フレンズ協同組合 องค์กรรับผู้ฝึกงานเฟรนด์ จ.ฮิโรชิม่

( 12 月号 )
フレンズ協同組合
広島県尾道市因島中庄町 3880-1 TEL.0845-24-0038
องค์ กรรับผู้ฝึกงานเฟรนด์ จ.ฮิโรชิม่า
FAX.0845-26-2245 http://www.friendscop.jp
組合員の皆様におかれましては、歳末ご多忙のおり、ますますご繁栄の事とお喜び申し上げます。
また、当組合に対して平素より格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
今月は、①外国人技能実習制度の見直しについて、②外国人技能就労者受入れ事業(建設関係 2017
年 1 月予定、
(造船関係 2017 年 4 月予定)について、③産業別最低賃金についてお知らせ申し上
げます。
◆外国人技能実習制度の見直しについて
現在、外国人技能実習制度は実習実施機関などによる入管法令や労働関係法令違反が発生して
いることに加え、アメリカ国務省など、国内外から技能実習制度について批判されておりますが、
一方で少子高齢化の急進などにより、人材不足、人材採用難となっている地方の中小零細企業、
個人からは対象職種の拡大、実習期間の延長などの制度拡充に関する要望が寄せられており、本
年 6 月 24 日に閣議決定された「日本再興戦略改訂 2014 年」では、管理監督体制の強化を前提に
技能実習制度の拡充が決定されております。なお、厚労省、法務省を中心に 2015 年度中に新制度
への移行を目指して動いておりますので、新制度について判明した内容は随時お伝え致します。
1. 管理監督体制の抜本的強化策のポイント
①
賃金未払いや長時間労働などの不正事案対策を関係省庁の連携による全体として一貫した
管理運用体制の確立
②
送出し国との政府間取り決めを作成
③
監理団体に対する監査の強化
④
新たな法律に基づく制度管理運用機関の設置(制度管理運用機関:労基署ような機関)
⑤
業界所管庁による指導監督の充実と関係機関からなる地域協議会の設置
2.拡充策のポイント
①
対象職種の拡大
(ア) 国内外で人材需要が見込まれる分野・職種のうち、移転すべき技能として適当なもの
について、随時対象職種に追加
(イ) 全国一律での対応を要する職種のほか、地域毎の産業特性を踏まえた職種追加を検討
②
実習期間の延長
(ア) 監理団体及び受入れ企業が一定の明確な条件を充たし、優良であることが認められる
場合、技能レベルの高い実習生に対し、一旦帰国後、最大 2 年間の再実習を認める。
③
受入れ枠の拡大
(ア) 監理団体及び受入れ企業が一定の明確な条件を充たし、優良であることが認められる
場合、受入れ枠数の拡大を認める。
◆新設予定の建設業・造船業の外国人技能就労者受入れ事業の概要
下図は、2020 年の東京オリンピック開催までの時限的(*2021 年 3 月 31 日までに受入れた外
国人は全員帰国させなければなりません)に新設される建設業・造船業における外国人技能就労
者の受入れ事業の概要となります。新設の受入れ事業は、外国人技能実習制度において技能実習
を 3 年間満了した実習生が対象ではありますが、前述の「外国人技能実習制度の見直し」とは全
く異なる事業となります。
次に概要を説明いたしますと、下図で示されている通り、帰国した技能実習生が外国人就労者
(元実習生)として再度労働できる期間は 2 年間または 3 年間であり、その期間は母国への帰国
期間によって決定されます。また、外国人就労者の受入れ後については、受入れ企業は各関係機
関による厳正な監査を受け、その受入れ状況を報告しなければならないものとなっております。
さらには、外国人就労者の再労働可能な職種は、技能実習期間に身についた技能職種に限定さ
れておりますが、再就労先は国交省に認可を受けた認定企業の中から外国人就労者が自由に選択
でき、再入国後も外国人就労者は日本人同様に転職の自由が認められておりますので、現行の技
能実習制度とは異なり、受入れた後に“競合他社(ライバル会社)への転職”や“元請企業への
転職”は十分に想定できるため、場合によっては周囲の関係が気まずくなることも考えられます。
したがって、新設の受入れ事業は、
「即戦力の受入れ」、
「受入れ人数枠の増員」などメリットはあ
りますが、受入れることによるデメリットもあることを考慮し慎重に検討してください。
(図1)新設予定の建設業・造船業の外国人技能就労者受入れ事業の概要
参照「建設分野における外国人活用に係る緊急措置(国交省)」
◆新設予定の外国人技能就労者受入れ事業と現行制度の比較
下表は、新設事業と現行制度の比較表となります。
新設事業において大きく変わるのは 3 点あり、「受入れ人数枠」、「転職」、「給与」となります。
その中でも前述しておりますが、
「転職」に関しては外国人就労者に対してより良い労働環境を提
供する意味で、彼らの権利として認められております。つまり、
「転職の妨害」や企業と外国人就
労者間において「転職の禁止の取り決め」などはできません。
外国人就労者受入れ事業
現行の技能実習制度
建設:2017 年 1 月施行予定
法施行
造船:2017 年 4 月施行予定
施行済
*施行予定は受入れ開始予定ではありません。
対象者
就労期間
在留資格
受入れ職種
日本で 3 年間の技能実習を修了した外国人。
帰国後 1 年未満:2 年間(再入国)
帰国後、母国の発展に寄与する予定の
発展途上国の外国人。
最長 3 年間
帰国後 1 年以上:3 年間(再入国)
特定活動(1 年更新)
技能実習 1 号、及び 2 号
建設関係(21 職種 31 作業)
JITCO が定める 68 職種 126 作業
造船関係(溶接、その他)
① 入管法、その他関係法令の順守を約束できる
国交省が認定した企業及び個人。
② 国交省の設置する協議会に加入できる企業
受入れ企業
及び個人
③ 過去に不正行為の認定されていないこと。
④ 3 年間の技能実習実施の経験を有すること。
入管法、その他関係法令の順守を約束
できる企業及び個人
⑤ 国交省の定める業種であること(船舶製造・
修理業、船体ブロック製造業など。一部擬装
品製造並びに舶用機器製造業は対象外。
)
常勤 50 名以下の企業の場合
受入れ人数
受入れ可能人数:最大 50 名以下/期間
*常勤 100 名の場合は最大 100 名。
転
職
給
与
可能(回数に制限なし)。
但し、職種は変更できない。
自社で 3 年間の労働経験を有する日本人と同等
程度。給与額の設定根拠の提示が必要。
常勤 50 名以下の企業の場合
受入れ可能人数:最大 3 名/年
不可
法定賃金以上
表1)建設業・造船業の外国人技能就労者受入れ事業と現行の外国人技能実習生制度の比較表
◆36 協定届の特別条項の記載について
ご存知の方が多いことは承知しておりますが、年末から年度末にかけて労働基準監督署に 36 協
定届等を提出する時期となりますので、36 協定届の「特別条項」についてご案内いたします。
36 協定届の「特別条項」とは、通常一か月 45 時間を限度とする時間外労働を 45 時間の限度を
超えて実施できるようにするための宣言であり、その発動には次の条件を 36 協定内で明文化する
必要があります。また、下記の記載はあくまでも、月間の特別条項を 80 時間で設定した場合の例
であり、時間外労働が月 80 時間以内に収まらないのであれば、36 協定違反を防ぐことを第一と
考え、80 時間超で特別条項を定めてください。したがって、自社の状況に合わせた 36 協定届を
作成していただくよう宜しくお願い申し上げます。
1.特別条項について
(ア) 特別条項の発動について回数制限がある。
45 時間を超える時間外労働の設定は、年間 6 回しか使えません。
つまり、総労働時間は次のようになります。
(*月間の特別条項を 80 時間で設定の場合)
45 時間×6 か月=270 時間・・・①
80 時間(月間の特別条項)×6 か月=480 時間・・・②
① + ②=750 時間(年間の特別条項)
(イ) 特別条項を発動させるためには、特別な理由が必要となる。
発動には限度時間を超えて労働時間を延長しなければならない特別な事情が必要です。
(ウ) 特別条項を発動させるためには、労使で協議等の手続方法を定める必要がある。
特別条項発動に際しては、会社がその旨を対象労働者に予め通告する必要があります。
2.特別条項の記載例
記載例は次のとおりとなります。(ご参考までに)
「一定期間についての延長時間は、1か月 45 時間、1年 360 時間を限度とする。ただし、納期の
変更、大きなクレーム処理等逼迫した期限により、通常の業務量を超える業務が発生し、臨時に
業務を行う必要がある場合には、労使の協議を経て1ヶ月に 80 時間、1年間を通じて 750 時間
まで延長することができるものとする。この場合、限度時間を更に延長する回数は 6 回までとす
る。なお、延長時間が 45 時間または1年 360 時間を超えた場合の割増賃金率は 25%とする。」
◆産業別の最低賃金が上がります。
年末にかけて産業別の最低賃金が上がりますので、注意してください。
愛媛県(H26.12.25 発効)
:船舶製造・修理業,舶用機関製造業/830 円
広島県(H26.12.31 発効)
:船舶製造・修理業,舶用機関製造業/858 円、金属製品製造業/827 円
香川県(H26.12.19 発効)
:船舶製造・修理業,舶用機関製造業/830 円