長浜高校の生徒である「チーム・ニモ」の二人が、Intel ISEF 世界大 会の動物科学部門で 4 等入賞という快挙を成し遂げてくれました。 このことは、本校や旧長浜町、大洲市のみならず、愛媛県、いや日本 全国の人たちに、大きな勇気と夢を与えてくれました。なぜなら、地方 の小さな高校に通う生徒であっても、頑張って努力すれば、世界に羽ば たくことができることを実証したからです。 私たちの飛躍を邪魔するものは、往々にして、実は自分自身にあるこ とが多いものです。 皆さんは「ノミのサーカス」を知っていますか。進路課通信にも書き ましたが、飛び跳ねるノミを小さな箱に入れて飼育します。すると何度 も頭を打ったノミは、自分は飛べないと勘違いして、次第に飛ばなくな るそうです。そうなると、箱から出しても飛ぼうとしないので、調教が 始められるそうです。 私たちは自分自身が、このサーカスのノミになっていないか、いつも 自らに問いかける必要があります。 今回、二人の勝ち取った最も大きな功績は、 「長浜高校の生徒は、サーカスのノミではない!」 という事を、証明したことに尽きるのではないでしょうか。 次は、君たちの番です。 今回の受賞をきっかけとして、長高生の一人一人が「自分もやるぞ!」 と本気を出して頑張ってくれるようになれば、校長としてこんなに嬉し いことはありません。お互いに切磋琢磨して、頑張ってみましょう。 「チーム・ニモ」の二人、本当におめでとう。非常に誇らしいことで すが、君たちの成果は、多くの人々の支えがあって得られたものです。 感謝の気持ちを忘れず、謙虚な気持ちで、でも、夢は更に大きく持って、 堅実に、これからの高校生活を送ってください。 おめでとうございました。
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