早期地域医療体験実習

早期地域医療体験実習
宮崎大学医学部 2 年生
毎年実習を受け入れております早期体験実習に、今年は地元出身の 2 名のイケメンがやってきてくれ
ました。医学部の 2 年生という早い時期に地域で療養されている患者様について学び、医療を提供する
我々医療従事者とどのような関わりを持っているのかを体験します。この実習を体験した学生は自分が
将来進むべき医師としての役割だけでなく、患者様・ご家族の思いを汲み取り、患者様を取り巻く様々
な職種の働きを理解しながら、チームとして関わっていく事の重要性に気づくことが出来ます。
今回主に看護師の仕事を共に体験しながら看護助手の仕事にも触れ、これまで経験したことのない気
付きがたくさんあったようです。それぞれの新鮮な気付きを今後に生かして頂き、立派な医師となって
地域医療に貢献して頂きたいと願っております。
感想:A 君
看護師の方の「辛いことはありませんか」
「キツイことはないですか」と言った声掛けを多く見ました。
その他にも不安を取り除くためにコミュニケーションをとっていることや、工夫しようとしていること
が分かりました。そして、このような看護師の皆さんによる懸命な働きがあるからこそ医療行為が出来
るのだと身を持って理解出来たと思います。これから先、経験することのない貴重な実習をさせてもら
いました。ありがとうございました。
感想:B 君
外来で患者さんの話を聞いて QOL(Quality of Life:クオリティ・オブ・ライフ)とはどのようなも
のか、患者さんは病気や治療に対してどのような思いを持っているのかということを考えさせられまし
た。病気を治すだけが医療ではないということを心に留めておきたいと思いました。患者さんに「頑張
ってね」と言われたことや、何か介助した時に「ありがとう」と言われたことで、もっと患者さんの為
に何かできないかと思いました。この患者さんの為を思う気持ちや、患者さんにとって何が一番良いの
かを思いやる心を、この 4 日間でつかむことが出来たと思います。
文責:緩和ケア病棟師長 久保田優子