「レジリエンスを育むアドベンチャー研修会(BR6)」 ~プロジェクトアドベンチャージャパン×MAP 研究会 コラボレーションプログラム~ 東日本大震災から 4 年がたちました。いまの場所から、これまでの 4 年がどん なふうに見え、聞こえ、感じているのかをグループのちからを活かしながらふり かえり、これからのバンブーレジリエンスの実践の方向を探りたいと思います。 バンブーレジリエンスとは、『折り曲げても自身の持つちからではね返る、しなやかな竹のような強さをシンボルと した、“生きるちから”』のことです。東日本大震災を機に来日した、ジム・ショーエル(PA アメリカ本部トレーナー)と PAJ が共につくった言葉です。PAJ とジム・ショーエルは、今までに 5 回のバンブーレジリエンス研修会と、1 回の体験 会を行ってきました。 今回は、これまでの 4 年間を、共にふりかえりながら、今後へとつなげて行ける機会にしたいと考えています。 MAP 研究会と共催することにより、宮城県でのバンブーレジリエンスの学校や地域での活用についても深める入口 にしたいと思います。 ① 現実肯定のちから 「バンブーレジリエンス」は、自分が持っている潜在的な力に目を 向けることから始まります。その力に気づき、その気づきを育てるた めの大きな助けは、コミュニティ(グループ)の力です。これは、PA の 中核的な理念である「フルバリューコントラクト」と大きく関連していま す。フルバリューな環境(コミュニティ・グループ)に支えられて、レジ リエンスは強化されていきます。 そのために、身体をつかったアクティビティ、シンプルに楽しいと 思えるアクティビティなどを通して、「今ここ」にいる自分を受け入れ るためのエネルギーとなる体験を行います。さらに、その体験はひとりで何かをやることではなく、誰かとの共通体験 です。共通体験の中で、お互いのことを気づき合う、気づいた自分を受け入れる、そのような「現実肯定のちから」をレ ジリエンスの大切な要素であると考えます。 ② 「バランス」を核に ジムは、バランスについてこのように話しています。 「バランスの極と極との間にあるのは、その人の選択する能力だと 思います。バランスを探すことは、私たちはどのような人生を、どのよ うな生き方を選ぶのか、ということです。選択することは、私たちを自 由にしてくれます。」 いろいろなアクティビティを通して、今置かれている自分のバランス に気づくことや、適切なバランスを選ぶことのレッスンを繰り返します。 それがバンブーレジリエンスプログラムの幹です。その幹の根っこに は、フルバリューコントラクトがあります。そしてこのプログラムを通して、 一人ひとりのレジリエンスを実らせることを目指しています。 開催要項 主 催: 株式会社 プロジェクトアドベンチャージャパン 共 催: MAP 研究会 日 時: 2015 年 6 月 13 日(土) 9:30 旧中浜小学校校舎 2015 年 6 月 14 日(日)16:30 太陽の村解散 ☆2 日間参加できる方のみとなります。(夜のプログラムもあります) ☆6 月 13 日は、旧中浜小学校を見学後、各自の車で「太陽の村(柴田町)」へ移動してプ ログラムを行います。(旧中浜小学校見学もプログラムの一部として行います) 対 象: MAP 研究会会員 バンブーレジリエンス(生きるちから)研修会に参加したことがある方、またはその方の紹介 がある方。 参 加 費 : 7,000 円(宿泊・食事・材料費) (本研修は、ジム・ショーエルのボランティアと、プロジェクトアドベンチャージャパンのサポート によって運営をしています。) 定 員: 20 名(先着順受付) 場 所: ①見学・研修:旧中浜小学校校舎(宮城県亘理郡山元町) ②宿泊・研修:「柴田町 太陽の村」 宮城県柴田町大字本船迫字上野 4-1 申込方法: 別紙申込書(①②)に必要事項をご記入のうえ、 FAX03-5467-7018 または、e-mail ([email protected])にてお申込みください。 締 切: 2015 年 6 月 5 日 (申込書到着順の受付となります) 講師:ジム・ショーエル(Jim Schoel) ※研修会は、英語で行われる部分がありますが、インタープリターがつきます。 アドベンチャー活動を活用したプログラムを、学校、治癒施設、企業などで行うトレーナーとして 41 年の活動を しています。その内の 20 年あまりは、青少年のカウンセラー、教員をしており、トラウマ的な環境(貧困、暴力、 人種)にいる大人や青少年のカウンセリング等を行っています。 著書に、Islands of Healing(邦訳「アドベンチャーグループカウンセリング の実践」みくに出版)、Gold Nuggets(邦訳未刊行、共著)、PAJ の 10 周年 記念行事にて基調講演を行う。現在、PA アメリカ本部にて、プログラム開発 とトレーニングを担当。ハーバード大学教育学修士号取得。 ユーモアあふれる指導とあたたかい人柄で、楽しく体験的に学べるワーク ショップを世界中で展開しています。 プロジェクトアドベンチャーとは お申込み・お問い合わせ: して、グループの中で、個々の成長を促します。ひとりひとりが 株式会社 プロジェクトアドベンチャージャパン 安心して学べるクラスを目指した学校教育プログラム、教員研 〒150-0002 修プログラムなどを行っています。私たちは、参加者が最大限 東京都渋谷区渋谷 2-6-12 ベルデ青山 6F に能力を生かせるプログラムづくりを心掛けています。プログ Phone 03-3406-8804 fax 03-5467-7018 ラムでは、楽しむこと、自分に正直であること、お互いを尊重し [email protected] プロジェクトアドベンチャーは、アドベンチャーの要素を活用 合うことなどを大切にしています。
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