- ビー・ブラウンエースクラップ

医療従事者の信頼のパートナーとして、
患者様の治療・QOLの向上に貢献します。
ビー・ブラウンエースクラップ株式会社
事業内容
医療機器の製造販売、修理および輸出入
所在地
〒113-0033 東京都文京区本郷2-38-16
企業URL
http://www.bbraun.jp/
代表取締役
TEL
03-3814-2525
米田幸彦
1959年、
兵庫県神戸市生まれ。
米国マサチューセッツ州立大学卒業後、
1983年に外資系会計事務所に入所。
10年に亘る
様々な業種の監査業務を経験する中で、
高齢化社会に於いて社会貢献度の高い医療機器分野に着目し、
1993年米国系
医療機器メーカーに転職。
財務、
経営企画、
事業部運営に携わる。
2003年には、
より幅広い医療機器を取り扱う現在の会
社に入社。
財務、
事業戦略を担当後、
2010年に現職就任。
HOT NEWS
2015.08
2015.08
ホットニュース
ニュースリリースをスタートしました。
YOMIURI ONLINE に掲載した、弊社記事(バックナンバー)が閲覧いただけます。
━ 現在の日本の医療現場を取り巻く環境と、
医療市場の今後について、
お考えをお聞かせください。
高齢化社会を迎え、医療費が益々抑制される一方、輸出を含めた医療産業を国を挙げて伸ばして行こうという動きもあります。見方によれば、医療業界は今よりさらに厳しい状
況に追い込まれるとも言えるでしょうが、反面、まだまだビジネスチャンスもあると見ています。いずれにせよ、成長か縮小かのどちらかに偏ったことではないと思います。国内産
業の育成、輸出の強化、また最先端の医療を積極的に導入していこうという国の施策もあります。医療経済というものを俯瞰して考えた時、よりよい製品やサービスを、より適正
な価格で提供するという意味においては、成長のチャンスが十分にあると考えています。
━ そのような環境の中で、
御社の目指すところはどこにあるのでしょうか?
当社は、幅広い医療機器を取り扱っており、多様な製品そのものに加え、当然それらに付随する様々な知識も併せ持っています。このよ
うなノウハウを活かし、
経済的な側面から病院のマネジメントにも貢献できるような、
コンサルティングの分野をうまく融合させることが
できれば、
顧客価値につながるビジネスを展開していけるのではないかと思います。
━「Fit Japan」
というプロジェクトがあると伺いました。
このプロジェクトについて少し詳しくお聞かせください。
日本の患者さんの解剖学上の特徴に「フィット」した製品の開発・提供もさることながら、低侵襲手術を行うことで患者さんのダメージを
減らし、早期離床を実現させる。それにより、早期リハビリが可能となり、入院期間も短縮できる。そうなれば、患者さんのQOL向上は勿
論のこと、医療費削減にも繋がるので、病院にとってもメリットがある。このようなサイクルは、今の日本の医療行政の方向にも沿ったもの
だと思います。その点でも、日本に「フィット」しているわけです。広い意味で、これらすべてを視野に入れて展開されるのが、
「Fit Japan」
の取組みです。このような考え方に基づき、製品だけを提供するのではなく、セラピーアプローチ ‒ つまり、治療法に沿った製品やサービ
スを提案し、提供していくことを目指しています。トータルソリューションという考え方ですね。
「Fit Japan」がよいサイクルを創出して行
「Fit Japan」第一弾:バイコンタクトEステム
けば、医療従事者の方も、患者さんも、病院も、そして我々も、皆がハッピーになれるのではないかと思っています。
━ ビー・ブラウングループの今後の方針、
または方向性についてお聞かせください。
「カスタマーやパートナーとの建設的な対話を通じ、医療制度への効果的なソリューションや指針を構築していきます」というのが、
ビー・ブラウングループのミッションです。この中にある「建設的な対話」というのが、グループの今後の方針を表すキーワードだと思い
ます。従来の、事業部を通した事業展開を、よりカスタマーにフォーカスした、或いは治療方針に沿った形での展開に転換してきていま
す。つまり、製品を通して市場を見ていたものを、市場に於いてどのような価値を生み出し提供できるのか、という視点にシフトしてい
るということです。同じようなクオリティやコンセプトの製品が市場に出回り、製品の差別化だけではビジネスが難しくなってきている
昨今、このように目線を変えなければ、自分たちが持つ本当の価値の提供は困難と言わざるを得ません。カスタマーとの対話を通じて、
真のニーズをくみ上げ、製品やコンサルティング等、様々なアプローチからソリューションを提供していく・・・これが、ビー・ブラウング
ループの進む方向なのだと思います。
「対話」を通じた価値提供へ
━ 御社は、
日本市場でビジネスを展開する一企業としての側面と、
グローバルグループの一員としての側面をお持ちです。
グループメンバーとしてのスタンスをどのようにお考えですか?
コーポレートとして掲げられたビジョン、ミッションというものを、いかに日本で実現していくのかというのを具体的に考えるのは、グループの一員としてのわたしたちの当然の役
割です。グループのミッションにある「対話を通じて・・・」というのは正にその通りで、これから医療従事者の方との対話を通して、顧客にとっての価値がどこにあるのか、どのよう
にそういった価値創造を推進していくのかという点に取組んでいかなければなりません。先程お話した「FIT Japan」もそうですが、先生方との対話から正しい情報を吸い上げ、ど
こに真のニーズがあるのか、ニーズに見合う製品・サービスとはどんなものなのかという点を見極めていくのが第一歩です。この点は、たとえ同じコンセプトで取組んだとしても、
市場によって手段も方法も異なるでしょう。もちろん、グループの方針や指針に沿って推進していくものではありますが、ドイツや他国のやり方をそのまま日本に導入するというこ
とではなく、日本独自のサービスの提供、製品の開発を行っていくべきです。つまり、ローカルの市場に「フィット」させて柔軟に対応していく、ということで、これもひとつの「Fit
Japan」と言えるかもしれませんね。