文教ガーデンシティー構想 概要(PDF:232KB)

伊豆市コンパクトタウン&ネットワーク構想
~文教ガーデンシティ~
1.目的
① 人口減少と少子高齢化が著しく進む中で、定住促進に向けた質の高い快適な住環境づくりや、ゆとりのある豊かな教
育環境の創出など都市機能の集約された文化的で魅力あるまちづくりの実現
② 若者世代の定住化に向けた、自然と調和した保育施設の整備など子育て支援体制の充実強化
③ 津波リスクの高い沿岸地域住民等の移住場所の確保とともに、まちの広域防災の拠点となる地域づくり
2.概要
・ 伊豆市では「コンパクトタウン&ネットワーク構想」を打ち出して
いる。医療・教育機関、企業等の高次都市機能を形成する沼
津市・三島市とは鉄道や高規格道路を改良により連携強化す
る。
・ 修善寺駅から半径1㎞以内の市街地中心エリアに自然と調和
した住環境等の都市機能を集積し魅力あるまちづくりを進める
とともに、周辺の集落中心拠点とをネットワークで結ぶ「コンパ
クトタウン & ネットワーク」構想を推進する。
・ 機能集積エリアの中に、子育て拠点として新たな再編中学校
やこども園、公園を整備するとともに、緑にあふれゆとりある住
環境を一体的に整備することにより、自然と調和した潤いのあ
る「文教ガーデンシティ」を創出し、定住を促進する。
・ 駅から徒歩圏内の地区への定住促進、各地区の活力向上、
既存集落の維持を図るため、都市計画の抜本的な見直しに
チャレンジ。「新しい都市計画検討委員会」を設置し、伊豆市
に合った都市計画・土地利用規制へ変更。
・ 有事の際は、近接する災害対策本部となる市役所と一体とな
り、地域住民等の避難機能や物資供給機能を確保し防災拠
点とする。
3.文教ガーデンシティ基本コンセプト
① 暮らしてみたい街、通いたくなる中学校、子供を通わせたいこども園、遊びに行きたくなる公園のある街を実現するた
めの魅力的な都市空間。
② 各用途が個別に計画され、他の用途と関わりを持たないような都市空間ではなく、環境的、景観に相互に良い関係を
作り出す。さらにそこでの人の関わりがコミュニケーションのきっかけになるような環境。(当計画では、教育用途2つ、住
宅用途、公園用途)
③ 車依存社会の道路を中心としたまちづくりではなく、建物と歩行者を中心とした「歩いて楽しい都市空間」を作り出せる
ような道路、広場、緑地等のある住環境。
④ ハード整備だけでなく、中心施設の運営、住民管理組合の活動、環境管理、イベントの企画運営などのエリアマネジメ
ントの考え方を計画段階から検討し、計画に反映させ、この地区の活性化が、伊豆市全体の活性化にも結び付く施設
ネットワークと魅力的な道ネットワーク。
⑤ 昨今、危惧されている南海トラフ地震津波対策として移住場所を確保する。都市計画法に基づく一団地の津波防災拠
点市街地形成施設の枠組みを活用し、災害時の都市の公共公益機能の維持に向けた拠点市街地として整備。