審議結果 - 新ひだか町

会
議
録
標
題 第5回新ひだか町地方創生推進委員会の開催について
日
時 平成27年9月29日(火) 15:00 ~ 17:00
場
所 新ひだか町地域交流センターピュアプラザ 多目的室1
出
席
者 【委員】13名(詳細は別紙出席者名簿のとおり)
【オブザーバー】北海道日高振興局 地域政策部 戦略策定支援担当 上西部長
北海道日高振興局 地域政策部 地域政策課 髙木主査
【 町 】坂総務企画部長、岩渕地方創生推進室長、柴田主幹、内記主査、佐藤主
査、尾山主査
内
容
第5回新ひだか町地方創生推進委員会を開催しましたので、下記のとおり顛末
します。
記
1.開
会(司会:岩渕室長)
2.議
事(進行:西脇委員長)
※前段、柴田主幹より総合戦略策定に係るこれまでの進捗状況、今後の進
め方について説明。
①新ひだか町人口ビジョン(案)について
資料(新ひだか町人口ビジョン)を基に説明(説明:佐藤主査)
質疑なく、承認
②【仮称】新ひだか町創生総合戦略(案)について
資料(【仮称】新ひだか町創生総合戦略)を基に説明(説明:佐藤主査)
《質 疑》
【村井委員】
資料4Pの「地域ニーズに応じた人材の育成」の「福祉人材育成支援事業
等」のH31目標数値に「充足率100%」と記載されているが、福祉事業
者においては介護福祉士の充足率が100%ではなくとも事業を行うことが
できると思うが?
また、7Pの「安心して子どもを産むことができる環境の充実」と「安心
して子育てができる環境の充実」において、重要業績評価指標(KPI)を
別にする理由はあるのか?
【事務局(佐藤主査・柴田主幹)】
「地域ニーズに応じた人材の育成」については現在担当部局において町内
事業所での介護福祉士採用者数にかかるニーズ調査を予定しており、各事業
所での希望採用者数としての充足率としております。
また、「安心して子どもを産むことができる環境の充実」と「安心して子
育てができる環境の充実」の重要業績評価指標を分けた理由については、区
分ごとに違った視点をもって評価を行えればと考え、別にした。
【村井委員】
出生数については女性人口が減ってしまえば数値も減ってしまうため、今
後人口減少が考えられるとのことであれば、合計特殊出生率として統一した
目標数値としてはどうか?
【事務局(柴田主幹)】
内部で再度検討させていただく。
【西脇委員長】
資料4Pの「地元水産物ブランド化推進事業」のH31目標数値について、
後継者確保等となっているが、指標として違うのではないか?
【事務局(柴田主幹)】
きちんと把握できる指標を内部にて再検討したい。
【ホディノット委員】
資料10Pの「地域情報化の推進」のH31目標数値を光ブロードバンド
人口カバー率90%としているが、現在の光ブロードバンド設備の状況では
数値設定として無理があるのではないか?
【事務局(柴田主幹)】
現在、町の事業として市街地を中心としたWi-Fi環境設備を行い、今
後においては市街地外についても設備を整えて行きたいという構想があり、
このような目標数値とした。
【ホディノット委員】
5年間で行う戦略であることから、光ブロードバンドカバー率にこだわら
ず、何メガ以上のデータにアクセスできる等の目標数値設定にしては?
【高橋(一)委員】
5年間という短期間で行う戦略であることから、Wi-Fiステーション
の設置箇所数という形にしては?
【事務局(坂総務部長)】
地方創生としての施策であるため、重要業績評価指標について現状よりも
良くなるという指標として目標数値の再検討をさせていただきたい。
【高橋(幸)委員】
資料8Pの「児童・生徒に係る学力等の向」のH31目標数値について、
以前教育長が議会で答弁していた目標よりも低い設定となっているが?
また資料6Pの「町内高等学校の活性化」について、管外中学校出身者の
町内高等学校入学者数を増やすとなっているが、静内農業高等学校を全国区
にし、農業を勉強できるシステムとして目標数値を高く設定しては?
【大森委員】
資料7Pの「安心して子どもを産むことができる環境の充実」について、
新ひだか町は出産が出来る環境を整えることは考えていないのか?
また、馬だけに特化した魅力ある街づくりではなく、差別化した形で若い
人達を町に集める施策を取り組むべきでは?
【事務局(柴田主幹)】
産科医院の件については、以前にもお話を受けているが5年間の総合戦略
の中で取り組むのが難しいところもあり、長期的な展望をもって新ひだか町
総合計画の中で検討していくことと考えている。
【高橋(一)委員】
重要業績評価指標(KPI)は5年間で出来るものを設定するべきでは?
例えば、町内独身男女の結婚促進であれば、イベント開催回数にするなど。
【上西部長】
重要業績評価指標(KPI)の設定数値については行政活動を行ったもの
の回数等ではなく、行政活動を行った結果を重要業績評価指標(KPI)と
して設定することとしており、設定が難しい施策項目については行政活動と
しての設定数値としても差し支えないとのこととなっている
【高橋(一)委員】
各施策項目の中でも軽重を付けて、施策の重要度の高いものから順に重要
業績評価指標(KPI)を決めていき、重要度の低いものについては行政活
動を目標数値としてもよいのか?
【上西部長】
そういった数値設定については、問題はない。
また、5年間で行う総合戦略での施策と長期的に行う総合計画での施策と
の分け隔ての再確認をしたほうがよい。
総合戦略の策定手順としては、基本目標があり、それに対して細かな事業
項目、大きな施策項目があり、行政活動の結果として重要業績評価指標(K
PI)を定めることが望ましい。
【高橋(一)委員】
重要業績評価指標(KPI)を達成できない場合のペナルティはあるのか?
【上西部長】
重要業績評価指標(KPI)を達成できない場合のペナルティはないと思
うが、毎年PDCAサイクルにより検証を行うこととなっており、今後検証
を行う中で事業の見直しを行っていくこととなる。
【ホディノット委員】
新ひだか町は10月末までに総合戦略を策定することとしているが、その
策定した総合戦略の重要業績評価指標(KPI)を設定しなかった場合にデ
メリットはあるのか?
【上西部長】
その場合はデメリットがあると思う。
現在、新ひだか町が申請している総合戦略策定に対する交付金については、
総合戦略を策定すれば交付されるというものではなく、その内容により交付
金額も変わってくるものと思われる。
【事務局(坂総務部長)】
今回策定している総合戦略については今年度の交付金だけではなく、来年
度以降の交付金に対しても関係してくるものと考えられる。
【上西部長】
人口ビジョンに関して、新ひだか町のものには経済動向がなされていない
のでは?
また、目指す合計特殊出生率がこの数値では低いのではないか?
2040年に人口を2万人維持するためには、社会減を0とし、合計特殊
出生率を2.07という数値にしなければ理屈上は難しい。
【ホディノット委員】
新ひだか町としては、国が設定している現状の合計特殊出生率より高い数
値目標を掲げているのであれば、良いのではないか?
【事務局(柴田主幹)】
重要業績評価指標(KPI)の設定については、本推進委員会でいただい
た意見を参考とさせていただき、精査したものを次回委員会で審議いただき
たい。
【田村委員】
次回の推進委員会では今回審議している総合戦略の具体的な事業について
審議することとなるのか?
【事務局(柴田主幹)】
次回は今回審議していただいた総合戦略等について再度審議していただき
その後の推進委員会において細かな事業項目についての審議をしていただく
こととなる。
【佐藤(貢)委員】
総合戦略の中の「安定した雇用を創出する」の基本目標として、「生産年
齢人口を5年後13,000人以上」とあるが、新ひだか町人口ビジョンの
社人研の推移では12,000人ほどとなっており、1,000人の差があ
るが、この差を今回策定する総合戦略において補えるということなのか?
【事務局(柴田主幹)】
今回策定する総合戦略を行う事で、他へ波及する効果を加味した形で基本
目標を設定している。
【事務局(内記主査)】
行政側としては今回の総合戦略の施策事業で基本目標が達成できると考え
策定しているが推進委員の方からも、こういった事業を行った方が目標を達
成できる等の意見をいただければと思う。
【佐藤(麻)委員】
町内高等学校の活性化として管外中学校出身者の町内高等学校入学者数を
増やすという目標数値があるが、町内に生徒を受け入れる環境整備されてい
ないこと等があり、個人への補助も大切だが受入出来る施設整備(下宿等)
が必要かと思う。
【事務局(柴田主幹)】
今後検討していく個別の事業計画の中でそういった意見をいただければと
思う。
【漆原委員】
障がい者の生活基盤についても新ひだか町は少ないと感じる。
地方創生の中でそういった分野にも力を入れていただければと思う。
【岡本委員】
現在、若い人のミニトマトでの就労で新しく人が入ってきており、そうい
った分野に力を入れることを検討しては?
また、施策項目に「スポーツの活性化と交流の促進」とあるが、新ひだか
町には立派なサッカー場があり、日高管内で一番の施設として力を入れるこ
とで交流人口の増加につながるのでは?
参考資料のアンケートで公務員になりたいという学生が多いようだが、
町として残していきたい文化等に力を入れ、行政側で雇い、人口減少を抑
えることもできるのではと思う。
【熊谷委員】
2040年に2万人の人口を維持するとしているが、その後どのようにし
ていくのか気になるところである。
【仮称】新ひだか町創生総合戦略(案)について、KPI等を再検討し、
次回の会議で改めて説明する。
③地方創生に関する各種アンケート調査結果について
資料(将来展望にかかるアンケート調査)を基に説明。(説明:佐藤主査)
質疑なし
3.その他
・事務局より次回推進委員会の開催日程について説明
(17:00 会議終了)