卓話資料 2015 年 7 月 23 日 2014-15RID2690G・EPNZC 松本祐二（益田西 RC） 「ポリオ根絶への道」 「ポリオ・プラスは単なる金集めではなく、青少年奉仕活動です。」 我々ロータリアンは「End Polio Now」を達成し本来のロータリーの活動を！ 1985 年：ポリオ・プラス開始以前 ポリオ発生：125 か国、年間 350,000 件 1985～‘97 年：80 か国で全国予防デー実施（世界の子供の 2/3 が予防接種） 2002 年：ポリオ発生 125 か国→7 か国 ポリオ発生件数→1919 件、99%減 2014 年：ポリオ発生件数→359 件 99.9％減 2014 年 8 月以降のポリオ発生はパキスタンとアフガニスタンのみ 2015 年は 7 月 1 日現在、25 例がパキスタンから、4 例がアフガニスタンから発生 今年もポリオのワクチンチームがゲリラに殺害されている（警備隊 2 名・スタッフ２名） ポリオの発症（2015年7月1日現在） 国 名 パキスタン 本年の 症例数 昨年同期の 症例数 昨年1年の 合計症例数 25 88 306 最終患者発生日 2015年5月24日 アフガニスタン 4 7 28 最終患者発生日 2015年5月5日 ナイジェリア 0 4 7 最終患者発生日 2014年7月24日 ロータリーとポリオの歴史 1986 年ケラーRI 会長と 467 人のガバナーが優先課題とした。（決議 23-34 との決別） 1988 年にロータリーと WHO（世界保健機関）とユニセフ（国連児童基金）と米国疾病対 策センター（CDC）が世界ポリオ根絶推進計画 後にビル＆メリンダ財団も協力 1995 年の規定審議会の決定および 2007 年の再確認を受け、管理委員会と RI 理事会は、世 界からポリオがなくなったと認定される日が来るまで、ポリオ根絶が引き続き国際ロータ リーとロータリー財団の第 1 の目標であり、また、目標としなければならないことを確認 した（ロータリー財団章典 12.030.） ポリオの根絶に使われたお金は 110 億ドルこのうちの 13 億ドルはロータリアンの寄付 2018 年のポリオ根絶までに必要な資金は 55 億ドル（ロータリアンに 6 億ドルの要請） エンドゲーム戦略計画に確保されている資金 Bill & Merinda Gates Foundation 2015 年 5 月 28 日、ロータリーは日本政府によるポリオ根絶活動への多大なる貢献を称え、 安倍首相にポリオ根絶推進功労賞を授与しました。ポリオ根絶推進功労賞は、ポリオ根絶 活動において多大なる貢献を果たした人物を称えるため、ロータリーが 1995 年に設立した もので、日本の国家元首としては、橋本龍太郎首相、小泉純一郎首相に続き安倍首相で 3 人目。今回の受賞は、世界ポリオ根絶推進活動が中心となって推進しているポリオ根絶活 動に対し、日本政府は 1988 年以来 553 億円を拠出し（ドナー国からの拠出額世界第 3 位）、 ポリオの知識 ポリオは不顕性感染が多い（症状が出ないまま免疫力を獲得してしまう人が 90％以上） 症状の出た病人がいないのに突然病気が出現することがある 糞便を介して経口感染（少ない入浴回数、手で食物をつかんで食べる風習） 5 歳くらいまでの子供がかかる。大人はいつの間にか免疫ができている。 現在は根絶が達成された日本でも生まれてくる子供に 4 回の予防接種をしている。 2014 年 10 月にもエジプトで経口ワクチンを飲んだ 3 カ月の子供の便からポリオウイルスが 日本国内で排出されているのを確認。 世界中の国で根絶宣言が WHO から出されるまでワクチン接種が続く予定 ポリオが根絶できれば世界中の子供がポリオワクチンの接種から解放される。 ＊生ワクチンは 1 人分のワクチン代金が 1000 円以内で 2 回の投与 素人でも飲ませれば予防接種ができる。（日本では 2012 年 9 月まで使用） 飲んだワクチンから元気になったウイルスをうつされ発症する可能性がある 不活化ワクチンは 1 人分のワクチン代金が 5000 円程度で 4 回接種 注射なので医師・保健師・看護師などの医療技術者が必要 （2012 年 10 月から日本では不活化ワクチンに変更） 2015 年 7 月 15 日プロフィール 松本 祐二（まつもと ゆうじ） 国際ロータリー第 2690 地区（鳥取・島根・岡山） 益田西 RC 生年月日：1952 年 8 月 26 日 職業分類：内科医 事業所：松本医院 〒699-5132 島根県益田市横田町 429-23 TEL 0856-25-2611 FAX 0856-25-2672 E-mail [email protected] 略歴 1979 年 昭和大学医学部卒業 1980 年～ 昭和大学藤が丘病院内科など 1982 年 島根県益田市にて診療所を継承（江戸時代からの家業で 8 代目） 2004 年～ 日本労働衛生コンサルタント会島根県支部 副部会長 2006 年～ 島根大学医学部臨床教授 2006 年～ NPO 法人島根糖尿病療養支援機構 理事長 2008 年～2011 年 島根県性教育団体連絡協議会 会長 2012 年～ 日本尊厳死協会中国地方支部 理事 2013 年～ 益田市医師会 副会長 ロータリー歴 1986 年 益田西 RC 入会 1991 年 益田西 RC 退会 1993 年 益田西 RC 再入会 1997-98 年度 第 21 代クラブ会長 2001-02 年度 第 5 ブロックガバナー補佐 2014-15 年度 地区ガバナー 2015 年度 エンド ポリオ ナウ ゾーンコーディネーター（第 3 ゾーン） ベネファクター、 大口寄付者（レベル１） 第 7 回米山功労者マルチプル JRIC（全国ロータリアンインターネット協議会）会員 源流の会会員 FB ロータリアン交流会（FB:フェイスブック）会員
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