トッ プ に 聞 く ! 代表取締役社長 取引店/福岡銀行 宮崎支店 株式会社 大森淡水 養 殖の技 術 革 新 と 徹 底 した 生 産 管 理 体 制のもと 美 味 しい 大森 伸昭 「 大 森 ブランド 鰻 」を 提 供 します 。 氏 6 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 株式会社 大森淡水 ▲製造工場前 (左から大森社長、柴戸頭取) 7 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 僕たちうなレンジャーが 案内するよ! 南 九 州 を 養 殖 鰻 の一大 生 産 地へ 製 造 工場 事務所 国内で消費される鰻の %は養 殖鰻です。ここ南九州では、国産鰻 の3分の2が養殖されていますが、 昔から鰻の養 殖が盛んだったわけ ではありません。父の大森仁史(現 会長) が中心となって活動し、南九 州を鰻の一大生産地として育てて きました。 年)、父 仁史が宮崎市千草町 我が社の創業は1967年(昭 和 に開 業した大 森 養 魚 場です 。この 頃 、鰻や鯉などの養 殖が全 国で盛 んになっていたこともあり、事業を 始めました。1 9 7 3 年( 昭 和 だ少ない状況でした。ところが、当 位に愛 知 県が続き、九 州はまだま は静 岡 県がダントツのNo. 1、2 国に5, 000軒ほどあり、生産量 1970年代、鰻の養殖場は全 絞りました。 伸びていきそうな鰻の流 通一本に ていた 鯉の養 殖 をやめて、需 要 が 年) からは、人気に陰りが見え始め 48 ここで僕たちが 育つんだよ! 通 流 99 時南九州ではその温暖な気候と豊 大森淡水 うなぎの里 大森淡水は 100%国産鰻に こだわっているんだ! 養 殖 42 養殖池 ▲養鰻場ハウス外観 食欲 旺盛 ですね! 活きが いいですね~! ▲オリジナルの配合飼料を給餌 食事処「うなぎ処 鰻楽」 ▲鰻の池上げ作業 富な地下水を利用した、新たな技 術革新が起こったのです。これまで の養 殖 池は地 面に穴を掘っただけ のもので、 ヘドロが溜まるなど水 質 も 悪 く 、鰻の成 長を妨 げていまし た。新進 気 鋭の九 州の生産 者 達は 掘 り 起 こ し た 地 面 や 壁 をコンク リートで固め、全体をビニールで覆 い、 コンピューターを使って徹 底し た 生 産 管 理 を 行 うことにし ま し た 。つまり 養 殖 池のプラント 化で す。同時に、給餌や作業の機械化、 そして我が子を育てるようなきめ 細やかな 育 成 管 理や衛 生 管 理 を 徹 底 することによって生 産 向 上に 励みました。仁 史はそのような生 産者達や飼料会社といち早くタイ アップしてグループを 形 成 するこ とで、良質な稚魚の提供、品質や育 成に優れた技術や情報の提供等を 推し進めました。その結果、 これま ではシラスウナギ (稚魚)1㎏ が1 年で100㎏ 〜300㎏へ成長し ていましたが、一挙に8 0 0㎏ に 成 長させることに成 功しました。 さらに、細やかな生 産 管 理や衛 生 8 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 管理が養殖過程での死亡率を大幅 に減 少させ、品 質も飛 躍 的に向 上 しました。こうした仁 史や生 産 者 の取り 組みが大きな輪となって広 がっていき、南九州における鰻の生 産量は一気に増えていきました。 年 )頃から 台 頭 す る 海 外 産 と の 戦い、 ブランド 化 1 9 8 0 年( 昭 和 海 外でも鰻の養 殖が急 増し、国 内 なってきました。多くの安価な海外 産の鰻が専門店や量販店で国産鰻 として販 売され、国 内の生 産 者は 価格競争で、 一気に減少していきま ▲生きたままの鰻を全国各地に配送 ▲蒲焼にして全国のお取引様に納品 ▲古民家風の佇まい ▲蓄養プールから鰻を取り上げて選別台へ ▲蒸し機で身をふんわり柔らかくする ▲鰻を手作業でサイズごとに選別 ▲築200年の木材を使用した店内 した。生産者件数は400軒を割 り込み、 自給率は長らく %そこそ こといった時代に突入したのです。 このままではグループの生 産 者が 廃業してしまうと考えた私たちは 本物の国産で安心・安全・最高品質 をコンセプトにした大森ブランドを ステキな お店ね! ▲職人が鰻を一尾ずつ丁寧に割く ▲匠の手で焼き上げたうな重 鰻の取り扱いを一切止め、彼らの鰻 を買い支えることに専念。そして医 療レベルの衛 生 管 理をお手 本とし た蒲焼製造工場を新設。同時に欧 米の衛生品質審査基準を養殖場と 工場に導入。トレースと品質を最大 武器とした「世界一のうなぎを」合 言葉に生産者と弊社スタッフのモチ ベーションの向上に努めました。 これまでの 取 り 組 みが 実 を 結 び、 ここ南 九 州が日本 最 大の鰻 生 産 地として、品 質の良 さとともに 認知されるようになってきました。 を 超 える 提 携 養 殖 場 と と も 大 森グループでは、鹿 児 島と宮 崎 の いただくこと」をモットーとし、国 様の食卓にお届けし、幸せになって に育て、健 康で美 味しい鰻 をお客 私たちは「一匹一匹の鰻を大 切 鰻を届ける中核施設 「 う な ぎの里 」は 健 康 で 美 味 しい を安定して養殖しています。 に、年間3〜4, 000トンもの鰻 30 産 品にこだわりながら、高 品 質で FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 9 確立することにしました。まず、家 族同然のグループ生産者以外での 次のページに 続くよ〜! 20 流 通 製 造 工 場 食事処「うなぎ処 鰻楽」 55 に海外産の鰻が輸入されるように 株式会社 大森淡水 おいしそう〜 安心・安全で 美味しい鰻を お届けします! 2006年 (平成 年) に開業し る体制を築いています。 安心安全な鰻を安定的に供給でき ストランへ直接販売しています。 問 屋を介さずに生 協・スーパー、 レ ります。また、蒲焼き等の加工品は (生きた鰻) は全国の鰻専門店に送 創業来の 年間減少し、高騰を続 ていくことにあると考えています。 る食文化、資源、 そして産業を残し の使命は100年後もこの伝統あ な関心も高くなっています。私たち 近年その漁も減少しており社会的 鰻 1 尾 = 2〜3 人 前へと進めてき で鰻1尾=1人前の時代から特大 に市 場 、流 通 改 革を進めていく 事 ナギで育てることができます。さら 在では8 0 0g 〜1㎏ のシラスウ ウナギを必要としていましたが、現 た「うなぎの里」は、養殖・流通・製 造工場の拠点である他、 美味しい鰻 ました 。少ない尾 数でより 多 くの う な ぎの資 源 、文 化 、 けるシラスウナギに対して、少ない 需 要に 応 え る た めの 取 り 組 みで を食べていただけるレストラン「う 量でいかに大きく育てるか、挑戦の す。グループ形成時より、取り扱う 産 業 を 守 る た めに 連続でした。創業当時、 1トンの成 数量を伸ばさず価値を高めていく なぎ処 鰻楽」も営業しています。自 私たちは天 然で獲れるシラスウ 鰻を育てるのに1 0 0㎏ のシラス 社養殖場や提携養殖場で育てられ た 鰻は全て「 う なぎの里 」に運 ば ナギの漁に大きく依存しています。 かつまん 人「セーフティー・ライフ&リバー また、大 森グループのN P O 法 ています。 ナーシップをもって知恵を出し合っ 続 可 能 なバランスについてパート 重要性を確認し、資源と産業の持 売を持続していくことの有用性と め合いながら、資 源 効 率の良い商 交 流を積 極 的に行い、お互いを認 係にあった東 海 地 域や諸 外 国との 味がありません。これまで競 争 関 ウナギを獲りつくしてしまえば意 ても他の地域や海外業者がシラス くら私たち九州が資源を大事にし 他 産 地との協 力も必 要です。い 事に注力してきました。 れ、入念な検査を実施した後、活鰻 40 18 10 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 の解消や完全養殖の確立に期待が ます。多 様な研 究により稚 魚 不 足 教授(※1) に所長を務めて頂いてい 的に有 名 な日 本 大 学の塚 本 勝 巳 を解 明することを目 的とし、世 界 た。この施設は、謎が多い鰻の生態 うなぎLABO」を完成させまし 年)、鰻研究施設「国際 (理事長 大森仁史)」は、2013 です。 身 体 づく り を 支 えて く れるは ず は簡 単に摂 取でき、皆 様の健 康な を豊 富に含んだ鰻のサプリメント は難しいですが、D H AやE P A が整いました。毎日、鰻を食べるの 証に2年を費やし、商 品 化の準 備 発 も 進めています 。栄 養などの検 に活用するため、 サプリメントの開 さらに、鰻の全ての部 位を有 効 ( ※1)塚 本 勝 巳 教 授 … 東 京 大 学 大 気 海 洋研究所教授として長年にわたり 鰻 の 回 遊 と 生 態 解 明 の 調 査に 従 事 。2 0 0 9 年に世 界 初となる天 然鰻の卵を発見。 「世界のウナギ博 士」と称される。 全国の食卓へお届けしていきます。 れからも美味しく安心できる鰻を け継がれた日 本の食 文 化です 。こ 材であり、1 0 0 0 年を超えて受 鰻は万葉集にも記されている食 11 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 鰻を全国の食卓へ届けていかれることを期待いたします。 取締役頭取 柴戸 成 福岡銀行 年(平成 かかります。 株式会社 大森淡水 25 ▲最前列左端から8番目より安永支店長 (福岡銀行) 、 大森会長、 柴戸頭取、 大森社長、 大森副社長 を終えて ◎インタビュー 養殖池のプラント化や水質検査の機械化にいち早く取り組み、南九州を全国 一の養殖鰻生産地へと育ててこられました。 完全国内生産で、徹底した生産管理のもと養殖された大森ブランドの鰻は、 「食への安心」 の声が高まる中、多くのお客様に愛されています。 歴史ある鰻の食文化を未来へと継承し、 これからも美味しい大森ブランドの トッ プ に 聞 く ! 代表取締役社長 取引店/福岡銀行 柳川支店 竹下産業 株式会社 全 自 動 乾 海 苔 製 造 装 置の 製 造・販 売 を 通 して 竹下 政敏 海 苔 生 産の省 力 化に貢 献 します 。 氏 12 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 竹下産業 株式会社 ▲本社工場前 (左から竹下社長、柴戸頭取) 13 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 年 )頃 、私 ▲ 竹 長 社 海苔生産機 械 メーカーとして常に 先端を走っています。 全長 長 会 下 ▼竹 下 海 苔 生 産の自 動 化に注 力 1 9 6 0 年( 昭 和 しゅんぞう まったくゼロからのスタートでし たが、俊 造とともに竹 下 鉄工㈱を 退 職 した 技 術 者 2 名 が 入 社 して くれたおかげで、規 模の小 さい海 苔 業 界にあっても我が社の機 械 技 年し 術 は 高い水 準にあったようです 。 設立当時5人だった社員も 人に増 えるなど 、事 年 代 、日 本の 億枚程度 ( 1 枚 : 縦 ㎝ 、横 ㎝ )でし た 。 海 苔 生 産 量は年 間 約 ていました 。昭 和 燥でき ず 品 質にも 大 き く 影 響 し で天 日 干しを行い、雨が降ると乾 械 化 以 前は、晴れの日に一家 総 出 されます 。乾 燥は特に重 要で、機 る」という加工工程を経て商 品 化 ( ※1) 」 「脱水」 「乾燥」 「 剥ぎ取 「漉く 海 苔は、海から採った後 、 す 業は順調に伸びていきました。 ないうちに 10 の祖 父 竹 下 俊 造 は農 業 用 機 械の 〈加工工程〉 す 漉 く 脱 水 乾 燥 幅 鉄 工 ㈱の 副 社 長 を 務 めていま し た 。しかし 、大 手 農 機メーカーの 再 編の波に飲み込まれ、竹 下 鉄工 ㈱ は 発 動 機メーカーから 資 金 支 援 を 受 けることになりました 。俊 造はそのまま会 社に残ることもで きましたが、退 任して新たな道を 歩むことを決 意したそうです。 そこで俊 造が目を付けたのが、 有 明 海で盛 んになりつつあった 海 年 代 、海 苔の生 産と 苔養殖に用いられる機械の開発で した。昭 和 いえ ば、手 作 業 が 当 たり 前 だった ので、 これまでの機械製造のノウハ ウを活かし、海 苔の生 産を自 動 化 剥ぎ取る 30 40 年 代には 1 0 0 億 にともな う 海 苔の贈 答 需 要 低 迷 しかしながら 、バブル期の終 焉 枚まで増 加しました。 により 昭 和 陸 上では乾 海 苔 製 造 機 械の登 場 海では海 苔の養 殖 技 術が発 展し、 19 4.4m 2.6m 60 21 50 できないかと 考 えたのです 。入 念 に市 場調 査を実施し、家族とも協 議 を 重 ねて 1 9 6 5 年( 昭 和 年 )、竹 下 産 業 を 創 業 、乾 海 苔 製 30t 養 殖 海 苔 の摘 取 35 造装置の製造を開始しました。 約 製造技術、技能の 向上に努めています。 高さ 海で養殖された海苔の摘み取りは10月 下旬から4月にかけて行われます。 〈自 社 製 品 〉 トライスター1台で 海から採った海苔を ラクに加工できる! 重さ 1 乾海苔の加工:トライスター(全自動乾海苔製造機械) 成! 苔完 乾海 2 40 メンテナンスも お任せ ください! トラ ク タ ー な ど を 製 造 す る 竹 下 美 味 し い 海 苔 が 届 く ま で 30 17.5m 14 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 も あ り 、近 年 では 生 産 量 は 億 枚 程 度に 減 少 し ま し た 。零 細 な を充 実させることで、乾 海 苔 生 産 のパートナーとして多 くのお客 様 から好 評を得ています 。最 大の機 17.5 生 産 者 は 廃 業 をやむ な く され 、 種は高さ m、幅 m、全 長 mと 4.4 いう 業 界 最 大 サイ ズで 重 量 は 2.6 があります 。 時 間いつでも 機 械 め、夜 間に機 械を稼 動させること に 採 る と 良 質 な ものがで き る た も充 実させています 。海 苔は夜 間 また、 アフターサービスについて ることにも貢 献しています。 をなくし、製 品の品 質を向 上させ にしました 。また 海 苔の漉 きむら することにより 、清 掃 作 業を容 易 慮 し 、漉 き 機 部 分 を 上 下に 開 放 構はその1つです 。食 品 衛 生に配 を取 得していて、漉 き 機の開 放 機 このトライスターは複 数の特 許 苔を生 産します。 時 間 当 たり 1 万 枚 を 超 える乾 海 の繊 細な海 苔の加 工をこなし、1 トン近 くあります 。一枚 3グラム 30 海での養 殖 規 模 拡 大 と 機 械 化 省 力 化 を 図った 生 産 者 が 日 本の 海 社 あった 乾 海 苔 生 産 を 支 えていま す 。昭 和 年 代には 全 国に 苔 製 造 機 械メーカーは、現 在では 我 が 社 を 含 め3 社 が 残 る だ け と なり まし た 。このよ う な 中にあっ %を 誇って ▲製造風景▲ ▲見学風景 て 我 が 社 は 独 自 の 製 品 開 発に 取 り 組 み 、市 場 シェア います。 (※1)漉く…生海苔を小さく刻み水に溶 の り す き 、海苔 簀 の上に置いた 枠に流 し 込み海苔1枚の形状に成形する 数 種の特 許 を 取 得 した 「 ト ラ イスタ ー 」が 主 力 製 品 我 が 社の 主 力 製 品 は 、全 自 動 乾 海 苔 製 造 機 械 製 品 名「トライ 苔 生 産 地 域に合 わせた 多 数のラ インナップを 揃 え 、良 質の海 苔 を 生 産 するために必 要 な 周 辺 機 器 のメンテナンスが出 来る体 制を整 え、お客 様の満 足 度 向 上に努めて います。 15 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 24 加工メーカーに入札された海苔は、工場で 出荷された海苔は各漁連で等級付けされ、 味付けのりや焼のり等に加工製造されます。 共同販売場で入札が行われます。 加工メーカーで加工された海苔は、全国の 小売店に運ばれます。 小売店等で海苔を購入した消費者が、 家庭 で海苔を食べます。 80 40 入 札 3 加 工 メーカー 4 小 売 店 5 家 庭 6 18 50 スター 」です 。生 産 量・作 業 場・海 竹下産業 株式会社 海 苔 生 産 者 か ら 消 費 者 の も と へ Dなど各 種 設 備も充 実させ、より す 。高 速 精 密 旋 盤 や 三 次 元 CA ま で 一 貫 し て 自 社 で 行ってい ま 工 程 」があり 、加 工から組 立 工 程 「 溶 接工程 」 「 塗 装ライン」 「組立 を整 え 、 「 板 金 加工」 「 機 械 加工」 また、製造工場は最 新 式の設 備 ています。 員 から 次々と 積 極 的に意 見 が 出 案を奨 励しています。現 在は従 業 め、従 業 員に対して製 品の改 良 提 図らなければなりません。そのた 徴 を 出 し 、競 合 他 社 と 差 別 化 を 製 造 機 械 分 野では 、独 自 の 特 独 自 性 あ る 機 械 づくり 製 造 技 術・技 能 の向 上 で 目 指 す ことができました。 思っていた以 上に早 く 完 了させる き な 被 害 は 少 な く 、復 旧 作 業 は なので 、幸いにして 横 転 などの大 行いました。我が社の機 械は大 型 ということで、修 理は全て無 償で できません。お客 様が危 機 的 状 況 械が稼 働しないと、海 苔の生 産が は生き物 、待ってはくれません。機 のピークを 迎 えていました 。海 苔 期 真っ只 中 、瀬 戸 内 海は海 苔 生 産 補 修 作 業に取り掛かりました。漁 着し、すぐさま人 命 救 助と機 械の ました。震 災 翌 日には淡 路 島に到 援 車 両を準 備し従 業 員を派 遣し メットを 準 備し、本 社から災 害 救 受 けました 。す ぐさま 食 料やヘル 大 な 被 害 状 況 だという 知 らせを 鎖 )を 設 けました 。朝 方 電 話で甚 え 、淡 路 島 に 出 張 所( 現 在 は 閉 は 兵 庫 県 明 石 市に営 業 所 を 構 住 宅の住 宅ユニットも量 産しまし メーカーの協 力 工 場として、戸 建 し た 実 績 が あ り ま す 。ま た 住 宅 開 発 生 産 し 、他の 自 動 機 も 製 作 我が社は以 前 、 い草の乾 燥 機を に貢献することを目指しています。 開発力を磨いて海苔生産の省力化 いただけるように、今 以 上に製 品 海 苔の生 産 者からもっと喜んで ア プロー チ 他 分 野の機 械 づく りにも 技 術 を 応 用 して ができるまでに回復しました。 地 震 発 生の翌 年には 海 苔の生 産 で機 械の生 産や、修 理 を 実 施 し 、 制 度 を 活 用 し 、我 が 社 も 最 優 先 ま し た 。生 産 者 は 国 の 復 興 支 援 場 は 建 物 ごと 跡 形 も な く 流 出 し 機 械 が 被 災 し 、7 割 程 度の 加 工 いるため、津 波により9割 以 上の 苔の 加 工 場 は 沿 岸 部に位 置 して を図るために、更なる技 術 開 発に も 、海 苔の 生 産 者の 生 産 性 向 上 を 使 命 と して き ま し た 。我 が 社 は、高 精 度・高 性 能の製 品づく り 土 資 源 の 中で 生 き る 日 本 の 産 業 周 囲を海で囲まれ、限られた国 とっての課題だと考えています。 いただくことが今後の海苔業界に としての価値を消費者に理解して ど栄 養 成 分を多 く 含む健 康 食 品 た 。食べておいしい食 品 という 位 れる 市 場に 中 心 を 移 して き ま し 回 転 寿 司 店 などの業 務 用 と 呼 ば た 。最 近は、海 苔の消 費は家 庭 内 ても 上 位にランクインしていまし されていて、 デパートの贈答品とし かつて海苔は家庭で頻繁に調理 います。 ニッチな 産 業 を 狙いたいと 思って ればどの会 社も目を向けていない 野は特に定 めていませんが 、でき 化 を 図りたいと考 えています 。分 1 9 9 5 年( 平 成7年 )1月 23 11 置づけに加 え 、葉 酸やタウリンな 調 理 や 贈 答 用 途 から 、 コンビニや 良い製 品づくりに努めています。 日に起こった 東 日 本 大 震 災では、 た。海 苔 生 産 機 械の自 動 化で培っ 取り組んでまいります。 2度 の 大 地 震 の 復 興 に 尽 力 日に 起 き た 阪 神・淡 路 大 震 災 で 宮 城 県の海 苔 生 産 者は津 波によ た技 術を応 用して、他 分 野の自 動 年 )3 月 は 、瀬 戸 内 海の 海 苔 生 産 業 者 が る壊 滅 的な被 害を受けました。海 2 0 1 1 年( 平 成 大きな打 撃を受けました。我が社 17 16 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 竹下産業 株式会社 ▲前列左3番目から野田取締役、竹下会長、竹下社長、柴戸頭取、西依支店長 (福岡銀行) 、桁山取締役 を終えて ◎インタビュー 有明海産の海苔はもちろんのこと、 日本の海苔産業発展の一翼を担ってこら れました。 2度に渡る大震災での貴社の対応は、海苔の生産業者のことを第一に考え ての行動で、高い企業精神の表れだと思います。 これからも美味しい海苔を日本の食卓に届けていかれ、益々発展していか 福岡銀行 取締役頭取 17 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 柴戸 成 れることを期待いたします。 トッ プ に 聞 く ! ユーザーの 〝 ウォンツ〞 を 探って 新 製 品 を開 発 し、 これまでにない 新 しい価 値 を 創 造 します 。 オオクマ電子 株式会社 代表取締役社長 大隈 恵治 取引店/熊本銀行 託麻支店 氏 事 業の概 略 を ご 紹 介 く だ 我 が 社 は 、電 子 回 路 の 設 さい。 竹下頭取 がきちんと 動 作 するかチェックし マートフォンの 液 晶 ディスプレイ の 生 活 を 支 え て お り 、例 え ばス 我 が 社の 開 発 し た 製 品 は 我々 カーに納 入しています。 ニット 等 を 製 造 し 、主に装 置メー 御ユニットやコンピュー タ 制 御ユ る電 子 機 器メーカーです。電 子 制 計 や 画 像 処 理 を 得 意 とす 大隈社長 18 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 オオクマ電子 株式会社 たり 、ダムの警 報 表 示により 安 全 な暮らしを確 保したり、電 車の接 近を音 声やパトライトでお知らせ し安 全を確 保したり、幅 広い分 野 で活躍しています。 創 業 以 降の歴 史 を お 聞 か せ く ださい。 ひでよし 我 が 社 は 1 9 7 3 年( 昭 和 年 )に 、私 の 父・大 隈 秀 義( 現 会 長) によって創 業されました。詳し い創 業の経 緯は聞かされていませ んが、大 阪の大 手 企 業に勤めてい た父の「いずれ故 郷の熊 本で起 業 したい」という 志 が 、人 との出 会 いによって 大 き く なったことが 理 由のようです。 最 初 は 4 畳 半の 借 家でスター トし 、メーカーの下 請 けとして主 た 。その後 、1 9 7 5 年( 昭 和 年 )オ オ クマ電 子 株 式 会 社 を 設 立 。自 社ブランド製 品の製 造を目 19 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 48 50 に電 子 部 品の製 造を行っていまし ▲本社前 (左から大隈社長、竹下頭取) 4 2 手術中に使用した 注射 薬の種類や 量を 記録するのって 大変 … 1 導入して 手術中や手術 後の 記録作 業の 負担が軽 減されました! 年) に6年 間エンジニアと そ う し た 中 、私 は 2 0 0 1 年 たる事業を手掛けていきました。 標に事 業 規 模を拡 大し、多 種にわ よって薬 剤の種 類や量をデータ化 み 取 り・ラベル認 識 画 像 処 理 」に るだけで、装 置 内の「バーコード読 まとめて S P A S E Rに投 入 す して 勤 めていた 航 空 機 関 連の 電 用 履歴を正 確に記録できます。 し 、患 者の電 子カルテに薬 剤の使 (平成 子 機 器メーカー を 退 社 して 我 が 2 0 1 3 年( 平 成 年 )9 月 、 社に入 社しました。父が目 標とし 13 の製 造をスタートさせることにな によって、 ついに自 社 ブランド製 品 計 、開 発を手 掛けてきた私の入 社 想いと 、6 年 間 最 先 端 技 術 の 設 てきた自 社ブランド製 品に対する 本 県工業 大 賞」を受賞しました。 の 優 れ た 技 術 力 を 表 彰 す る「 熊 本 県 工 業 連 合 会による 地 場 企 業 大 賞 」を 受 賞 。今 年 3 月には 、熊 業を認 定する「 熊 本 市ものづくり 優れた 新 製 品 を 開 発 した 地 場 企 ス ペ ー サ ー その自 社 ブランド製 品の一つが 医 療 機 関 向けの「 S PA S ER 」 で 、我 が 社の主 力 製 品 となってい ます。 防 ぐことに貢 献しています 。使 用 業 を 効 率 化 し 、保 険の 未 請 求 を 置で、看 護 師らの手 術 中の記 録 作 数 を 自 動 的に識 別 し 記 録 する 装 おいて手 術で使った薬 剤の種 類や とって販 売 体 制の確 立には苦 労し 特 に 、製 造 業 で あ る 我 が 社 に がありました。 販 売 体 制の確 立など、様々な苦 労 て、商 標 権 など 各 種 法 律の対 応 、 開 発の費 用 面や 人 材 面に加 え いでしょうか。 済の 注 射 薬 や 薬 剤の 空 き 容 器 を S P A S E R は 、医 療 機 関に 自 社 ブランド 製 品 の 立 ち 上 げ に は ご 苦 労 も 多 かった の で は な りました。 25 3 済み材料 良い 製品が ありますよ! 使い終わった 注 射 薬を 投入すれば データ化 してくれるので 作 業が ラクラク! 手術実施 済み注射薬 S PAS ER の技術で正確に管理。 手術予定を パソコンに受信 1 材料を使用済み ボックスで回収 2 手術室 SPASER導入例 自社ブランド製品 医療機関 向け ◀見学風景▲ 20 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 オオクマ電子 株式会社 手術室看護師向けメリット 人 脈を基に、独 自に販 路を開 拓し ともありました 。そうして築いた の受 験 用テキストを読みこんだこ を理 解するために看 護 師・薬 剤 師 始めました。会 話の中の医 学 用 語 コミュニケーションをとることから め看 護 師 、薬 剤 師 、医 事 関 係 者と した。そこで、私はドクターをはじ くては成 長できない」と確 信しま 私 は「 製 造 業 も 自 ら 販 売 し な です。 で、熱 意や意 欲 が 小 さかったから ら ない 製 品 」を 扱 う のに 消 極 的 ない価 値 」つまり「 売 れるか 分 か 社は開 発したての「まだ目に見 え これは大 失 敗に終わりました。商 販 売 委 託 を 行っていたのです が 、 ました。最 初は医 療 関 連 商 社への 成 も 大 切です 。 「 好 きこそ ものの それを 実 践 するための 人 材 育 くかが重 要だと考えています。 と 技 術に結 びつけるまで持ってい いかに引 き 出 し 、事 業コンセプト 格 競 争になります 。 「ウォンツ」を いるか 、す ぐに出てきてしまい価 では遅 く 、競 合 品が既に存 在して 的なニーズに基づいて開 発 するの ンツ」を 引 き 出 すことです 。具 体 確に意 識 していない段 階の「 ウォ ズ」ではなく 、まだ 顧 客 自 身 も 明 は 、必 要 が 顕 在 化 している「ニー 顧 客との対 話で重 視しているの ると考えるからです。 新たな企 画が生まれ、開 発が始ま の接 点で、その現 場での会 話から 保 守メンテナンスが顧 客との最 大 自 社の社 員 が 行いま す 。それは 、 す 。得 意 分 野 を 持った 熱いエンジ 伸ばしてあげる場を提 供していま 重 し 全 面 的に 挑 戦 し たいこと を が何 をしたいのか、その意 欲 を 尊 上 手なれ」、 エンジニアの一人一人 ていったのです。 御 社 は 保 守 メンテ ナンス を 大 切にしていると聞いています。 はい、保 守メンテナンスは 必 ず 21 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 1つならリーダーで、 複数なら台紙にまとめて スキャナー リスクマネジメント どのような注射薬も正確に自動で読み取ることが でき、薬剤管理においてのミスを撲滅します。また、 実施情報を自動で画像記録します。 薬剤管理者、医事請求課向けメリット 使用 3 バーコードで 確実に読み取り 4 〈SPASERシステム中枢部〉 手術後の看護師による材料の管理をSPASERシス テムが担います。それにより入力作業などの時間が 大幅に短縮します。 業務軽減 注射器を 投入するだけ!! 使用 SPASERシステムの導入により、 材料を正確に管理し、 あらゆる角度からコストの解析、検証が可能になり ます。さらには請求漏れを防止し病院経営の健全化 を可能とします。 熊本県 工業大賞 受賞 熊本市 ものづくり 大賞受賞 業務軽減 使用済み注射薬は SPASERで自動読み取り 3 使用済み注射薬を投入 4 経営者向けメリット 使用済みの医療材料を独自 全てを事後で管理するので正確です! コスト解 析 &経 営 改 善 第2工場 第1工場 1 4 オオクマ電子 思い出の写 真 6 2 7 5 3 ①昭和51年:現住所に第1工場、 昭和52年:現住所に第2工場 完成②第1工場内設計室の様子。写真中央が26歳の大隈 部長 (昭和52年) ③本社ビル増築 (現在の本社ビル) 完成 (昭和58年) ④⑤創業当時の作業風景⑥幼少期の大隈社長 (昭和53年) ⑦創業者の大隈秀義氏 (現 会長) (昭和58年) ⑧オオクマ電子株式会社 30周年記念パーティ (平成17年) 8 ニアた ちが 、他 社にはない新 しい ものを 開 発しようと常にチャレン ジしています。 最 後 に 、今 後 の 注 力 点 や 将 来 展 望をお聞かせください。 医 療 業 界にお け るオオクマ電 他社にはない 技術力を強みに 最先端のものづくりに チャレンジし続けます! ▲大隈社長 ▲大隈会長 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 22 オオクマ電子 株式会社 を終えて ◎インタビュー 優れた技術力とたゆまぬ努力の結果、熊本を代表する電子機器メーカーに 成長しておられます。 お客様へのアフターフォローを大切にし、 そこで得た “ウォンツ” を新たな企画 や新製品開発へと繋げる姿勢に、 モノづくりに対する意気込みを感じます。 今後も我々の生活を支える電子機器を開発し続け、益々ご活躍されることを 子 ブランド を 高 めな がら 自 社 ブ ランド 製 品である S P A S E R を 今 後 5 年 間で100の 病 院に 納 入 す るこ と を 目 指 し ま す 。ま た 米 国での 販 売にも 力 を 注いで いきます 。併せて新 商 品 開 発にも 注 力 し 、5 年 以 内に 新 た な 製 品 を 事 業 化 し たいと 意 気 込 んでい ます。 中 長 期 的には業 界のリーディン グカンパニーへと進 化し、 いずれか 単 な る モノ づ く り で は 終 わ ら な い、全 く 新 しいビジネスモデルを 創 出 しその価 値 を 売っていく 、そ んな未来像を思い描いています。 23 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 期待いたします。 取締役頭取 竹下 英 熊本銀行 の分 野で世 界一になることです 。 ▲前列左3番目から貝田課長、大隈社長、竹下頭取、大隈部長、小材支店長 (熊本銀行) トッ プ に 聞 く ! 一万 社 が 利 用 する ホームページ 作 成ソフト 「 おりこう ブログ 」を 主 力に 長 崎 から 全 国へ、 そして世 界へ。 貴社の歴史は 年。躍進の 10 17 11 が 、自 らの 会 社 を 福 岡 証 券 取 引 経 営 者 だった 夫( 下 山 克 己 ) しました。 たい」という思いを持ってスタート の3 人で 、 「 お 客 様のお 役に立 ち 山 大 祐( 社 長 )、専 務の白 濵 と 私 としていま す 。当 初 は 、息 子の 下 下HP) の企 画・制 作 を 主 要 事 業 創 業 し 、企 業のホームページ( 以 年( 平 成 年 ) 月1日に 長 崎 県 長 崎 市で2 0 0 5 早さには驚くばかりです。 吉澤頭取 下山会長 せ い こ 氏 株式会社 ディーエスブランド 取締役会長 し も や ま 下山 晶子 取引店/親和銀行 住吉支店 24 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 年 )に志 所 Q ボードに上 場 を 果 た し た 直 後 、2 0 0 3 年( 平 成 半 ばで急 逝してしまいました 。大 祐は父の志 を 引 き 継いで、これま で ご 支 援 頂 いた 方 に も 恩 返 し が できるよう 、自 分にできる精一杯 のことを 頑 張 り たいと 、それまで 勤 めていた 複 合 機 メーカ ー を 退 社し、新たな会 社を立ち上 げたの です。 「 お 客 様のお 役に立 ちたい」と いう熱い思いを実 現するために着 目したのがH Pでした。企 業の顔 とも言 えるH Pが、素 敵なデザイ ンで目 を 引 く ものであれば、お 取 引 先 企 業の業 績アップに貢 献でき る は ず だ と 考 え た ので す 。そ し て、どのソフトよりも使いやすく 、 お 客 様のことを 考 え た H P 作 成 しました。まず長 崎の企 業から販 年 )6 月には 全 国 展 開 を 開 25 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 売を開 始 すると、2 0 0 8 年( 平 成 始 、現 在では、全 国で約1万 社 強 20 の企 業にご利 用頂いています。 ▲本社 (左から下山会長、吉澤頭取) 15 ソフト「 おりこ う ブログ 」を 開 発 株式会社 ディーエスブランド 年 ) 月のタ ま た 、海 外 に も 目 を 向 け 、 し、 ワンクリックでサイトのデザイ 中から好きなデザインをセレクト イ を 皮 切 りに 、ベト ナム 、シンガ 感 の あ る 演 出 も 可 能 で す 。よ り ンを 切り 替 えることができ 、季 節 2 0 1 2 年( 平 成 ポール、 マレーシアと、これから市 には 、当 社のデザ イ ナ ー が 、オ プ ションでオンリーワンのH P を 製 作 しま す 。アフターフォロー も 万 全で、最 低3ヵ月に1回の頻 度で トをとり 、様々な質 問やご要 望に 企 業のH P 担 当者の方とコンタク 「おりこう ブログ」は、ブログと お応えしています。 な操 作 性です。 年ほど前のH P たもので、特 長の一つが、シンプル 成できるソフトを目 指して開 発し 同 じ く らいの 手 軽 さで H P を 作 「 お りこ う ブロ グ 」は と て も 使 いやすいと評判ですね。 の展 開を開 始しました。 凝ったH Pにしたいと考 える企 業 10 場 拡 大が期 待できる東 南アジアへ 24 した 〝最新テンプレートデザイン〞 の また、当 社のデザイナーが制 作 変 好 評を頂いています。 成 から 更 新 までを 行 える 点 が 大 ており 、手 間なく 簡 単にH Pの作 まの状 態で編 集できる機 能を持っ W e b 上に公 開 する 画 面 そのま 「 見 た ま ま 編 集 機 能 」と い う 、 え 、更 新 や 管 理 も 煩 雑 で し た 。 はんざつ は 制 作 に 時 間 と 費 用 が か かる う 10 おかげさまで、おりこうブログシリーズは10,000社にご利用いただいております。 当社ソリューションは、日本全国・アジアの多業種のお客様に選ばれています。 おりこうシリーズで定評のある“シンプ リコーの複合機を活用しお手元の紙文書 パソコン・スマートフォン・タブレット・ ルな操作性” をさらに進化させ、直感的 からデジタルカタログを作 成するアプリ リコーの複合機から円滑なメッセージ な「見たまま編集機能」を搭載。簡単に ケーションです。 また、パンフレット作成機能 配信とドキュメント管理を行うことができ ホームページの作成から運営まで行え を搭載しており、現在パンフレットをお持ち るクラウドソリューションです。複合機 ます。また、パソコン向けのサイトを、 でない方でも簡単にドキュメントを作成する からは紙文書の電子化と情報共有を スマートフォンからの閲覧にも最適な ことが可能です。 行うことができます。 表示に自動的に変換します。 26 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 新 し い バ ー ジョン や 関 連 新 商 品の開 発はいかがでしょう? 行 うディレクターの育 成 を 図って いるところです。 年) に開発された「おりこうコ 今 年 2 月には、2 0 0 9 年( 平 成 ピログ」を改 良し、サンプルの文 章 HPを 開設したいけど 何だか 難しそ う … り、C M S(※) にマーケティング機 ケ ティン グの 時 代 と 言 わ れて お これからの時 代は、W e bマー を開 発しました。 を 備 えた「 おりこう ブログ C S 」 最 適 な 表 示に自 動 変 換 する 機 能 マートフォンや 携 帯 電 話 向 けに、 対 応 し 、パソコン 用のサイ トをス ブレットが急 速に普 及したことに 単に開 設できました。今 回の改 良 買い物ができるネットショップを簡 ショッピングカート機能を使えば、 き る の が 特 長 で 、オ プ ション の 見るかのようにWeb上で閲覧で タログを 自 動 生 成 し 、まるで本 を をスキャンするだけでデジタルカ 加 しました 。元々、既 存の紙 媒 体 ンフレットを作 成できる機 能を追 も簡 単にW e b 上のカタログやパ 経 営 方 針 と して C S と E S 向 ディーエス ブランドに お任せください 能を求める傾 向が強まっています で、 パンフレットの作 成から運 用ま 上 に 努 め て お ら れ る と 伺って い へぇー! 当社開発の 「おりこう ブログ シリーズ 」 は ブログ 感 覚で HPが 作れるんです 客 様のH Pを閲 覧される方 、利 用 になる企業だけではありません。お 当 社のお客 様は、商 品をお使い なるように努めています。 員 自 らが 実 践 して 社 員の手 本 と 訓 を「 感 謝・感 動・笑 顔 」とし 、役 貢 献 」を 掲 げていま す 。ま た 、社 し、企 業 理 念「 持 続 的 成 長と社 会 スローガンを「みんなが主 役!」と 私も うれしいです! HPを作って 問い合わせが増えた! ディーエスブランドさん ありがとう! !! 商 品は、お客 様の声を基に改 良 を 重ねています 。2 0 1 0 年( 平 や画 像を差し替 えるだけで、誰で が 、これまでは、H Pへのアクセス で一貫 して行っていただくことが ます 。 2 年 )頃からスマートフォンやタ 状 況 を 解 析 するツールを 活 用 す 可 能になり ました 。また 、必 要 な 4 成 るには、難 しい知 識 が 求 められて 時に必 要 部 数 だけを 複 合 機で印 創業以来、私と社長が大切にし スローガンを「 すべては、お客 様の あ り 、C S( お 客 様 満 足 度 )向 上 わー! これは簡 単 ! いました 。そこでアクセス状 況 を 刷できるので、カタログの外 注コス ているのが「お客 様 」と「 社 員 」で わからないことは どんどん 聞いて くださいね! 簡 単 に 、視 覚 的 に 把 握 で き る 新 トを削減できる利点もあります。 !! バージョンの「 おりこう ブログ」の 「おりこうブログシリーズ」 を導入すると… ために」、E S( 社 員 満 足 度 )向 上 1 21 開 発 を 進 めていま す 。同 時に、解 析 結 果 をお 客 様にお 知 らせ する ことで 、コンサル的 なサポートを 27 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 3 22 (※) コンテンツマネジメントシステム… ウェブサイトの制 作や運 営を容 易に するシステム 株式会社 ディーエスブランド とも私たちの仕 事なのです。 の 関 係 を 築 く お 手 伝いを す るこ Win グ」を通じて、 ユーザー様(企業) と 社の業務ではなく、 「おりこうブロ えています 。H Pの製 作だけが当 なが主 役!」の会 社を目 指してい だしイキイキと働くことで、 「みん そこに社 員 各 自がやりがいを見い 直結し、目に見える形で現れます。 は商品に、 サポートはお客様の心に その努力は、営業は業績に、開発 えています。 であり 、その積み重ねが会 社を支 また 社 員に対 しては、常に「 社 ます。その努力に応じて報酬、労働 される方も私たちのお客様だと考 員 一 人 ひ と りの 頑 張 り が 報 われ 環 境 、福 利 厚 生 等の充 実という形 デザイン開 発 、販 売 、サポートな ビスを 提 供 するには 、商 品 企 画・ お 客 様によ り 良い商 品 やサー 持ち続けています。 させたいと考えています。 つける、 そんな好循環を完成・持続 り良い商品・サービスの提供に結び る気に繋げ、 ひいてはお客 様へのよ で社 員に還 元し、それを 更なるや そのお客様の間でWin る会 社でありたい」という 思いを ど、それぞれの部 門で努 力が必 要 - 長崎の放送局で 自社テレビCM 絶賛放送中! 28 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 株式会社 ディーエスブランド 社 会 貢 献 に も 尽 力 さ れ てい る そ う で す ね 。将 来 像 と 併 せ て お 聞かせください。 社 会 貢 献 は 、毎 朝 行 う 本 社 周 辺 の 清 掃 活 動 を はじ め 、 ペットボ トルのキャップを 集めて世 界の子 どもたちにポリオワクチンを届け る活 動 などに取 り 組 んでいます 。 これは 、 「 お 客 様のお 役に立 ち た い」という思いで、7年ほど前から 続けています。 また、長 崎を元 気にするための 地 域 イベントにも 貢 献 したいと 、 3 年 目 から 打 ち 上 げ 花 火のスポ 周年 ンサーとして 協 賛 し 、イベントを 盛り上げています。 おかげさまで当社は今年 アフターサービスで、国内CMS業 ニーズに対応した商品ときめ細かい できるように一層 努 力 し、時 代の 足いただける商品・サービスを提供 を迎えます。今後も、 お客様にご満 10 界No. 1を目指してまいります。 29 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 吉澤 俊介 取締役頭取 支持されることを期待しています。 親和銀行 「ながさきみなとまつり 」に、創 業 ▲3列左6番目から白濵専務、下山会長、吉澤頭取、濱支店長 (親和銀行) を終えて ◎インタビュー 現代は、 ホームページは 「企業の顔」 で、販促ツールとしてなくてはならない ものです。 「 おりこうブログ」 による実演を拝見し、こんなにも簡単にホーム ページが作成・更新できるものかと、大変驚きました。 非常に利便性の高い 「おりこうブログ」 シリーズが、国内だけでなく世界中で トップに聞く 会社概要 ふくおかフィナンシャルグループでは、 ブランドスローガンである 「あなたのいちばんに。」 の実 践に引き 続き 努めてまいります 。 会 社 概 要 ト ッ プ に 聞 く ! R・バッジョはアメリカW杯 決 勝で PKを外しブラジルに敗れた後 、 『PKを外すことが出来るのは、 PKを蹴る勇気を持った者だけだ 』 という名言を残しました。 FFGの経営理念 『 失敗を恐れない行動力 』を胸に、 我々もお客様のニーズにお応えするため、 何事にも積極果敢にチャレンジします! 福 岡 銀 行 サッカー部一同 17歳の頃の創業者・大森仁史氏 (現 会長)。 当時、ルーフに酸素ボンベを載せて商売していた 株式会社 大森淡水 ■ 設 立:1973年 ■ 所 在 地:宮崎市塩路 ■ 資 本 金:1,000万円 ■ 従 業 員:140名 「100%国産」 鰻です。現在、養殖の技術革新と徹底した生産管理体制の ■ 事業内容: 構築を行い、鹿児島と宮崎の30を超える提携養殖場とともに、年間3,000 鰻の養殖 活鰻流通 加工品製造・販売 鰻の 「養殖」 「流通」 「加工」 「うなぎ処 鰻楽」 の4事業を展開し、それぞれに 独自のこだわり・工夫があります。中でも、創業以来こだわっているのは ~4,000トンもの鰻を養殖しています。 これからも、自社で生産・管理した安心・安全で美味しい鰻をお客様にお 届けしてまいります。 安心・安全で美味しい 100%国産の鰻を お召し上がり ください! レストラン事業 ■ 事業拠点:宮崎市塩路 ■ 取 引 店: 宮崎支店 0985-22-4101 ▲自社のギフト商品 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 32 ト ッ プ に 聞 く ! 会 社 概 要 竹下産業 株式会社 ■ 設 立:1965年 ■ 所 在 地:福岡県柳川市 ■ 資 本 金:8,000万円 ■ 従 業 員:60名 イスター (全自動乾海苔製造機械) 」 は、今や我が社の主力製品となって ■ 事業内容: います。 全自動乾海苔製造装置の製造・販売 ■ 事業拠点: 海苔の養殖が盛んな有明海に目を向け、1965年から乾海苔製造装置の 製造を開始しました。1時間当たり1万枚を超える乾海苔を生産する 「トラ 今後も 「お客様満足度業界ナンバーワンを目指す」 をモットーに海苔機械・ 農業機械に私たちの技術を結集させ、 業界の発展向上に寄与し、 地域社会 (本社・工場) 福岡県柳川市 (営 業 所) 佐賀市川副町 香川県高松市 の発展を支え続けます。 兵庫県明石市 乾 海苔製造装置の 開発・製造・営業・ アフターサービスまで 全てお任せください! ■ 取 引 店: 柳川支店 0944-73-1132 33 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 創業時の作業風景 オオクマ電子 株式会社 電子回路の設計や画像処理を得意とする電子機器メーカーで、今年創業 40周年を迎えました。電子制御ユニットやコンピュータ制御ユニット等を 製造し、主に装置メーカーに納入しています。 開発した主な製品は、スマートフォンの液晶ディスプレイがきちんと動作 するかチェックする装置 「OGI-007」 や、手術で使った薬剤の種類や数を スペーサー があります。今後も他社には 自動的に識別して記録する装置 「 SPASER」 ない新しいものづくりに挑戦し続けます。 ■ 設 立:1975年 ■ 所 在 地:熊本市東区 ■ 資 本 金:5,000万円 ■ 従 業 員:43名 ■ 事業内容:電子機器の製造・販売 ■ 事業拠点: ( 本 社 ) 熊本市東区 (システムラボ) 熊本テクノリサーチパーク内 (東京営業所) 神奈川県川崎市 (関西営業所) 滋賀県大津市 老舗の伝統 × 最先端技術 目指すぞ! ■ 取 引 店: 託麻支店 世界一 096-382-4530 ▲自社製品 「SPASER」 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 34 ト ッ プ に 聞 く ! 会 社 概 要 株式会社 ディーエスブランド 簡単にホームページを作成・運用・更新することができるソフト 「おりこう ブログシリーズ」 を開発。まるでブログのような感覚でホームページが作成 できると好評で、全国10,000社の多業種・多業態の企業様に選ばれてい ます。 これからも、 「すべてはお客様のために。」 と 「みんなが主役!」 をスローガンに、 企業様のホームページ開設・運用支援を中心とした製品・サービスを提供 いたします。 ホームページを 開設したい お客様を多角的に バックアップします! 35 FFG MONTHLY SURVEY Vol.83 ■ 設 立:2005年 ■ 所 在 地:長崎市旭町 ■ 資 本 金:1,000万円 ■ 従 業 員:159名 ■ 事業内容: ホームページのコンテンツ管理シス テムの企画・開発・販売・サポート ■ 事業拠点: ( 本 社 ) 長崎市旭町 (販売本部) 東京都中央区 ■ 取 引 店: 住吉支店 095-844-3164 ▲主力商品のHP作成ソフト 「おりこうブログCS」
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