栗山町の教育大綱(素案)

栗山町の教育大綱(素案)
1.趣旨
国は、教育の政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任
体制の明確化、迅速な危機管理体制の構築、首長と教育委員会との連携強化を図るととも
に、地方に対する国の関与の見直しを行うことを目的に、「地方教育行政の組織及び運営
に関する法律の一部を改正する法律(以下「改正法」といいます。)」を平成26年6月
に公布、平成27年4月1日から施行され、新しく教育委員会制度がスタートいたしまし
た。
この改正法の主な趣旨といたしましては、教育行政の責任体制を明確化するため、教育
委員長と教育長を一本化し、任期を3年とする「新」教育長を設置するとともに、首長が
招集し、首長及び教育委員会により構成される「総合教育会議」の設置、さらには、教育
の振興に関する施策の大綱を策定することが義務付けられた内容となっております。
2.内容
改正法を受けて、本年6月15日に第1回総合教育会議を招集し、制度改正の概要や総
合教育会議の運営指針、さらには、教育の大綱に係る策定方針について、それぞれ協議を
進めてまいりました。
また、8月24日開催の第2回目となる総合教育会議において、新制度に基づく「栗山
町の教育大綱(素案)」がまとまりましたので、町ホームページ及び教育委員会窓口での
パブリックコメント(意見募集)を実施するものです。
3.教育大綱策定に当たっての本町の考え方
まず、本町における最上位計画として位置付けされる「栗山町第6次総合計画」につき
ましては、「栗山町自治基本条例」第25条に策定根拠を置くもので、向こう8ヵ年の町
政の進むべき方向性を明確にし、その具体化に向けて政策等の総合的かつ計画的な推進を
目的に、平成27年1月28日に議会の議決を得て策定したものであります。
また、平成20年11月に策定された「栗山町教育総合計画」につきましては、「教育
基本法」第17条第2項に策定根拠を置くもので、地方公共団体は、国の教育振興基本計
画を参酌しその地域の実情に応じ、当該地方公共団体における教育の振興のための施策に
関する基本的な計画を定めたものであります。本町においては、「栗山町教育のめざすと
ころ=教育の目標」を定めた上で、第5次総合計画の「教育分野」をそのまま活用し策定
されております。
以上の経過を踏まえ、本町における大綱の内容に関しましては、第6次総合計画を基軸
に策定し、法の趣旨であります「目標や施策の根本となる方針」や、「栗山町の教育目標」
を盛り込み、総合的な施策の大綱として策定したところです。
なお、教育大綱の計画期間につきましては、第6次総合計画との整合性や、地方公共団
体の長の任期が4年であることに鑑み、原則4年を計画期間とし、国の動向や、まちの情
勢により、適宜見直しを実施するものです。
4.教育大綱の策定年月日
平成27年10月1日(予定)
5.今後のスケジュール
日 程
内 容
平成27年 9月 9日
町ホームページ及び教育委員会窓口でのパブリック
~平成27年 9月25日
コメント(意見募集)の実施
平成27年9月下旬
提出された意見に対する町の考え方を整理、公表
平成27年10月 1日
栗山町の教育大綱策定及び公表