2016(平成28)年度 学士編入学試験学生募集要項(抜粋)

OSAKA UNIVERSITY
Faculty of Medicine
2016 ( 平 成 28 ) 年 度
学士編入学試験学生募集要項(抜粋)
大 阪 大 学 医 学 部
※今回の変更は、文部科学省へ変更認可申請中です。
医学部医学科の求める学生像
1
アドミッション・ポリシー
医学部医学科の学部教育目標として、大阪大学が掲げている「地域に生き世界に伸びる」
を実践すべく、地域医療に貢献しながら、世界の先端をリードする医学・医療の研究を推進
することを目標とし、 21 世紀を担う人づくりと人間中心の医療を目指した医学教育を 実践
しつつ他の学部・研究所と連携を密にしながら、世界有数の研究成果をあげています。
そこで、医学部医学科では、
○
高度な倫理観に裏付けられた、人間性豊かな医師・医学研究者の育成
○
世界の医学・医療をリードし、先進医療の開発を推進する創造性豊かな医師・医
学研究者の育成
を人材育成の理念と目標に掲げて、地域医療を支える人材と国際的に活躍できる医療従事
者及び研究者の育成、医学教育の充実に取り組んでいます。
また、前述の学部教育目標を達成するために医学部医学科では、世界の医学・医療の発展
に貢献できる人材を育成するため、次のような学生を受け入れます。
○
物事の本質を見極め適切な判断を迅速に下せる人
○
自由な発想と豊かな想像力により独創的な提案のできる人
○
倫理をわきまえ豊かな人間性を身につけて社会と交流できる人
○
自らの信念を貫徹する強い意志と他人の考えも受け入れる柔軟性を併せ持つ人
このような学生を適正に選抜するために、一般入試(前期日程)は、大学入試センター試
験並びに個別学力検査の成績(数学、理科、外国語)に基づき、面接の内容も加味して入学
候補者を決定しています。また、一般入試(後期日程)では、大学入試センター試験並びに
小論文試験及び面接の成績により、総合的に判断しています。さらに私費外国人留学生特別
入試も含め多様な選抜方法を実施しています。
2
学士編入学制度の趣旨
近年の医学・医療の進捗と細分化によって、医学は従来の境界を取り去り、広く関連分野
の学問領域と融合しつつあります。医学が密接に連携しなければならない分野は、生命科学
のみならず社会科学にまで及んでいます。
本制度は、これらの学問的要請に呼応して、医学以外の分野(特に理工学系並びに社会科
学系)を既に専攻した者、並びにその分野について相当の知識を有する者に医学の今後の進
歩に寄与し得る道を開き、あわせて医学とその他の関連学問分野との融合を図り、将来広い
視野をもった人材を育成しようとするものです。
1
医 学 部 医 学 科 の 概 要
1
教
育
理
念
大阪大学医学 部の系 譜は緒方 洪庵が1838年に開いた適塾までさかのぼります。その伝 統
を受け継ぎ、大阪大学医学部は、数多くの医師、医学研究者を育て、特に医学研究において
世界で有数の成果をあげてきました。同時に、適塾の精神を継承し医学・医療における倫理
教育を設立当時から行っています。
大阪は我が国市民文化の発祥の地であり、その自由と進取の気風と伝統こそはわが医学部
の基盤です。とりわけ医学の学際領域における関連分野の学問知識を融合させ、将来の医学
の発展に寄与する医師・医学研究者を育成しようと、全国に先駆けて医学部編入学制度を導
入し、積極的に学際研究の土壌を培ってきました。
以上のような基盤の上に、医学科は、卓抜した能力と創造性豊かで高度の倫理観をそなえ
た医師・医学研究者の育成を目指しています。
2
教育プログラム
医学科の教育プログラムでは、先進医療を担う医師、医学研究者として必要な知識、倫理
観、リサーチマインドを養うことを目標としています。大阪大学では一定期間基礎医学研究
に専念する基礎医学講座配属の教育プログラムを日本で最初に導入しました。さらに、基礎
医 学 研 究者 の 養 成 を 目 指 す 6 年 間 の 特 別 教 育 プ ログ ラ ム ( MD 研 究 者 育成 プ ロ グ ラ ム ) を
開講しています。基礎医学教育では、医学科だけでなく、生命機能研究科、微生物病研究所、
免疫学フロンティア研究センターなどの学内研究施設と連携して講義、実習にあたっていま
す。臨床医学教育では、附属病院と大阪府下を中心とした基幹病院が連携することで、高度
先進医療とプライマリーケアの習得を目指しています。また、国際学術協定を締結している
海外の大学との間で臨床実習を中心とした短期交換留学を行い、国際的視野を習得する機会
の充実に努めています。医学の倫理性、社会性に取り組むため、医師や医学研究者が各分野
における倫理的、社会的問題へのアプローチを教育します。また、学生を支援するため、学
内外の団体からの各種奨学金制度の拡充にも努めています。
3
標準修業年限及び卒業要件について
①
標準修業年限
2年次学士編入学の標準修業年限は5年であり、通算10年を超えて在学することは
できません。ただ し、修業年 限(在学期間)には、休学期間(最長5年)は含みま せ ん。
②
卒 業 要 件
医学部に5年(10年以内)在学し、所定の履修方法に従い卒業要件単位のとおり授
業科目区分ごとに定められた卒業要件単位を、合計148単位以上修得することが必要
です。
2
学
1
募
集
人
員
2
出
願
資
格
:
生
募
医学部医学科
集
要
項
10名
医学部医学科が募集する 2015(平成 27)年度学士編入学試験(9 月入学)と併願
はできませんので、注意してください。
次の各号のいずれか に該当する 者、ただし、医学部医学科の課程を卒業した者及び在 学中
の者は除く。
①
大学を卒業した者及び平成 28 年 3 月 31 日までに卒業見込みの者
②
大学院修士課程又は博士課程を修了した者及び平成 28 年 3 月 31 日までに修了見込
みの者
学校教育法第 104 条第 4 項の規定により学士の学位を授与された者及び平成 28 年 3
③
月 31 日までに授 与される見込みの者
外国において、学校教育における 16 年の課程を修了した者及び平成 28 年 3 月 31 日
④
までに修了見込み の者
3
出
①
願
手
出願期間
続
平成 27 年 6 月 8 日(月)∼ 12 日(金)
出願期間内の郵送による到着分を受理する。
ただし、期限後に到着した場合でも 6 月 10 日(水)以前の日本国内発信局消印のあ
る「速達書留」便に限り受理する。
3
②
出願書類等
書
類
等
摘
要
本 学 部 所定 の もの ( 巻 末綴 込 み )
入
学
願
書
写 真 は 、上 半 身正 面 向 無帽 で 出 願 前 3 か 月 以 内に 撮 影 し た も の を貼 付
し て く ださ い 。( 写 真 の大 き さ 縦 4cm×横 3.5cm 2 枚 必 要 )
志 望 理 由 書
卒 業 証 明 書
又は
成 績 証 明 書
定
志 望 理 由を 記 入し て く ださ い 。 下 記 ( 注 ) 1 参照
出 身 ( 在籍 ) 大学 長 ( 学部 長 ) 等 が 作 成 し 、 厳封 し た も の
・ 外 国 語の 場 合は 、 日 本語 訳 を 添 付 す る こ と 。
卒業見込証明書
検
本 学 部 所定 の もの ( 巻 末綴 込 み )
料
30,000円
下 記 ( 注2 )参 照
・ 偽 造 防止 用 紙に よ る 証明 書 の 場 合 は 、 特 に 厳封 を 要 し ま せ ん 。
・ 婚 姻 等に よ り証 明 書 に記 載 さ れ た 氏 名 と 現 在の 氏 名 が 相 違 し てい る
場 合 は 、改 名 した こ と を証 明 す る 公 的 書 類 を 添付 し て く だ さ い 。
募 集 要 項に 綴 じ込 み の 検定 料 振 込 依 頼 書 に よ り銀 行 窓 口 で お 振 込み く
だ さ い 。 ( ATM、 イ ン タ ー ネ ッ ト 等 は 利 用 し な い で く だ さ い 。 ) 検
定 料 納 入証 明 書( 願 書 貼付 用 ) を 必 ず 願 書 の 指定 さ れ た 場 所 に はが れ
な い よ うに 貼 付し て 提 出し て く だ さ い 。
本 学 部 所定 の もの ( 巻 末綴 込 み )
受
験
票
はがきの表面に住所・氏名・郵便番号を明記し、速達用料金として
(郵便はがき)・
332円 分 の 切 手 を 貼 付 し て く だ さ い 。 ま た 、 裏 面 は 受 験 票 に な っ て い
写
る の で 、太 枠 内に 氏 名 等を 忘 れ ず に 記 入 し て くだ さ い 。 な お 、 写真 票
真
票
の 太 枠 内に も 氏名 等 を 記入 し て く だ さ い 。
(注)
4
1
志望 理 由 書の 作 成 に は ワ ー プ ロ 等を 使 用 し て も 差 し支 え あ りま せ ん 。
2
振り 込 ま れた 検 定 料 は 、 次 の 場 合を 除 き 返 還 で き ませ ん 。
①
出 願 書 類を 提 出 し な か っ た 場 合、 又 は 受 理 さ れ なか っ た 場合
②
検 定 料 を誤 っ て 、 重 複 し て 振 り込 ん だ 場 合
③
出 願 受 付後 に 、 出 願 無 資 格 者 とな っ た 場 合
出願に当たっての留意事項
①
出願書類受理後は、書類の差替えや記入事項の変更は認めません。
また、出願書類及び既納の検定料は返還しません。
②
出願書類の記入事項及び書類等に不備がある場合は、受理しません。
③
身体に障害のある者で、受験上及び修学上特別な配慮を希望する場合は、出願期間
の初日( 6 月 8 日 )までに医学部学生支援係へ申し出てください。
④
受験に関する問合せは、志願者本人が医学部教務係に電話又は郵便で行ってください。
なお、郵便により問い合わせる場合は、返信先を明記した返信用定型封筒(82 円切
手を貼付のこと。)を同封してください。
4
5
選
抜
方
法
入学者の選抜は、次に示す2段階選抜により行います。
①
第1段階選抜
第1次試験(学力検査)の成績の総点により第1段階の選抜を行い、その合格者につ
いて第2段階の選抜として、第2次試験(小論文及び面接)を課します。
ただし、第1次試験(学力検査)において、試験科目を1科目でも受験しなかった者
は、不合格とします。
第1次試験(学力検査)の実施期日
科目(配点)
平成 27 年 7 月 11 日(土)
間
摘
学(100 点)
9:00 ∼ 10:30
化
学(100 点)
11:00 ∼ 12:30
英
語(100 点)
13:30 ∼ 15:00
生 命 科 学(150 点)
15:30 ∼ 17:30
物
②
時
:
理
要
第2段階選抜
入学者の選抜は、第1次試験(学力検査)及び第2次試験(小論文及び面接)の結果
を総合して合格者を決定します。
ただし、第2次試験のうち1科目(小論文又は面接)でも受験しなかった者は、不合
格とします。なお、面接の結果により医師及び医学研究者になる適性に欠けると判断さ
れれば、筆記試験の成績に関わらず不合格とします。
第2次試験(小論文及び面接)の実施期日
科目(配点)
小
論
文(50 点)
時
:
平成 27 年 8 月 1 日(土)
間
摘
要
10:00 ∼ 11:30
面接は、人間性と創造性の
面
接(50 点)
13:00 ∼ 10:30
豊かな医師及び医学研究者
となるにふさわしい適性を
み る た めに 行 いま す 。
③
試
験
場
大阪大学医学部
吹田市山田丘2−2(「所在地略図」巻末参照)
なお、第1段階選抜の受験に関する注意事項を、 7 月 10 日(金) 13 時から、第2段
階選抜の受験に関する注意事項を、 7 月 31 日(金) 13 時から、それぞれ試験当日まで、
掲示していますので確認しておいてください。
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合 格 者 の 発 表
合格者の発表は、次の方法により発表します。
なお、電話による合否に関する照会には、一切応じません。
①
第1次試験(学力検査)の合格発表は、 平成 27 年 7 月 23 日(木) 10 時から本学部
ホームページ ※ に おいて、合格者の受験番号を発表します。
また、合格者には第1次試験(学力検査)合格者の受験番号一覧を郵送します。
②
第2次試験(小論文及び面接)の合格発表は、 平成 27 年 8 月 7 日(金) 10 時から本
学部ホームページ ※ において、合格者の受験番号を発表します。
また、受験者全員に最終合格者の受験番号一覧を郵送し、最終合格者に対しては、入
学手続書類を郵送します。
※ 医 学系 研 究科 ・ 医 学部 ホ ー ム ペ ー ジ
Website
http://www.med.osaka-u.ac.jp/jpn/visitors/department/admission.html
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