多様化推進(ダイバーシティ&インクルージョン)

多様化推進(ダイバーシティ&インクルージョン)
当社は、平成22年に銀行窓販ビジネスをスタートして以来、ダイバーシティ&インクルージョンを重要な経営戦略
の一つと位置付け推進しています。
多様化するお客さまのニーズに柔軟に対応するためには、多様な社員一人ひとりがその能力を最大限に発揮できる
環境を整備することが重要と考え、様々な取り組みを進めています。
平成26年度は以下のように、すべての社員層において、様々な取り組みを行いました。
■プルデンシャル・エグゼクティブ・カンファレンス
プルデンシャル・グループのエグゼクティブが参加するダイバーシ
ティ・カンファレンスを毎年1回行っています。平成26年度は、「女
性リーダーをめぐる日本企業の宿題 ~女性活躍のための育成・
キャリア論~」
というテーマでカンファレンスを行いました。グルー
プが一体となってダイバーシティ戦略を共有し、エグゼクティブそ
れぞれがオーナーシップを持って推進することが重要であると、改
めて認識することができました。
■管理職向けセミナー
平成25年度より、全管理職を対象にダイバーシティ・マネジメント・
セミナーを継続的に実施しています。
「違いを強みに変える」をテー
マに、違いの受容と活用をケーススタディを通して学び、ダイバー
シティ推進の意味と重要性を理解します。実際の業務やマネジメン
トに活かせる実践的な研修内容で、平成26年度は2回実施し、これ
までに約8割の管理職が受講しました。
■女性の活躍をサポートする取り組み
女性社員を対象とした研修やラウンドテーブルなどを行っています。
研修では業務上のスキルやキャリア・仕事に対するマインドを学ぶ
ことに加え、女性役員の経験談を聞き、仕事上の悩みやプライベー
トとの両立について相談する機会も設けています。参加者同士でコ
ミュニケーションをとることで、キャリア形成をしていく上での不
安を共有し、女性の活躍を後押しする取り組みを続けています。平
成26年度には、女性社員を対象とした研修を2回、女性上級管理職
とのラウンドテーブルを3回行い、たくさんの女性社員が参加しま
した。
プルデンシャル・グループでは、年に数回、ダイバーシティについて学び、グループを通してネットワーク
を広げることを目的に「多様化サロン」を開催しています。このサロンでは、アメリカ本社のトップマネジ
メントや外部の多様な講師を招き、社員が様々な視点のダイバーシティについて考える機会を提供しています。
平成26年度は、障がいを持
ちながら働くこと、介護と
仕事の両立や女性の活躍推
進といったテーマで3回開催
し、グループ9社の社員が参
加し、交流しました。
PGF生命の現状
多様化推進(ダイバーシティ&インクルージョン)
■プルデンシャル・グループ社員参加型の取り組み
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社会貢献活動
アワード
PRUDENTIAL SPIRIT OF COMMUNITY ボランティア・スピリット賞
ボランティア・スピリット賞(アワード)は、プルデンシャル・ファイナンシャルが平成7年に開始した青少年を
対象にしたボランティア支援プログラムで、現在日本を含めた7つの国と地域で
実施されています。
当社は平成22年度から日本における主催者の一員に加わり、ボランティア活動
の輪を広げること、そして地域でボランティアをしている青少年を称えるため
の活動をしています。
「交流する」
「称える」
、
「発信する」という3つの柱を軸に、
、
本プログラムの各種プロモーション、地区および全国で開催する表彰式などす
べてを社員によるボランティアで運営しています。また多くの社員が会場に足
を運び青少年のボランティア活動に「ありがとう!」を贈っています。
第18回を迎えた平成26年度は、全国の中学・高校から1,800以上の様々
なボランティア活動に関する応募があり、各地区でのブロック賞を経て、
大阪で全国表彰式を開催しました。そこでは、スピリット・オブ・コミュ
ニティ奨励賞8名、文部科学大臣賞2名、米国ボランティア親善大使2名が
選出されました。親善大使2名は、5月にアメリカのワシントンD.C.で開
催された全米表彰式に招待され、各国からの受賞者とボランティア活動に
関して情報交換をするなど、国際的な交流を深めることもできました。
グローバル・ボランティア・デー
グローバル・ボランティア・デーは、プルデンシャル・ファイナンシャルが平成7年に開始した地域社会への貢献
活動プログラムです。毎年10月の第1土曜日を「グローバル・ボランティア・デー」と定め、プルデンシャル・ファ
イナンシャルの全世界の社員とその家族が一斉にボランティア活動を行っています。
平成26年度、当社は、特定非営利活動法人 森のライフスタイル研究所と
協力し、間伐した木を2種類の紙やすりで磨きあげて最終仕上げを行う、
「間伐材を活用した木のおもちゃ作り」を実施、完成した積み木は、会社
が支援する施設や、福島県の幼稚園・保育園等に寄贈しました。このほか
にも、会社周辺地域の車椅子対応やベビーシート付きなどの多機能トイレ
マップの作成や、AEDの講習会実施や特別養護老人ホームの清掃活動と
いった、様々なボランティア活動に、社員とその家族445名が取り組みま
した。
当社ではこのプログラムを通じて、
社員とその家族の方々に、地域社
会への貢献活動への理解を深めて
もらい、幅広くかつ継続的にボラ
社会貢献活動
ンティア活動に取り組むきっかけ
にしてもらいたいと考えています。
メイク・ア・ウイッシュ オブ ジャパンへのサポート
「メイク・ア・ウイッシュ」は、
「3歳から18歳未満の難病の子どもたちの夢を
かなえ、生きる力や病気と闘う勇気を持ってもらいたい」という願いのもと設
立された国際的な非営利ボランティア団体で、当社はその日本支部である「メ
イク・ア・ウイッシュ オブ ジャパン」に対し、イベントへの協賛や社員のボラ
ンティア参加などを通じて経済的・人的支援を提供しています。平成26年度は、
4月に開催されたチャリティマラソンと11月のチャリティ駅伝に協賛するとと
もに、多くの社員が選手やスタッフボランティアとして参加しました。
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PGF生命の現状
ドナルド・マクドナルド・ハウスへの寄付とボランティア活動
公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンが運
営する「ドナルド・マクドナルド・ハウス」に対する支援を平成24年度から行っ
ています。
ドナルド・マクドナルド・ハウスは、病気のお子さんに付き添うご家族をサポー
トするため、入院する病院の近くに、ご家族が自宅のようにゆったりとくつろげ
ることをコンセプトに設立された施設です。
平成26年度、当社は、ドナルド・マクド
ナルド・ハウスに滞在のご家族のために
食事を用意する「ミールプログラム」を計3回、そのほかに、施設の庭を
季節の花々で飾る「ガーデニングプログラム」の実施や病院関係者も対象
とした「餅つき大会」の開催、また施設の清掃・ベッドメイキングなど、
合計7活動、延べ100名以上の社員がこれらのボランティア活動に取り組
みました。また、施設に対する当社からの定期的な寄付も実施しています。
日経エデュケーションチャレンジへの協賛
日本経済新聞社主催、文部科学省・経済産業省等が後援の日経エデュケーショ
ンチャレンジに平成25年度より協賛しています。日経エデュケーションチャレ
ンジは、社会の第一線で活躍する企業人が、全国から集まった高校生に対し、
働く意義ややりがいを自らの言葉で伝えることで、将来に向けた夢や目標をイ
メージしてもらうとともに、自らの手で未来を構築していくきっかけになるこ
とを目的としたプログラムです。
平成26年度も、当社の社員が講師となり、
東京と大阪の会場で、100名近い高校生
を前に「大切な人へ想いを伝える力、生命保険を『銀行』から届けるとい
う挑戦」というテーマで授業を行いました。
「生命保険に関する基礎知識
と重要性」、「銀行における保険販売」そして「異なる考えをもつ相手との
コミュニケーションの方法」などをグループワークの手法も取り入れなが
ら、直接伝えました。また、その後の質疑応答や交流会を通じ、たくさん
の高校生にPGF生命や生命保険について、お話しすることもできました。
「走れ東北!移動図書館プロジェクト」への支援
「走れ東北!移動図書館プロジェクト」は、東日本大震災やそれに伴う津波や原発事故により、仮設住宅暮らしを
益社団法人シャンティ国際ボランティア会のプロジェクトです。
当社では、平成25年度より当プロジェクトへの寄付金支援を継続的に実施するとともに、平成26年度には2回、
社員が実際に福島県南相馬市の仮設住宅を巡回する移動図書館活動に参加しました。
PGF生命の現状
社会貢献活動
余儀なくされている被災者の方に、移動図書館車を使った本の貸出や、訪問先で憩いの場の提供などを行う、公
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環境への取り組み
環境に対する理念
当社は、お客さまが安心してすこやかに暮らせる環境があってこそ、お客さまに真の経済的な保障と心の平和をお
届けすることができると考えます。今も未来も、お客さまの大切な方への思いを確実にお届けするために、わたし
たちは地球環境保護に貢献します。
環境方針
本業を通じて
●環境保全に関する法規制を守ります。
●‌省エネルギー・省資源・リサイクルに取り組み、さらに業務の効率化を行う
ことで無駄をなくします。
●地球環境に配慮した、サービスのイノベーションを心がけます。
社員一人ひとりのこころがけを通じて
●‌社員一人ひとりが、仕事や日々の暮らし、地域社会での行動を、環境に配慮
したものへと変化させていきます。
●社員全員がコミュニケーションに努め、環境に対する理念を共有します。
●社員全員が、この思いをお客さまに伝えます。
プルデンシャル・ファイナンシャル共通の環境シンボル
環境への取り組み
プルデンシャル・ファイナンシャルでは、世界共通のシンボルを掲げ、環境保護に取り組んでいます。
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PGF生命の現状
環境に対する取り組み
省エネルギー・省資源・リサイクル活動
当社では、身近なところでの「省エネルギー」
「省資源」に取り組んでいます。
具体的には、「電子帳票化によるペーパーレスの推進」
「カラーコピーの利用制限」
「溶解による廃棄紙のリサイク
ル」などを行っています。
オフィスでの環境配慮
環境負荷の少ない事務用品(環境対応商品)を使用するよう心がけています。また、電子帳票化による画面上で
の業務を促進し、ペーパーレスに努めています。
■環境対応商品
●エコマーク取得商品
(公財)日本環境協会が、商品の製造・使用・廃棄などによる環境への負荷が少なく環境保全に役立つとして
認定した商品です。
●GPN環境データブック掲載商品
GPN(グリーン購入ネットワーク)が発行する『グリーン購入のためのGPN環境データブック』に掲載して
いる商品です。
●グリーン購入法判断基準適合商品
国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)の、特定調達品目およびその判断基
準に適合する商品です。
一人ひとりが環境に配慮した行動
当社では、日頃より職場での省エネルギーに努めています。
◆外部コンサルティングによる役員・管理職向け環境セミナー開催など啓蒙活動を実施
◆社内会議はプロジェクター投影によるペーパーレスを推進
◆業務で使用した上質紙はすべてリサイクルを実施
◆電源OFFの徹底(個別空調、パソコンモニター、プリンター等)
◆蛍光灯の間引き実施と消灯の徹底
◆遮熱フィルムを窓に貼ることによる空調の効率化
環境フェアへの出展
環境への取り組み
6月の環境月間に環境省主催の「エコライフ・フェア2015」に
参加しました。子供たちが環境問題に対する理解を深めるよう
なクイズや、環境にやさしい植物の展示を行いました。また、
共同出展している㈱早稲田環境研究所が研究開発している電気
自動車の展示も行いました。一人でも多くの人が環境問題への
関心を高めるきっかけ作りを提供しています。
エコライフ・フェア2015の様子
PGF生命の現状
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