寺島中卓球部が、東京都新人大会3位入賞、 関東選抜大会に3年連続の出場が決定 寺島中学校男子卓球部が、東京都区部新人卓球大会団体戦(平成27年1月24日・荒川総合スポ ーツセンター)に墨田区第1代表として参加しました。 東京都総合体育大会準優勝、関東大会3位、全国大会出場という輝かしい実績を残した3年 生中心のチームが引退し、2年生だけで編成された新チームにとって初の都大会公式戦団体戦。 メンバーはキャプテンを除き、中学校の部活動に入部してから卓球を始めた者ばかりです。 団体戦に先立ち昨年12月に行われたシングルスの都大会新人戦では、寺島中はベスト64とベ スト128にそれぞれ2名ずつ入りました。これにより、全国大会メンバーが多数残るスーパーシ ード2校を除いた予選トーナメントの第3シードを得てのスタートです。 寺島中は大会慣れしているとはいえ、参加チームは各区予選を勝ち上がってきた強豪ばかり。 初戦の2回戦からファイナルゲームまでもつれ込むマッチもあり、一戦一戦気を抜くことなく 自分たちの卓球を貫き向かっていきました。 4回戦からは、勝利した試合のすべてがマッチポイント3-2勝ち。つまり、一人でも負け ていたらそこで敗退が決まっていたという綱渡りのような対戦が続きました。特に、関東選抜 出場をかけた2試合、予選トーナメント準決勝の清明学園戦、決勝リーグ最終戦の志村三中戦 は、ともに会場中の注目を集める激戦となりました。 清明学園戦は5台同時進行。1番手を除く4マッチですべて2ゲーム先行され、いきなり崖 っぷちに立たされました。2週間前の寺島中練習会では、ほぼ同じオーダーで1-4と完敗す るなど、新チームとなって一度も勝てていない関東トップクラスの強豪です。しかし、まずキ ャプテンが3ゲーム目を競り勝ち、波に乗って逆転ファイナル勝ち。リードしていた1番手も 勝ちを収め、勝敗の行方は副キャプテンにゆだねられました。3ゲーム目も中盤まで押され気 味でしたが、タイムアウト後一気に攻勢に転じ、チーム一丸となった必死の応援を背に全国大 会でラケットを握った経験と精神力で、見事勝利を手にしました。 決勝リーグのスーパーシード校との対戦はいずれも完敗。会場でも最後の対戦となった志村 三中戦を迎えました。勝った方が関東選抜代表です。やはり5台同時進行。キャプテンとダブ ルスは3-0で勝利。逆に副キャプテンと1番手が惜敗し、またしても2-2となり残る1台 に運命が託されました。相手はシングルス都大会32のクラブチームで鍛える名選手。ここでも 2ゲーム先行されましたが、チームメートの応援を力にファイナルゲームは8-2まで先行。 ここからじわじわと10-9まで追い上げられましたが、相手の渾身のサービスを迷わずカウン タードライブでレシーブエースを挙げ、この瞬間、都大会3位入賞と3年連続となる関東選抜 出場が決定しました。 新チームが発足したころは、「自分たちの力は都大会2~3回戦だろう」「いや、本気で関 東を目指そう」と、チームが割れました。3ヶ月間にわたり何度も部活を停止し、自主ミーテ ィングを重ねました。目標が一つにまとまってからは、とび抜けたエースがいない分、「全員 がエース」を合言葉に闘ってきました。事実、この都大会では全勝した者も全敗した者もいま せん。「どこかで3マッチ獲る」という戦い方が今年の寺島中です。この日は逆転につぐ逆転 …先輩たち以上に、部訓の「感謝と克己、全員卓球」を究めたデビュー戦となりました。 関東中学校選抜卓球大会は、3月14日(土)~15日(日)にかけて、栃木県栃木市体育館におい て開催されます。関東ブロック1都7県から、新人戦を勝ち抜いた上位48チームが参加します。 前大会では準優勝に輝きましたが、今年も目標は大きくベスト4を目指します。 新チームが発足した8月26日以降、大会や練習試合で戦った団体戦は130試合。寺島中にも、 都内はもちろん、群馬県、埼玉県、神奈川県、千葉県、茨城県からたくさんの学校においでい ただきました。交流してくださった学校の先生方や生徒さん、保護者や地域の方々をはじめこ れまでいただいた御恩をお返しできるように、精進を重ねてまいります。今後とも御鞭撻、御 支援のほど、お願い申し上げます。 団体戦 第3位 関東中学校選抜卓球大会出場 齋藤、和田、本間、中尾、新屋、佐藤、増田、翠川、間部 〔予選リーグ〕 2回戦 四ツ木中学校(葛飾区) 3-0 5回戦 石神井西中学校(練馬区1位)3-2 3回戦 武蔵中学校(練馬区) 準決勝 清明学園中学校(大田区1位)3-2 3-1 4回戦 大森第八中学校(大田区)3-2 〔決勝リーグ〕 実践学園中学校(中野区1位)0-3 志村第三中学校(板橋区1位)3-2 尾久八幡中学校(荒川区1位)0-3 大会フォトギャラリー 清明学園戦の最後の1台 感激の表彰式 決勝リーグの尾久八幡戦 死闘・志村三中戦を終えて 見守り続けてくれた部旗のもと
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