5月27日 チーム・ニモ世界大会報告会

長浜高校の生徒である「チーム・ニモ」の二人が、Intel ISEF 世界大
会の動物科学部門で 4 等入賞という快挙を成し遂げてくれました。
このことは、本校や旧長浜町、大洲市のみならず、愛媛県、いや日本
全国の人たちに、大きな勇気と夢を与えてくれました。なぜなら、地方
の小さな高校に通う生徒であっても、頑張って努力すれば、世界に羽ば
たくことができることを実証したからです。
私たちの飛躍を邪魔するものは、往々にして、実は自分自身にあるこ
とが多いものです。
皆さんは「ノミのサーカス」を知っていますか。進路課通信にも書き
ましたが、飛び跳ねるノミを小さな箱に入れて飼育します。すると何度
も頭を打ったノミは、自分は飛べないと勘違いして、次第に飛ばなくな
るそうです。そうなると、箱から出しても飛ぼうとしないので、調教が
始められるそうです。
私たちは自分自身が、このサーカスのノミになっていないか、いつも
自らに問いかける必要があります。
今回、二人の勝ち取った最も大きな功績は、
「長浜高校の生徒は、サーカスのノミではない!」
という事を、証明したことに尽きるのではないでしょうか。
次は、君たちの番です。
今回の受賞をきっかけとして、長高生の一人一人が「自分もやるぞ!」
と本気を出して頑張ってくれるようになれば、校長としてこんなに嬉し
いことはありません。お互いに切磋琢磨して、頑張ってみましょう。
「チーム・ニモ」の二人、本当におめでとう。非常に誇らしいことで
すが、君たちの成果は、多くの人々の支えがあって得られたものです。
感謝の気持ちを忘れず、謙虚な気持ちで、でも、夢は更に大きく持って、
堅実に、これからの高校生活を送ってください。
おめでとうございました。