呼吸器内科 疾病上位頻度表 順位 1 2 3 4 5 6 7 9 10 11 12 14 15 16 19 20 22 24 病 名 肺癌 肺炎 間質性肺炎及び肺線維症 気管支喘息 肺気腫及び慢性閉塞性肺疾患 気胸 膠原病性肺疾患 胸膜炎(癌性をのぞく) 睡眠時無呼吸症候群 膿胸 胸膜中皮腫 肺サルコイドーシス 喀血・気道出血 呼吸不全 肺膿瘍 肺悪性新生物疑い 肺アスペルギルス症 肺非結核性抗酸菌症 心不全 気管支炎 インフルエンザ 肺結核 胸腺腫 肺性心 件数 766 412 191 87 49 46 25 25 24 20 17 15 15 14 13 11 11 11 9 8 8 7 7 5 順位 25 27 32 35 病 名 CO2ナルコーシス 肺血栓・塞栓症 放射性肺臓炎 肺動静脈瘻 肺の画像診断における異常所見 気道内異物 気管支拡張症 低酸素血症 癌性胸膜炎(肺癌をのぞく) その他の縦隔悪性腫瘍 肺嚢胞 肺血管炎 肺ブラ内感染 転移性気管支癌 成人呼吸窮<促>迫症候群 塵肺 上気道炎 縦隔リンパ節炎 血胸 気管支内異物 悪性リンパ腫 気管癌 肺動脈肉腫 <主要疾患の指標> 1. 肺 癌 1. 患者数 2014 年 1 月~12 月に呼吸器内科初診外来を受診され、その後に 1 回以上呼吸器内科に入院された肺癌患者症例数 286 名 2. 肺癌組織例(286 名) 組織型 症例数 Small cell carcinoma Adenocarcinoma Squamous cell carcinoma Large cell carcinoma Large cell neuroendocrine carcinoma(Combined LCNEC 1 例を含む) NSCLC (分類不能) Others Pleomorphic carcinoma Spindle cell carcinoma Carcinoma(それ以上分類不能) 2 1 1 臨床診断(画像+腫瘍マーカーなどで診断) 18 3. 患者背景(性別、初診時 PS、喫煙状況) (肺癌 286 名) 性別 (男性 / 女性) 初診時 PS (0 / 1 / 2 / 3 / 4) 喫煙状況(Never / Past / Current/ 不明) 44 118 64 3 5 30 4 232 / 54 39 / 171 / 42 / 27 / 7 52 / 109 / 124 / 1 定義:Current smoker 現在喫煙中もしくは禁煙して 1 年未満 Past smoker 禁煙して 1 年以上経過 件数 4 4 3 3 3 3 3 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 4. 年齢分布 (肺癌 286 例) 年齢分布 0 - 2 9 0 - 3 9 0 - 4 9 0 - 5 9 0 - 6 4 5 - 6 9 0 - 7 4 5 - 7 9 0 - 8 4 5 - 8 9 0 歳 以 2 3 4 5 6 6 7 7 8 8 9 合 平 均 年 年 齢 中 央 5. 喫煙指数 (肺癌 286 名) Smoking index 0 (never smoker) 1-199 200-399 400-599 600-799 800-999 1000-1119 1200-1399 1400-1599 1600-1799 1800-1799 2000-2399 2400-2799 2800-3199 3200-(4000, 4500) 不明 症例数 0 0 8 16 28 61 53 43 50 22 5 286 72.3 73 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 上 計 齢 値 Smoking index =1 日あたりの喫煙本数×喫煙年数 6. 非小細胞肺癌 患者背景 (224 名) 性別 (男性 / 女性) 初診時 PS (0 / 1 / 2 / 3 / 4) 喫煙状況(Never / Past / Current) 179 / 45 30 / 140 / 32 / 15 / 7 45 / 97 / 82 7. 臨床病期(非小細胞肺癌 224 例 UICC 第 7 版) 非小細胞肺癌 臨床病期(clinical stage) Stage ⅠA Stage ⅠB Stage ⅡA Stage ⅡB Stage ⅢA Stage ⅢB Stage Ⅳ UICC 第 7 版 13 9 6 6 32 15 143 8. 非小細胞肺癌 初回治療方針(手術例など 19 例を除く 205 例) 治療方針 化学療法(2 剤併用+Bevacizumab ) 化学療法(2 剤併用+治験薬/プラセボ) 化学療法(2 剤併用) 化学療法(2 剤併用)+緩和的放射線療法 化学療法(2 剤併用)+全脳照射 化学療法(単剤) 化学療法(単剤)+緩和的放射線療法 根治的化学放射線療法(2 剤併用) 術後化学療法(2 剤併用) 術後 EGFR-TKI(医師主導治験) 導入化学療法 導入放射線療法 EGFR-TKI ALK-TKI Body SRT(肺) 根治的放射線療法 緩和医療 緩和医療+緩和的放射線療法 緩和医療+全脳照射 人数 52 10 14 14 27 55 32 23 20 9 10 8 6 3 2 1 人数 23 9 37 6 1 17 2 21 3 1 2 14 18 2 5 5 27 10 2 9. 小細胞肺癌 患者背景 (44 名) 性別 (男性 / 女性) 初診時 PS (0 / 1 / 2 / 3 / 4) 喫煙状況(Never / Past / Current ) 限局型 / 限局型+悪性体腔液 / 進展型 注:LCNEC 5 名は非小細胞肺癌で集計 40 / 4 7 / 27 / 7 / 3 / 0 0 / 19 / 25 12 / 2 / 30 10. 臨床病期(小細胞肺癌 44 例 UICC 第 7 版) 小細胞肺癌 臨床病期(clinical stage) Stage ⅠA Stage ⅠB Stage ⅡA Stage ⅡB Stage ⅢA Stage ⅢB Stage Ⅳ 11. 小細胞肺癌 初回治療方針 (44 例) 治療方法 化学療法(2 剤併用)(1 名は緩和的 RT 併用) 化学療法(2 剤併用±治験薬) 根治的化学放射線療法 術後化学療法(2 剤併用) 根治的放射線療法 緩和医療(1 名は緩和的 RT 併用) UICC 第 7 版 1 1 1 0 8 4 29 12. 呼吸器内科 外来化学療法及び入院化学療法実施件数の推移 2014 年 1 月-12 月 外来化学療法件数 3,432 件→ 入院化学療法件数 746 件↓ (注:IP 対象のエンドキサンは除く) 呼吸器内科 化学療法施行数の推移 (件) 4,000 外来化学療法 入院化学療法 3,500 3,412 3,000 2,777 2,446 2,500 2,040 2,000 1,866 1,500 1,000 500 3,432 1,273 1,415 999 974 400 1,746 1,500 1,309 1,204 992 638 959 793 821 746 289 0 04年 05年 06年 07年 08年 09年 10年 11年 12年 13年 14年 13. 肺癌初診から 1 ヶ月以内の治療開始率(手術症例を除く) 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 59.8% 58.1% 60.1% 61.3% 2014 年 74.3% 人数 28 2 5 1 1 7 2.市中肺炎 1. 2014 年入院患者:192 例(男性 124 例、女性 68 例) 2. 平均年齢:75.2±11.1 歳 3. 年齢分布:5-95 歳 Median 77 歳 4. 基礎疾患保有:171 例(89.1%) 5. 喫煙状況 現喫煙者: 31 例(16.1%) 既喫煙者: 79 例(41.1%) 非喫煙者: 78 例(40.6%) 不明: 4 例(2.1%) 6. 肺炎球菌ワクチン既接種率:17.9% 7. 入院前 Performans status 0 1 2 不明 52(27.1%) 97(50.5%) 40(20.8%) 4(2.1%) 8. 入院前抗菌薬既投与:48 例(25%) 9. 在院日数:13.9±9.7 日(Median 11.5 日) 10. 入院中死亡:9 例(4.7%) 11. 原因菌判明:99 例(51.6%) 12. 原因菌判明方法 喀痰グラム染色及び培養: 81 例 血液培養: 8例 胸水培養: 4例 気管支肺胞洗浄 1例 尿中抗原: 34 例 喀痰中抗原: 3例 血清抗体: 4例 13. 原因菌内訳(判明例での内訳) 原因菌 肺炎球菌 ストレプトコッカス・アンギノサスグループ その他のレンサ球菌 黄色ブドウ球菌 モラクセラ・カタラーリス インフルエンザ菌 肺炎桿菌 大腸菌 アシネトバクター属 緑膿菌 嫌気性菌 レジオネラ菌 結核菌 肺炎マイコプラズマ 肺炎クラミドフィラ インフルエンザウイルス 14. PSI スコアによる肺炎重症度 クラス Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ 例数 1 23 54 87 27 % 0.5 13.0 28.1 45.3 14.1 例数 54 6 3 8 9 10 3 1 1 2 2 5 1 2 3 1 % 54.5 6.1 3.0 8.1 9.1 10.1 3.0 1.0 1.0 2.0 2.0 5.1 1.0 2.0 3.0 1.0 15. A-DROP システムによる肺炎重症度 重症度 0 1 2 3 4 5 例数 16 50 71 43 10 2 % 8.3 26.0 37.0 22.4 5.2 1.0 16. 米国胸部疾患学会(ATS)ガイドラインによる重症例:60 例(31.3%) 17. 初期使用系統別抗菌薬(併用含む) 系統 ペニシリン/βラクタマーゼ阻害薬 ペニシリン系薬 セフェム系薬 カルバペネム系薬 マクロライド系薬 フルオロキノロン系薬 例数 107 17 54 3 25 18 18. 初期抗菌薬併用例:32 例(16.7%) 19. 抗菌薬変更:48 例(25.0%) 20. 経口抗菌薬スイッチ例:84 例(43.8%) 内訳: ペニシリン系薬 ペニシリン/βラクタマーゼ阻害薬 マクロライド系薬 フルオロキノロン系薬 % 55.7 8.9 28.1 1.6 13.0 9.4 13 例 34 例 2例 35 例 21. ステロイド使用:37 例(19.3%) 22. 昇圧薬使用:8 例(4.2%) 23. 人工呼吸器使用:12 例(6.3%) 3.在宅酸素療法患者(2015.3 現在) 1. 1 年以内の新規導入患者:117 例 内訳(重複あり): 間質性肺炎、肺線維症 肺気腫、COPD 肺癌 気管支拡張症 過敏性肺炎 薬剤性肺炎 器質化肺炎 好酸球性肺炎 悪性リンパ腫 胸膜炎 陳旧性肺結核 塵肺症 睡眠時無呼吸症候群 拡張型心筋症 肺高血圧症 その他又は原因不明の慢性呼吸不全 4.検査 1. 気管支鏡検査 2. 胸腔鏡検査: 691 件 13 件 (入院 391 件、外来 300 件) 45 例 21 例 18 例 4例 2例 1例 1例 1例 1例 1例 1例 1例 1例 1例 1例 6例
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