與 朋 究 理 流 汗 悟 道 校 長 室 だ よ り 平成27年度 第1号 新しい年度が本格的にスタートしました。先日行われた通信制と単位制の始業式で話した内容に加 筆・修正を加えて、校長室だより第1号としました。参考になれば幸いです。 何事も始めが大切 振り返って反省・改善も必要 受講登録が終わり、今年の皆さんの目標が定 まったことでしょう。目標達成を目指す際に参 考になる話を二つしたいと思います。一つは「何 事も始めが大切」ということ。もう一つは「目 標達成には、途中での振り返りと反省・改善を 繰り返すことが大切」という話です。 「始め半分」、「始めよければ終わりよし」 ことわざ という 諺 があります。物事の成否は、最初の やり方の善し悪しで大部分が決まる。始めを上 手に進めることができると、結果的に最後まで うまくいくことが多い。こうした意味で、先ほ どの諺は使われています。 皆さんには、1年の始まりである4~5月の 取り組みを大切にしてほしいと思います。初め てのレポート作成、最初の面接指導への出席な ど、この時期は「初」が付くものが多々ありま す。しっかり準備して、充実した取り組みにし てください。単位修得に向けて、皆さんが順調 なスタートを切ることを期待しています。 二つ目の話は「やりっ放しはダメ」とも言い 換えることができます。我々は、何かに失敗す ると、どこが悪かったかを反省します。しかし、 失敗に至る前に振り返り、改善する努力を怠り がちです。大切なことは、最終結果が出る前に 反省・改善する機会をつくることです。目標を どこまで達成したか。うまくいかない原因は何 かなどを明らかにする。そして、やり方を工夫 したり改善策を考えたりして実行する。この考 え方を PDCA サイクル(Plan → Do → Check → Action)などとよびます。このプロセスを繰り 返すことで、目標を達成するのです。企業経営 などで使われる手法ですが、我々が目標達成を 目指す際にも有効な方法だと思います。 新年度の取り組みが始まります。折に触れて 自らの取り組みを振り返る機会をつくり、改善 策を加えてください。皆さんが初志貫徹し、今 年度の目標を実現することを期待しています。 自ら伸ばせ 輝かせ …単 位 制 の 精 神 を 大 切 に ! 今、皆さんは、「今年は頑張ろう」と新たな 決意を固めていることでしょう。「初心忘れる べからず」です。始めの決意や目標を忘れずに、 努力することが、物事を成し遂げる最善の道で す。新年度を迎えた今の気持ちや決意を忘れず に、今年1年間、頑張ってほしいと思います。 新年度にあたり、皆さんにお願いがあります。 それは、「More Elegant」など本校単位制の基 本精神の再確認です。 例えば、単位制スピリット More Elegant は、「 現状より以上を目指す 」精神として、本 校では大切にしています。現状に満足せず、常 き きゆう に現状以上のものを希 求 する。この気持ちを 常に大切にしてほしいと願っています。 また、単位制生徒指標にある次の言葉も、皆 さんの行動指針として忘れないでください。 「 自 ら 伸 ば せ 輝 か せ 」 「 心 豊 か に 気 品 あ れ 」 「 進 取 で 強 く し な や か に 」 三つ同時に達成することは、難しいかも知れ ません。いずれか一つを今年の重点目標として、 1年間頑張ってみてもよいと思います。 例えば、「自ら伸ばせ 輝かせ」と自分に言 い聞かせ、日々の学習や資格取得などに積極的 に取り組んでみてください。あるいは、他人を 思いやる気持ちを大切にした心豊かな生活を心 がけることも大変立派な取り組みです。進取の 気概を大切にして、新しいことや未知の分野に 積極的に挑戦することも素晴らしいことです。 新年度を迎えた新鮮な気持ちで、1年の目標 を定めてください。そして、初心を忘れること なく、目標の実現に向けて努力してください。 「継続は力なり」と言います。地道に続けるこ と、小さな努力の積み重ねが、やがて大きな力 となります。「現状より以上を目指す」という 単位制スピリットを忘れずに、頑張りましょ う!
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