3月2日 - 名古屋中ロータリークラブ

識 字 率 向 上 月 間
第2086回 例会
2015年3月2日 P.M.0:30~1:30 晴
●司会(佐藤貞明会場副委員長)
●出席報告(志水哲也委員)
会員出席 134名中 104名 出席率 87.39%
前々回修正 出席率 95.90%
スピーカー 愛知県中警察署長 警視正 伊藤敏男氏
●ロータリーソング(内藤貴雄委員長)
「君が代」
「奉仕の理想」
●友愛の握手
●会長挨拶(長谷川正親会長)
皆さん、こんにちは。本日も
104名の方々にご出席いただき、
誠にありがとうございます。
2月18日、
最高裁判所は夫婦別
姓は認められないこと、
そして女
性の再婚禁止期間を定めた民法
の規定が憲法に違反するのかど
うかを争われた訴訟について、
大法廷で審議するこ
とを決定しました。
本日はその件についてお話をし
たいと思います。
民法733条1項によると、女は前婚の解消、また
は取消しの日から6ヵ月を経過した後でなければ
再婚することが出来ないと定められています。ま
た、
750条では夫婦は婚姻の際に定めるところに従
い、
夫または妻の氏を称すると規定されています。
確かに民法は明治時代の1898年に家制度に根
ざして成立し、
現在に至るまで当時の規定が多く残
っており、成立から117年を経過して現代の家族
関係の多様化に適応が遅れていると言われていま
す。
単に父親を判定するだけならば、
今はDNAでの
検査も行えるため6ヵ月もの禁止期間は長いとい
う意見もあります。
夫婦別姓の問題は政府内では繰
り返し議論されていますが、家族の絆が薄れる、家
族の一体感を損なうなどの理由により先送りされ
ています。
内閣府は12年に世論調査を行いましたが、現状
維持は36.4%、
別姓は35.3%と世論の評価も拮抗
しています。一方、日本は国連の女子差別撤廃委員
会から再婚禁止期間と夫婦同姓のいずれも男女差
別だとして改善勧告を繰り返し受けています。ま
た、2013年に最高裁は、遺産相続において結婚を
していない男女の間に生まれた子、婚外子、妾の子
−1−
等の取り分を本妻の子の半分とした規定を違憲と
判断し、
法改正を促しました。
生まれてこの方、
夫婦は同姓ということに何ら疑
問もなく生活してきた私は、時代の流れなのか、時
代の価値観の変化なのか、
それとも他国からの押し
つけなのか分かりませんが、
随分住みにくくなった
と感じています。最高裁の15人の裁判官全員の審
理によって、
夫婦別姓と再婚禁止期間の憲法判断が
下されることに大いに注目したいと思います。
目録贈呈
愛知県中警察署に広報用機材一式・交通事故防止
機材一式を贈呈するにあたり、
長谷川会長より伊藤中
警察署長に目録が贈呈されました。
また、
伊藤中警察
署長からは感謝状が長谷川会長に贈られました。
●幹事報告
(荒川雅義幹事)
①本日例会後、
午後1時40分より第9回理事会を、
2
階
「旭」
の間にて開催致します。
●お誕生日おめでとう
吉田
(治)
君 3/5 小 島 君 3/7
堀 江 君 3/9 加 瀬 君 3/9
苅 谷 君 3/₁₀ 王 君 3/₁₁
山口
(忍)
君 3/₁₂ 川 本 君 3/₁₂
井 上 君 3/₁₃ 安 井 君 3/₁₆
長谷川(誠)君 3/₂₃ 山口(眞)君 3/₂₈
加藤(政)君 3/₃₀ 星 野 君 3/₃₀
長谷川(正)夫人 3/4 志 水 夫 人 3/₁₁
苅 谷 夫 人 3/₁₂ 安 田 夫 人 3/₁₆
片 岡 夫 人 3/₁₈ 大 矢 夫 人 3/₁₉
金 子 夫 人 3/₁₉ 飯 田 夫 人 3/₂₄
鵜 飼 夫 人 3/₂₄ 平 山 夫 人 3/₂₅
梁 川 夫 人 3/₂₆ 岩 月 夫 人 3/₂₉
加藤(正)夫人 3/₂₉
●ニコボックス委員会報告(水野泰二委員)
卓 話
安心して暮らせる安全な地域のために
けるのではなく、
実質的な被害の減少を目指すこと
が大きな課題と考えています。
件数はなぜ減少した
かを考察すると、
意識と防犯力というキーワードが
浮かび上がってきます。
地域の目や連帯が弱くなり、
補完する社会の仕組みやハードが整わない中、
犯罪
は増加していきました。
しかし、
こうした状況に危機
感を抱いて個人や家族、
企業の意識が高まり、
個人、
家庭、地域、社会や企業の防犯力が高まったことが
犯罪の減少につながったと考えています。
さて、
愛知県はなぜ交通事故の発生件数がワース
ト1なのでしょうか。
それを考える時、
私が気になっ
ている言葉に「思考に気をつけなさい、それはいつ
か言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それは
いつか行動になるから。行動に気をつけなさい、そ
れはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさ
い、それはいつか性格になるから。性格に気をつけ
なさい、それはいつか運命になるから」というもの
があります。
マザー・テレサのこの言葉は、
交通安全
に対する意識がその人の運命を握っているという
ことを表しています。
交通事故を減少させるために
は急ぐ人、漫然と行動する人を少なくすると共に、
交通ルールを守る人、
注意して行動する人を増やし
ていくことが大事であると思っています。
そのため
に、私たちは現在「褒める広報」を実施し、ルールを
守っている人のことをきちんと見ていることを伝
えるために
「いいネ!
!カード」
を渡しています。
また、
「あなたの声で街を安全に」というプロジェクトも
実施しています。
パトカーでお知らせする時は、
つボ
イノリオさんやきくち教児さん、
宮地佑紀生さん、
中
日ドラゴンズや名古屋グランパスの選手の方々に
原稿を読んでいただき、
皆さんに注目していただく
工夫をしています。
こうした行動を通じ、
私たちは皆
さんの意識を変え、
交通事故の防止につなげていき
たいと考えています。
愛知県中警察署長 警視正 伊藤敏男氏
中警察署管内の犯罪認知件数
は4,107件で、
前年と比べて249
件マイナスとなっています。
管内
で多い犯罪は自動車等の車上狙
いで、
レクサス、プリウス、ランド
クルーザーが狙われる車の御三
家です。昨年、交通事故で亡くな
られた方は2名おられ、
前年より1名多い結果とな
っています。
県全体では2月末時点で38名が亡くな
っています。昨年は12年連続で全国ワースト1、本
年も現時点でワースト1となっています。
この5年間の推移を見ると、刑法犯、窃盗犯認知
件数は共に減少しています。
従って窃盗による現金
被害も6億円ほど減っています。
しかし、振り込め
詐欺を含む詐欺の被害は件数が2割増加、
被害額は
186%約30億円増加しています。
窃盗と詐欺を足す
と、
件数は4割減少しているものの被害額は6割増
加しています。
これからは件数の減少だけに目を向
◦例会臨時変更◦
メークアップ受付可(受付時間 11:30〜12:30)
★印の夜間受付時間は会場ホテルにてご確認下さい。
4/1㈬ 名古屋和合RC ウェスティンナゴヤキャッスル
4/8㈬ 名古屋名駅RC 名鉄ニューグランドホテル
4/9㈭ 名古屋瑞穂RC ヒルトン名古屋
◦ビジター受付なし◦
4/2㈭ 名 古 屋 西RC
4/7㈫ 名古屋千種RC
4/8㈬ 名古屋東南RC
─例会ご案内─
◦次週卓話 3月16日㈪
新入会員卓話
「人生意気に感ず」
会員 岡田光弘氏
「産業現場における中国人との交流体験」
会員 出口弘親氏
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