SQUARE TOPICS

ソーシャルスクエアを
より知っていただくための
ニュースペーパー
ソーシャルデザインワークス株式会社 代表取締役社長 北山 剛
Kitayama ʼ s column vol.3
SQUARE
TOPICS
ーいわきで始まった「浜魂」 多様性のあるいわきをー
ものづくりの楽しさ、DIYの面白さを体験してもらおう
8 月 22 日に「いわき PIT」で開催されたプレゼンイベント
と、日曜大工ワークショップ「ベンチプロジェクト」を開
「浜魂」に出席し、プレゼンターとして登壇させて頂きまし
9
2015
Topics1 ベンチプロジェクト
催しました。ソーシャルスクエアの初めての試みです。
た。5分間という短い時間でしたが、ソーシャルスクエア
ここ数ヶ月、デザインや色を決まるグループワークを重ね、
内郷を使った地域活動についてお話しさせて頂き、とても
見積もりを作成し、材料の買い出しとメンバー一丸となっ
良い機会になりました。スクエアを使って地域に対して「今」
て取り組んできました。
何ができるか。プレゼン後のブレストでも、たくさんの方
当日は市内でさまざまなクラフト作品を制作しているハン
からアイデアを出して頂き、今後、当社として実現してい
ドメイド作家の今泉俊昭さんを講師に迎え、部材を使って
きたいプランがいくつも生まれました。今回の「浜魂」をきっ
ゼロからベンチを制作する手ほどきを受けつつ、全員でベ
かけに、福祉の世界にはいなかった多くの方々と繋がり、
ンチ制作に挑戦です。最初は慣れない手つきでしたが、今
より地域に根ざし、少しずつ社会を変えていける動きがで
泉先生のレクチャーを受けるうちにみるみる上達。釘うち、
きれば幸いです。楽しくなってしょうがない毎日ですが、
ネジ止め、ヤスリがけなどの工程を丁寧に処理し、かっこ
自分たちが信じる未来を仲間と一緒に創っていこうと思い
いいベンチが完成しました。
ます。みなさま、応援よろしくお願いします!!
さっそく敷地内の休憩スペースに設置させて頂いています。
Topics2 履歴書作成
スクエアのメンバーの就職活動に役立て
カリキュラム紹介
るための実践的カリキュラム。履歴書が
なぜそもそも必要なのか、どこに注意し
Topics1 ベンチプロジェクト
Topics2 履歴書作成
て書けばよいのかなどを学びます。盲点
〒973-8404
Special
福島県いわき市内郷内町水之出 17 北山建設ビル 2 階
地域シゴト見学会、初開催
TEL 0246-84-8301 FAX 0246-84-8302
Regular
Member ʼ s Voice
Ourcity
Crew ʼ s Voice
Kitayama ʼ s column
(受付時間 9:00~17:00 年末年始・休業日除く)
www.socialdesignworks.co.jp/socialsquare/
となるのが、自分の持つ「資格」の正式
名称。資格や職歴について正しく知るこ
とは、自分の武器を磨くことでもありま
す。つまり、履歴書の作成とは、まさに
自分との対話。そしてその対話を通して、
未来のビジョンがより明確になっていく
のです。
Special 地域シゴト見学会、初開催
地域の中にはさまざまな「シゴト」があります。そのシゴトの現場を自分の目で
見ながら、働くことについて視野を広げようと、8月29日土曜日、ソーシャル
スクエア内郷初の試みとなる「地域シゴト見学会」を開催しました。見学させて
頂く企業は、いわき市の老舗酒蔵である「四家酒造」さん。創業は江戸後期と
100 年以上の歴史を持ち、地酒「又兵衛」を醸す清酒メーカーとして知られます。
地域の食文化と深く関わる企業だけに、ものづくりに携わる職人の心意気や、ひ
普段はなかな見られない酒蔵見学に、参加者も興奮気味 とつの商品が生まれるまでの行程などについて、深く学ぶ機会となりました。
―酒づくりのシゴトとは
Crew ʼ s Voice vol.3≫ 羽田健亮
前職の先輩でもある代表の北山が、いわきで起業するとい
一般に、酒造りには「杜氏」という、酒づくりに精通した職人集団が関わります。
うことで、新潟にいながら会社の立ち上げに参画していた
四家酒造さんの場合は岩手県の南部杜氏。杜氏の皆さんは普段は地元で農家など
羽田です。8月よりソーシャルスクエア内郷のサービス管
をしてらっしゃいますが、酒づくりの時期になるといわきにやってきます。酒づ
理責任者として、いわきに常駐することになりました。前
くりに欠かせない「酵母」は生き物と同じであるため、その日の気温や室温、湿
職から人の可能性を拡げる仕事がしたいと思い、福祉分野
こちらは瓶詰め作業場。安全安心を徹底追及 度などによって状態が変わります。酒づくりに適した酵母の状態を見極めるため、
で仕事をしてきました。
酒の種類によっては不眠不休で酵母を見守る必要があるのだとか。
ソーシャルスクエアは色々な人の可能性を拡げる広場とし
見学では、四家酒造の代表、四家久央さんに丁寧に解説頂きました。酒の貯蔵、
て、展開していきたいと思っています。人が変わるときに
そして瓶詰めや出荷など仕事全般について丁寧に教えて頂きましたが、どの分野
必要なものは、『時間の使い方』『過ごす場所』『人間関係』
も、安全安心のための徹底した取り組みがさなれており、食に関わる仕事の責任
の3つです。可能性を拡げるためには、変化を生むことが
の重さを感じることができました。そしてまた、そのような責任の重さがあるか
大切です。ソーシャルスクエアでは、その3つの要素から
らこそ、多くの人たちに感動を与えることができ、それが働く人たちのやりがい
変化が日々生まれるようなサービスを提供していきます。
につながっているのでしょう。地域の食に関わる仕事の醍醐味を感じる、充実し
また、その変化は通って来て頂く方々だけではなく、自分
四家酒造の代表、四家久央さん た見学会になりました!
Member ʼ s Voice vol.3≫ T さん
ソーシャルスクエアに通いだして半年以上になりますが、スクエアで日常的に
やっているストレスコントロールのカリキュラムなどが、本当に役立っています。
今までいろいろな仕事をやってきて、マナーなどは理解しているつもりですが、
やはり人間関係やストレスに悩むことが多かったんですね。だから、実践的なス
トレスのコントロールについて学ぶことができて、自分の自信を深めることがで
きているように感じています。そろそろ本格的に就職活動もスタートさせたいで
すね。自分の場合、医療や介護などの分野で働きたいという希望があり、具体的
な求人を探しているところです。これまでに学んだことを発揮して、一発合格で
きたらいいですね。
たちクルーにも発生させていきたいと思います。
Ourcity 内郷探訪 vol.3
内郷にあちらこちらに残る、常磐炭田の
遺構。かつての内郷の産業を知る、大変
貴重な歴史遺産です。写真で紹介してい
るのは内郷宮町に残る選炭場。国内初の
「水中貯炭施設」として建造されたもの
だそうです。鉄道が連結され、常磐線綴
駅(現在の内郷駅)に石炭貨車を集結さ
せ、関東へと送られました。町のあちこ
ちに残る遺構。そこには、当時と変わら
ない時間が流れています。