福島県知事 内堀 雅雄 様 復興に 復興に関する要望書 する要望書 平成 27 年 8 月 17 日 福島県富岡町長 福島県富岡町長 宮本皓一 要 望 書 東日本大震災、原子力発電所事故から4年5ヵ月が経過しました。 今もなお全町避難を余儀なくされるなど厳しい状況が続いておりま すが、当町では、今年度を「富岡町の復興を目に見える形で具現化 していく年」と位置づけ、除染や上下水道などのインフラ復旧に加 え、復興拠点の整備を始めとする「ふるさと富岡」の再生に向けた 取組を加速させております。 もとより富岡町は、地理的優位性などを背景に古くから交通の要 所として栄えるとともに、他町村に先駆けて都市機能の充実化が図 られるなど、まさに「人々の交流の地」として双葉郡の中枢を担っ ておりました。これまで当町が果たしてきた役割やその背景を考慮 すれば、復興への道筋をより確実なものとし、多くの人々が再び交 流する環境を早期に実現することが極めて重要であり、双葉郡全体 の復興や住民帰還等への波及効果も大きいものと考えます。 複合災害からの当町の復興は、正に“緒に就いたばかり”とも言 え、これからが本格復興期を迎えます。この度策定した「第二次復 興計画」に基づき、当町における復興拠点の整備を目に見える形で 推し進め、双葉郡の中枢として栄えた「ふるさと富岡」と将来に続 く地域の再生を実現するため、次の事項を強く要望いたします。 記 第1 「イノベーション・コースト構想」拠点施設の整備 当町の充実した都市機能との連携による魅力ある人々の交流拠点 を形成し、町全体ひいては双葉郡全体の再生と発展を図るため、 「廃 炉国際共同研究センター(国際共同研究棟)」を当町に早期整備する こと。
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