巻 頭 言 平素は施設運営に関しまして、皆様には格別のご指導とご鞭撻を賜り厚く御礼申し上げ ます。25年度の各施設活動内容を「社会福祉法人悠人会年報」として纏めました。介護 保険の各施設は介護の質向上、在宅事業の拡充、認知症研修をはじめ各専門職種の研修事 業の受託、地域との連携強化などに取り組んで参りました。保育事業も丸10年を迎え、 ベルキンダー安井も民営化7年が経過しました。分園を含め保育内容の充実に努めている ところでございます。 2025年に向けた税と社会保障の改革として、社会保障制度改革国民会議報告書が平 成25年8月に提出されました。病院や施設の機能分化を進めて重点化と効率化を図り、 施設完結型から地域完結型の提供体制になること、および地域包括ケアシステムに向けて 医療と介護の連携及び地域での他職種連携などが重視されます。 地域包括ケアシステムは、 「日常生活圏域での生活上の安全・安心・健康を確保するため、 医療と介護のみならず様々な生活支援サービスおよび予防を含む保健サービスを、日常生 活の場で包括的継続的かつ継ぎ目なく提供できるような地域での体制」と謳っています。 老健施設は在宅復帰機能を発揮する施設として、特養は認知症を含む重介護者への個別ケ ア拠点として、そして保育園は地域子育て拠点ではないでしょうか。 今春から消費税が3%アップされました。しかし社会保障の財源は決して豊かなもので なく、今後もその確保にいろんな努力が必要です。医療や福祉の施設は、これからは本当 に価値あるサービス作りを心掛けねばなりません。そんな時代に入っております。 当法人ではこの様な中、近年進めてきた施設整備が前年度にほぼ完了し、特別養護老人 ホーム3ヵ所、老健施設2ヵ所、保育園2ヵ所の機能が大きく向上いたしました。改めて 御礼申し上げる次第でございます。26年度はその機能を地域へフル活用してゆく状況で す。私共各施設の取り組みと活動内容をご覧いただき、そして事業運営におきましても皆 様のご意見等をご遠慮なくお申し付け頂けたら幸いでございます。 今後とも引き続きご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。 平成 26 年 5 月吉日 社会福祉法人悠人会 理事長 田口 義丈 AIF理念 使命 愛の医療と福祉の実現 会是 地域と職員と共に栄えるチーム Yu・ki・to・do・ku ゆき届いたサービス 私たちの基本方針 【私たちのチャレンジ】 チームとして、そしてパートナーとしてチャレンジします。 健康の維持や改善を願うみなさまと、それをお手伝いする私たちは、その目的を共有するチームです。その目的達成のた めに、お互いがパートナーとして情熱をかたむけ、ベストを尽くすことこと、最良の方法であると確信しています。 3つのベストにチャレンジします。 私たちは、最適の治療、最善の心配り、最高のパートナーシップの実現を目指しています。 ベストキュア ベストケア ベストパートナーシップ 【私たちのお約束】 1.私たちは、みなさまに「良質なケアを平等に提供」いたします。※1 2.私たちは、みなさまに「十分なご説明」をいたします。※2 3.私たちは、みなさまに「納得された上でのケア」を実施いたします。※3 4.私たちは、みなさまに「十分な情報」を提供いたします。※4 5.私たちは、みなさまの「人としての尊厳」を守ります。 6.私たちは、みなさまの「プライバシーや秘密」を守ります。 ※1:各人の状態に応じて検討された「個別ケアプランに基づく個別ケア」を実施いたします。 ※2:ケア全般において十分にご説明し、同意を得た上でのケアを実施いたします。 ※3:ケアにおいては、時としてサービスの選択肢があります。ご自身あるいはご家族が納得し、決定されるために、セカン ドオピニオン(他の専門家の意見)を知ることも良い方法です。当施設では「納得された上でのケア」を実施いたします。 ※4:ケアの状況・情報等さらに詳しくお知りになりたい場合、お気軽におたずね下さい。 ベストパートナーシップ宣言 私たち生長会・悠人会の全職員はクライアント※1 のみなさま さらにはご家族のみなさまのベストパートナーでありたいと考えています。 みなさまと私たちが互いにパートナーとして信頼し合い、チームを組み、 共に「健康」に向けてチャレンジする これこそ医療・福祉本来の姿ではないでしょうか。 そのために、私たちは多くのテーマを掲げ、一つずつ確実に実践することによって、 この姿を少しでもよりよいカタチで実現したいと思っています。 当会は「愛の医療と福祉の実現」を使命に掲げ、 1955年※2 使命感と情熱に溢れた若き「医学博士 岸口繁と兄の岸口一勇」の 二人によって設立されました。 以来、様々なチャレンジを繰り返しながら今日に至っています。 そして、私たちの新しいチャレンジ それが 「ベストパートナーシップ」チャレンジです。 みなさまにベストパートナーと呼ばれ、信頼していただけるために 私たちは全力を尽くします。 ※1:患者さま、および入所者のみなさまのことを指しています。 ※2:1955 年府中病院を開設、その後 1964 年に医療法人生長会、1976 年特定医療法人生長会、 2002 年特別医療法人生長会、2009 年社会医療法人生長会となる。1981 年社会福祉法人悠人会を開設。 悠人会のあゆみ(沿革) 1981 年 昭和 56 年 10 月 社会福祉法人悠人会 設立認可 1982 昭和 57 年 05 月 堺市に特別養護老人ホーム「ベルファミリア」[96 床]開設 1984 昭和 59 年 04 月 堺市在宅老人短期保護事業受託 1987 昭和 62 年 04 月 堺市シルバーデイサービス事業受託、大阪府家庭奉仕員介護実習施設指定 1989 平成元年 04 月 堺市ホームケア促進事業受託 1990 平成 2 年 3 月 在宅老人デイサービスセンター増築、ベルファミリアデイサービスセンター開設 1990 平成 2 年 4 月 ショートステイ専用室 20 床増築 1991 平成 3 年 4 月 デイサービスセンターA型へ移行、訪問入浴、訪問給食事業開始 1992 平成 4 年 4 月 堺市在宅サービス供給ステーション受託 1992 平成 4 年 9 月 ベルファミリアヘルパーステーション開設、障害者デイサービス事業開始 1993 平成 5 年 5 月 在宅介護支援センター事業開始(別棟増築) 1993 平成 5 年 7 月 ベル訪問看護ステーション開設 1997 平成 9 年 6 月 1997 平成 9 年 7 月 和泉市に老人保健施設「サンガーデン府中」開設 デイケアセンター(サンガーデン府中)[定員 40 名]開設 サンガーデン訪問看護ステーション、同在宅介護支援センター開設 1998 平成 10 年 4 月 サンガーデンヘルパーステーション開設 1999 平成 11 年 8 月 指定居宅介護支援事業者としてケアサポートセンター(4 事業所)開設 2000 平成 12 年 4 月 介護保険の導入 2000 平成 12 年 7 月 ベルファミリアの定員変更認可 2001 平成 13 年 6 月 デイケアセンター(サンガーデン府中)定員変更[40→75 名] 2002 平成 14 年 11 月 2003 平成 15 年 5 月 指定居宅介護支援事業所統合(医療法人生長会含む 10→2 事業所に統合し、 名称変更)、ベル介護相談センターとふちゅう介護相談センター開設 ふちゅうヘルパーステーション開設 2004 平成 16 年 4 月 堺市に介護老人保健施設「ベルアルト」[定員 100 名]、特別養護老人ホーム 「ベルライブ」[定員 95 名]開設、保育園「ベルキンダー」 [定員 120 名]開設 デイケアセンター(ベルアルト)[定員 40 名]、ベルライブデイサービスセンター [定員 30 名]、ベルタウン介護相談センター開設 2004 平成 16 年 5 月 ベルタウン訪問看護ステーション、同ヘルパーステーション開設 2004 平成 16 年 8 月 デイケアセンター(サンガーデン府中)定員変更[70→100 名] 2007 平成 19 年 4 月 保育園「ベルキンダー安井」開設[定員 75 名] 2007 平成 19 年 7 月 ベルライブデイサービスセンター定員変更[30→35 名] 2008 平成 20 年 4 月 ベルライブデイサービスセンター定員変更[35→40 名] 2008 平成 20 年 8 月 ふちゅうヘルパーステーションをサンガーデンヘルパーステーションに統合 2008 平成 20 年 11 月 デイケアセンター(ベルアルト)定員変更[40→45 名] 2009 平成 21 年 3 月 保育園「ベルキンダー安井」分園設立[定員 28 名] 2009 平成 21 年 7 月 ベル訪問看護ステーションとサンガーデン訪問看護ステーションを生長会へ移行 2010 平成 22 年 3 月 デイケアセンター(ベルアルト)定員変更[45→50 名] 2011 平成 23 年 4 月 保育園「ベルキンダー安井」定員変更[75→90 名] 2012 平成 24 年 4 月 特別養護老人ホーム「ベルアルプ」 [定員 100 名]、 ベルアルプデイサービスセンター[定員 20 名]開設 堺市より中第 3 地域包括支援センター受託 保育園「ベルキンダー」定員変更[120→130 名] ベルファミリア新築・移転、ベルファミリアデイサービスセンター定員変更[50→100 名] 11 月 2013 2014 平成 25 年 3 月 ベルアルプデイサービスセンター定員変更[20→25 名] 4月 保育園「ベルキンダー」定員変更[130→140 名] 7月 ベルアルプデイサービスセンター定員変更[25→30 名] 平成 26 年 1 月 ベルアルプデイサービスセンター定員変更[30→40 名]
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