第2回宗像国際環境100人会議報告書

第2回宗像国際環境100人会議
報告書
2015年5月22日∼24日, 6月21日
http://www.munakata-eco100.com/
www.facebook.com/munakataeco100
@munakataeco100
2015年5月22日∼24日の3日間にわたり、第2回宗像国際環境100人会議(以下、宗像フォーラム2015)
が福岡県宗像市にて開催されました。今年は、昨年第1回のおよそ2倍の参加者が集まり2015年テー
マ「海と生きる∼海と森との共生∼」に沿って世界と地域の両方の側面から、多様で活発な意見が交
換されました。また、市民向けのシンポジウムや、地元の中学生、高校生を対象とした宗像国際育成プ
ログラムが同時開催され、宗像フォーラムに参加しているゲストが講師となり特別レクチャーを行い
ました。
また、宗像市内を巡りながら地元との交流を深めるフィールドワークや有識者を囲んでの意見交換会
など、大学生のみのプログラムも行われ、35大学から集まった100名の大学生が知見を広げ、価値観
を共有しながら交流を深めました。
5 月 22 日(金)23 日(土)24 日(日)
市民報告会&記念講演会 6 月 21 日(日)
本会合
会 場 :オテルグレージュ / 日本赤十字九州国際看護大学
ぶどうの樹 海岸通り マルマーレ / ぶどうの樹 ゆかいな果樹園
主 催 : 宗像国際環境100人会議実行委員会 / UBrainTV 株式会社
共 催 : 宗像市 / 宗像市教育委員会
後 援 : 環境省 / 福岡県 / ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)/ WWF Japan
東京大学大気海洋研究所 / United Brain Networks Ltd. / 朝日新聞社
西日本新聞社 / 毎日新聞社 / 読売新聞社 / NHK福岡放送局 / RKB毎日放送
九州朝日放送 / FBS福岡放送 / TNCテレビ西日本 / TVQ九州放送
参加者 : 約300人(3日間延べ)
1
What’s MUNAKATA Forum
人類はある時には自然の恵みに感謝し、ある時には畏怖の念で自然と接してきました。
日本人も、いにしえの時より自然を敬ってきました。
自然を痛めつけてきた現代の環境問題を解決する為に
どのような価値観の転換、回帰が求められるのか?
「宗像国際環境100人会議」は、古来国際交流の拠点として栄えた福岡県宗像市において、
地球環境保全と次世代の人材育成を目的として2014年から開催し、本年2回目となりました。
会議には、自然科学者、社会科学者、人文科学者、国際機関関係者、企業家、金融機関関係者、
国や自治体関係者、市民活動家、文化人など地球環境保全の為に活躍するリーダー達に加え、
未来を担う大学生が招集され、国や分野、世代を超えて、地球環境問題の解決策を協議します。
地球が抱える問題を理解し議論し合うだけでなく、
いかにして実(じつ)に繋がる行動に移す事ができるのか。
青少年の知識と関心を高め、未来の国際人を育成しながら、地球市民として何ができるのか。
有識者・企業人・学生が一体となって考えます。
Living with our Oceans
美しい海には、豊かな森の存在が欠かせません。
自然豊かな森によって土地に豊富な栄養が与えられ、
その土地の河口では、健康な貝や魚が命を育み、多くの恵みを我々に与えてくれます。
海と森、一見、対照的に思いがちなこの二つは、お互いに関係し合いながら繋がって存在しています。
会議では、地球の海と森を別々のものとしてではなく、総合的に関連付けて考えることが、
地球環境の新たな展開を進めるために非常に重要であるということを共通認識とし、
そして「海と森との共生」をテーマとした特別対談及びテーブルディスカッションを行いました。
海と森、そしてそこに生きる生命との繊細でダイナミックな関係を学び、
自然の大切さを認識することで、豊かな地球を守る活動を構想しました。
プログラム
5月22日(金)
午前中
会場:オテルグレージュ
大学生向けフィールドワーク
A 宗像大社の鎮守の森を感じよう
B 漂流物博士特別講座(鳴き砂浜歩き体験)
C 圧巻!1500年以上続く古墳群集落
D 海女さん発祥の地 鐘崎にて現役海女さんと対話
E 神宿る島 沖の島を望む大島を訪れ、漁師の暮らしを学ぶ
13:00
受付
13:30
開会、挨拶
会合1日目
御園 愼一郎 / UBrainTV株式会社 取締役社長
谷井 博美 / 宗像市長
13:35
共同議長挨拶
サンキュン・ビュン / ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)議長
13:45
共同理事長挨拶
黒田 玲子 / 国連科学諮問委員会委員、東京理科大学教授
14:00
大学生プロジェクト「Future Design by Students」紹介
14:45
プレナリー『環境と科学と文化―持続的開発目標に向けて』
モデレーター:黒田 玲子 / 国連科学諮問委員会委員、東京理科大学教授、東京大学名誉教授
パネリスト :サンキュン・ビュン / ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)議長
道田 豊 / ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)副議長、東京大学大気海洋研究所教授
ハン・チュンリー / ユネスコ生態・地球科学部長
ザクリ・アブドゥル・ハミド / 国連科学諮問委員会委員、マレーシア政府科学顧問
ハヤット・シンディ / サウジアラビア国王アドバイザー、国連科学諮問委員会委員
ユネスコ親善大使ー科学教育
16:00
17:00
17:30
終了 ※一時解散、希望者は宗像大社見学
オープニングパーティー
受付
開会
鈴木 佑司 / 国連大学高等研究所客員教授、法政大学名誉教授
「うみやまあひだ」ダイジェスト版上映 挨拶
17:35
挨拶
宮澤 正明 / 監督、葦津 敬之 / 宗像大社権宮司
小川 洋 / 福岡県知事
宮内 秀樹 / 衆議院議員
伊豆 美沙子 / 福岡県議会議員
吉武 邦彦 / 福岡県議会議員
18:00
福岡県立水産高等学校 アクアライフ科 「豊かなうみづくり ―Project-T―」発表
18:35
挨拶
ハン・チュンリー / ユネスコ生態・地球科学部長
近藤 哲生 / 国連開発計画(UNDP)駐日代表
18:50
乾杯 プリンス・ルイ・アルベール・ド・ブロイ / デロール オーナー
奥田 政行シェフ & 兵頭 賢馬シェフ スペシャルディナー
挨拶
刀根 健一 / 株式会社 金剛組 代表取締役社
スピーチ 島村 菜津 / 作家
19:30
20:50
ミニコンサート 八神 純子 / 歌手
挨拶
吉田 益美 / 宗像市議会議員
中締め 田邊 直人 / UBrainTV株式会社 代表取締役COO
21:30
カクテルパーティー
3
会合2日目
「書を捨てて、野に出よう。」
「人と自然が調和して生きられる未来を目指して」
「2015年の地球規模課題を巡る動き」
「低炭素・資源循環・自然共生による 環境・生命文明社会の創造」
「財政と環境対策 −持続可能な枠組みを目指して− 」
「森の長城プロジェクトの課題と展望 ∼東日本大震災の経験から 未来の子孫へ何を残すべきか∼」
5月23日(土)
会場:ぶどうの樹海岸通り
マルマーレ
開催記念パーティー
18:00
受付
18:30
開会
18:35
挨拶
黒田 玲子 / 国連科学諮問委員会委員、東京理科大学教授、東京大学名誉教授
小山 達生 / 福津市長
阿部 弘樹 / 福岡県議会議員
小坂文乃 / 日比谷松本楼 代表取締役副社長
18:45
ハヤット・シンディ / 国連科学諮問委員会委員、サウジアラビア国王アドバイザー、
ユネスコ親善大使ー科学教育
マーティン・パーマー / Head of Culture, Creativity and Values for the United Nations
18:50
in relationship to the post-2015 process、
19:30
世界宗教者環境保全連盟(ARC)事務総長
-21:00
漁業組合パフォーマンス
大学生紹介(各国の代表挨拶)
中締め 羽生田 栄一 / UBrainTV株式会社 代表取締役CEO
5
会合3日目
「実は三重県、 環境観光県なんです 」
「九州でのインバウンド戦略」」
「環境先進都市を目指す 四日市市の取り組み」
「日本の懐かしい未来 ∼環境と文化による九州と中部を結ぶ新たな展開∼ 」
「海と森の共生−環境観光列島ニッポン−」
5月24日(日)
会場:Slow
Resortぶどうの樹 ゆかいな果樹園
クロージングパーティー
18:00
受付
18:30
開会、挨拶
道田 豊 / ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)副議長、東京大学大気海洋研究所 教授
節子・クロソフスカ・ド・ローラ /ユネスコ平和芸術家
ビデオメッセージ 栗城 史多 / 登山家 ∼ネパール大地震について∼
18:45
乾杯 サンキュン・ビュン / ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)議長
19:00
5名の大学生より感想発表
20:00
大学生代表総括・宣言
挨拶 デイビッド・アンデルマン / World Policy Journal 編集者、発行者
谷井 博美 / 宗像市長
児玉克哉 / 三重大学副学長、教授
-20:30
閉会
7
セッションアウトライン
Plenary
Environment, Science and Culture
– towards the Sustainable Development Goals
オープニングプレナリー
環境と科学と文化
―持続的開発目標に向けて
今年 9 月の国連総会では、「ミレニアム開発目標」の終了を受け、今後 15 年間の新しい開発目標である Sustainable
Development Goals が採択される予定です。貧困と飢えの撲滅、健康、水と衛生、気候変動、エネルギー、持続的な海洋と
海洋資源の保存と活用、森林の持続的な管理、生物多様性の損失の防止、教育、すべての女性および少女のエンパワーメ
ントを含む 17 の包括的な目標が提案されています。各国の政策に落とし、どのようにして有効なものにしていくかはこ
れからの課題です。
第 2 回「宗像国際環境 100 人会議」は、このような大きな流れのなかで「海、森、人の共生」をテーマに開催されました。
環境問題には Think Globally, Act Locally の精神が鍵となると考え、本 plenary session では、環境問題とそれに関連す
る分野で世界的に活躍されている有識者を多様な国からパネリストとしてお迎えしました。
プレナリーでは下記の 3 つのテーマについてパネリストが討論し、参加者の皆様からの質疑応答も踏まえ、議論を深め
ました。また、本会合のテーマである「海、森、人の共生」のために私たちができることは何か、参加者全員がそれぞれの知
識と経験に基づいて探求しました。
1) 文化・歴史と環境問題
2) 今後 15 年間における科学技術と環境問題の展望
3) 次世代の教育
Environment project special session
Future Energy, Future Technology:
Hydrogen Vehicles (FCV) and Japan’s Future
環境事業特別セッション
新エネルギーと最先端技術の融合
∼水素(燃料電池)自動車から見えてくる日本の新しい未来∼
世界初の市販車となったトヨタの水素自動車「MIRAI」。20世紀にハイブリット自動車を送り出し、21世紀に水素自
動車を送り出したトヨタの開発リーダーと、いち早く水素社会の実現を目指す福岡県と愛知県、そして環境先進都市
を後押しする九州の官・経済界のリーダーが一堂に会し、次世代エネルギーと最先端技術の融合による、新しい日本
の未来を語り合いました。
Plenary
Humanity and Nature in Harmony
- Now and Then
プレナリー
人間と自然の共生
私たちの祖先は、自然と調和して生きる叡智を持っていた、とも言われますが、過去、真の意味で人類が自然と共生
したことはあるのでしょうか。そして今後、共生は可能なのでしょうか。持続可能性の問題を考える上で、過去から
現在へと引き継がれた遺産、歴史、文化、そして科学に関しての問いかけを避けることはできません。
私たちは、過去から何を学ぶことができるのでしょうか。このセッションでは、人類が将来に向けて、いかに進むべ
きか、その道筋を考察しました。これまでの考え方を強化することが必要なのか、それとも新しい思考の枠組みが必
要なのかを考えました。
9
Environment project special session
The Future of Environmental Tourism in Japan:
New iniƟaƟves to connect Kyushu and Chubu regions through environment and culture
環境事業特別セッション
環境観光列島ニッポン
―環境と文化による九州と中部を結ぶ新たな展開
これからの地方都市が経済発展していく上での環境保護と観光交流とは何か。
経済発展とともにおきた環境破壊から見事に再生を果たし世界中から注目を集める環境先進都市、北九州市と四日市市
を有する福岡県と三重県の、新たな環境観光交流を考えました。国際交流が進む今、環境と文化を切り口に、九州と中
部との新たな連携を目指し、自然と文化を活かした新たな「観光」のあり方を語り合いました。
Dialogue
Re-examing the RelaƟonship
Between Oceans, Forests, and Humans
対談
海と森との共生
海と森は、一方では何百年という時を
経て、一方では短期間で「水」によっ
て繋がっています。
海と森がどのように共生しているの
か、それによって私たちはどのような
自然の恩恵を得ているのでしょうか。
私たちの身近な行動、選択が世界に及
ぼす影響について考えました。
参加者
35大学
横浜市立大学
福岡教育大学
環太平洋大学
北九州市立大学
国際基督教大学
名古屋外国語大学
三重大学
立命館アジア太平洋大学
青山学院大学
芝浦工業大学
Hankuk University of Foreign Studies
大阪大学
創価大学
Kyungbuk National University
岡山大学 東海大学
Hanyang University
九州大学
東海大学福岡短期大学
Korea University
京都大学
日本赤十字九州国際看護大学
コロンビア大学
福岡教育大学
シェフィールド大学
上智大学
東京大学
東京理科大学
東北大学
徳島大学
長崎大学
ビジネスブレークスルー大学
福岡大学
明治大学
ラファイエットカレッジ
早稲田大学
オブザーバー、スタッフ 123名
(5/22-5/24 3日間のべ、パーティーのみ含む)
オブザーバー(随行者含む)
20名
通訳ボランティア 12名
撮影ボランティア学生 8名
Art Project ボランティア学生 6名
スタッフ(宗像市、UBrainTV、撮影他)
77名
11
第2回宗像国際環境100人会議 参加者リスト
名 前
安部 芳英
秋野 秀樹
デイビッド・アンデルマン
安藤 康弘
葦津 敬之
ヴィクラム・バドシャー
ビンドゥ・バドシャー
ルイ・アルベール・ド・ブロイ
エバレット ブラウン
サンキュン・ビュン
伊達 正信
江端 弘樹
江頭 実
ユーリー・R・フェッジキフ
藤原 惠洋
藤田 直子
藤高 久之
藤原 新也
福田 昭彦
船橋 晴雄
古野 久美子
古野 隆雄
羽場 久美子
マーク・ハドソン
ハン・チュンリー
花田 鷹人
花田 福ニ
花田 一穂
花田 愛
花堂 靖仁
羽生田 栄一
原 次郎
畠山 信
服部 誠太郎
速水 亨
平井 彰
平沼 光
本郷 尚
洞 明子
細川 裕子
市川 芳明
飯田 和郎
池村 進
今西 良一
稲葉 信子
稲田 亨
井上 正文
井上 あきの
井上 貴司
入江 啓祐
石井 一郎
石坂 靖子
所 属
宗像市議会議員
特定非営利活動法人北海道こんぶ研究会理事
ワールドポリシージャーナル編集長
公益財団法人日本野鳥の会 事務局長代理、会員室長
宗像大社権宮司
Chief - Corporate Relations RP-Sanjiv Goenka Group
デザイナー、アーティスト
デロール オーナー
写真家、ブラウンズフィールド代表取締役
ユネスコ政府間海洋学委員会議長
宗像市議会議員
特定非営利活動法人北海道こんぶ研究会理事
菊池市市長
在福岡米国領事館首席領事
九州大学大学院 芸術工学研究院教授
九州大学大学院 芸術工学研究院准教授
高速情報協同組合専務理事
写真家、作家
宗像市議会議員
シリウス・インスティテュート株式会社代表取締役
合鴨家族古野農場
合鴨家族古野農場代表
青山学院大学大学院国際政治経済学研究科教授
西九州大学教授
ユネスコ生態・地球科学部長 Irina Bokova事務局長代理人
宗像市議会議員
岬地区コミュニティ運営協議会事務局長
福岡県立水産高等学校 校長
イタリアン野菜農家
早稲田大学ビジネススクール経営専門職大学院教授
株式会社豆蔵取締役CTO
KiBi塾 事務局長
特定非営利活動法人森は海の恋人副理事長
福岡県副知事
速水林業代表
一般社団法人九州経済連合会理事 事務局長
公益財団法人東京財団研究員兼政策プロデューサー
株式会社三井物産戦略研究所シニア研究フェロー
株式会社ヒサシホラヤ専務取締役
公益財団法人瓦礫を活かす森の長城プロジェクト
株式会社日立製作所 知的財産権本部国際標準化推進室主管技師長
RKB毎日放送取締役報道制作センター長
松阪ユネスコ協会会長
宗像環境団体連絡協議会会長
筑波大学大学院人間総合科学研究科教授
宗像観光協会事務局長
宗像市議会議員
パナソニックシンガポール株式会社全社CTO室主幹
山陽学園山陽女子中学校・高等学校教諭
株式会社SPAZIO IDEA代表取締役
岡山県立岡山城東高等学校校長
石坂産業株式会社常務取締役(代表取締役社長 石坂典子氏代理)
イジリオ・アントニオ・デ・ファティマ・
東ティモール民主共和国駐日特命全権大使
コエーリョ・ダ・シルヴァ
井梅 江美
伊豆 美沙子
神保 郁夫
鏑木 基由
郭 郁三
鎌田 雄介
神谷 建一
神山 高行
金子 直幹
サイモン・ケイナー
柏木 展子
川上 大介
木村 雅美
木下 耕一
岸本 吉生
岸本 卓也
木曽 英滋
北原 巖男
北 正則
節子・クロソフスカ・ド・ローラ
小早川 明德
小林 正勝
児玉 克哉
小島 輝枝
近藤 哲生
金剛 瑞
今野 万里子
小坂 文乃
河野 克也
小山 達生
久芳 昭文
久保 真季
九鬼 紋七
アーナンダ・クマーラ
黒田 玲子
馬 昌珍
町田 智子
ピーター・マクミラン
前田 秀敏
前野 優紀
増田 美佐子
松田 音壽
松平 賴昌
松 賢明
イブラヒム・マイケル
道田 豊
御 園 愼一郎
宮野 辰治
宮下 佳廣
宮下 仁志
ミヤザキケンスケ
宮澤 正明
籾井 まり
森田 卓也
明治神宮、特定非営利活動法人響事務局長
福岡県議会議員
神社新報社調査室長
株式会社鏑木代表取締役八代当主
宗像観光協会理事
株式会社ジェネレーション・イレブン・ピクチャーズ代表取締役・プロデューサー
宗像市議会議員
東海大学福岡短期大学学長
福岡トヨタ自動車株式会社代表取締役社長
セインズベリー日本藝術研究所考古・文化遺産学センター長、イースト・アングリア大学日本学センター長
UBrainTV株式会社副社長
株式会社ヴァンパッシオン代表取締役、ワインアドバイザー
日本マイクロソフト株式会社シニアコンサルタント
福岡トヨタ自動車株式会社総務課課長
九州経済産業局局長
株式会社 毎日新聞社西部本社 取締役 西部本社代表
新日鐵住金株式会社スラグ・セメント事業推進部市場開拓室主幹
一般社団法人日本東ティモール協会 会長、東ティモール前大使
宗像市議会議員
画家、ユネスコ平和芸術家
一般社団法人地域企業連合会九州連携機構会長
宗像観光協会会長
三重大学副学長
宗像市議会議員
国連開発計画(UNDP)駐日代表
株式会社金剛組営業部
特定非営利活動法人おーでらす代表理事
日比谷松本楼代表取締役副社長
宗像市都市戦略室長
福津市市長
宗像市副市長
沖縄科学技術大学院大学副学長
九鬼産業株式会社代表取締役
名城大学経営学部教授
東京大学名誉教授、東京理科大学教授
福岡女子大学国際文理学部准教授
朝日新聞社取締役西部本社代表
翻訳家、研究者、詩人、杏林大学外国語学部・国際協力研究科教授
宗像環境団体連絡協議会副会長
特定社会保険労務士
むなかた乗馬クラブ
株式会社御木本真珠島代表取締役社長
本郷学園常務理事、日本ボーイスカウト連盟マーケティング部長
福岡県庁 企画・地域振興部 総合政策課 世界遺産登録推進室室長
United Brain Netwoeks Ltd.
東京大学大気海洋研究所副所長、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)副議長
愛知東邦大学教授
宗像観光協会
一般社団法人鎮守の森コミュニティ推進協議会代表理事
日本テレビ放送網株式会社制作局専門部次長チーフディレクター、金峯山寺修験本宗教師
アーティスト
宮澤正明写真事務所代表取締役社長
Deepgreen Consulting 代表
宗像市議会議員
13
ピッパ・モス
本橋 正成
村上 恒太
村田 幸信
武者小路 公秀
鍋島 英幸
長田 一郎
名越 健二
中原 秀樹
中井 徳太郎
中村 忠彦
中村 希利奈
中田 英昭
中山 光輝
野栄 明文
野口 隆史
野中 美里
オチャンテ・カルロス
小田 英俊
大亀 雅彦
小川 洋
小川 直子
尾池 厚之
岡本 陽子
岡野 隆宏
岡野 かおり
奥田 政行
奥山 秀朗
大村 秀章
小野 敏志
マーティン・パーマー
朴 起準
力武 史郎
ピーター・ロビンソン
ルーシー・ローセロット
佐伯 拓史
斉藤 雄二
境 正義
坂元 英俊
佐野 正和
笹原 詩織
佐々木 寛
佐藤 典子
佐藤 香里
佐藤 元彦
佐藤 宣之
澤谷 由里子
マイケル・シャックルトン
清野 聡子
島村 菜津
嶋立 久人
清水 健
シン・ジョンボム
進士 五十八
シルビオ・カラナンテ
世界宗教者環境保全連盟(ARC)
合同会社カルチャーワークス 共同代表
バイザー株式会社取締役CFO管理部門部門長
大紀森林組合みやがわ森選組森林保全従事者
国際政治学者、元国連大学副学長、中部ESD拠点推進会議代表
三菱商事株式会社常任監査役
長田広告株式会社専務取締役
United Brain Netwoeks Ltd. 代表
東京都市大学大学院 環境情報学研究科教授
環境省大臣官房審議官
宗像漁業協同組合代表理事組合長
農業生産合同会社有明の里企画広報室長
長崎大学副学長、水産学部教授
財務省主計局調査課主計企画官
株式会社JR博多シティ取締役、代表取締役社長丸山康晴様代理
株式会社マナスリンク編集長、知のフリマメンバー
福岡トヨタ自動車株式会社広報室主任
環太平洋大学 次世代教育学部講師
宗像市議会議員
岡山大学上級UPR (学長特命広報担当)
福岡県知事
三菱商事株式会社 環境・CSR推進部社会貢献チームリーダー
外務省地球規模課題審議官、大使
宗像市議会議員
環境省自然環境計画課 生物多様性地球戦略企画室室長補佐
ラトローブ大学人文学部教授
アル・ケッチァーノオーナーシェフ
映画うみやまあひだエグゼクティブプロデューサー
愛知県知事
大紀森林組合技師
世界宗教者環境保全連盟(ARC)事務総長
駐福岡大韓民国総領事館 副総領事
TVQ九州放送制作部長
Partner, Berwin Leighton Paisner LLP
プロジェクトマネージャー
九州朝日放送株式会社報道局長
ブリティッシュ・カウンシル プロジェクトマネージャー
福岡県環境部長
株式会社マインドシェア九州オフィス地域プロデューサー
キリン株式会社CSV推進部主務
青山学院大学 国際政治経済学部国際政治学科
新潟国際情報大学国際学部教授
環太平洋大学特任教授
元外務省経済局経済安全保障課事務官
愛知大学学長
名古屋大学大学院 経済学研究科教授
早稲田大学 教授
世界宗教者環境保全連盟(ARC)
九州大学大学院工学研究院准教授
ノンフィクション作家
福津市観光協会事務局長
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟広報委員
韓国ユネスコ国内委員会主任プログラムオフィサー
東京農業大学名誉教授
イタリアン野菜農家
ハヤット・シンディ
サウジアラビア国王アドバイザー、国連科学諮問委員
マークエステル・スキャルシャフィキ マークアントワーヌ スキャルシャフィキ株式会社代表取締役
杉下 啓惠
杉山 敦
鈴木 佑司
鈴木 英敬
鈴木 遊子
田島 和憲
高原 由香
髙橋 知明
髙嶋 博
髙島 亮一
高田 清文
高柳 謙
竹田 浩三
田邊 直人
田中 俊行
田中 義和
田中 敏之
谷井 博美
立部 瑞真
パメラ・タイトル
刀根 健一 豊福 洋一
月俣 誠司
筑紫 みずえ
筒井 隆司
筒井 博人
うえやまとち
上山 静代
海野 みづえ
浦田 喜久子
八神 純子
矢原 良房
八幡 暁
山田 隆文
山田 真理子
山口 久臣
山本 麻里子
山下 達已
山口 友美
安井 貴之
安永 憲男
安永 洽充
養父 信夫
ヨン・サンフム
吉田 剛
吉田 益美 吉留 総
吉村 有史
吉武 邦彦
吉武 修
吉武 理恵
吉澤 保幸
ザクリ・アブドゥル・ハミド
銭本 慧
宗像市議会議員
トヨタ自動車九州株式会社取締役総務部担当人財開発部長
法政大学名誉教授、国連大学 サスティナビリテイ高等研究所客員教授
三重県知事
株式会社アイ・ティ・イノベーションマーケティングマネージャー
田島和憲公認会計士事務所所長
宗像市議会議員
公益財団法人瓦礫を活かす森の長城プロジェクト
元海上自衛隊横須賀地方総監、日本無線株式会社顧問
福津市観光協会会長
サントリーワインインターナショナル株式会社執行役員 生産研究本部長
ダイアログ・ファシリテーター
九州運輸局局長
UBrainTV株式会社 代表取締役COO
四日市市長
トヨタ自動車株式会社製品企画部ZFチーフエンジニア
野村證券株式会社名古屋コーポレイト・ファイナンス部シニアオフィサー
宗像市長
宗像観光協会副会長
MHP Real Estate Services専務理事
株式会社金剛組代表取締役社長
株式会社ハヤカワコーポレーション専務執行役員
福岡県立水産高等学校 教頭 株式会社グッドバンカー代表取締役社長
公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)事務局長
TVQ九州放送専務取締役
漫画家
うえやまとち様御婦人
株式会社創コンサルティング代表取締役
日本赤十字九州国際看護大学学長
歌手
宗像観光協会副会長
NPO法人海遍路、海洋冒険家
奈良県立橿原考古学研究所主任研究員
本田技研工業株式会社欧州事業部二輪事業部主任
一般社団法人アイ・オイ・イー代表
福岡県立宗像高等学校教諭
一般社団法人海っ子の森代表理事
NPO法人アトリオ理事長
宗像観光協会
宗像歴史観光ボランティアの会
宗像大社監事
九州のムラ代表理事
駐福岡大韓民国総領事館 専門官
宗像市議会議員
宗像市議会議長
福岡県環境政策課長
UBrain Enterprise株式会社
福岡県議会議員
宗像観光協会
Yoshitake & Associates代表
一般社団法人場所文化フォーラム名誉理事
マレーシア政府科学顧問、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)議長
一般社団法人MIT 研究員
(合計:218人)A-Z順
15
テーブルディスカッション
ディスカッションテーマ
1チーム8人前後、合計24テーブルに分かれ、
有識者と大学生が入り混じり活発な議論が展開されました。
1日目、2日目を終えた感想共有と問題点に対する提案
防災情報を受ける立場からみて、より的確な情報伝達のために改善が望まれるのは
どのようなことか(日常レベルから)
津波のように発生頻度の低い災害に関する警報等について、現在(東日本大震災後4年)
のレベルの認識を維持するためには何をすればよいか(個人、国、国際関係の各レベルから)
越境する海ゴミ問題の解決のために ・社会の誰がどのように行動するか
− 今後の費用負担のありかたについて(基本的に漂着された側が支払っている現状を踏まえて)
− もし国際条約を制定するとしたら、何がポイントとなるか
海や森で生活する人たちが、その生活を成り立たせるために消費者として
何が貢献できるだろうか
現在海と森をつなぐ水がうまく循環していない。特に巨大な都市の存在が水の循環を
分断している。それに対して私たちは何ができるのか、どうしていくべきか
アートプロジェクト
100人 でつくる 壁画ワークショップ
『100 の 海 の 生きもの を 描こう』
メインテーマ「海と生きる」を題材に、3日間に渡りミヤザキケンスケ氏によってアートプロ
ジェクトが実施されました。
ミヤザキ氏が、壁画に青くプランクトンの多い豊かな海をライブペイント、一方で会合参加者
が思い思いの海の生きものを描き、アクリル板に貼りました。最後にアクリル板と壁画を重ね
合わせ完成したのは、多種多様な海の生きものが泳ぐ、豊かな海。絵の中には陸の生きもの、
そして人間が共存しています。「今後の地球環境をどう保全していくか?」という会合での議
論の理想の答えがあらわれているような壁画アートとなりました。
17
フィールドワーク
5月22日(金)
大学生フィールドワーク
宗像七浦の暮らしに学ぶ
A
宗像大社の鎮守の森を感じよう
古代の祭場「高宮」は宗像三女神降臨の地として伝わる場所。社殿はな
く、今日では数少ない神籬 ( ひもろぎ ) の祭場です。
鎮守の森に学ぶ自
然との共生の他、
「宝物殿」や「海の道むなかた館」では、海と共に生活
をしてきた古代の宗像人の暮らしや歴史を学びました。
【行程】
8:30 民宿ひびき出発 ⇒9:00 宗像大社【拝殿
高宮
宝物殿見学】⇒
11:05 海の道むなかた館見学 ⇒12:00 昼食【宗像大社 清明殿にて大社
オリジナル弁当】⇒12:40 宗像大社発⇒13:00 オテルグレージュ着
B
漂着物博士特別講座 ( 鳴き砂浜歩き体験 )
福津市の恋の浦海岸はアカウミガメの産卵も観測できる美しい砂浜。
ウミガメ保護活動を行っている「恋の浦ウミガメの会」の活動内容の
他、地元の海岸で半世紀以上も漂着物の研究を行ってきた石井忠さん
( 初代漂着物学会会長 ) のお話しをお聞きしました。
【行程】
8:30 民宿ひびき出発 ⇒( 車中から、
勝浦浜を見学 ) ⇒9:00 白石浜海岸
で鳴き砂体験 & ウミガメ講座 ⇒(9:40 移動 ) ⇒10:00 ビーチハウス着
/ 漂着物博士特別講座 ⇒11:30 昼食【鯛茶漬け】⇒12:40 ビーチハウス
発 ⇒13:00 オテルグレージュ着
C
圧巻
!!1500 年以上続く古墳群集落
福津市の新原・奴山古墳群は 5 基の前方後円墳、
42 基の円墳と 1 基の
方墳からなる県内有数の規模を誇り、古代の有力豪族・宗像君一族の
墓ともいわれています。この古墳群と共に生きてきた地元農家さんの
お話を伺いました。
【行程】
8:30 民宿ひびき出発 ⇒9:00 宮地嶽神社・宮地嶽古墳見学 ⇒(9:40 移
動 )⇒10:00 新原・奴山古墳群見学 観光馬車と記念撮影 ⇒11:00 縫山
ファーム着 / 農園見学等⇒11:40 昼食
【はがま飯】⇒12:40 縫山ファー
ム発 ⇒13:00 オテルグレージュ着
海女さん発祥の地・鐘崎にて
D
現役海女さんと対話
ダイビング機材を使わず素潜りで伝統的に海女漁を行っているのは、
世界で日本と韓国だけ。最高齢の北川千里さんは今年で 75 歳。
半世紀近く海に潜って、アワビ、サザエを採ってきた彼女の目から見た、
海藻の様子、海の変化などを語っていただきました。
【行程】
8:20 民宿ひびき出発 ⇒9:00 鐘崎集落を散策 ⇒10:15 漁船に乗船後、海女漁見学
⇒11:00 活魚センター見学 & 漁協 ⇒11:30 海女さんのお話し ⇒12:00 昼食
【漁協オリジナル弁当】
⇒12:45 漁協駐車場発 ⇒13:00 オテルグレージュ着
神宿る島「沖の島」を望む大島を訪れ、
E
漁師の暮らしを学ぶ
神湊港からフェリーで約 30 分、
宗像大社の中津宮を参拝しました。中津宮参拝のあとは島最高峰の御嶽山
(224m) から沖ノ島を望む遥拝所へ。
沖ノ島を長年守ってきた大島の漁師たちに話を伺いました。
【行程】
8:20 民宿ひびき出発 ⇒9:00 鐘崎漁港から漁船に乗船 ⇒9:30 大島港着 ⇒中津宮参拝⇒(9:45 移動 ) 御嶽山
沖津宮遥拝場等見学 ⇒11:00 コミュニティセンター着 / 地元漁師さんのお話し ⇒11:20 昼食
【大島女神
丼 ( 海鮮 )】⇒12:00 コミュニティセンター発 ⇒12:05 大島漁港着後、漁船で鐘崎漁港へ ⇒12:45 漁港駐車
場発 ⇒13:00 オテルグレージュ着
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6月21日(日)
会場:日本赤十字九州国際看護大学
オーヴァルホール
参加者:一般市民 約 150 名(入場無料)
市民報告会、記念講演会
13:00
開会挨拶
13:04
ビデオメッセージ イリナ・ボコヴァ ユネスコ事務局長 / 林 芳正 農林水産大臣
13:13
第2回宗像国際環境100人会議ダイジェスト版映像上映 宗像会合への感謝状 プリンス・ルイ・アルベール・ド・ブロイ デロール オーナー兼社長、シャトー・ド・ラ・ブルデジエール城主
ハン・チュンリー ユネスコ生態・地球科学部長兼 ユネスコ人間と生物圏(MAB)計画事務局長
13:25
UBrainTV Future Design by Students 奨励賞表彰
宗像国際環境100人会議学生活動特別賞表彰
宗像国際育成プログラム、黒田賞受賞者紹介
14:00
休 憩 10分
14:10
宗像国際環境100人会議提言発表
14:20
講 演 ジョゼ・ラモス=ホルタ 東ティモール民主共和国前大統領、ノーベル平和賞受賞者
14:40
国連平和活動戦略的見直しハイレベル・パネル議長
15:00
講 演 黒田 玲子 国連科学諮問委員会委員、東京理科大学教授、東京大学名誉教授
15:15
休 憩 15分
16:05
記念パネルディスカッション
「古代の国際交流拠点宗像で地球環境保全と次世代の人材育成を考える」
モデレーター: 養父 信夫 UBrainTV株式会社執行役員・九州総局長
スピーカー : 黒田 玲子 国連科学諮問委員会委員、東京理科大学教授、東京大学名誉教授
葦津 敬之 宗像大社宮司
久芳 昭文 宗像市副市長
清野 聡子 九州大学大学院准教授
16:20
休 憩 15分
17:10
特別シンポジウム
「宗像Eco-100 ローカルアクションからグローバルアクションへの挑戦
モデレーター: 児玉 克哉 三重大学副学長・教授
スピーカー : ジョゼ・ラモス=ホルタ 東ティモール民主共和国前大統領、ノーベル平和賞受賞者
武者小路 公秀 一般社団法人ブルーアース国際機構 国際研究所所長、元国連大学副学長
鈴木 佑司 国連大学高等研究所客員教授、法政大学名誉教授
羽場 久美子 青山学院大学大学院教授、世界国際関係学会副会長
17:25
宗像国際環境100人会議 組織委員会について 養父 信夫 UBrainTV株式会社 取締役・九州総局長
17:30
終 了
学生活動特別賞を授与!
福岡県立水産高等学校 プロジェクト-T「豊かな海づくり」
活動紹介
プロジェクト-T の「T」は「竹」。
「美しい海にする」「豊かな資源を取り戻す」ことを目的に、
森と海のつながりを重要視して活動しています。
学校の周辺沿岸の海底では、磯焼け、藻場の砂漠化が進み、海岸には漂着ゴミが山のようになっています。
水産庁のデータから見ても、福岡県沿岸を含め全国的に藻場の衰退が認められ、津屋崎漁港の漁獲高も過去
20年で4分の1まで著しく減少しています。
彼らの主な活動の1つ目は、竹の伐採による山や森の整備です。竹は成長が早く、他の木々の成長を妨げ、表
面の地盤が固くなり、その表面を栄養を含まないまま雨水が流れてしまうなどの問題点があります。そのた
め、広葉樹林(原生林)に入り込む竹を年間1350本伐採、竹林の拡大を止めるため適切に管理しています。
2つ目はフルボ酸鉄の働きに目を付けた「鉄と竹炭のおにぎり」で必要な養分を磯焼けの海へ投入することで
す。3つ目は、砂漠化した海へ「竹漁礁」の設置です。漁礁では水イカやコウイカが産卵、定点調査によって
幼魚を中心に多くの生物が定着し、水イカの漁獲量が平成25年度から平成26年度にかけて倍増、竹漁礁の効
果が見受けられました。この3つの活動から生まれた副産物(竹テント、塩づくり、竹パウダーなど)も数多
く、伐採した竹の幅広い活用を実践しています。そして、学会での発表や出前授業、リーフレット作成など
の啓蒙活動を積極的に行い、更なる活動の発展を目指して取り組んでいます。
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市 民 の 方 へ の ア ン ケ ー ト よ り ︵感想抜粋︶
宗像でこのようなグローバルな活動が行われていることに驚きました。
素晴らしい活動だと思います。今後ますます発展されることを祈ります。
今回初めて通訳ボランティアとして参加させてもらいました。
環境に対する関心の高さ、熱意、また語学力に感動しております。
来年も宗像市民として積極的に参加したいと思います。
初めて知り初めて参加しましが、このようなすごい会議だったのですね。
人間が自分たちを中心に自然を壊してきたという事に一人でも早く気がつく、
そして生き方を変えていくことが重要です。
もっと大々的に発表の場を増やしていくことが今最も急務ではないでしょうか。
でも、このような会議があることを知り、少し嬉しくなりました。
大変良い報告会でした。日本人が英語で議論する姿はインパクトあった。
ハイレベルでよかった。もっと多くの人に参加してほしい。
もっと市民の人にアピールしてほしい。
参加、実行したい。
宗像市でこのような国際的なレベルの高い会議があることを知らなかった。
とても興味深い内容でした。
今後さらにこの会議が国際的にも県内にも有名になってほしいと思いました。
グローバル人材の育成活動に期待しています。
この会議に来ていただいている方々は名だたる方々です。
しかしながら市内ではまだ認知度が低いように思います。
育成プログラムによって宗像の環境や未来を真剣に考える学生たちが多く出てくるでしょう。
しかし、大人たちは?もっと多くの大人たち、学生たちにこの会議を知ってほしいです。
来年はより多くのこのホールでは席が足りないくらい来場者があればよいと思います。
宗像で国際会議が行われていることに驚きました。
次世代の教育、これからも長く続くように頑張ってください!
印象深い言葉。Think global act local 特に黒田教授の講演は大変情報が興味深く面白かった。環境問題について理解をもっと深める
ため勉強しようと思いました。グローバル人材育成についても素晴らしいお話でした。
宗像提言の発信に向けて
∼次世代の若者たちと共に。環境のローカルアクションからグローバルアクションへ∼
宗像は古代から東アジアの文化・経済交流の拠点であり、元祖国際都市と称せられてきました。また海、山
、森、川、空を敬い、自然とともに生きていくという自然崇拝の思想の拠点でもあります。
今回の会議において日本各地のみならずアメリカやアジア各国から集った100名の学生達は、ここ宗像で
フィールドワークを行い、海、山の美しさに驚嘆し、自然と共存共栄をして生業を立てている皆さんとの交
流をもち、人々の暮らしと環境との関わりを理解しました。その上で100人以上の有識者と海の環境保全
におけるいくつかのテーマについてテーブルディスカッションを行いました。
宗像国際環境会議に集った私たちは、グローバルシンキングにより、実行可能なローカルアクションを組み
立て、グローバルアクションへと発展させる活動を宗像提言の基礎にしたいと思います。
この宗像提言は、自然の豊かさと人間の幸福を起点にして地域・地球文化を築きながら構築され、近い将来
、環境提言として世界に発信したいと考えています。
そのためには、多くの人や企業、団体を結びつけることが必要です。人文科学、社会科学、自然科学の研究
者、企業、国際機関、市民団体、宗教者、政府、自治体、メディアなどが、新たな社会を共創するために強
力なネットワークを築くことが求められます。
地球社会の新たな展開のために、小さな国際交流都市宗像から、自然を敬い、異文化を尊び、共に繁栄する
地球環境活動を行っていきましょう。
Towards the MUNAKATA Declaration
Together with the youth, we aim to protect the environment for future generations by
encouraging action from the local to the global level.
Since ancient mes, Munakata, as Japan’s founding interna onal trading city, has been the centre of cultural
exchange and economic trade across East Asia. It has also been the spiritual base for the worship of nature where
humans coexist with nature, respec ng the oceans, mountains, forests, rivers, and the sky.
During the 2nd MUNAKATA Eco-100 Interna onal Forum held in May 2015, 100 students not only from Japan, but
also from the United States and countries in Asia, undertook fieldwork to understand the rela ons between human
wellbeing and the environment. They were amazed by the beauty of the oceans and mountains surrounding Munakata and interacted with local people who depend on nature for their livelihoods. The students then par cipated in
roundtable discussions with over 100 experts on several topics in rela on to environmental conserva on issues,
focusing in par cular on the oceans.
We who gathered at the MUNAKATA Eco-100 Interna onal Forum shall seek to promote ac vi es in which we build
workable local solu ons to environmental problems that shall be further developed into realizable global ac on:
think global, act local. This vision shall become the founda on of the Munakata Declara on.
The Munakata Declara on shall be founded with the aim of nurturing regional and global cultures embedded in
the richness of nature and human wellbeing.
In the future, we hope to disseminate the Munakata Declara on to the rest of the world as an interna onal declaraon of the environment.
In the spirit of the Declara on, we must bring people, corpora ons and organisa ons together to form a strong global
network. We must link researchers across disciplines with prac
oners in interna onal ins tu ons, non-governmen-
tal organisa ons, civil society, religions, governments, and media, to create a new society.
From Munakata, a small historic city of interna onal exchange, we commit to global environmental ac vi es in which
we respect nature and different cultures in order to prosper together.
23
育成プログラム 同時開催
2015年の第1回目は、第2回宗像国際環境100人会議と
同時開催され、宗像フォーラムの海外ゲストが中心と
なって特別授業が行われました。
宗像国際環境100人会議実行委員会では、宗像市在住の中学生約30名
を対象に、年間8回、宗像国際育成プログラムを実施しています。
東京理科大学教授・東京大学名誉教授の黒田玲子先生を塾長とした、
世界の第一線で活躍する様々な分野の講師陣による特別塾。
多様な文化、価値観を受容し、国際的な視野を持った豊かな人材を育
てることを目的としており、日本、そして世界の未来を担う若者世代
の育成に繋げるだけでなく、将来、日本企業や地元を支える人材の強
化にも寄与していきたいという想いでスタートした、宗像市と教育委
員会との共同プロジェクトです。
参加者からの感想
サン・キュン・ビュン 氏 ユネスコ政府間海洋学委員会 (IOC) 議長
大成功を収めた 2014 年の第 1 回に続き、海と生きる をテーマに、海、森、人の共生を探求するべく、今年も宗像国際環境 100 人会議が開
催されました。本会議は、世界で活躍するリーダーと中学生、高校生、大学生が直接交流の場を持つことにより、未来の地球市民育成に貢
献しています。今年は参加者が増え、また様々な地域から集まり、ますます国際的になりました。また、プレナリーセッションでは、今後
15 年間においてグローバルアジェンダとなる国連の持続的開発目標 (SDGs) に焦点を置きました。
専門家が、顕在化している海洋問題に
関する綿密な講義をして下さり、全参加者がそれぞれの見識やアイディアを共有する事が出来ました。私たちが地球の将来と持続可能な
社会の為に一堂に集う事ができたのは、本会議への宗像市の全面的なサポートがあったからでしょう。
ハン・チュンリー 氏 ユネスコ生態・地球科学部長 兼 ユネスコ人間と生物圏(MAB)計画事務局長
ユネスコの代表として、第 2 回宗像国際環境 100 人会議という重要な会合に参加させていただいたことを光栄に思います。会議のご成
功、おめでとうございます。又、素敵な写真をいただき有り難うございます。私は、UBrain TV によってこの宗像会議に様々な国から集めら
れた素晴らしい講演者達、そして、それ以上に、積極的な若者達 ( 学生達 ) から感銘を受けました。宗像市民と宗像市役所、その関係各所の
方々のご支援は本当に素晴らしい物でした。環境問題が我々に取って非常に重要な問題である一方、私は今まで以上に国や文化の異なる
若者達が対話を通して結びつき、そして信頼、信用と友情を構築するべきだと言わなければ成りません。正にこの宗像国際環境 100 人会
議であなた方が行った様に。ユネスコの同僚達にこの宗像国際環境 100 人会議のことを報告いたします。そして UBrain TV との将来的な
共同活動に付いて更なる議論を持つ事を楽しみにしています。
プリンス・ルイ・アルベール・ド・ブロイ 氏 デロール オーナー
第 2 回宗像国際環境 100 人会議へ我々をお招き頂き、心から感謝の意を表します。
まず初めに、今回の会議のさまざまな議論の中で話し合われた題目が、海洋と森林の環境保護を考える上での人間と自然の関係において
、大変重要であるということを強調したいと思います。宗像は、我々人間と自然の関係、特に海洋との関係において議論し、思考を巡らす
には非常に特別な場所です。私は、当会議が非常に意欲的な目標を掲げ、また公式な宣言として具体的な成果を得ようとしているという
ことの価値を認識しました。我々は、パネリストの方々と問題を考えるきっかけとなる非常に興味深い議論を行いました。しかし、今後は
より一層、問題の解決策について、世代を超えて取り組んでいくことが最も重要であると感じています。そういう意味におけましても、今
後は、保全活動と、そうした取り組みの発信、伝達に取り組んでおられる専門家の方々にもっと参加してもらうべきでしょう。私は、主催
者の方々とそのチーム全員の気配りと優しさにも感謝いたします。彼らのおかげで、特別なひと時を過ごすことができました。
私は、沖ノ島へ渡りました。その経験は、魂、心、そして生命の全体において、目を見張る、濃密な時間でした。また個人的に、直島を訪れ、島
の素晴らしさを発見し、ベネッセの財団による芸術、文化、教育の取り組みを知りました。そこで、私が強調したいことは、日本という国は
、進歩と野生、破壊のない伝達、ローカルとグローバルなどといった、矛盾の世界を、文化を通して上手に表現していることです。
私は古野隆雄氏の農場も訪問しました。そこで合鴨農法を拝見し、感じたことは、すべての答えは自然の中にあるということを思い起こ
しました。我々はただ、座り、理解し、そして、私たちには、平衡というものがあるのだと謙虚に想像するだけでよいのです。
宗像は、太陽、水、地球、宇宙といった神聖な要素との調和を求める場所です。私たちは、神聖なものへの尊敬を欠いています。
宗像は、今や失われた人間と自然の関係が現存する象徴です。
宗像国際環境 100 人会議が、この稀な関係の再生の象徴になることを、
願います。
25
中山 光輝 氏 財務省 主計局調査課 主計企画官
「環境」というテーマの下、各界の第一線で活躍される有識者と積極的な意見をもつ学生が一同に会し、熱い議論を交わせたことに感
動しました。特に、地元高校生の発表には、発表の質の高さと日頃の活動の熱意に驚かされました。こうした活動の一つ一つが国の政
策を動かしていくものと考えます。そして、こうした出会いの場として、この国際会議が継続していくことを期待しています。必ず、
参加した学生たちが今後社会に出て、それぞれの専門分野で環境問題に取り組み、再び、宗像で環境問題について、協力関係を構築し
、そして、次世代の学生たちに取組を継承していくという、好循環が生まれることを期待しています。
鈴木 英敬 氏 三重県知事
この度は第2回宗像国際環境100人会議に参加させていただき、誠にありがとうございました。
「海」をテーマに、国や分野、世代を超えて、地球環境保全をめざす当会議にあらためて敬意を表します。
今回の会議で、私は、三重県の伊勢神宮における自然との共生や、海女のユネスコ無形文化財指定に向けた取組や、九州の海女と鳥羽
志摩の海女のつながりなどについてスピーチさせていただきました。また、宗像市の中学生や高校生と意見交換もさせていただき、
三重県の答志島における海岸漂着物の話題を通して、
「何気ない行動が遠くの人を傷つけていることがあることを自覚しながら、
一人一人が一日一日できることは何かを考えてほしい」とお伝えしたところです。
三重県では、今年度の「三重県水源地域の保全に関する条例」制定をめざし、水源地域の保全を通じて豊かな森林の適正な管理を図っ
ていくこととしています。また、来年には戦後初の国立公園に指定された伊勢志摩国立公園の制定70周年を迎えます。そのような
中、国内外の関係者との交流ができたことは私にとって大変有意義なものでした。
今回の会議をきっかけとして、各地の海を中心とした自然環境再生の取組がより一層進むとともに、それを担っていく次世代の人材
が育っていくことを大いに期待しています。
道田 豊 氏 ユネスコ政府間海洋学委員会 (IOC) 副議長、東京大学大気海洋研究所教授
今回取り上げられたテーマは、いずれも簡単には答えの出ない課題に関する議論だったと思います。若い世代の学生諸君と、さまざ
まな分野の専門家が同じテーブルで熱い議論を交わす光景は、この会議の圧巻です。ただ、そもそも難しい問題であることに加え、個
々のテーマについての専門知識が十分でないケースも多く、議論が深まっていないと感じた人も少なくないでしょう。議論するうち
に、実は事実関係をよく理解していないことに気づいた人もいるはずです。私は、それでよいのだろうと思います。少なくとも、問題
のありかがおぼろげにでもわかり、さらに深く考えるにはどのような情報や知識が必要で、論点を整理するとどうなるか、自ら考え
るきっかけは得られたはずです。あるいは、ベースとなる知識の重要性を再認識したかもしれません。
今回私は、3日目の議論の元になるようなレクチャを担当しましたが、しっかりポイントを突いた質問やコメントばかりでしたし、
グループ討議の結果も期待した水準を超えるものでした。私自身にも大いに刺激になる議論でした。さらに議論を深めるには必ずし
も十分な時間がなかったようにも見受けられました。参加者の皆様それぞれの関心、立場に応じ,今回の会合を通じて得られたネッ
トワークを生かして、自ら考えを掘り下げていただけるとよいと思います。
大学生の皆様より
・ 非常に多くの学生と知り合う機会を頂けたので、本当に参加して良かった。
・ 日本人の環境保護意識の高さに感心した。中国ではまだ不十分。
・ 海ごみに関して福岡はごみを流す「加害者」でもあり、
ごみが大量に漂着する「被害者」であることを知れた。
・ 今回のディスカッションのテーマはすごく考えさせられる内容だったので、
自分行っているボランティアの参加者にも共有したい。
・ 国や地域、年代や社会的立場が異なることも影響し、物の見方、感じ方が多様であってので、
話し合いを通じて価値観が広がった。
・ 日本に名を馳せる大学の学生に、ある種の偏見を持っていたが関わっていくうちに、
強い信頼感を抱き、良き友となった。この繋がりを大切にしていきたい。
・ 韓国の学生と環境の事だけでなく、領土問題、就活、結婚観など様々な考えをシェアすることが出来た。 国の見解、立場とは全く異なる世論が有ることを知った。
・ 明確な答えは導き出せなかったが、自己啓発できた点は素晴らしかった。
・ 長崎原爆被害者の生の声聞くことができた。体験談は「壮絶」という言葉では表現しきれないほど
凄まじいもので、原爆が人生を変えてしまうことを実感した。
・ 「海洋防災情報」で震災地域で支援活動をしている東北大学の学生から、
報道では知り得ない「生の声」を聴くことが出来た事。
・ ディスカッションでの英語通訳アシスタントは初めての経験で貴重な経験になった。
・ 今現在抱えている問題について議論するという非常に現実味があり、
また、話し合うべき議題でありとてもよかった。
・ メンバーの普段生活している場所の違いが地震に対する意識の違いを生んでいて、
議論の対比が非常に興味深かった。
・ 海洋ごみに対する認識を日中韓で共有し、解決策を模索することが重要だと認識できたこと。
・ 環境の国際会議に参加するのは5回目だが、参加者の多様性、
知識人の多様な専門性は本会議が一番だったと思う。
・ 地元の方とのお話などはとても有意義だったので、もっと時間があると嬉しい。
・ 夕食会は環境の会議なので、もう少し質素でも良いのではないか。
・ 今会議では、環境を守ろうというばかりで、ディベートのような反対意見も聞きたい。 …など
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シンポジウム
《第 2 回》宗像国際環境 100 人会議記念事業
「神宿る島」
宗像・沖ノ島と関連遺産群を世界遺産に
第2回宗像国際環境100人会議のテーマである「森と海との共生」を続けて
きた日本の心を探る、写真家・宮澤正明氏の初監督作品映画「うみやまあひだ∼
伊勢神宮の森から響くメッセージ∼」
の特別上映とシンポジウムを開催します。
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産登録を目指す意義、地域の
暮らしへの影響などパネリストの方々と一緒に考えてみませんか。
【共催】宗像国際環境100人会議
「宗像・沖ノ島と関連遺産群」世界遺産推進会議
西日本新聞社
ドキュメンタリー映画
﹁うみやまあひだ﹂
特別上映
平成27年 5 月24日[日] 13:30∼16:30
宗像ユリックス ハーモニーホール
参加無料
(500名)
【申込先】 宗像市世界遺産登録推進室
電 話 0940(62)
2617(平日8:30∼17:00)
F A X 0940(62)2601
メール sekaiisan@tw.city.munakata.fukuoka.jp
ぬやま
へつみや
宗像大社辺津宮
しんばる
新原・奴山古墳群
ようはいしょ
沖津宮遙拝所
なかつみや
宗像大社中津宮
おきつみや
宗像大社沖津宮
第2回宗 像国際 環 境10 0人会議記 念事 業
「神 宿る島 」宗 像・沖ノ島と関連 遺産群を世界遺産に
シンポジウム
申込方法
電話、
FAX、
またはE-mail 先着
500名
にてお申込みください。
※ 頂 い た 個 人 情 報 は 受 付 管 理 の み に 使 用しま す 。
第 三 者 へ の 提 供 は い たしま せ ん 。
宗像ユリックス ハーモニーホール
会 場
宗像市世界遺産登録推進室
〒811-3437 福岡県宗像市久原400番地 http://yurix.munakata.com
赤間
広域
地図
宗像警察署
入口
・東海大学福岡短大
●
電話 0940−62−2617(平日8:30∼17:00)
●
FAX 0940−62−2601
●
E-mail
・東海大付第5高校
東郷
宗像総合公園・
日の里中・
3
光岡
97
sekaiisan@tw.city.munakata.fukuoka.jp
宗像ユリックス
2015年5月24日㈰
日 時
75
入場料
参加無料・要申込
スケジュール
メールタイトルに
「シンポジウム参加申込」
と入れてください。
総合司会:養父信夫(UBrainTV ニッポンのムラ編集長)
13:00 開場
FAX送信用
13:30 共催者挨拶
13:45 映画『うみやまあひだ』特別上映会
▲ このまま送信してださい ▲
15:05 挨拶(監督/撮影監督 宮澤正明)
15:15 休憩
コーディネーター:稲葉 信子
(筑波大学大学院教授) 氏名
15:30 シンポジウム
パ ネ リ ス ト :進士五十八(東京農業大学名誉教授)
藤原 恵洋(九州大学大学院教授)
畠山 信(牡蠣漁師 NPO法人森は海の恋人副理事長)
細川 裕子
(公益財団法人森の長城プロジェクト)
日本中を巡り人と自然に触れた長編ドキュメンタリー「うみやまあひだ ∼伊勢神宮の森から響く
メッセージ∼」は、森と海と共生を続けてきた日本の心を探る、写真家・宮澤正明氏の初監督作品
です。
「森と海との共生」は今年の宗像国際環境100人会議のテーマでもあります。今回、
「神宿る
島」宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界遺産登録を目指す意義、そして世界遺産登録による、農業・
漁業、観光、自然などの地域の暮らしへの影響、これから必要なことなど、パネリストの方々と一緒に
考えていきましょう。
電話番号
16:30 終了
《 特 別 上 映 》
式年遷宮を見届け、その叡智の神髄を「映像」で探ることを決意した監督 宮澤正明。
「なぜ日本人は
この儀式を絶やさず、祈りを捧げ続けてきたのか。」との想いを胸に、神宮の森から木曽の大檜林、
白神山地など全国各地の森へと旅を続けるうち、見えない糸に導かれるように賢人達に出会い
ます。漁師 畠山重篤と共に木を植え、宮大工棟梁や世界的科学者の話に耳を傾け、隈研吾と北野
武に宇宙観を聴く……。日本中をめぐって自然と人とを紡いだこのドキュメンタリーは、まさに「うみ
やまあひだ」
に生きる日本の心を探った旅の記録。一緒に旅するように、
映画をお楽しみください。
監督/撮影監督
出演者
ⓒ2014 Masaaki Miyazawa/Jingu all right reserved. ⓒ2014 Sustain able Investor
宮澤正明
河合真如(伊勢神宮神職)
北野 武(映画監督)
大橋 力(脳科学者/音楽家)
大野玄妙(法隆寺第129世住職)
小川三夫(宮大工棟梁)
隈 研吾(建築家)
宮脇 昭(横浜国立大学名誉教授)
田中 克(京都大学名誉教授)
倉田克彦(神宮司廳営林部)
池田聡寿(木材会社経営)
畠山重篤(牡蠣漁師)
成澤由浩(料理人)
発 行
UBrainTV 株式会社
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