~次回予告~

平成26年度テーマ
第1号
ユネスコ無形文化遺産「和食」を科学的に調べよう
~健康的な食習慣を目指して~
第1回講座を実施しました 6月4日(水)9:30~15:00 会場:名古屋市科学館
第1回講座「食を科学的にとらえる」
① 講義と体験「食事と栄養に関する展示品づくりについて」
場所:生命館6F学習室、3F生活のわざ展示「あなたの食事診断」
講師:堀内智子学芸員
食についての展示を見に来た人が、食
について関心を持ち、健康的な食生活を
しようと思えるような展示にするため
の苦労や工夫をしたことについてお話
していただきました。実際に、展示にあ
るコンピュータで食事診断をしてみま
した。生徒たちが研究発表するときの参
考になりました。
② 講義・観察「機能性食品素材としてのコメとゴマ」
場所:生命館5F生命ラボ
講師:千葉大学名誉教授 田代 亨、尾坂知江子学芸員
米やゴマの種類、成分、機能についてお話
を伺い、籾米・玄米・白米・黒米・赤米・白
ゴマ、金ゴマ等を実体顕微鏡で観察しまし
た。また、電子顕微鏡で米のデンプン粒を観
察しました。
コメのデンプン粒
(10000 倍)
③ 講義・観覧「科学を人に伝える手法」
場所:プラネタリウム、サイエンスステージ
講師:山田吉孝学芸員
本物の星空を見上げてほしいというコンセプトの名古屋市科学館は、ドームを大きくすることや、壁面の凹凸を最
小限にすることで、本物の星空に近いプラネタリウムを実現しました。投影できる星の数の多さを誇るプラネタリウ
ムもありますが、名古屋市科学館は敢えてヒトの目に見える明るさの星のみに抑えました。サイエンスショー「お化
けな実験室」では、食べ物や飲み物に見立てて酸塩基指示薬や炎色反応できれいな色の変化を見せていただきました。
プラネタリウムもサイエンスショーも目的があり、目的にあった発表の仕方をするのです。研究発表の参考になっ
たでしょうか。正しいと思われていることは本当に正しいのか?
科学的に考える力を養ってほしい、という山田学芸員のお話で今日の講座は締
めくくられました。
~次回予告~
講義「日本人と米」
日時:6月11日(水)第1限
会場:本校生物教室
講師:名古屋文理大学 健康生活学部健康栄養学科 佐藤 浩 教授
※昨年度連携講座を受講した3年6組の生徒も受講します。