サーモスタットを使った過冷却水の安定作成

大阪市立科学館研究報告 25, 19 -22 (2015)
サーモスタットを用いた過冷却水の安定作成
長 谷 川
能 三
*
概 要
2014年9月 2日 から11月 30日 に実 施 したサイエンスショー「水 の科 学」では、過 冷 却 水の実 験 も行 な
った。過 冷 却 水 の実 験 は、これまでも何 度 かサイエンスショーで行 なってきたが、今 回 、冷 凍 庫 にサーモ
スタットをつなぐことで、大 量 の過 冷 却 水 を簡 単 に安 定 して作 成 することができた。そこで、サーモスタット
を用いた過冷 却 水 の安 定 的 な作 成 方 法 について報告する。
1.過冷却 水 
2.通常の過冷 却水の作成 法
水 は100℃で 沸 騰 し、0℃ で凍 るというの が 常 識 で
過 冷却 水の作り方として、以 前は氷と塩の寒 剤を使
あるが、実 際 にはガラス容 器 などに水 を入 れて加 熱 す
った方 法 が紹 介 されることが多 かった。これは、ボウル
ると100℃でも沸 騰 せず、100℃を超 えたお湯 が 何 か
等 に、水 の 入 ったペットボトルとその周 りに氷 を 入 れ、
のきっかけで突 然 沸 騰 する「突 沸 」という現 象 が起 こる。
氷 に塩 を振 りかけるという方 法 である。氷 に塩 を振 りか
水 を 冷 やしていった 場 合 も 同 様 に 、0℃ より 温 度 が 下
けることで寒 剤 となり温 度 が下 がるのである。氷 と塩 の
がっても凍 らず、何 か のきっかけで急 に凍 り始 めること
寒 剤 の到 達 最 低 温 度 は-21℃であるが、塩と氷 の割
がある。このように、0℃より温 度 が低 くても液 体 の水 の
合 や氷 の 粒 の大 きさによって温 度 は変 わる 。ふつうの
状 態 にあるものを「過 冷 却 水 」という。「突 沸 」が起 こる
氷 に塩 を振 りかけた程 度 ではマイナス数 ℃程 度 までし
きっかけとしては、衝 撃 や異 物 の混 入 (異 物 といっしょ
か下がらないため、過冷却水を作るのに適している。
に 入 る 気 体 が 原 因 と 思 わ れ る ) など が あ る 。 「 過 冷 却
最 近 では、「パーシャル冷 凍 」や「ソフト冷 凍 」などの
水」が凍り始めるきっかけも、衝 撃 や異 物 の混 入であり、
名称で、家 庭 用冷 蔵 庫でマイナス数 ℃に設 定できるも
氷の小片を入れることによっても凍り始 める。
のが多くなっている。通 常の冷 凍 室 で過 冷 却 水を作る
しかし、このようなきっかけがほとんどなくても、温 度
のは難 しいが、このような温 度 設 定 の冷 凍 室 に水 入 り
が低 く なればなるほど 過 冷 却 状 態 は 壊 れやすく なり、
のペットボトルを入 れておくと、簡 単 に過 冷 却 水 を作る
凍 り始 めてしまうことが多 い。過 冷 却 水 の最 低 温 度 は
ことができる。ただ、このような冷 凍 室 は容 量 が小 さく、
-41℃といわれているが、数 値 計 算 シミュレーションに
容 量 の 大 き な通 常 の 冷 凍 室 はこ の よう な温 度 設 定 を
[1]
よると-48℃まで過 冷 却 水 が存 在 できるという 。しか
し実 際 には 、-5 ℃ 程 度 では過 冷 却 状 態 を 保 ち やす
いが、通常の冷蔵 庫 の冷 凍 室 の温 度 である-20℃程
度 では、過冷却状 態 は非 常 に壊れやすく、なかなか過
冷却水を作成することはできない。
することができない。
また、一 般 的 な方 法 ではないが、マイナス数 ℃に設
定することができる冷凍庫も存在する。
大 阪 市 立 科 学 館 で行 なっ た学 校 教 員 向 けの 研 修
「科学館 セミナー」で、大 阪 教育 大 学の小 西 啓 之教 授
なお、過冷 却状 態 が壊 れると氷と水 が混 ざった状態
は、10℃~-40℃の間 で1℃刻 みで温 度 を設 定 する
であるの で0℃と なり、過 冷 却 状 態 のときよりも 温 度 は
ことのできるポータブルフリーザー [ 2 ] を使 用 して、過 冷
上がる。この状 態 でさらに冷 やし続 けると、0℃のままど
却水を用意していた。ただこのフリーザーはポータブル
んどん凍っていき、全 体 が凍 ってしまうと再び温 度が下
であるため容量があまり大きくなく、500mLのペットボト
がる。
ルが10本程度しか入らなかった。
また、水 だけでなくお酒 等 も過 冷 却 状 態 にできる飲
 *
大阪市立科学館 学芸員
中之島科学研究所 研究員
E-mail:hasegawa@sci-museum.jp
食店向きの冷凍庫もあるが、一般的な冷凍庫と比べて
高価である [3] 。
長谷川 能三
3.これまでの過冷 却 水 の実 験 と作 成
毎 日 の作 業 は以 下 のとおりである。まず、前 日 の最
大 阪 市 立 科 学 館 で 過 冷 却 の 実 験 を 行 ない始 めた
終 回 のサイエンスショー終 了 後 、500m Lのペットボト
のは、大 倉 学 芸 員 が企 画 し2003年 9月 ~11月 に 実
ルに常 温 の水 を入 れたものを冷 凍 庫 に36本 並 べる。
施 したサイエンスショー「とけるとき、かたまるとき」
[4]
で
冷 凍 庫 は-18℃以 下 に冷 やされるため、翌 朝 には少
ある。以 降、2007年 6~8月 の「水 、空 気 、いろいろ大
なくとも周 囲 の20本 のペットボトルの水 は凍 ってしまっ
変 身」、2007年9~11月 の「結 晶 を作 ろう」、2009年
ており、内 側 の16本 の内 、10本 余 りが過 冷 却 状 態 に
9~11月 の「 水 の 科 学 、大 実 験 」、2014 年 9~11月
なっていた 。しか し日 によっ ては過 冷 却 状 態 を 保 って
の「水の科学」の各 サイエンスショーでも過 冷 却 水の実
いる本数が少ないこともあり、その場合には周囲の凍っ
験を行なっており、定 番 の実 験 のひとつとなってきてい
た20本 は その ままにし、内 側 16本 の 内 、水 が 凍 った
る。
ペットボトルを取 り出 し、代 わりに通 常 の冷 蔵 庫 (冷 蔵
サイエンスショーは通 常 1日 4回 行 なっており(学 校
室)で冷やしておいた水入りペットボトルを並べること に
休 業 期 間でない平 日 は、4回 のうち3回 が予 約 団 体 専
していた。朝 追 加 したペットボトルについては、その日
用で、予約が入っていない場 合は休 止)、1回 のサイエ
の午後のサイエンスショーで過冷 却 水が不 足した場 合
ンスショーで過 冷 却 水 を2本 使 用 すると、1日 8本 必 要
に使 用 した。ただ、通 常 使 っている過 冷 却 水 が-4 ~
となる。しかし、冷 凍 庫 から取 り出 して実 験 するまでの
-5℃であったのに対し、朝 追 加した分は-2~-3℃
間 に 凍 ってしまうことや、サイエンスショーの 合 間 に 凍
までしか 冷 え ておらず、過 冷 却 水 の 実 験 と しては 、や
ってしまうものもある。このため、毎 朝 過 冷 却 水 が 十 数
や物 足 りない感 じであった。また、恒 常 的 に過 冷 却 状
本 できていることが必 要 である。
態 を保 っているものが少 ない場 合 には、冷 凍 庫 にタイ
そこで、これまでの 過 冷 却 水 を 使 用 す るサイエンス
ショーを実 施 時 には、 概 ね以 下 の方 法 で過 冷 却 水 を
作成した。
マーをつなぎ、電源が入る時刻を調整するなどした。
そして、その日 の最 終 回 のサイエンスショー終 了 後 、
冷 凍 庫 からペットボトルを全 て取 り出 し、代 わりに常 温
使 用 した 冷 凍 庫 は 上 面 が 上 に 開 く 扉 に なっ たも の
の水が入 ったペットボトルを36本 並 べた。また、取り出
で、500mLのペットボトルを立 てた状 態で6行 ×6列の
したペットボトルの内 、中 の水 が凍 っているものについ
36本 入れることができる
[5 ]
。また、扉 を開 ける時やペッ
トボトルを取り出す時 に、ペットボトルに振 動 を与えにく
ては、氷 を 速 く 融 かすために、水 が 入 ったバケツに 入
れた。
い。ただし冷 凍 庫 内 は側 面 および底 面 が金 属 製 の冷
こうして、冷 凍 庫 に入 れて過 冷 却 水 を作 成 している
却面となっており、そのままでは特に底 面 からペットボト
ペットボトル以 外 に、バックヤードには 、常 温 の水 が入
ルが強く冷却されてしまう。そこで、断 熱 材 としてエアキ
ったペットボトル、冷 蔵 庫に入れて水を冷やしているペ
ャップ(梱 包 材 )を折 りたたんで底 に敷 き、その上 に板
ットボトル、バケツに入れて中 の氷を融かしているペット
をのせて平 らにし、この上 にペットボトルを並 べた。こう
ボトルがそれぞれ10~30本あり、これらの大量のペット
することにより、底 面からの強 い冷 却を防 いだ。
ボトルを毎 日 入 れ替えなければならなかった。また、休
館 日を挟む場 合には、タイマーの時 間を調 整 し、休 館
日の夕方ないし夜に電源が入るようにセットした。
これまではこのような方 法 で過 冷 却 水 を用 意 してい
たのであるが、このとき冷凍 庫の中では何 が起こってい
たのであろうか。そこで、冷 凍 庫 内 の気 温 と、ペットボト
ルの中 の 水 温 を 測 定 した 。冷 凍 庫 内 には水 を入 れた
ペット ボト ルを 36本 ( 6 行 × 6
列 )並 べ、角 部 分 のペットボト
ル1本に、概 ね写 真2のように
水 温 測 定 のために 温 度 計 [ 6 ]
のセンサーを入 れ、ペットボト
ルとペットボトルの間 には、気
温 測 定 のために温 度 計 のセ
ンサーを宙 吊りにした(センサ
ーの高さは、水 温 測 定 用 の
写 真1.使 用 した冷 蔵 庫
温 度 計 のセンサーとほぼ同 じ
写 真2.ペットボトル
にした)。
に入れた温度センサ
ー
サーモスタットを用いた過冷却水の安定作成
図1.従 来の方 法での冷凍庫内の気温と水温の例
その結 果 、図 1のような温 度 変 化 がみ られた。冷 凍
そこで実 際 にサーモスタット [ 7 ] を用 意 してもらいテス
食 品の保 存 温 度 が-18℃以 下 であるため、冷 蔵 庫の
トした。サーモスタットの温 度 センサーは宙 にぶら下 げ
冷 凍 室や冷 凍 庫 は-18℃以 下 の温 度 になるように作
るべきか、温 度 センサーのコードを扉に挟 むのでフラッ
られている。このため、冷 蔵 庫 内 の 気 温 、ペットボトル
トなコードに換 えた方 がいいのか、冷 凍 庫 内 の空 気 を
内の水 温もどんどん下 がっていく。しかし、温 度が下が
小さな扇 風機で撹 拌した方 がいいのかなどいろいろ考
り過 ぎると過 冷 却 状 態 が壊 れやすく、中 の水 が凍 って
えたが、まずは以下のような簡単な方法で試してみた。
しまう 。た だ 、過 冷 却 状 態 が 壊 れるとペット ボト ルの 中
まず、サーモスタットのリレー端子にコンセントの電源
は水 と氷 が 混 ざった状 態 であるので、温 度 は0℃にな
と冷 凍 庫 のプラグを直 列 につなぎ、サーモスタットで冷
る。そしてペットボトル内 の水 はどんどん凍 っていくが、
凍 庫 の電 源 を入 れたり切 ったりできるようにした。温 度
温 度 は0℃に保たれ、ペットボトル内 の水 が全 て凍ると
センサーは冷 凍 庫 の中 央 付 近 の底 面 (底 面 に敷 いて
再び温度が下がっていく。
あるエアキャップと板の上)に置き、冷 凍庫の中の温 度
図1で、温 度計 センサーを入 れたペットボトルは①で
が-4~-5℃になるように、-3℃で冷 凍 庫 の電 源 が
凍 り始 め、②で全 て凍 ったことがわかる。周 囲 のペット
入り、-6℃で切れるように設 定 した。冷 凍 庫 の中には、
ボトルも、過 冷 却 状 態 が壊 れると0℃に保 たれるため、
少 し 余 裕 を も た せて、水 の 入 っ た ペット ボ ト ルを 25本
冷 凍 庫 内 の気 温 はなかなか 下 がらず、約 15時 間 もの
(5行×5列)並べた。こうして一晩冷やしてみたところ、
間 、-8℃前 後 に保 たれていた。また、冷 凍 庫 内 で周
2~3本凍っているものがあっただけで、ほとんどのペッ
囲 の 水 が 凍 っ たペ ット ボト ルが 断 熱 の 役 割 を して、内
トボトルの水が過冷却水になっていた。また、丸 1 日 以
側のペットボトルが冷 えにくくしている可 能 性もある。
上 の長 時 間 そのまま冷 やしてみた場 合 も、水が凍 って
なお、図2の③付 近 で水 温 が異 常 な変 化 をしている
が、これは水の比 重 が4℃で最 も大 きいことから、ペット
しまうペットボトルはあまり増えなかった。
このように、サーモスタットを使 っただけで、驚 くほど
ボトルの中の水が対 流 し始 めたためだと思われる。また、
簡単に、過冷却水を安定して作成することができた。こ
図 2の④では一 時 的 に気 温 が少 し上 がっているが、こ
のため、サイエンスショー 「水 の 科 学 」 の実 施 にあたっ
れは温 度 計 に 近 い 位 置 の ペットボトルの 水 が 凍 り、そ
ても、少 し温 度 設 定 を変 更 した程 度 で、サーモスタット
の付近の気温が少し上 昇 したのだと思われる。
の温度センサーは底面に置いたままであった。
この状 態 で3ヶ月 間 サイエンスショー 「水 の 科 学 」を
4.サーモスタットを用 いた過 冷 却 水 の作 成
行 なったところ、25本 のペットボトルの内 、 水 が凍 って
今 回 、岳 川 学 芸 員 企 画 に よるサイエンス ショー「 水
しまったものは平 均して2~3本であった。サイエンスシ
の科 学」でも過 冷 却 の実 験 を行 なう予 定 であるというこ
ョーを4回 行 なっても過 冷 却 水 が多 く残 っており、それ
とで、サーモスタットで冷 凍 庫 の温 度 を-5℃前 後に保
を冷 凍 庫 内 に 残 した まま 、不 足 分 だ け常 温 の 水 が 入
つことができないかと考 えた。このサイエンスショーを行
ったペットボトルを追 加 した。但 し、半 数 近 くのペットボ
なう9月 になってしまうと、毎 日 過 冷 却 水 を用 意 しなけ
トルの水 が凍 っていたことが 一 度 だけあった。これは、
ればならないため、過 冷 却 水 の作 成 方 法 をいろいろ変
教 員 向 けの研 修 のために過 冷 却 水 を全 て使 ったため、
えて試 すことができない。このこともあり、これまで経 験
全 て常 温 の水 が入 ったペットボトルを入 れた翌 日 であ
的 に過 冷 却 水 を用 意 することができていた方 法 を繰 り
った。しかし、同 じように全 てのペットボトルを入 れ替 え
返していたが、今 回 はサイエンスショーの開 始 までまだ
たことは何度かあるが、半数 近くも凍ったのは一度だけ
1ヶ月 以上あった。
であり、原因は不明である。
長谷川 能三
では、サーモスタットを用 いた過 冷 却 水 の作 成 では、
-4℃程度まで下がっている。冷凍 庫内の気温が下 が
冷 凍 庫 内 および 水 温 はどう なっ ていた の だろうか 。サ
っても、ペットボトル内 の水 温 が下 がっていない間 は、
ーモスタットを使 用 しない場 合 と同 様 にして測 定 した。
冷 凍 庫の電 源 のON・OFFが頻 繁に繰り返されている
ただし、水 の入 ったペットボトルは、25本 (5行 ×5列 )
が、水温が-2℃程 度まで下がると、1時 間に1回 電 源
である。
が入る程度になっている。
次 に、冷 凍 庫 内 の角 にあるペットボトルの中 の水 温
と、その近 くの気 温 の変 化 を測 定 したのが図 4である。
冷 凍 庫 の 調 整 ダ イヤルは 最 も強 い「8」であるが、図 3
の 中 央 付 近 の ペットボト ルの 水 と 比 較 すると 、 冷 凍 庫
の電 源 のON・O FFに伴 って、水 温 も 少 し上 下 を 繰 り
返していることがわかる。また、冷 却 開始から6時 間くら
い経 つと水 温 は-5℃程 度 まで下 がっているが、その
後 少 し温 度 が 上 がっている。実 際 に過 冷 却 水 を作 成
すると平 均 2~3本 凍 っていたが、凍 ってしまうのは 周
囲 の 壁 面 のそばの ペットボ トルであり 、この ような温 度
図2.冷凍庫 内の気 温 と水 温(「弱」設 定)
変化により凍りやすいのかもしれない。
図3.冷凍庫 内の気 温 と水 温(「強」設 定)
図 2、図 3は、25本 の内 、中 央 のペットボトルの中 の
図4.冷凍庫内の気温と水温(角部分)
5.まとめ
水 温 と、その近 くの気 温 の 変 化 である。図 2は 冷 凍 庫
冷 凍 庫 にサーモスタットをつなぐことにより、冷 凍 構
の 調 整 ダ イヤルを 最 も 弱 い 「1」に した 場 合 で、 図 3は
内 の気 温 がマイナス数 ℃に保 たれることが確 認 できた。
最 も強 い「8」にした場 合 である(約 9時 間 で中 断 )。温
マイナス数 ℃では過 冷 却 状 態 が壊 れることも少 ないた
度 が下 がるスピードは異 なっているが、冷 凍 庫 内 の気
め、過冷 却 水を安 定して作 成することができる。この程
温は-5℃前 後まで下 がり、そこで上 下 を繰 り返してい
度 の 温 度 に 設 定 できる 冷 凍 庫 ( 冷 蔵 庫 )もあるが 、容
るのがわかる。この繰 り返 しが、サーモスタットによる冷
量 が小 さいか高 価 であり、サーモスタットを用 いる方 法
凍 庫 の電 源 がON・OFFを反 映 したものである。気 温
は比較的 安 価に大 量に過 冷却 水を作 成するのに適し
はこのように上 下 しているが、水 温 は緩 やかに変化 し、
ている。
[参考 ]
[1] Emily B.Moore & Valeria Molinero “Structural transformation in supercooled water
controls the crystallization rate of ice” Nature 479,p506(2011)
[2]ツインバード工 業 株 式 会 社 ディープフリーザーSC-DF25
[3]株式会社創建 商 事 マジコール ハーフ36 / ロング2D-80
[4]大倉宏「サイエンスショー「とける時 、かたまる時 」実施報告」大阪市立科学館研究 報告第 14号,p163(2004)
[5]三ツ星貿易株 式 会 社 エクセレンスMA-090CD
[6]タスコジャパン株 式 会 社 ミニ温 度データロガーTA413A
[7]松 尾 電 器 産 業 株 式 会 社 電 子サーモスタット METⅢ