高分子物性 UL94燃焼予備 1. UL94V 【20mm垂直燃焼試験 (IEC60695-11-10 B法, ASTM D3801)】 試験片(125±5×13±0.5×t mm)をクランプに垂直に取付け、20mm炎による10秒間接炎を2回行い、その燃 焼挙動によりV-0, V-1,V-2, Notの判定を行います。 【UL94Vの判定基準】 判定基準 燃焼性分類 V-0 V-1 V-2 各試験片の燃焼時間 10秒以下 30秒以下 30秒以下 5本の合計燃焼時間 50秒以下 250秒以下 250秒以下 各試験片の燃焼+グローイング時間 30秒以下 60秒以下 60秒以下 クランプまでの燃焼 なし なし なし 滴下物による綿着火 なし なし あり 2. UL94HB 【水平燃焼試験 (IEC60695-11-10 A法, ASTM D635)】 試験片(125±5×13±0.5×t mm)を水平に保持し、20mm炎を30秒間接炎し、標線間75mmの燃焼速度によ り判定を行う。 【UL94HBの判定基準】 試験片の厚さ 燃焼速度 3mm以上 40mm/mm以下 3mm未満 75mm/mm以下 ※第1標線前、第2標線前で自消した場合も合格です。 ※3.0(-0.0、+0.2)mmの厚さで合格すると自動的に1.5∼13.0mmの厚さに対してHBが認められます。 ※3.0mm未満の厚さで試験して合格すると、合格した厚さから2.99mmまでのHB認定が認められます。 3. UL94VTM 【薄手材料垂直燃焼試験 (ASTM D4804)】 フィルム試験片(200±5×50±1×t mm)を円筒状に巻き、クランプに垂直に取付け、20mm炎による3秒間接 炎を2回行い、その燃焼挙動によりVTM-0,VTM-1,VTM-2, Notの判定を行います。 【UL94VTMの判定基準】 判定基準 燃焼性分類 VTM-0 VTM-1 VTM-2 各試験片の燃焼時間 10秒以下 30秒以下 30秒以下 5本の合計燃焼時間 50秒以下 250秒以下 250秒以下 各試験片の燃焼+グローイング時間 30秒以下 60秒以下 60秒以下 クランプまでの燃焼 なし なし なし 滴下物による綿着火 なし なし あり ※ASTM D4804-2004では、VTM試験の最大厚さを0.25mmとしています。 4. UL94HF,HBF 【発泡材料の水平燃焼試験 (ISO3582, JIS K6400-6, ASTM D4986)】 試験片(150±1×50±1×t mm)を水平に保持し、38mm炎を60秒間接炎し、標線間100mmの燃焼速度及び燃 焼挙動により判定を行います。 UL94HF、HBFは密度250kg/m3未満の発泡材料で試験を行います。 【UL94HFの判定基準】 判定基準 燃焼性分類 HF-1 5枚1組の各試験片の燃焼時間 HF-2 4枚までが2秒以下 4枚までが2秒以下 1枚までが10秒以下 1枚までが10秒以下 各試験片の燃焼+グローイング時間 30秒以下 30秒以下 各資料の破損した長さ 60mm以下 60mm以下 滴下物による綿着火 なし あり ※UL94HBFの判定基準:100mm標線間で燃焼速度40mm/min以下、または125mm標線までに燃焼が終了す ること。 5. UL94-5V 【125mm垂直燃焼試験 (IEC60695-11-20 、ASTM D5048)】 短冊試験片(125±5×13±0.5×t mm)をクランプに垂直に取付け、125mm炎による5秒間接炎を5回行い、 その燃焼挙動により判定を行います。 平板試験片(150±5×150±5×t mm)を水平に保持し、下方から125mm炎の5秒間接炎を5回行い、その燃焼 挙動により判定を行います。 5V試験はV-0、またはV-1ランクに適合した材料について試験を行います。 【UL94-5Vの判定基準】 判定基準 燃焼性分類 5V-A 5V-B 各短冊試料に第5回目の接炎後の燃焼+グローイング時間 60秒以下 60秒以下 短冊試験片からの滴下物による綿着火 なし なし 接炎後の穴の有無(平板試験片) なし あり 株式会社DJK 【問い合せ先】 Mail: [email protected]
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