どうなる白金相場? その12 逆ザヤの極地は下げ相場の大底期 (山本) 北辰物産株式会社 『波動展望の部屋』 http://www.hoxsin.co.jp/hadoutenbou/ 作成:山本 毅 [email protected] ☎ 0120-253-277 図は「金 - 白金」の週足サヤ図である。 リーマンショック以降、逆ザヤのピーク=最大値はリーマンショックの大底、2011年末の大底、それとのダブル底を つけた2012年7月底である。つまり、下げ相場のなかで、より投機的な白金の下げが過熱するから逆ザヤ化するのであり、その時は金も一緒に下げるが、逆サ ヤはどんどんと拡大する。あるいは順ザヤからの修正が強烈に発生する。そして逆ザヤ化の終わりは下げ相場の終わり=大底期に来る、という事が言えそう だ。 現状も白金が過剰に悲観されて下げている最中だ。 すでに売られ過ぎかもしれないし、リーマンショックの時と比べれば下げ足りないかもしれない。株安がこれからさらにひどくなれば、白金の下落も加速するかもしれない。その逆ザヤ極致 を狙い定めて取りにゆくのもアリだが、いったん逆ザヤが順ザヤへと修正へ向かえば、しばらくはその傾向が続くと予想されるため、底打ち反騰が見えそうな時に、白金買いを主に、ヘッジで 金を売る、ともに上昇が鮮明になれば金売りを外す、という戦術もアリだと思う。 このレポートは将来の見通しの適確性、あるいは収益性を保証するものではありません。各トレーダー及びレポートの読者は自己責任で取引してください。このレポートの筆者も発行人も金融、 あるいは商品市場における各参加者の決断については一切責任を負いません。先物、あるいはオプション取引は高リスクを伴うと考えられています。 12
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