAREIT グローバル・リアル・エステート・インデックスは世界中の取引可能なREITの全体的なトレンドを示します。(P2のグローバルREITは当インデックスを使用)
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22
当資料についての重要情報
当資料は、投資判断のご参考となる情報提供を目的としており勧誘を目的としたものではありません。特定の投資信託の
取得をご希望の場合には、販売会社において投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので、必ず詳細をご確認の
うえ、投資に関する最終決定はご自身で判断なさるようお願いします。以下の内容は、投資信託をお申込みされる際に、投
資家の皆様に、ご確認いただきたい事項としてお知らせするものです。
 投資信託のリスクについて
アライアンス・バーンスタイン株式会社の設定・運用する投資信託は、株式・債券等の値動きのある金融商品等に投資
します(外貨建資産には為替変動リスクもあります。)ので、基準価額は変動し、投資元本を割り込むことがあります。し
たがって、元金が保証されているものではありません。投資信託の運用による損益は、全て投資者の皆様に帰属します。
投資信託は預貯金と異なります。リスクの要因については、各投資信託が投資する金融商品等により異なりますので、
お申込みにあたっては、各投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結前交付書面等をご覧ください。
 お客様にご負担いただく費用―投資信託のご購入時や運用期間中には以下の費用がかかります。
 申込時に直接ご負担いただく費用 …申込手数料 上限3.24%(税抜3.00%)です。
 換金時に直接ご負担いただく費用…信託財産留保金 上限0.5%です。
 保有期間に間接的にご負担いただく費用…信託報酬 上限2.0304%(税抜1.8800%)です。
その他費用…上記以外に保有期間に応じてご負担いただく費用があります。投資信託説明書(交付目論見書)、契約締結
前交付書面等でご確認ください。
上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。費用の料率につきましては、
アライアンス・バーンスタイン株式会社が運用する全ての投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最高の料率
を記載しております。
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23
無登録格付に関する説明書
格付会社に対しては、市場の公正性・透明性の確保の観点から、金融商品取引法に基づく信用格付業者の登録制が導入されております。これに伴い、金融商品取引業者等は、無登録格付業者が付与した格付を利
用して勧誘を行う場合には、金融商品取引法により、無登録格付である旨および登録の意義等をお客様に告げなければならないこととされております。
登録の意義について
登録を受けた信用格付業者は、①誠実義務、②利益相反防止・格付プロセスの公正性確保等の業務管理体制の整備義務、③格付対象の証券を保有している場合の格付付与の禁止、④格付方針等の作成および
公表・説明書類の公衆縦覧等の情報開示義務等の規制を受けるとともに、報告徴求・立入検査、業務改善命令等の金融庁の監督を受けることとなりますが、無登録格付業者は、これらの規制・監督を受けておりま
せん。
スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ
ムーディーズ・インベスターズ・サービス・インク
格付会社グループの
呼称等について
 格付会社グループの呼称:スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ
(以下「S&P」と称します。)
 グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:スタンダード&プアーズ・レー
ティング・ジャパン株式会社(金融庁長官(格付)第5号)及び日本スタンダード&プア
ーズ株式会社(金融庁長官(格付)第8号)
 格付会社グループの呼称:ムーディーズ・インベスターズ・サービス・
インク(以下「ムーディーズ」と称します。)
 グループ内の信用格付業者の名称及び登録番号:ムーディーズ・ジャパン株式会
社(金融庁長官(格付)第2号)、ムーディーズSFジャパン株式会社(金融庁長官
(格付)第3号)
無登録格付について
格付会社グループ「S&P」の付与した信用格付のうち「スタンダード&プアーズ・レーテ
ィング・ジャパン株式会社」及び「日本スタンダード&プアーズ株式会社」以外の者が付
与した信用格付が、金融商品取引法上の「無登録格付」になります。
格付会社グループ「ムーディーズ」の付与した信用格付のうち「ムーディーズ・ジャパン
株式会社」及び「ムーディーズSFジャパン株式会社」以外の者が付与した信用格付が、
金融商品取引法上の「無登録格付」になります。
信用格付を付与するため
に用いる方針及び方法の
概要に関する情報の入手方
法について
スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のホームページ(S&P日本語
ホームページ(http://www.standardandpoors.com/ja_JP/web/guest/home))の「ラ
イ ブ ラ リ ・ 規 制 関 連 」 の 「 無 登 録 格 付 け 情 報 」 ( http://www.standardandpoors.
com/ratings/unregistered/jp/jp)に掲載されております。
ムーディーズ・ジャパン株式会社のホームページ(ムーディーズ日本語ホームページ
(http://www.moodys.co.jp)の「信用格付事業」をクリックした後に表示されるページ)
にある「無登録業者の格付の利用」欄の「無登録格付説明関連」に掲載されております。
信用格付の前提、意義
および限界について
S&Pの信用格付は、発行体または特定の債務の将来の信用力に関する現時点にお
ける意見であり、発行体または特定の債務が債務不履行に陥る確率を示した指標で
はなく、信用力を保証するものでもありません。また、信用格付は、証券の購入、売却
または保有を推奨するものでなく、債務の市場流動性や流通市場での価格を示すも
のでもありません。
信用格付は、業績や外部環境の変化、裏付け資産のパフォーマンスやカウンターパー
ティの信用力変化など、さまざまな要因により変動する可能性があります。
S&Pは、信頼しうると判断した情報源から提供された情報を利用して格付分析を行っ
ており、格付意見に達することができるだけの十分な品質および量の情報が
備わっていると考えられる場合にのみ信用格付を付与します。しかしながら、S&Pは、
発行体やその他の第三者から提供された情報について、監査、デューデリジェンスま
たは独自の検証を行っておらず、また、格付付与に利用した情報や、かかる情報の利
用により得られた結果の正確性、完全性、適時性を保証するものではありま
せん。さらに、信用格付によっては、利用可能なヒストリカルデータが限定的であること
に起因する潜在的なリスクが存在する場合もあることに留意する必要があります。
ムーディーズの信用格付は、事業体、与信契約、債務又は債務類似証券の将来の相
対的信用リスクについての、現時点の意見です。ムーディーズは、信用リスクを、事業
体が契約上・財務上の義務を期日に履行できないリスク及びデフォルト事由が発生し
た場合に見込まれるあらゆる種類の財産的損失と定義しています。信用格付は、流動
性リスク、市場リスク、価格変動性及びその他のリスクについて言及するものではあり
ません。また、信用格付は、投資又は財務に関する助言を構成するものではなく、特
定の証券の購入、売却、又は保有を推奨するものではありません。ムーディーズは、
いかなる形式又は方法によっても、これらの格付若しくはその他の意見又は情報の正
確性、適時性、完全性、商品性及び特定の目的への適合性について、明示的、黙示
的を問わず、いかなる保証も行っていません。
ムーディーズは、信用格付に関する信用評価を、発行体から取得した情報、公表情報
を基礎として行っております。ムーディーズは、これらの情報が十分な品質を有し、ま
たその情報源がムーディーズにとって信頼できると考えられるものであることを確保す
るため、全ての必要な措置を講じています。しかし、ムーディーズは監査を行う者では
なく、格付の過程で受領した情報の正確性及び有効性について常に独自の検証を行
うことはできません。
当情報は、2014年12月30日にアライアンス・バーンスタイン株式会社が信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。詳しくはスタンダード&プアー
ズ・レーティング・ジャパン株式会社およびムーディーズ・ジャパン株式会社の各ホームページをご覧ください。
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