ピアノ・声楽Ⅱ (KYO205-1)

授業科目名:
ピアノ・声楽Ⅱ
単位数:
担当教員名:
1単位
田中幸子、片野郁子、シムウェル英華、
土田悦子
科目番号:
KYO205
担当形態:
開講時期:
クラス分け
2年後期
オフィスアワ-:
田中:火曜日、木曜日 9:00~12:00
片野:月曜日の16:00~17:00
1.授業の到達目標・テーマ
・ピアノ・声楽の演奏技術を修得する。
① 今学期はバイエル教則本後 半を能力に応じて修得する。
② 幼児教育、児童教育で用いる歌のうち、課題曲の弾き歌いが、個人の能力に応 じた伴奏
形によって演奏できるようにする
③ 小学校学習指導要領に記載されている共通歌唱教材のうち今学期の課題曲の弾き歌
いが、個人の能力に応じた伴奏形で指導を視野にいれた演奏ができるようにする。
・ピアノ・声楽の弾き歌いに必要な音楽理論について理解する。
・ピアノのレッスンを通じて、教師の音楽性に学び、音楽を愛好する心情や、音楽対する豊かな感
性を養う。
2.授業概要
本授業では、ピアノ・声楽の演奏技術を習得することによって、音楽を使った活動における
指導能力の向上を目指す。そのために、ピアノ・声楽の演奏技術を高 め、それに伴う音楽理
論、知識をさらに深め、音楽を愛好する心情、音楽に対する豊かな感性を育成する。具体的
には、ひとこま90分のグループレッスンとし、アクティブラーニングとして相互にレッスンを聞き
合うことを通して、バイエル教則本後半の演奏技術、学生の能力に応じた伴奏形による子ども
の歌や小学校共通歌唱教材の弾き歌いの技能を習得する。授業形態は演習とする。
3.授業計画
第1回:学生は、教材、レッスン記録ノート、授業方法(一人約15分の個人指導を聴きあうグルー
プレッスン)、流れ、試験方法、評価方法等について確認し、レッスン担当者は、ピアノ・声楽Ⅰ
で習得した曲について学生のピアノ演奏を聴き、今学期の方針を立てる。
第2回:個人レッスン
バイエルは能力に応じた練習曲をレッスンする。子どもの歌は今学期の課題曲を講師の伴奏で
歌い、到達目標を把握する。課題曲は、子どもの歌は「おかえりのうた」「さよならのうた」「うれし
いひなまつり」「思い出のアルバム」、共通歌唱教材は「夕やけこやけ」「うさぎ」「ふるさと」「虫のこ
え」「まきばの朝」「スキーのうた」とする。
第3回:個人レッスン
バイエルは能力に応じた練習曲をレッスンし、音楽用語 や理論をグループで共通理解する。子
どもの歌は「おかえりのうた」共通歌唱教材は「夕やけこやけ」を練習し、各自の能力に応じて伴
奏が弾けるようにする。
第4回:個人レッスン
バイエルは能力に応じた練習曲をレッスンし、表現についてグループで考え合う。特に、小学校
学習指導要領にある、記号や音楽用語について正しく理解して演奏に反映させる。子どもの歌
は「おかえりのうた」共通歌唱教材「夕やけこやけ」は各自の能力に応じて弾き歌いできるように
する。
第5回:個人レッスン
バイエルは練習番号を進めてレッスンする。子どもの歌「おかえりのうた」共通歌唱教材「夕やけ
こやけ」は、各自の能力に応じて弾き歌いについて表現能力を高める。
第6回:個人レッスン
バイエルは練習番号を進めてレッスンする。各自の能力に応じて、子どもの歌は
「さよならの
うた」、共通歌唱教材は「うさぎ」の伴奏が弾けるようにする。
第7回:個人レッスン
バイエルは練習番号を進めてレッスンする。各自の能力に応じて、子どもの歌は
「さよならの
うた」、小学校共通歌唱教材は「うさぎ」の弾き歌いができるようにする。
第8回:個人レッスン
バイエルは練習番号を進めてレッスンする。各自の能力に応じて、子どもの歌は 「うれしいひな
まつり」、小学校共通歌唱教材は「ふるさと」の弾き歌いができるようにする。
第9回:個人レッスン
バイエルは能力に応じた練習曲を試験曲としレッスンする。子どもの歌の課題曲 「おかえりのう
た」「さよならのうた」「うれしいひなまつり」及び小学校共通歌唱教材「夕やけこやけ」「うさぎ」「ふ
るさと」のいずれも弾き歌いできるようにする。
第10回:個人レッスン
バイエルは能力に応じた練習曲を試験曲とし、グループ内で試験の予行を実施し、演奏、表現
能力の定着を図る。
第11回:第1回実技試験
任意のバイエル教則本後半の練習曲を演奏する。担当講師7名で審査する。
第12回:個人レッスン
バイエルは能力に応じた練習曲を進め、課題曲の子どもの歌「思い出のアルバム」、共通歌唱
教材「虫のこえ」「まきばの朝」「スキーのうた」の弾き歌いを加え、演奏能力の向上を図る。
第13回:個人レッスン
バイエルは能力に応じた練習曲を進め、これまでに実施した子どもの歌、共通歌唱教材に加え
て『こどものうたベストテン』から任意の子どもの歌3曲の伴奏が弾けるようにする。
第14回:個人レッスン
バイエルは能力に応じた練習曲を進め、子どもの歌、共通歌唱教材の課題曲、任意の子どもの
歌3曲のいずれも弾き歌いが出来るようにする。
第15回:個人レッスン
子どもの歌、共通歌唱教材の課題曲、任意の子どもの歌3曲、いずれも弾き歌いできるようにし、
定期試験曲とする。
定期試験:第2回目は試験期間中に実施
準備した曲について当日試験官が指定した曲を弾き歌いする。
4.テキスト
・バイエルピアノ教則本(各社)
・こどもの歌ベストテン(ドレミ楽譜出版社)
・2011年度改訂版教員養成課程 小学校音楽教育法(教育芸術社)
5.参考書・参考資料等
個人の能力に応じた楽曲
6.事前・事後学習
事前学習:毎回、指導者より出された課題をしっかりと練習し、レッスンに備える。
事後学習:講義内容について自分なりに整理し直し、次回授業までに何を練習するかを確認する。
7.学生に対する評価:
実技試験 第1回バイエル試験45%、第2回弾き歌い試験45%
定期試験10%
8.その他
特になし