異材継手における溶材の選び方

異材継手における溶材の選び方
異材継手用溶接材料(※
母材A
母材B
オーステナイト系
)および予熱条件(※
炭素鋼および
低合金鋼
NC-39,
NC-39L
NC-39MoL
NI-C70A ※
∼
資
料
︵
異
材
継
手
に
お
け
る
溶
材
の
選
び
方
︶
ス
テ
ン マルテンサイト系
レ
ス
鋼
フェライト系
ニッケル
ニ
ッ
ケ
ル
お
よ
び
ニ
ッ
ケ
ル
合
金
インコネル
℃
NI-C70A
∼
インコロイ
NI-C70A
NI-C70A
NI-C70A
NI-C70A
∼
∼
℃
℃
NI-C70A
NI-C70A
∼
∼
℃
℃
NI-C70A
NI-C70A
NI-C70A
NI-C70A
℃
NI-C70A
∼
インコネル
℃
NI-C70A
∼
インコロイ
℃
NI-C70A
∼
モネルメタル
℃
NC-39,
NC-39L
CR-43Cb ※
NI-C70A ※
∼
ニッケルおよび
℃
NC-39,
NC-39L
CR-43Cb ※
NI-C70A ※
∼
)
℃
―548―
NI-C70A
(上段が溶接材料で、下段が予熱温度)
ニッケル合金
モネルメタル
ステンレス鋼
ニッケル
フェライト系
マルテンサイト系
NI-C70A
NC-39
NC-39L
NI-C70A ※
NC-39
NC-39L
NI-C70A ※
∼
∼
NI-C70A
NI-C70A
NC-39
CR-43Cb
CR-40Cb
∼
∼
NI-C70A
℃
℃
NI-C70A
NI-C70A
∼
∼
℃
∼
℃
℃
※
※
℃
℃
NI-C70A
※
※
※
※
※
代表に被覆棒の品名を示しますが、同成分系のワイヤ・溶加棒も使用できます。NIC Aの他にNI-C Dも使用できます。
表中の予熱条件はおよその目安です。板厚や拘束が大きい場合は高めの予熱が必要
です。但し、予熱が必要でもオーステナイト系ステンレス鋼やNi・Ni合金は加熱
せず、相手側の炭素鋼やマルテンサイト系/フェライト系ステンレス鋼を予熱しま
す。なお一般に、母材Aの炭素鋼が軟鋼で、母材Bがオーステナイト系ステンレス
鋼やニッケル・ニッケル合金の場合は予熱は不要です。
約 ℃以上の熱サイクル加熱を受ける場合はNI-C Aを使用します。
ニッケルを嫌う環境の場合はCR-43Cbを使用します。
ニッケルを嫌う環境の場合はCR-43CbまたはCR-40Cbを使用します。
―549―
資
料
︵
異
材
継
手
に
お
け
る
溶
材
の
選
び
方
︶