取 扱 説 明 書

**2チャンネル差動O/E変換器 **
model
OPM-220Si-B/FC
400nm~1000nm
取 扱 説 明 書
取 扱 説 明 書
〒214-0021 川崎市多摩区宿河原 2-28-18 www.newopto.co.jp
TEL044-932-1401 FAX044-932-2848
Ver.14.12
概
要
本器は2本のレ-ザビ-ム光線の各々の光束を電気変換(O/E)して出力すると共に
2本の光束の差を(引算して)出力する事ができます。
O/E変換は,高速で10MHZまでの微小光量の測定に適しています。
小型,軽量に作られていますから測定光路に容易に設置する事ができます。
オプションで長波長のO/E変換器もできます。
オプションで大口径受光素子やファイバ-入力タイプもできます。
仕
様
1.被測定物
φ1以下レ-ザビ-ム光線 or FCコネクタ-光ファイバ-
2.受光部
高速応答PIN・フォトダイオ-ド 1.1 × 1.1mm 2個
400nm~1000nm波長感度特性代表値グラフ添付
A,Bチャンネル間隔 20mm
3.受光感度範囲
1μW~10mW
4.O/E変換感度,周波数特性
出力V=0.5(A/W)×2(VR)×10KΩ
感度切替
周波数特性
1.
1KΩ
1mW=1V DC~ 10MHZ(-3dB)
2.
3KΩ 0.33mW=1V DC~ 10MHZ(-3dB)
3.
10KΩ
0.1mW=1V DC~
5MHZ(-3dB)
4.
30KΩ
33μW=1V DC~
2MHZ(-3dB)
5. 100KΩ
10μW=1V DC~500KHZ(-3dB)
6. 300KΩ 3.3μW=1V
DC~200KHZ(-3dB)
5.出力
A出力
BNC端子 +10mV~+10V
B出力
BNC端子 +10mV~+10V
A-B出力 BNC端子 ±10mV~±10V
6.オフセット可変範囲
±100mV以上
7.専用電源(DC-11)
出力 ±15V
200mA
+5V
0.8A
入力 AC100V±10V 10W 50/60HZ
8.外形寸法
本体
W80 × D100× H35
電源
W120× D110× H50
取扱説明
1. 電源ケ-ブルを専用電源又は,ノイズの少くないDC±15Vに接続します。
2. 電源をONにして内部回路が安定するまで10分程待ちます。
電源ON直後でも精度に問題は有りますが動作はします。
3. 空間レ-ザビ-ム光を受光部中心に当てます。
出力コネクタ-BNCにオシロスコ-プまたはデジボル等を接続します。
4. 出力電圧が0.1V~1Vの間に成る様に側面のディップスイッチを切替
えて感度調整をします。
差動で信号を検出する時は,必ず感度切替はA,Bチャンネル共 同一 に
替えます。
A,B端子には各々O/E変換した電圧が出力されます。
A-B端子にはA-BのO/E変換した電圧差が出力されます。
5. 入力を遮光しても10mV以上のオフセットずれの有る時は A,B,
(側面)
A-B(内部) 各々ボリウムでゼロに合せ込みます。
光波形にバイアス光が有る時などは,ボリュムでオフセット電圧をかけて
使う事が出来ます。
6. 高速波形観測(1KΩ時は必ず)等にはオシロスコ-プ側にて75Ω
(50Ω可)のタ-ミネ-トを行なって下さい。
注意事項
1. 受光素子は,波長により感度差が有りますので使用波長でA,B共同一出力
になる様に内部ボリゥムであわせます。
2. 出力電圧は10Vまでリニヤリティを損なわずに取り出す事が出来ますが,
最高速が制限されます。高速では1V以下で御使用下さい。
3. 低レベルの光量測定時は,本体又は電源に大地ア-スを取って下さい。
オプション
・ 受光素子φ3組み込み
・ O/E変換器 専用電源 DC-11
シリ-ズ
OPM-220Si-FC
400~1000nm FCコネクタ-
OPM-220Si-B
400~1000nm 空間ビ-ム光
OPM-220In-FC
800~1600nm FCコネクタ-
OPM-220In-B
800~1600nm 空間ビ-ム光