スケール - egonoki

No.22
No.51
2015 年 3 月号
http://egonoki.jp/all/
エゴノキクラブ
月刊 560 部発行
付き添いママの体重調整
お子さんに付き添う時間が長くなり、治療サイクルも安定してくると、ベッドサイド
で動かないママは体重が少しずつ増えてくることも・・・。体重の大幅な増加は、体が
だるくなったり、重くなったりして不調をきたす原因になることもあります。ママがお
子さんに付き添うパワーを保つためにも、体重を整えて、健やかな毎日を続けるステッ
プをご紹介いたします。
Step.1
朝のスケール
朝、着替える前に体重を測ってみましょう。そして、それをメモしましょう。数値を
把握しやすいので、デジタルの表示がおすすめですよ。
Step.2
夜のスケール
お風呂に入るときや、眠る前に体重を測ってみましょう。そして、朝の体重と比較し
てみましょう。朝、昼、夜と食べて、どのくらい体重は増えていますか。
Step.3
次の日に調整
朝の体重から夜の体重まで500グラム以上増えていたら、翌日はエスカレーターや
スケール
エレベーターの利用を控えて、階段を積極的に上りましょう。増えた体重は、3日以内
に減らすのがポイントです。ただし、付き添い中のママの食事は貴重なリフレッシュの
時間ですから、食べる楽しみは減らさずに!
Step.4
自分に大満足
食べる量を減らさずに、階段を利用した自分に大満足をしましょう。お子さんの付き
添い中に「ああすればよかった、こうすればよかった」と思う自分に嫌悪感を抱いたり、
自分は無力だとため息をついたりする時間をほんの少し変えることができます。
付き添いをしながらも、体重を調整するという目的をもって、階段を上れた日には、
大いに自分を称えましょう。簡単なアドバイスでも、人は自分に都合の良い理由をつけ
て実行しないことのほうが多いですから。
エディター:国立成育医療研究センター小児がん登録室
佐藤聡美、望月悠
意外な方法で告知されました
ジュニア
私は中 3 で小児がんを発病し、当時では珍しく病名告知された上で闘病しました。
初めて自分の病名を知ったのは、まだ診断が確定していない時で、外泊で家に帰る途中
の車の中でした。その頃は感染症かもしれないからと隔離されたり、いろんな情報が飛び
交っていたようです。そんな中、両親は早とちりで「がんじゃなくてよかったね」と笑顔
で私に言いました。そして、親から疑われていた病気についてそれぞれ大まかに説明され
ました。その直後!主治医からの呼び戻しの連絡が入り、そのまま病院にリターンしまし
た。私は当時 15 歳。たった今、色々説明されたので、何が起こったのか想像がつきます。
両親も私も思わぬ形での告知でした。
もちろん、別の日にちゃんと主治医と母親と同席で告知を受けました。しっかりとは覚
えていませんが、病気について、治療の必要性、どんな治療をするのか、治療による身体
への影響、学校についてなど、一通りの説明を受けたと思います。しっかり覚えているの
は「髪の毛が抜けても、お父さんと違って生えてくるんだよ」と言われたことです。その
時は「ハゲてたまるか」と思った気がします。とにかく私はただ「やるべきことをやるだ
けだ」と、治療することに納得していました。そのため、治療方法に関しても自分で積極
的に意見を言ったり、抗がん剤の副作用対策を看護師さんたちと協力して工夫したりでき
ました。
後に母親に告知について聞いたところ、
「自分の事なのだからちゃんと知っておくべきだ
と思っていたから、どのみち告知はしていた」と言っていました。このあっけらかんとし
た告知は異例だとは思いますが、結果的に心構えとなり、病気や治療をすんなり理解し受
け入れられた 1 つの要因だったと思います。この告知の出来事は、
「ドラマみたいにタイミ
ングが良かったよね」と今では笑い話になっています。
(パキラ)
「パキラ」さんは神奈川県のエゴノキクラブのジュニア・ライターさんです。
私たちは小児がんの子どもと家族ための「エゴノキクラブ」を応援します。
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