平成27年度広陵町電力の調達に係る環境配慮方針

 平成27年度広陵町電力の調達に係る環境配慮方針
(目的)
第1条 本方針は、平成27年度において広陵町が行う電力の調達契約の競争入札の実施
に際し、環境に配慮した電力調達契約を締結するために必要な事項を定める。
(環境に配慮した電力調達契約)
第2条 「環境に配慮した電力調達契約」とは、広陵町が行う電力調達契約の競争入札に
係る入札参加資格の判定に際し、一般電気事業者及び特定規模電気事業者(以下「
電気事業者」という。)の電力供給事業における環境配慮の状況について、「環境
評価項目」を基準として評価したうえで実施する電力の調達をいう。
(対象組織等)
第3条 この方針は、広陵町が、競争入札により電力を調達する際に適用する。 (環境評価項目)
第4条 この方針における環境評価項目は、次のとおりとする。
1 基本項目
(1)二酸化炭素排出係数
(2)未利用エネルギー活用状況
(3)再生可能エネルギー導入状況
(4)環境マネジメントシステム(以下「EMS」という。)導入状況
2 加点項目
グリーン電力証書の購入状況
(評価)
第5条 広陵町が行う電力調達契約の入札に参加を希望する電気事業者は、前条に定める
環境評価項目を、別表1「広陵町環境に配慮した電力調達契約評価基準(以下「評
価基準」という。)により算定し、その評価点等を様式1「広陵町環境に配慮した
電力調達契約評価項目報告書」に記載し町長に提出するものとする。
ただし、当該年度内に評価点に変更があった場合は、その都度町長に提出するも
のとする。
2 管理課長は、電気事業者から提出された様式1の内容を確認し、各電気事業者の評
価点を判定する。
3 管理課長は、判定の結果について、様式2により町長へ、様式3により評価点が基
準点以上ある電気事業者へ通知するものとする。
(入札参加資格)
第6条 入札参加資格は次のとおりとする。
前条で定める基本項目の評価点の合計が70点以上であること。基本項目の合計が
70点に満たない場合、基本項目の得点に加点項目の得点を加えた合計が70点以上
であること。
(入札参加資格の確認)
第7条 入札事務を担当する者は、様式2により各事業者の評価点を確認するものとする。
(その他)
第8条 本方針により定めるものの他、競争入札による電力調達に係る環境評価等につい
て必要な項目は、別に定める。
(事務処理)
第9条 本方針に係る事務処理は、広陵町総務部管理課において行う。
附則
この方針は、平成27年9月1日から施行する。
別表1 広陵町環境に配慮した電力調達契約評価基準
基 本 項 目
区 分
0.300未満
平成25度の1kwhあたりの
全電源二酸化炭素排出係数 (kg-CO2/kwh)
(※1)
60
0.300以上
0.350未満
55
0.350以上
0.400未満
50
0.400以上
0.450未満
45
0.450以上
0.500未満
40
0.500以上
0,550未満
35
0.550以上
0.600未満
30
0.600以上
25
平成25年度の未利用エネルギー
活用状況
(※2)
1.35%以上
15
1.35%未満
10
活 用
活用していない
1.50%以上
平成25年度再生可能エネルギー
導入状況
(※3)
EMS導入状況(ISO、エコア
クション、KES、KEMS等)
(※4)
加 点 項 目
グリーン電力証書の購入状況
(※5、※6)
配 点
0
15
0.75%以上
1.50%未満
10
0%超
0,75%未満
5
導入していない
0
有
10
無
0
区 分
点 数
有(奈良県産)
20
有(他府県産)
10
無
0
※1 1kwhあたりの全電源平均二酸化炭素排出係数とは、平成18年経済産業省・環境省令第3号
により算出報告した「一般電気事業者及び特定規模電気事業者の供給に係る電気の実排出係
数及び調整後排出係数」のうち「調整後排出係数」を言う。
※2-1 未利用エネルギー活用状況とは、次の算式により算定した数値をいう。
A:平成25年度未利用エネルギーによる発電電力量(kwh)
B:平成25年度供給電力量(需要端) (kwh)
平成25年度の未利用エネルギー活用状況(%)=A/B×100
※2-2 未利用エネルギーとは発電に利用した次に掲げるエネルギー(他社電力購入に係る活用分
を含む。(ただし、一般電気事業者からの購入電力に含まれる未利用エネルギー活
用分については趣旨から考慮し、含まない))をいう。
①工場等の廃熱又は排圧
②廃棄物の燃焼に伴い発生する熱(再生可能エネルギーに該当するものを除く。)
③高炉ガス又は副生ガス
※2-3 利用エネルギーによる発電を行う際に、他の化石燃料等の未利用エネルギーに該当しない
ものと混燃する場合は、以下の方法により未利用エネルギーによる発電量を算出する。 ①未利用エネルギー及び未利用エネルギーに該当しない化石燃料等の双方の実績による 燃焼時の熱量が判明する場合は、発電電力量を熱量により按分する。
②未利用エネルギーの実測による燃焼時の熱量が判明しない場合は、未利用エネルギー
に該当しない化石燃料等の燃焼時の熱量と当該発電機の効率から未利用エネルギーに
該当しない化石燃料等の燃焼に伴う発電量を算出し、当該数値を全体の発電量から除
いた分を未利用エネルギーによる発電分とする。
※3 再生可能エネルギーの導入状況とは、次の算式により算定した数値をいう。
a:平成25度自社施設で発生した再生可能エネルギー電気の利用量(kwh)
b:平成25年度他社より購入した再生可能エネルギー電気の利用量(kwh)
c:平成25年度の供給電力量
平成25年度の再生可能エネルギーの導入状況(%)=(a+b)/c×100
※4 入札実施時におけるEMS導入状況で、評価対象となるEMSは、「ISO14001」、
「KES」、「エコアクション21」、「エコステージ」および「KEMS」とする。
※5 平成27年4月1日から「広陵町環境に配慮した電力調達契約評価項目報告書」の提出期限
までの購入状況とする。また、購入状況には購入予約契約を含む。
※6 「グリーン電力購入状況」には環境配慮の観点から、証書購入と同等と広陵町長が認める場
合を含む。
様式1
平成27年度広陵町環境に配慮した電力の調達契約評価項目報告書
称号または名称
代表者職・氏名
所在地
報告書に関する
問い合わせ先(部署)
担当者
電話番号
環境評価項目
環境評価項目
数値等
点数
確認資料
平成25年度の1KWhあたりの
全電源平均二酸化炭素排出係数
(㎏-CO2/KWh)
(kgCO2/KWh)
未利用エネルギー活用状況
活用・未活用
再生可能エネルギーの導入状況
EMS導入状況
算出根拠となる書類
算出根拠となる書類
導入済・未導入
グリーン電力証書の購入状況
登録証書の写し等
証書の写し等
合計
広陵町長 殿
上記報告内容に相違ないことを誓約致します。
平成 年 月 日
代表者・職・氏名
印
様式2
平成 年 月 日
広陵町長 殿
広陵町管理課長
平成27年度広陵町電力の調達に関わる環境配慮方針に基づく評価結果について
このことについて、次のとおり評価結果を報告します。
電気事業者名
点数
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
※ 基準点・・・70点
様式3
広管 第 号
平成 年 月 日
(電気事業者) 殿
広陵町長 印
平成27年度広陵町電力調達に関する環境配慮方針に基づく評価結果について
平成27年度広陵町電力調達に関する環境配慮方針に基づき平成27年 月 日
に提出された報告書を評価した結果、基準点以上であったことを通知します。
○問い合わせ先
広陵町役場 管理課
TEL:0745-55-1001
FAX:0745-55-1009
E-mail:[email protected]