専門・認定看護師ニュース №43 埼玉県立小児医療センター 専門・認定看護領域の質向上委員会発行 平成27年6月 デング熱に注意!! デング熱はアジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域で流行 する蚊を媒介とした感染症です。 日本では、昨年69年ぶりに国内感染事例が確認されました。 蚊が活動する時期は5月中旬~10月下旬と言われています。 これからの季節は特に注意が必要です。 デング熱の患者が入院してきたら・・ ヒト-ヒト感染はしないので、大部屋で標準予防策を実施してください。 患者が蚊に刺されないように注意しましょう。 *電子蚊取り器の使用 *窓を開けない デング熱は大人も感染します!感染しないための豆知識 ☝蚊に刺されないこと! デング熱に有効なワクチンはありません。 野外イベントやキャンプなど屋外で活動する場合は、長袖・長ズボンの着用や虫よけ剤を使 用して、蚊に刺されないように注意しましょう! 【感染経路】 デングウイルスを保有した蚊に吸血された際に感染します。 ヒト-蚊-ヒトの経路で感染が伝播しますが、ヒトからヒトへの直接的な感染はありません。 【病態】 人がデングウイルスに感染しても無症候性感染の頻度は50~60%とされています。症状を呈す る場合は、比較的軽症のデング熱と血小板減少及び血管透過性亢進(血漿漏出)を伴うデング 出血熱に大別されます。 【症状】 急激な発熱で発症し、発疹・頭痛・関節痛などの症状がおこりますが、発熱以外の症状を認 めないときもあります。通常、発症後2~7日で解熱します。 小児の多くは、軽症で症状が非特異的であるためほかの感染症との鑑別が難しく、成人と比 べて嘔吐や熱性けいれんの出現頻度が高いといわれています。また、乳児は重症化のリスク が高くデング出血熱を発症する可能性に注意が必要です。 (出典:デング熱・チクングニア熱の診療ガイドライン2015.国立感染症研究所) 連絡先と6月の活動日 平日日中 適宜対応 活動日 【感染管理】立花(1360) 宮谷(1361) 【集中ケア】森(1362) 内田(1432) 田﨑(1362) 【手術看護】菅家(1437) 【新生児集中ケア】杉山(1330) 円谷(1330) 【小児救急看護】佐藤(1342) 【摂食・嚥下障害看護】加藤(1438) 【小児看護専門】福地(1111) 2・5・11・26日 【小児看護専門】近藤(1708) 2・4・5・9・11・16・25日 【糖尿病看護】井出(1434) 1・8・17・22日 【小児救急看護】細井(1345) 5・19日 【皮膚・排泄ケア】上原(1290) 4・11・18・25日 午前中褥瘡回診 【がん化学療法看護】平澤(1365) 4・12・18・26日 閲覧後は認定看護師活用ファイルに保存をお願いします。(文責 宮谷)
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