大 森 伸 昭

トッ プ に 聞 く !
代表取締役社長
取引店/福岡銀行 宮崎支店
株式会社 大森淡水
養 殖の技 術 革 新 と 徹 底 した
生 産 管 理 体 制のもと 美 味 しい
大森 伸昭
「 大 森 ブランド 鰻 」を 提 供 します 。
氏
6
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
株式会社 大森淡水
▲製造工場前
(左から大森社長、柴戸頭取)
7
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
僕たちうなレンジャーが
案内するよ!
南 九 州 を 養 殖 鰻 の一大 生 産 地へ
製 造 工場
事務所
国内で消費される鰻の %は養
殖鰻です。ここ南九州では、国産鰻
の3分の2が養殖されていますが、
昔から鰻の養 殖が盛んだったわけ
ではありません。父の大森仁史(現
会長)
が中心となって活動し、南九
州を鰻の一大生産地として育てて
きました。
年)、父 仁史が宮崎市千草町
我が社の創業は1967年(昭
和
に開 業した大 森 養 魚 場です 。この
頃 、鰻や鯉などの養 殖が全 国で盛
んになっていたこともあり、事業を
始めました。1 9 7 3 年( 昭 和
だ少ない状況でした。ところが、当
位に愛 知 県が続き、九 州はまだま
は静 岡 県がダントツのNo.
1、2
国に5,
000軒ほどあり、生産量
1970年代、鰻の養殖場は全
絞りました。
伸びていきそうな鰻の流 通一本に
ていた 鯉の養 殖 をやめて、需 要 が
年)
からは、人気に陰りが見え始め
48
ここで僕たちが
育つんだよ!
通
流
99
時南九州ではその温暖な気候と豊
大森淡水 うなぎの里
大森淡水は
100%国産鰻に
こだわっているんだ!
養 殖
42
養殖池
▲養鰻場ハウス外観
食欲 旺盛
ですね!
活きが
いいですね~!
▲オリジナルの配合飼料を給餌
食事処「うなぎ処 鰻楽」
▲鰻の池上げ作業
富な地下水を利用した、新たな技
術革新が起こったのです。これまで
の養 殖 池は地 面に穴を掘っただけ
のもので、
ヘドロが溜まるなど水 質
も 悪 く 、鰻の成 長を妨 げていまし
た。新進 気 鋭の九 州の生産 者 達は
掘 り 起 こ し た 地 面 や 壁 をコンク
リートで固め、全体をビニールで覆
い、
コンピューターを使って徹 底し
た 生 産 管 理 を 行 うことにし ま し
た 。つまり 養 殖 池のプラント 化で
す。同時に、給餌や作業の機械化、
そして我が子を育てるようなきめ
細やかな 育 成 管 理や衛 生 管 理 を
徹 底 することによって生 産 向 上に
励みました。仁 史はそのような生
産者達や飼料会社といち早くタイ
アップしてグループを 形 成 するこ
とで、良質な稚魚の提供、品質や育
成に優れた技術や情報の提供等を
推し進めました。その結果、
これま
ではシラスウナギ
(稚魚)1㎏ が1
年で100㎏ 〜300㎏へ成長し
ていましたが、一挙に8 0 0㎏ に
成 長させることに成 功しました。
さらに、細やかな生 産 管 理や衛 生
8
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
管理が養殖過程での死亡率を大幅
に減 少させ、品 質も飛 躍 的に向 上
しました。こうした仁 史や生 産 者
の取り 組みが大きな輪となって広
がっていき、南九州における鰻の生
産量は一気に増えていきました。
年 )頃から
台 頭 す る 海 外 産 と の 戦い、
ブランド 化
1 9 8 0 年( 昭 和
海 外でも鰻の養 殖が急 増し、国 内
なってきました。多くの安価な海外
産の鰻が専門店や量販店で国産鰻
として販 売され、国 内の生 産 者は
価格競争で、
一気に減少していきま
▲生きたままの鰻を全国各地に配送
▲蒲焼にして全国のお取引様に納品
▲古民家風の佇まい
▲蓄養プールから鰻を取り上げて選別台へ
▲蒸し機で身をふんわり柔らかくする
▲鰻を手作業でサイズごとに選別
▲築200年の木材を使用した店内
した。生産者件数は400軒を割
り込み、
自給率は長らく %そこそ
こといった時代に突入したのです。
このままではグループの生 産 者が
廃業してしまうと考えた私たちは
本物の国産で安心・安全・最高品質
をコンセプトにした大森ブランドを
ステキな
お店ね!
▲職人が鰻を一尾ずつ丁寧に割く
▲匠の手で焼き上げたうな重
鰻の取り扱いを一切止め、彼らの鰻
を買い支えることに専念。そして医
療レベルの衛 生 管 理をお手 本とし
た蒲焼製造工場を新設。同時に欧
米の衛生品質審査基準を養殖場と
工場に導入。トレースと品質を最大
武器とした「世界一のうなぎを」合
言葉に生産者と弊社スタッフのモチ
ベーションの向上に努めました。
これまでの 取 り 組 みが 実 を 結
び、
ここ南 九 州が日本 最 大の鰻 生
産 地として、品 質の良 さとともに
認知されるようになってきました。
を 超 える 提 携 養 殖 場 と と も
大 森グループでは、鹿 児 島と宮 崎
の
いただくこと」をモットーとし、国
様の食卓にお届けし、幸せになって
に育て、健 康で美 味しい鰻 をお客
私たちは「一匹一匹の鰻を大 切
鰻を届ける中核施設
「 う な ぎの里 」は 健 康 で 美 味 しい
を安定して養殖しています。
に、年間3〜4,
000トンもの鰻
30
産 品にこだわりながら、高 品 質で
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
9
確立することにしました。まず、家
族同然のグループ生産者以外での
次のページに
続くよ〜!
20
流 通
製 造 工 場
食事処「うなぎ処 鰻楽」
55
に海外産の鰻が輸入されるように
株式会社 大森淡水
おいしそう〜
安心・安全で
美味しい鰻を
お届けします!
2006年
(平成 年)
に開業し
る体制を築いています。
安心安全な鰻を安定的に供給でき
ストランへ直接販売しています。
問 屋を介さずに生 協・スーパー、
レ
ります。また、蒲焼き等の加工品は
(生きた鰻)
は全国の鰻専門店に送
創業来の 年間減少し、高騰を続
ていくことにあると考えています。
る食文化、資源、
そして産業を残し
の使命は100年後もこの伝統あ
な関心も高くなっています。私たち
近年その漁も減少しており社会的
鰻 1 尾 = 2〜3 人 前へと進めてき
で鰻1尾=1人前の時代から特大
に市 場 、流 通 改 革を進めていく 事
ナギで育てることができます。さら
在では8 0 0g 〜1㎏ のシラスウ
ウナギを必要としていましたが、現
た「うなぎの里」は、養殖・流通・製
造工場の拠点である他、
美味しい鰻
ました 。少ない尾 数でより 多 くの
う な ぎの資 源 、文 化 、
けるシラスウナギに対して、少ない
需 要に 応 え る た めの 取 り 組 みで
を食べていただけるレストラン「う
量でいかに大きく育てるか、挑戦の
す。グループ形成時より、取り扱う
産 業 を 守 る た めに
連続でした。創業当時、
1トンの成
数量を伸ばさず価値を高めていく
なぎ処 鰻楽」も営業しています。自
私たちは天 然で獲れるシラスウ
鰻を育てるのに1 0 0㎏ のシラス
社養殖場や提携養殖場で育てられ
た 鰻は全て「 う なぎの里 」に運 ば
ナギの漁に大きく依存しています。
かつまん
人「セーフティー・ライフ&リバー
また、大 森グループのN P O 法
ています。
ナーシップをもって知恵を出し合っ
続 可 能 なバランスについてパート
重要性を確認し、資源と産業の持
売を持続していくことの有用性と
め合いながら、資 源 効 率の良い商
交 流を積 極 的に行い、お互いを認
係にあった東 海 地 域や諸 外 国との
味がありません。これまで競 争 関
ウナギを獲りつくしてしまえば意
ても他の地域や海外業者がシラス
くら私たち九州が資源を大事にし
他 産 地との協 力も必 要です。い
事に注力してきました。
れ、入念な検査を実施した後、活鰻
40
18
10
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
の解消や完全養殖の確立に期待が
ます。多 様な研 究により稚 魚 不 足
教授(※1)
に所長を務めて頂いてい
的に有 名 な日 本 大 学の塚 本 勝 巳
を解 明することを目 的とし、世 界
た。この施設は、謎が多い鰻の生態
うなぎLABO」を完成させまし
年)、鰻研究施設「国際
(理事長 大森仁史)」は、2013
です。
身 体 づく り を 支 えて く れるは ず
は簡 単に摂 取でき、皆 様の健 康な
を豊 富に含んだ鰻のサプリメント
は難しいですが、D H AやE P A
が整いました。毎日、鰻を食べるの
証に2年を費やし、商 品 化の準 備
発 も 進めています 。栄 養などの検
に活用するため、
サプリメントの開
さらに、鰻の全ての部 位を有 効
( ※1)塚 本 勝 巳 教 授 … 東 京 大 学 大 気 海
洋研究所教授として長年にわたり
鰻 の 回 遊 と 生 態 解 明 の 調 査に 従
事 。2 0 0 9 年に世 界 初となる天
然鰻の卵を発見。
「世界のウナギ博
士」と称される。
全国の食卓へお届けしていきます。
れからも美味しく安心できる鰻を
け継がれた日 本の食 文 化です 。こ
材であり、1 0 0 0 年を超えて受
鰻は万葉集にも記されている食
11 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
鰻を全国の食卓へ届けていかれることを期待いたします。
取締役頭取
柴戸 成
福岡銀行
年(平成
かかります。
株式会社 大森淡水
25
▲最前列左端から8番目より安永支店長
(福岡銀行)
、
大森会長、
柴戸頭取、
大森社長、
大森副社長
を終えて
◎インタビュー
養殖池のプラント化や水質検査の機械化にいち早く取り組み、南九州を全国
一の養殖鰻生産地へと育ててこられました。
完全国内生産で、徹底した生産管理のもと養殖された大森ブランドの鰻は、
「食への安心」
の声が高まる中、多くのお客様に愛されています。
歴史ある鰻の食文化を未来へと継承し、
これからも美味しい大森ブランドの
トッ プ に 聞 く !
代表取締役社長
取引店/福岡銀行 柳川支店
竹下産業 株式会社
全 自 動 乾 海 苔 製 造 装 置の
製 造・販 売 を 通 して
竹下 政敏
海 苔 生 産の省 力 化に貢 献 します 。
氏
12
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
竹下産業 株式会社
▲本社工場前
(左から竹下社長、柴戸頭取)
13 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
年 )頃 、私
▲
竹
長
社
海苔生産機 械
メーカーとして常に
先端を走っています。
全長
長
会
下
▼竹
下
海 苔 生 産の自 動 化に注 力
1 9 6 0 年( 昭 和
しゅんぞう
まったくゼロからのスタートでし
たが、俊 造とともに竹 下 鉄工㈱を
退 職 した 技 術 者 2 名 が 入 社 して
くれたおかげで、規 模の小 さい海
苔 業 界にあっても我が社の機 械 技
年し
術 は 高い水 準にあったようです 。
設立当時5人だった社員も
人に増 えるなど 、事
年 代 、日 本の
億枚程度
( 1 枚 : 縦 ㎝ 、横 ㎝ )でし た 。
海 苔 生 産 量は年 間 約
ていました 。昭 和
燥でき ず 品 質にも 大 き く 影 響 し
で天 日 干しを行い、雨が降ると乾
械 化 以 前は、晴れの日に一家 総 出
されます 。乾 燥は特に重 要で、機
る」という加工工程を経て商 品 化
( ※1)
」
「脱水」
「乾燥」
「 剥ぎ取
「漉く
海 苔は、海から採った後 、
す
業は順調に伸びていきました。
ないうちに
10
の祖 父 竹 下 俊 造 は農 業 用 機 械の
〈加工工程〉
す
漉 く
脱 水
乾 燥
幅
鉄 工 ㈱の 副 社 長 を 務 めていま し
た 。しかし 、大 手 農 機メーカーの
再 編の波に飲み込まれ、竹 下 鉄工
㈱ は 発 動 機メーカーから 資 金 支
援 を 受 けることになりました 。俊
造はそのまま会 社に残ることもで
きましたが、退 任して新たな道を
歩むことを決 意したそうです。
そこで俊 造が目を付けたのが、
有 明 海で盛 んになりつつあった 海
年 代 、海 苔の生 産と
苔養殖に用いられる機械の開発で
した。昭 和
いえ ば、手 作 業 が 当 たり 前 だった
ので、
これまでの機械製造のノウハ
ウを活かし、海 苔の生 産を自 動 化
剥ぎ取る
30
40
年 代には 1 0 0 億
にともな う 海 苔の贈 答 需 要 低 迷
しかしながら 、バブル期の終 焉
枚まで増 加しました。
により 昭 和
陸 上では乾 海 苔 製 造 機 械の登 場
海では海 苔の養 殖 技 術が発 展し、
19
4.4m
2.6m
60
21
50
できないかと 考 えたのです 。入 念
に市 場調 査を実施し、家族とも協
議 を 重 ねて 1 9 6 5 年( 昭 和
年 )、竹 下 産 業 を 創 業 、乾 海 苔 製
30t
養 殖 海 苔 の摘 取
35
造装置の製造を開始しました。
約
製造技術、技能の
向上に努めています。
高さ
海で養殖された海苔の摘み取りは10月
下旬から4月にかけて行われます。
〈自 社 製 品 〉
トライスター1台で
海から採った海苔を
ラクに加工できる!
重さ
1
乾海苔の加工:トライスター(全自動乾海苔製造機械)
成!
苔完
乾海
2
40
メンテナンスも
お任せ
ください!
トラ ク タ ー な ど を 製 造 す る 竹 下
美 味 し い 海 苔 が 届 く ま で
30
17.5m
14
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
も あ り 、近 年 では 生 産 量 は
億
枚 程 度に 減 少 し ま し た 。零 細 な
を充 実させることで、乾 海 苔 生 産
のパートナーとして多 くのお客 様
から好 評を得ています 。最 大の機
17.5
生 産 者 は 廃 業 をやむ な く され 、
種は高さ m、幅 m、全 長 mと
4.4
いう 業 界 最 大 サイ ズで 重 量 は
2.6
があります 。 時 間いつでも 機 械
め、夜 間に機 械を稼 動させること
に 採 る と 良 質 な ものがで き る た
も充 実させています 。海 苔は夜 間
また、
アフターサービスについて
ることにも貢 献しています。
をなくし、製 品の品 質を向 上させ
にしました 。また 海 苔の漉 きむら
することにより 、清 掃 作 業を容 易
慮 し 、漉 き 機 部 分 を 上 下に 開 放
構はその1つです 。食 品 衛 生に配
を取 得していて、漉 き 機の開 放 機
このトライスターは複 数の特 許
苔を生 産します。
時 間 当 たり 1 万 枚 を 超 える乾 海
の繊 細な海 苔の加 工をこなし、1
トン近 くあります 。一枚 3グラム
30
海での養 殖 規 模 拡 大 と 機 械 化 省
力 化 を 図った 生 産 者 が 日 本の 海
社 あった 乾 海
苔 生 産 を 支 えていま す 。昭 和
年 代には 全 国に
苔 製 造 機 械メーカーは、現 在では
我 が 社 を 含 め3 社 が 残 る だ け と
なり まし た 。このよ う な 中にあっ
%を 誇って
▲製造風景▲
▲見学風景
て 我 が 社 は 独 自 の 製 品 開 発に 取
り 組 み 、市 場 シェア
います。
(※1)漉く…生海苔を小さく刻み水に溶
の り す
き 、海苔 簀 の上に置いた 枠に流 し
込み海苔1枚の形状に成形する
数 種の特 許 を 取 得 した
「 ト ラ イスタ ー 」が 主 力 製 品
我 が 社の 主 力 製 品 は 、全 自 動
乾 海 苔 製 造 機 械 製 品 名「トライ
苔 生 産 地 域に合 わせた 多 数のラ
インナップを 揃 え 、良 質の海 苔 を
生 産 するために必 要 な 周 辺 機 器
のメンテナンスが出 来る体 制を整
え、お客 様の満 足 度 向 上に努めて
います。
15 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
24
加工メーカーに入札された海苔は、工場で 出荷された海苔は各漁連で等級付けされ、
味付けのりや焼のり等に加工製造されます。 共同販売場で入札が行われます。
加工メーカーで加工された海苔は、全国の
小売店に運ばれます。
小売店等で海苔を購入した消費者が、
家庭
で海苔を食べます。
80
40
入 札
3
加 工 メーカー
4
小 売 店
5
家 庭
6
18
50
スター 」です 。生 産 量・作 業 場・海
竹下産業 株式会社
海 苔 生 産 者 か ら 消 費 者 の も と へ Dなど各 種 設 備も充 実させ、より
す 。高 速 精 密 旋 盤 や 三 次 元 CA
ま で 一 貫 し て 自 社 で 行ってい ま
工 程 」があり 、加 工から組 立 工 程
「 溶 接工程 」
「 塗 装ライン」
「組立
を整 え 、
「 板 金 加工」
「 機 械 加工」
また、製造工場は最 新 式の設 備
ています。
員 から 次々と 積 極 的に意 見 が 出
案を奨 励しています。現 在は従 業
め、従 業 員に対して製 品の改 良 提
図らなければなりません。そのた
徴 を 出 し 、競 合 他 社 と 差 別 化 を
製 造 機 械 分 野では 、独 自 の 特
独 自 性 あ る 機 械 づくり
製 造 技 術・技 能 の向 上 で 目 指 す
ことができました。
思っていた以 上に早 く 完 了させる
き な 被 害 は 少 な く 、復 旧 作 業 は
なので 、幸いにして 横 転 などの大
行いました。我が社の機 械は大 型
ということで、修 理は全て無 償で
できません。お客 様が危 機 的 状 況
械が稼 働しないと、海 苔の生 産が
は生き物 、待ってはくれません。機
のピークを 迎 えていました 。海 苔
期 真っ只 中 、瀬 戸 内 海は海 苔 生 産
補 修 作 業に取り掛かりました。漁
着し、すぐさま人 命 救 助と機 械の
ました。震 災 翌 日には淡 路 島に到
援 車 両を準 備し従 業 員を派 遣し
メットを 準 備し、本 社から災 害 救
受 けました 。す ぐさま 食 料やヘル
大 な 被 害 状 況 だという 知 らせを
鎖 )を 設 けました 。朝 方 電 話で甚
え 、淡 路 島 に 出 張 所( 現 在 は 閉
は 兵 庫 県 明 石 市に営 業 所 を 構
住 宅の住 宅ユニットも量 産しまし
メーカーの協 力 工 場として、戸 建
し た 実 績 が あ り ま す 。ま た 住 宅
開 発 生 産 し 、他の 自 動 機 も 製 作
我が社は以 前 、
い草の乾 燥 機を
に貢献することを目指しています。
開発力を磨いて海苔生産の省力化
いただけるように、今 以 上に製 品
海 苔の生 産 者からもっと喜んで
ア プロー チ
他 分 野の機 械 づく りにも
技 術 を 応 用 して
ができるまでに回復しました。
地 震 発 生の翌 年には 海 苔の生 産
で機 械の生 産や、修 理 を 実 施 し 、
制 度 を 活 用 し 、我 が 社 も 最 優 先
ま し た 。生 産 者 は 国 の 復 興 支 援
場 は 建 物 ごと 跡 形 も な く 流 出 し
機 械 が 被 災 し 、7 割 程 度の 加 工
いるため、津 波により9割 以 上の
苔の 加 工 場 は 沿 岸 部に位 置 して
を図るために、更なる技 術 開 発に
も 、海 苔の 生 産 者の 生 産 性 向 上
を 使 命 と して き ま し た 。我 が 社
は、高 精 度・高 性 能の製 品づく り
土 資 源 の 中で 生 き る 日 本 の 産 業
周 囲を海で囲まれ、限られた国
とっての課題だと考えています。
いただくことが今後の海苔業界に
としての価値を消費者に理解して
ど栄 養 成 分を多 く 含む健 康 食 品
た 。食べておいしい食 品 という 位
れる 市 場に 中 心 を 移 して き ま し
回 転 寿 司 店 などの業 務 用 と 呼 ば
た 。最 近は、海 苔の消 費は家 庭 内
ても 上 位にランクインしていまし
されていて、
デパートの贈答品とし
かつて海苔は家庭で頻繁に調理
います。
ニッチな 産 業 を 狙いたいと 思って
ればどの会 社も目を向けていない
野は特に定 めていませんが 、でき
化 を 図りたいと考 えています 。分
1 9 9 5 年( 平 成7年 )1月
23
11
置づけに加 え 、葉 酸やタウリンな
調 理 や 贈 答 用 途 から 、
コンビニや
良い製 品づくりに努めています。
日に起こった 東 日 本 大 震 災では、
た。海 苔 生 産 機 械の自 動 化で培っ
取り組んでまいります。
2度 の 大 地 震 の 復 興 に 尽 力
日に 起 き た 阪 神・淡 路 大 震 災 で
宮 城 県の海 苔 生 産 者は津 波によ
た技 術を応 用して、他 分 野の自 動
年 )3 月
は 、瀬 戸 内 海の 海 苔 生 産 業 者 が
る壊 滅 的な被 害を受けました。海
2 0 1 1 年( 平 成
大きな打 撃を受けました。我が社
17
16
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
竹下産業 株式会社
▲前列左3番目から野田取締役、竹下会長、竹下社長、柴戸頭取、西依支店長
(福岡銀行)
、桁山取締役
を終えて
◎インタビュー
有明海産の海苔はもちろんのこと、
日本の海苔産業発展の一翼を担ってこら
れました。
2度に渡る大震災での貴社の対応は、海苔の生産業者のことを第一に考え
ての行動で、高い企業精神の表れだと思います。
これからも美味しい海苔を日本の食卓に届けていかれ、益々発展していか
福岡銀行
取締役頭取
17 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
柴戸 成
れることを期待いたします。
トッ プ に 聞 く !
ユーザーの
〝 ウォンツ〞
を 探って
新 製 品 を開 発 し、
これまでにない
新 しい価 値 を 創 造 します 。
オオクマ電子 株式会社
代表取締役社長
大隈 恵治
取引店/熊本銀行 託麻支店
氏
事 業の概 略 を ご 紹 介 く だ
我 が 社 は 、電 子 回 路 の 設
さい。
竹下頭取
がきちんと 動 作 するかチェックし
マートフォンの 液 晶 ディスプレイ
の 生 活 を 支 え て お り 、例 え ばス
我 が 社の 開 発 し た 製 品 は 我々
カーに納 入しています。
ニット 等 を 製 造 し 、主に装 置メー
御ユニットやコンピュー タ 制 御ユ
る電 子 機 器メーカーです。電 子 制
計 や 画 像 処 理 を 得 意 とす
大隈社長
18
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
オオクマ電子 株式会社
たり 、ダムの警 報 表 示により 安 全
な暮らしを確 保したり、電 車の接
近を音 声やパトライトでお知らせ
し安 全を確 保したり、幅 広い分 野
で活躍しています。
創 業 以 降の歴 史 を お 聞 か せ く
ださい。
ひでよし
我 が 社 は 1 9 7 3 年( 昭 和
年 )に 、私 の 父・大 隈 秀 義( 現 会
長)
によって創 業されました。詳し
い創 業の経 緯は聞かされていませ
んが、大 阪の大 手 企 業に勤めてい
た父の「いずれ故 郷の熊 本で起 業
したい」という 志 が 、人 との出 会
いによって 大 き く なったことが 理
由のようです。
最 初 は 4 畳 半の 借 家でスター
トし 、メーカーの下 請 けとして主
た 。その後 、1 9 7 5 年( 昭 和
年 )オ オ クマ電 子 株 式 会 社 を 設
立 。自 社ブランド製 品の製 造を目
19 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
48
50
に電 子 部 品の製 造を行っていまし
▲本社前
(左から大隈社長、竹下頭取)
4
2
手術中に使用した
注射 薬の種類や 量を
記録するのって
大変 …
1
導入して
手術中や手術 後の
記録作 業の
負担が軽 減されました!
年)
に6年 間エンジニアと
そ う し た 中 、私 は 2 0 0 1 年
たる事業を手掛けていきました。
標に事 業 規 模を拡 大し、多 種にわ
よって薬 剤の種 類や量をデータ化
み 取 り・ラベル認 識 画 像 処 理 」に
るだけで、装 置 内の「バーコード読
まとめて S P A S E Rに投 入 す
して 勤 めていた 航 空 機 関 連の 電
用 履歴を正 確に記録できます。
し 、患 者の電 子カルテに薬 剤の使
(平成
子 機 器メーカー を 退 社 して 我 が
2 0 1 3 年( 平 成
年 )9 月 、
社に入 社しました。父が目 標とし
13
の製 造をスタートさせることにな
によって、
ついに自 社 ブランド製 品
計 、開 発を手 掛けてきた私の入 社
想いと 、6 年 間 最 先 端 技 術 の 設
てきた自 社ブランド製 品に対する
本 県工業 大 賞」を受賞しました。
の 優 れ た 技 術 力 を 表 彰 す る「 熊
本 県 工 業 連 合 会による 地 場 企 業
大 賞 」を 受 賞 。今 年 3 月には 、熊
業を認 定する「 熊 本 市ものづくり
優れた 新 製 品 を 開 発 した 地 場 企
ス ペ ー サ ー
その自 社 ブランド製 品の一つが
医 療 機 関 向けの「 S PA S ER 」
で 、我 が 社の主 力 製 品 となってい
ます。
防 ぐことに貢 献しています 。使 用
業 を 効 率 化 し 、保 険の 未 請 求 を
置で、看 護 師らの手 術 中の記 録 作
数 を 自 動 的に識 別 し 記 録 する 装
おいて手 術で使った薬 剤の種 類や
とって販 売 体 制の確 立には苦 労し
特 に 、製 造 業 で あ る 我 が 社 に
がありました。
販 売 体 制の確 立など、様々な苦 労
て、商 標 権 など 各 種 法 律の対 応 、
開 発の費 用 面や 人 材 面に加 え
いでしょうか。
済の 注 射 薬 や 薬 剤の 空 き 容 器 を
S P A S E R は 、医 療 機 関に
自 社 ブランド 製 品 の 立 ち 上 げ
に は ご 苦 労 も 多 かった の で は な
りました。
25
3
済み材料
良い 製品が
ありますよ!
使い終わった
注 射 薬を
投入すれば
データ化
してくれるので
作 業が
ラクラク!
手術実施
済み注射薬
S PAS ER
の技術で正確に管理。
手術予定を
パソコンに受信
1
材料を使用済み
ボックスで回収
2
手術室
SPASER導入例
自社ブランド製品
医療機関
向け
◀見学風景▲
20
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
オオクマ電子 株式会社
手術室看護師向けメリット
人 脈を基に、独 自に販 路を開 拓し
ともありました 。そうして築いた
の受 験 用テキストを読みこんだこ
を理 解するために看 護 師・薬 剤 師
始めました。会 話の中の医 学 用 語
コミュニケーションをとることから
め看 護 師 、薬 剤 師 、医 事 関 係 者と
した。そこで、私はドクターをはじ
くては成 長できない」と確 信しま
私 は「 製 造 業 も 自 ら 販 売 し な
です。
で、熱 意や意 欲 が 小 さかったから
ら ない 製 品 」を 扱 う のに 消 極 的
ない価 値 」つまり「 売 れるか 分 か
社は開 発したての「まだ目に見 え
これは大 失 敗に終わりました。商
販 売 委 託 を 行っていたのです が 、
ました。最 初は医 療 関 連 商 社への
成 も 大 切です 。
「 好 きこそ ものの
それを 実 践 するための 人 材 育
くかが重 要だと考えています。
と 技 術に結 びつけるまで持ってい
いかに引 き 出 し 、事 業コンセプト
格 競 争になります 。
「ウォンツ」を
いるか 、す ぐに出てきてしまい価
では遅 く 、競 合 品が既に存 在して
的なニーズに基づいて開 発 するの
ンツ」を 引 き 出 すことです 。具 体
確に意 識 していない段 階の「 ウォ
ズ」ではなく 、まだ 顧 客 自 身 も 明
は 、必 要 が 顕 在 化 している「ニー
顧 客との対 話で重 視しているの
ると考えるからです。
新たな企 画が生まれ、開 発が始ま
の接 点で、その現 場での会 話から
保 守メンテナンスが顧 客との最 大
自 社の社 員 が 行いま す 。それは 、
す 。得 意 分 野 を 持った 熱いエンジ
伸ばしてあげる場を提 供していま
重 し 全 面 的に 挑 戦 し たいこと を
が何 をしたいのか、その意 欲 を 尊
上 手なれ」、
エンジニアの一人一人
ていったのです。
御 社 は 保 守 メンテ ナンス を 大
切にしていると聞いています。
はい、保 守メンテナンスは 必 ず
21 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
1つならリーダーで、
複数なら台紙にまとめて
スキャナー
リスクマネジメント
どのような注射薬も正確に自動で読み取ることが
でき、薬剤管理においてのミスを撲滅します。また、
実施情報を自動で画像記録します。
薬剤管理者、医事請求課向けメリット
使用
3
バーコードで
確実に読み取り
4
〈SPASERシステム中枢部〉
手術後の看護師による材料の管理をSPASERシス
テムが担います。それにより入力作業などの時間が
大幅に短縮します。
業務軽減
注射器を
投入するだけ!!
使用
SPASERシステムの導入により、
材料を正確に管理し、
あらゆる角度からコストの解析、検証が可能になり
ます。さらには請求漏れを防止し病院経営の健全化
を可能とします。
熊本県
工業大賞
受賞
熊本市
ものづくり
大賞受賞
業務軽減
使用済み注射薬は
SPASERで自動読み取り
3
使用済み注射薬を投入
4
経営者向けメリット
使用済みの医療材料を独自 全てを事後で管理するので正確です!
コスト解 析 &経 営 改 善
第2工場
第1工場
1
4
オオクマ電子 思い出の写 真
6
2
7
5
3
①昭和51年:現住所に第1工場、
昭和52年:現住所に第2工場
完成②第1工場内設計室の様子。写真中央が26歳の大隈
部長
(昭和52年)
③本社ビル増築
(現在の本社ビル)
完成
(昭和58年)
④⑤創業当時の作業風景⑥幼少期の大隈社長
(昭和53年)
⑦創業者の大隈秀義氏
(現 会長)
(昭和58年)
⑧オオクマ電子株式会社 30周年記念パーティ
(平成17年)
8
ニアた ちが 、他 社にはない新 しい
ものを 開 発しようと常にチャレン
ジしています。
最 後 に 、今 後 の 注 力 点 や 将 来
展 望をお聞かせください。
医 療 業 界にお け るオオクマ電
他社にはない
技術力を強みに
最先端のものづくりに
チャレンジし続けます!
▲大隈社長
▲大隈会長
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
22
オオクマ電子 株式会社
を終えて
◎インタビュー
優れた技術力とたゆまぬ努力の結果、熊本を代表する電子機器メーカーに
成長しておられます。
お客様へのアフターフォローを大切にし、
そこで得た
“ウォンツ”
を新たな企画
や新製品開発へと繋げる姿勢に、
モノづくりに対する意気込みを感じます。
今後も我々の生活を支える電子機器を開発し続け、益々ご活躍されることを
子 ブランド を 高 めな がら 自 社 ブ
ランド 製 品である S P A S E R
を 今 後 5 年 間で100の 病 院に
納 入 す るこ と を 目 指 し ま す 。ま
た 米 国での 販 売にも 力 を 注いで
いきます 。併せて新 商 品 開 発にも
注 力 し 、5 年 以 内に 新 た な 製 品
を 事 業 化 し たいと 意 気 込 んでい
ます。
中 長 期 的には業 界のリーディン
グカンパニーへと進 化し、
いずれか
単 な る モノ づ く り で は 終 わ ら な
い、全 く 新 しいビジネスモデルを
創 出 しその価 値 を 売っていく 、そ
んな未来像を思い描いています。
23 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
期待いたします。
取締役頭取
竹下 英
熊本銀行
の分 野で世 界一になることです 。
▲前列左3番目から貝田課長、大隈社長、竹下頭取、大隈部長、小材支店長
(熊本銀行)
トッ プ に 聞 く !
一万 社 が 利 用 する
ホームページ 作 成ソフト
「 おりこう ブログ 」を 主 力に
長 崎 から 全 国へ、
そして世 界へ。
貴社の歴史は 年。躍進の
10
17
11
が 、自 らの 会 社 を 福 岡 証 券 取 引
経 営 者 だった 夫( 下 山 克 己 )
しました。
たい」という思いを持ってスタート
の3 人で 、
「 お 客 様のお 役に立 ち
山 大 祐( 社 長 )、専 務の白 濵 と 私
としていま す 。当 初 は 、息 子の 下
下HP)
の企 画・制 作 を 主 要 事 業
創 業 し 、企 業のホームページ( 以
年( 平 成
年 ) 月1日に
長 崎 県 長 崎 市で2 0 0 5
早さには驚くばかりです。
吉澤頭取
下山会長
せ
い
こ
氏
株式会社 ディーエスブランド
取締役会長
し も や ま
下山 晶子
取引店/親和銀行 住吉支店
24
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
年 )に志
所 Q ボードに上 場 を 果 た し た 直
後 、2 0 0 3 年( 平 成
半 ばで急 逝してしまいました 。大
祐は父の志 を 引 き 継いで、これま
で ご 支 援 頂 いた 方 に も 恩 返 し が
できるよう 、自 分にできる精一杯
のことを 頑 張 り たいと 、それまで
勤 めていた 複 合 機 メーカ ー を 退
社し、新たな会 社を立ち上 げたの
です。
「 お 客 様のお 役に立 ちたい」と
いう熱い思いを実 現するために着
目したのがH Pでした。企 業の顔
とも言 えるH Pが、素 敵なデザイ
ンで目 を 引 く ものであれば、お 取
引 先 企 業の業 績アップに貢 献でき
る は ず だ と 考 え た ので す 。そ し
て、どのソフトよりも使いやすく 、
お 客 様のことを 考 え た H P 作 成
しました。まず長 崎の企 業から販
年 )6 月には 全 国 展 開 を 開
25 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
売を開 始 すると、2 0 0 8 年( 平
成
始 、現 在では、全 国で約1万 社 強
20
の企 業にご利 用頂いています。
▲本社
(左から下山会長、吉澤頭取)
15
ソフト「 おりこ う ブログ 」を 開 発
株式会社 ディーエスブランド
年 ) 月のタ
ま た 、海 外 に も 目 を 向 け 、
し、
ワンクリックでサイトのデザイ
中から好きなデザインをセレクト
イ を 皮 切 りに 、ベト ナム 、シンガ
感 の あ る 演 出 も 可 能 で す 。よ り
ンを 切り 替 えることができ 、季 節
2 0 1 2 年( 平 成
ポール、
マレーシアと、これから市
には 、当 社のデザ イ ナ ー が 、オ プ
ションでオンリーワンのH P を 製
作 しま す 。アフターフォロー も 万
全で、最 低3ヵ月に1回の頻 度で
トをとり 、様々な質 問やご要 望に
企 業のH P 担 当者の方とコンタク
「おりこう ブログ」は、ブログと
お応えしています。
な操 作 性です。 年ほど前のH P
たもので、特 長の一つが、シンプル
成できるソフトを目 指して開 発し
同 じ く らいの 手 軽 さで H P を 作
「
お りこ う ブロ グ 」は と て も 使
いやすいと評判ですね。
の展 開を開 始しました。
凝ったH Pにしたいと考 える企 業
10
場 拡 大が期 待できる東 南アジアへ
24
した
〝最新テンプレートデザイン〞
の
また、当 社のデザイナーが制 作
変 好 評を頂いています。
成 から 更 新 までを 行 える 点 が 大
ており 、手 間なく 簡 単にH Pの作
まの状 態で編 集できる機 能を持っ
W e b 上に公 開 する 画 面 そのま
「 見 た ま ま 編 集 機 能 」と い う 、
え 、更 新 や 管 理 も 煩 雑 で し た 。
はんざつ
は 制 作 に 時 間 と 費 用 が か かる う
10
おかげさまで、おりこうブログシリーズは10,000社にご利用いただいております。
当社ソリューションは、日本全国・アジアの多業種のお客様に選ばれています。
おりこうシリーズで定評のある“シンプ
リコーの複合機を活用しお手元の紙文書
パソコン・スマートフォン・タブレット・
ルな操作性”
をさらに進化させ、直感的
からデジタルカタログを作 成するアプリ
リコーの複合機から円滑なメッセージ
な「見たまま編集機能」を搭載。簡単に
ケーションです。
また、パンフレット作成機能
配信とドキュメント管理を行うことができ
ホームページの作成から運営まで行え
を搭載しており、現在パンフレットをお持ち
るクラウドソリューションです。複合機
ます。また、パソコン向けのサイトを、
でない方でも簡単にドキュメントを作成する
からは紙文書の電子化と情報共有を
スマートフォンからの閲覧にも最適な
ことが可能です。
行うことができます。
表示に自動的に変換します。
26
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
新 し い バ ー ジョン や 関 連 新 商
品の開 発はいかがでしょう?
行 うディレクターの育 成 を 図って
いるところです。
年)
に開発された「おりこうコ
今 年 2 月には、2 0 0 9 年( 平
成
ピログ」を改 良し、サンプルの文 章
HPを
開設したいけど
何だか
難しそ う …
り、C M S(※)
にマーケティング機
ケ ティン グの 時 代 と 言 わ れて お
これからの時 代は、W e bマー
を開 発しました。
を 備 えた「 おりこう ブログ C S 」
最 適 な 表 示に自 動 変 換 する 機 能
マートフォンや 携 帯 電 話 向 けに、
対 応 し 、パソコン 用のサイ トをス
ブレットが急 速に普 及したことに
単に開 設できました。今 回の改 良
買い物ができるネットショップを簡
ショッピングカート機能を使えば、
き る の が 特 長 で 、オ プ ション の
見るかのようにWeb上で閲覧で
タログを 自 動 生 成 し 、まるで本 を
をスキャンするだけでデジタルカ
加 しました 。元々、既 存の紙 媒 体
ンフレットを作 成できる機 能を追
も簡 単にW e b 上のカタログやパ
経 営 方 針 と して C S と E S 向
ディーエス
ブランドに
お任せください
能を求める傾 向が強まっています
で、
パンフレットの作 成から運 用ま
上 に 努 め て お ら れ る と 伺って い
へぇー!
当社開発の
「おりこう ブログ
シリーズ 」
は
ブログ 感 覚で
HPが
作れるんです
客 様のH Pを閲 覧される方 、利 用
になる企業だけではありません。お
当 社のお客 様は、商 品をお使い
なるように努めています。
員 自 らが 実 践 して 社 員の手 本 と
訓 を「 感 謝・感 動・笑 顔 」とし 、役
貢 献 」を 掲 げていま す 。ま た 、社
し、企 業 理 念「 持 続 的 成 長と社 会
スローガンを「みんなが主 役!」と
私も
うれしいです!
HPを作って
問い合わせが増えた!
ディーエスブランドさん
ありがとう!
!!
商 品は、お客 様の声を基に改 良
を 重ねています 。2 0 1 0 年( 平
や画 像を差し替 えるだけで、誰で
が 、これまでは、H Pへのアクセス
で一貫 して行っていただくことが
ます 。
2
年 )頃からスマートフォンやタ
状 況 を 解 析 するツールを 活 用 す
可 能になり ました 。また 、必 要 な
4
成
るには、難 しい知 識 が 求 められて
時に必 要 部 数 だけを 複 合 機で印
創業以来、私と社長が大切にし
スローガンを「 すべては、お客 様の
あ り 、C S( お 客 様 満 足 度 )向 上
わー!
これは簡 単
!
いました 。そこでアクセス状 況 を
刷できるので、カタログの外 注コス
ているのが「お客 様 」と「 社 員 」で
わからないことは
どんどん 聞いて
くださいね!
簡 単 に 、視 覚 的 に 把 握 で き る 新
トを削減できる利点もあります。
!!
バージョンの「 おりこう ブログ」の
「おりこうブログシリーズ」
を導入すると…
ために」、E S( 社 員 満 足 度 )向 上
1
21
開 発 を 進 めていま す 。同 時に、解
析 結 果 をお 客 様にお 知 らせ する
ことで 、コンサル的 なサポートを
27 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
3
22
(※)
コンテンツマネジメントシステム…
ウェブサイトの制 作や運 営を容 易に
するシステム
株式会社 ディーエスブランド
とも私たちの仕 事なのです。
の 関 係 を 築 く お 手 伝いを す るこ
Win
グ」を通じて、
ユーザー様(企業)
と
社の業務ではなく、
「おりこうブロ
えています 。H Pの製 作だけが当
なが主 役!」の会 社を目 指してい
だしイキイキと働くことで、
「みん
そこに社 員 各 自がやりがいを見い
直結し、目に見える形で現れます。
は商品に、
サポートはお客様の心に
その努力は、営業は業績に、開発
えています。
であり 、その積み重ねが会 社を支
また 社 員に対 しては、常に「 社
ます。その努力に応じて報酬、労働
される方も私たちのお客様だと考
員 一 人 ひ と りの 頑 張 り が 報 われ
環 境 、福 利 厚 生 等の充 実という形
デザイン開 発 、販 売 、サポートな
ビスを 提 供 するには 、商 品 企 画・
お 客 様によ り 良い商 品 やサー
持ち続けています。
させたいと考えています。
つける、
そんな好循環を完成・持続
り良い商品・サービスの提供に結び
る気に繋げ、
ひいてはお客 様へのよ
で社 員に還 元し、それを 更なるや
そのお客様の間でWin
る会 社でありたい」という 思いを
ど、それぞれの部 門で努 力が必 要
-
長崎の放送局で
自社テレビCM
絶賛放送中!
28
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
株式会社 ディーエスブランド
社 会 貢 献 に も 尽 力 さ れ てい る
そ う で す ね 。将 来 像 と 併 せ て お
聞かせください。
社 会 貢 献 は 、毎 朝 行 う 本 社 周
辺 の 清 掃 活 動 を はじ め 、
ペットボ
トルのキャップを 集めて世 界の子
どもたちにポリオワクチンを届け
る活 動 などに取 り 組 んでいます 。
これは 、
「 お 客 様のお 役に立 ち た
い」という思いで、7年ほど前から
続けています。
また、長 崎を元 気にするための
地 域 イベントにも 貢 献 したいと 、
3 年 目 から 打 ち 上 げ 花 火のスポ
周年
ンサーとして 協 賛 し 、イベントを
盛り上げています。
おかげさまで当社は今年
アフターサービスで、国内CMS業
ニーズに対応した商品ときめ細かい
できるように一層 努 力 し、時 代の
足いただける商品・サービスを提供
を迎えます。今後も、
お客様にご満
10
界No.
1を目指してまいります。
29 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
吉澤 俊介
取締役頭取
支持されることを期待しています。
親和銀行
「ながさきみなとまつり 」に、創 業
▲3列左6番目から白濵専務、下山会長、吉澤頭取、濱支店長
(親和銀行)
を終えて
◎インタビュー
現代は、
ホームページは
「企業の顔」
で、販促ツールとしてなくてはならない
ものです。
「 おりこうブログ」
による実演を拝見し、こんなにも簡単にホーム
ページが作成・更新できるものかと、大変驚きました。
非常に利便性の高い
「おりこうブログ」
シリーズが、国内だけでなく世界中で
トップに聞く
会社概要
ふくおかフィナンシャルグループでは、
ブランドスローガンである
「あなたのいちばんに。」
の実 践に引き 続き 努めてまいります 。
会 社 概 要
ト ッ プ に 聞 く !
R・バッジョはアメリカW杯 決 勝で
PKを外しブラジルに敗れた後 、
『PKを外すことが出来るのは、
PKを蹴る勇気を持った者だけだ 』
という名言を残しました。
FFGの経営理念
『 失敗を恐れない行動力 』を胸に、
我々もお客様のニーズにお応えするため、
何事にも積極果敢にチャレンジします!
福 岡 銀 行 サッカー部一同
17歳の頃の創業者・大森仁史氏
(現 会長)。
当時、ルーフに酸素ボンベを載せて商売していた
株式会社 大森淡水
■
設 立:1973年
■
所 在 地:宮崎市塩路
■
資 本 金:1,000万円
■
従 業 員:140名
「100%国産」
鰻です。現在、養殖の技術革新と徹底した生産管理体制の
■
事業内容:
構築を行い、鹿児島と宮崎の30を超える提携養殖場とともに、年間3,000
鰻の養殖
活鰻流通
加工品製造・販売
鰻の
「養殖」
「流通」
「加工」
「うなぎ処 鰻楽」
の4事業を展開し、それぞれに
独自のこだわり・工夫があります。中でも、創業以来こだわっているのは
~4,000トンもの鰻を養殖しています。
これからも、自社で生産・管理した安心・安全で美味しい鰻をお客様にお
届けしてまいります。
安心・安全で美味しい
100%国産の鰻を
お召し上がり
ください!
レストラン事業
■
事業拠点:宮崎市塩路
■
取 引 店:
宮崎支店
0985-22-4101
▲自社のギフト商品
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
32
ト ッ プ に 聞 く !
会 社 概 要
竹下産業 株式会社
■
設 立:1965年
■
所 在 地:福岡県柳川市
■
資 本 金:8,000万円
■
従 業 員:60名
イスター
(全自動乾海苔製造機械)
」
は、今や我が社の主力製品となって
■
事業内容:
います。
全自動乾海苔製造装置の製造・販売
■
事業拠点:
海苔の養殖が盛んな有明海に目を向け、1965年から乾海苔製造装置の
製造を開始しました。1時間当たり1万枚を超える乾海苔を生産する
「トラ
今後も
「お客様満足度業界ナンバーワンを目指す」
をモットーに海苔機械・
農業機械に私たちの技術を結集させ、
業界の発展向上に寄与し、
地域社会
(本社・工場)
福岡県柳川市
(営
業 所)
佐賀市川副町
香川県高松市
の発展を支え続けます。
兵庫県明石市
乾 海苔製造装置の
開発・製造・営業・
アフターサービスまで
全てお任せください!
■
取 引 店:
柳川支店
0944-73-1132
33 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
創業時の作業風景
オオクマ電子 株式会社
電子回路の設計や画像処理を得意とする電子機器メーカーで、今年創業
40周年を迎えました。電子制御ユニットやコンピュータ制御ユニット等を
製造し、主に装置メーカーに納入しています。
開発した主な製品は、スマートフォンの液晶ディスプレイがきちんと動作
するかチェックする装置
「OGI-007」
や、手術で使った薬剤の種類や数を
スペーサー
があります。今後も他社には
自動的に識別して記録する装置
「 SPASER」
ない新しいものづくりに挑戦し続けます。
■
設 立:1975年
■
所 在 地:熊本市東区
■
資 本 金:5,000万円
■
従 業 員:43名
■
事業内容:電子機器の製造・販売
■
事業拠点:
( 本 社 )
熊本市東区
(システムラボ)
熊本テクノリサーチパーク内
(東京営業所)
神奈川県川崎市
(関西営業所)
滋賀県大津市
老舗の伝統
×
最先端技術
目指すぞ!
■
取 引 店:
託麻支店
世界一
096-382-4530
▲自社製品
「SPASER」
FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
34
ト ッ プ に 聞 く !
会 社 概 要
株式会社 ディーエスブランド
簡単にホームページを作成・運用・更新することができるソフト
「おりこう
ブログシリーズ」
を開発。まるでブログのような感覚でホームページが作成
できると好評で、全国10,000社の多業種・多業態の企業様に選ばれてい
ます。
これからも、
「すべてはお客様のために。」
と
「みんなが主役!」
をスローガンに、
企業様のホームページ開設・運用支援を中心とした製品・サービスを提供
いたします。
ホームページを
開設したい
お客様を多角的に
バックアップします!
35 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83
■
設 立:2005年
■
所 在 地:長崎市旭町
■
資 本 金:1,000万円
■
従 業 員:159名
■
事業内容:
ホームページのコンテンツ管理シス
テムの企画・開発・販売・サポート
■
事業拠点:
(
本 社 )
長崎市旭町
(販売本部)
東京都中央区
■
取 引 店:
住吉支店
095-844-3164
▲主力商品のHP作成ソフト
「おりこうブログCS」