TurtleReal2 ー Raspberry PiとROSで動かす安価な2軸駆動ロボット Ver.2 - 第七回ROS勉強会 2015/10/4 目次 1. TurtleRealとは 2. 目的 3. 特徴 4. Turtulerealの進化 5. レーザーレンジファインダ 6. ステッピングモータ採用のメリット・デメリット 7. TurtleReal2構造 8. ハードウェア 8.1 ハードウェアブロック図 8.2 コスト 9. ソフトウェア 9.1 ソフトウェア構成 9.2 PC・RaspberryPi間通信 9.3 Twistメッセージ 10. 結論 第七回ROS勉強会 2015/10/4 2 1. TurtuleRealとは TurtleSimはROSでよく使われるウミガメロボットのシ ミュレーター、それを実機化したのがTurtleReal 操作ノード Turtlesim 第七回ROS勉強会 2015/10/4 トピック シミュレータ ノード Turtlesimのグラフ 3 2. 目的 ROSで動く安価なロボットでSLAMを試してみたい。 DCモータと位置センサで1号機を製作したが 走行環境に制限があった。 ステッピングモータ搭載の2号機の製作 第七回ROS勉強会 2015/10/4 4 3. 特徴 (1) 安価(ロボット本体¥7000台)、小型 (2) Raspberry PiとROSでロボットを制御 (3) レーザーレンジファインダー搭載 第七回ROS勉強会 2015/10/4 5 4. TurtleRealの進化 TurtleReal1 TurtleReal2 TurtleReal2 + レーザレンジファインダ レーザレンジファインダ SLAMなど ソフトウェアをメインと した次のステップへ 第七回ROS勉強会 2015/10/4 6 5. レーザーレンジファインダ 赤外線レーザポインタ+Webカメラ+OpenCVで安価 (¥6000台)なレーザレンジファインダを製作 レーザーレンジファインダ レーザーレンジファインダからのLaserScanメッセージを rvizで可視化 第七回ROS勉強会 2015/10/4 7 6. ステッピングモータ利用のメリット・デメリット 一号機の問題を解決するためステッピングモータを採用 ●メリット ・制御が簡単(オープンループ) ・ダイレクトドライブなので機構のガタがない。 ●デメリット ・モータ自体が高価(¥4000) → 安いモータが見つかった(¥700) ・モータ軸に直接付けられるタイヤが高価(¥5000) → 模型用モータの利用(¥600) ・消費電流が大きい → モータドライバのPWM制御で電流抑制 第七回ROS勉強会 2015/10/4 8 目次 1. TurtleRealとは 2. 目的 3. 特徴 4. Turtulerealの進化 5. レーザーレンジファインダ 6. ステッピングモータ採用のメリット・デメリット 7. TurtleReal2構造 8. ハードウェア 8.1 ハードウェアブロック図 8.2 コスト 9. ソフトウェア 9.1 ソフトウェア構成 9.2 PC・RaspberryPi間通信 9.3 Twistメッセージ 10. 結論 第七回ROS勉強会 2015/10/4 9 7. TurtleReal2構造 (1/5) ステッピングモータに付いているプーリに穴を開けて模 型用タイヤを取り付けることで低コストを実現 第七回ROS勉強会 2015/10/4 10 7. TurtleReal2構造 (2/5) ステッピングモータをアルミフレームに固定 第七回ROS勉強会 2015/10/4 11 7. TurtleReal2構造 (3 /5) 2つのモータをアルミフレームに固定した状態 第七回ROS勉強会 2015/10/4 12 7. TurtleReal2構造 (4/5) モータドライバ等の回路基板をアルミフレームに載せる。 第七回ROS勉強会 2015/10/4 13 7. TurtleReal2構造 (5/5) Raspberry Piを取り付けて完成! 第七回ROS勉強会 2015/10/4 14 目次 1. TurtleRealとは 2. 目的 3. 特徴 4. Turtulerealの進化 5. レーザーレンジファインダ 6. ステッピングモータ採用のメリット・デメリット 7. TurtleReal2構造 8. ハードウェア 8.1 ハードウェアブロック図 8.2 コスト 9. ソフトウェア 9.1 ソフトウェア構成 9.2 PC・RaspberryPi間通信 9.3 Twistメッセージ 10. 結論 第七回ROS勉強会 2015/10/4 15 8.1 ハードウェアブロック図 Web カメラ WLAN GPIO USB ハブ USB Raspberry Pi PWM 右モータ モータ ドライバ 左モータ 6V 単3電池 4個 第七回ROS勉強会 2015/10/4 DCDC コンバータ 5V 16 8.2 コスト Raspberry Piと、その周辺を除いたコスト ¥3860 部品名 型番/仕様 メーカー 購入先 個数 単価 小計 ステッピングモータ 17PM-K044-AKZ ミネベア 秋月電子 2 ¥700 ¥1,400 ナロータイやセット 58mm径 タミヤ Amazon 1 ¥520 ¥520 モータードライバ NJM2670 日本無線 秋月電子 2 ¥300 ¥600 基板 75 x 92mm - 秋月電子 1 ¥200 ¥200 電池ケース 単3 x 4 - 秋月電子 1 ¥60 ¥60 DC-DCコンバータ OKL-T/3-W12NC 秋月電子 1 ¥500 ¥500 電源スイッチ 3極トグル - 秋月電子 1 ¥80 ¥80 - - - ¥500 ¥500 合計 ¥3,860 アルミ板、ネジ等雑 費 第七回ROS勉強会 2015/10/4 村田製作 所 - 17 目次 1. TurtleRealとは 2. 目的 3. 特徴 4. Turtulerealの進化 5. レーザーレンジファインダ 6. ステッピングモータ採用のメリット・デメリット 7. TurtleReal2構造 8. ハードウェア 8.1 ハードウェアブロック図 8.2 コスト 9. ソフトウェア 9.1 ソフトウェア構成 9.2 PC・RaspberryPi間通信 9.3 Twistメッセージ 10. 結論 第七回ROS勉強会 2015/10/4 18 9.1 ソフトウェア構成 全体のソフトウェア構成は下図のようになります。 PCの「turtlesim_teleop_key」とRaspberry Piの「制 御プログラム」がメッセージ通信を行います。 PC Raspberry Pi turtlesim_teleop_key 制御プログラム ROS ROS ssh smb Linux Linux ネットワーク 第七回ROS勉強会 2015/10/4 19 9.2 PC→Raspberry Piのメッセージ通信 PCからネットワーク経由でTwistメッセージをRaspbery Pi へ送ることによって遠隔操作が出来ます。 PC Raspberry Pi /teleop_turtle ノード /turtlereal2 制御ノード Twistメッセージ ネットワーク 第七回ROS勉強会 2015/10/4 20 9.3 Twistメッセージ TurtleSimで使っている位置・姿勢指令のメッセージ構造 geometry_msgs/Twist ← メッセージ名 geometry_msgs/Vector3 linear float64 x ← X位置 float64 y ← Y位置 float64 z ← Z位置(今回未使用) geometry_msgs/Vector3 angular float64 x ← X軸回りの回転角(今回未使用) float64 y ← Y軸回りの回転角(今回未使用) float64 z ← Z軸回りの回転角 第七回ROS勉強会 2015/10/4 21 10. 結論 Raspberry Piと合わせても\7000程度でROS搭載 ロボットが作れます。 第七回ROS勉強会 2015/10/4 22 ご静聴ありがとうございました。 詳しくは「安曇野 ROS」で検索!
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