2015年2月4日 発行 年 月 日 改訂 安全データシート(SDS) 1.製品及び会社情報 製品名 会社名 住 所 担当部門 電話番号 FAX番号 緊急連絡先 ネジグラウト タイプM2 JFE条鋼株式会社 東京都港区新橋5丁目11番3号 〒105-0004 鉄筋・構造技術グループ 03-6381-3820 03-5777-3804 03-6381-5686 (直通) 2.危険有害性の要約 GHS分類 物理化学的危険性 健康に対する有害性 急性毒性(経口) 皮膚腐食性/刺激性 眼に対する重篤な損傷/眼刺激性 特定標的臓器・全身毒性(単回暴露) 特定標的臓器・全身毒性(反復暴露) 吸引性呼吸器有害性 環境に対する有害性 GHSラベル要素 絵表示 : 区分外 : : : : : : : : 区分5 区分1C 区分1 区分1 区分2 区分1 区分1 該当しない (呼吸器系) (全身毒性、消化器) (呼吸器) 注意喚起語 : 危険 危険有害性情報 飲み込むと有害のおそれ(経口) 重篤な皮膚の薬傷・眼の損傷 呼吸器系の障害 全身毒性、消化器の障害のおそれ 長期または反復暴露による臓器(呼吸器)の障害 飲み込み、気道に侵入すると生命に危険のおそれ 注意書き 【予防策】 保護手袋/保護眼鏡/保護面/保護衣を着用すること。 粉塵またはミストを吸入しないこと。 この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 取扱い後は手などを良く洗うこと。 【対応】 吸入した場合 : 空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 直ちに医師の診断、手当てを受けること。 気分が悪い時は、医師に連絡すること。 飲み込んだ場合 : 口をすすぐこと。無理に吐かせないこと。 直ちに医師の診断、手当てを受けること。 1/4 皮膚に付いた場合 : 眼に入った場合 : 多量の水と石鹸で洗うこと。汚染された衣類を脱ぎ、再利用す る場合は洗濯すること。 水で数分間注意深く洗うこと。 次に、コンタクトレンズを着用していて容易に外せる場合は外すこと。 その後も洗浄を続けること。直ちに医師の診断、手当てを受けること。 直ちに医師の診断、手当てを受けること。 直ちに医師の診断、手当てを受けること。 暴露した場合 : 気分が悪い時 : 【保管】 施錠して保管すること。 【廃棄】 内容物や容器を、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物業者に廃棄を委託する。 3.組成および成分情報 単一製品・混合物の区別 : 混合物 化学名又は一般名 : カルシウムシリケート化合物及びカルシウムアルミネート化合物を主体とする混合物 危険有害成分 含有量 成分 化学式 CAS No. 官報公示整理番号 % (化管法・安衛法) ポルトランドセメント 65997-15-1 12168-85-3 (1)-194 ケイ酸カルシウム CaSiO3 酸化カルシウム CaO 1305-78-8 (1)-189 *ポルトランドセメントに酸化カルシウムとして最大3%含有する可能性がある。 4.応急措置 吸入した場合 : 皮膚に付着した場合 : 眼に入った場合 : 飲み込んだ場合 : 最も重要な徴候及び症状 : 応急措置をする者の保護 : 5.火災時の措置 消化剤 特有の消火方法 : : 空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させること。 気分の悪い時は、医師の診断/手当てを受けること。 多量の水と石鹸で洗うこと。 汚染された衣服をすべて脱ぎ 再利用する場合は洗濯すること 汚染された衣服をすべて脱ぎ、再利用する場合は洗濯すること。 必要に応じて、医師の診断/手当てを受けること。 水で数分間注意深く洗うこと。次に、コンタクトレンズを着用していて 容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けること。 その後、直ちに、医師の診断/手当てを受けること。 直ちに大量の水を飲ませ、直ちに医師の診断を受ける。 知見無し 救助者はゴム手袋、保護眼鏡などの保護具を着用する。 不燃物であるため、特定されない。 不燃物質であり、製品による火災は起こり得ない。 6.漏出時の措置 人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置 吸い込んだり、眼や口に入らないように注意し、8.に記載した保護具を着用して作業を行う。 環境に対する注意事項 流出した製品が河川等に排出され、環境に影響を起こさないように注意する。 封じ込め及び浄化の方法・機材 飛散物は、箒などで掃き集め容器又はポリ袋に回収する。 床面に付着したものは水で洗い流し、濃厚な洗浄液は河川等に直接流出しないように必要に 応じて中和、希釈の処理を実施する。 7.取扱い及び保管上の注意 取扱い 技術的対策 : 安全取扱い注意事項 : 眼、口に入らないように適切な保護具を着用する。 換気の良い場所で取り扱う。 2/4 : : 取扱い後は、顔、手、口等を水洗する。 破袋につながるような粗暴な取扱いをしない。 保管 適切な保管条件 : 安全な容器包装材料 : 湿気の多い場所は避け、乾燥した場所に保管する。 10~30℃で保管することが望ましい。 知見無し 8.暴露防止及び保護措置 管理濃度 : 作業環境評価基準 鉱物の粉塵 3mg/m3 許容濃度 : 日本産衛学会 第2種粉塵 1mg/m3 (吸入性粉塵) 第2種粉塵 4mg/m3 (総粉塵) ACGIH [TWA(時間加重平均)](2009年度版) 粉塵 3mg/m3 (吸入性粉塵) 10mg/m3 (総粉塵) 設備対策 : 室内で取り扱う場合は、管理濃度以下にするために十分な能力を有する換気 装置を備える。多量に取扱う場合は集塵機を設置する。 保護具 呼吸器の保護具 : 防塵マスク 手の保護具 : 保護手袋 目の保護具 : 側板付き普通眼鏡型、ゴーグル型の保護眼鏡 皮膚及び身体の保護具 : 保護衣、長靴 衛生対策 : この製品を使用する時に、飲食又は喫煙をしないこと。 取扱い後は、良く手を洗うこと。 9.物理的及び化学的性質 外観 : 灰色の微粉末 臭い : 無臭 pH : 水と接触するとpH12~13 沸点 : データなし 引火点 : 不燃物質 爆発特性 : なし 3 データなし 密度(g/cm ) : 溶解性 : 水に難溶性 10.安定性及び反応性 安定性 反応性 避けるべき材料 危険有害な分解生成物 : : : : 室温では安定 水硬性 水と反応して安定固化する。 データなし 11.有害性情報 【製品】 急性毒性 局所効果 : : データなし 水と接触すると強アルカリ性を呈し、そのために皮膚、眼に対し刺激性がある。 皮膚に付着すると肌荒れ、炎症を起こす。 眼に入ると粘膜を侵し、炎症を起こし、視力低下等の重大な障害を生る恐れ がある。 12.環境影響情報 生態影響については、データなし 接触水はアルカリ性(pH12~13)を呈するから環境に影響を及ぼさないよう注意する。 13.廃棄上の注意 残余廃棄物 3/4 廃棄する場合 : 汚染容器・包装 : 都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物の収集運搬業者及び処理 業者と契約し、廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律) 及び関係法規・法令を順守し、適正にする。また、洗浄水などの排水は、 水質汚濁防止法等の関連諸法令に適合するように十分留意しなけれ ばならない。 空の汚染容器・包装を廃棄する場合、内容物を除去した後に、都道 府県知事の許可を受けた産業廃棄物の収集運搬業者及び処理業者 と契約し、廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)及び 関係法規・法令を順守し、適正に処理する。 14.輸送上の注意 国際規制 海上規制情報 : 非危険物 航空規制情報 : ICAO/IATAの規定に従う。 国内規制 特段の規制はない。 陸上輸送 : 非危険物 海上輸送 : 航空法の規定に従う。 航空輸送 : 輸送の特定の安全対策及び条件 取扱い及び保管上の注意の項の記載に従うこと。 直射日光を避け、容器の破損、腐食、漏れがないように積み込み、荷崩れ防止を確実に行うこと。 重量物を上積みしない。 応急措置指針番号 : 知見なし 15.適用法令 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 労働安全衛生法 (粉塵障害防止規則) 労働安全衛生法 : 名称等を表示すべき危険物及び有害物(法第57条の2、施行令第18条の2別表第9); 酸化カルシウム(政令番号190) じん肺法 航空法 腐食性物質 (施行規則第194条危険物告示別表第1) 16.その他の情報 参考文献 A) 製品安全データシートの作成指針(改訂2版) B) GHS対応 MSDS・ラベル作成ガイドブック C) 化学品の分類及び表示に関する世界調和システム(GHS) 改訂初版 D) GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法-ラベル、 作業内の表示及び安全データシート(SDS) JIS Z 7253:2012 E) 化学物質総合検索システム(CHRIP) F) 航空危険物規則書(第49版) G) 使用品のMSDSに記載されているデータを転用 日本化学工業協会 日本塗料工業会 化学工業日報社 日本工業標準調査会 2008.10 2006. 8 2006. 8 2012. 3 製品評価技術基盤機構 航空危険物安全輸送協会 2008. 1 本化学物質等安全性データシートは、現時点で入手できる資料、情報に基づいて作成しております。 本製品を取扱う事業者に化学的に安全な取扱いを確保するための参考情報として提供されるもので、 安全性の保証書ではありません。 取扱う事業者は用途・用法に適した安全対策を講ずることが必要であることをご理解のうえご活用 お願います。 以上 4/4
© Copyright 2024 ExpyDoc