APPENDIX MIDI RECORDING スコアウィンドウでは、 ドラム譜を使った入力や表示も可能です。ドラム譜には多くの形式がありますが、Logic5の SYSTEM PROFILE ドラム譜を使って ノートイベントを入力したい ドラム譜では非常に柔軟な設定が行えます。なお、スコアウィンドウでの基本的な入力方法については、MIDI RECORDING-12“マウスを使って音符や記号を五線譜に張り付けながら入力したい” (P131) を参照してください。 スタイルから “#ドラムス”を選択すると…… 画面がドラム譜表示に変わる PRE-RECORDING 初期設定の中に“#ドラムス” と名付けられたスタイルが用意 されており、これがGM音源に対 応したドラム譜のスタイルになっ ています。また、初期状態ではド ラム音源を割り当てたトラックの シーケンスを選択すると自動的 に“#ドラムス”のスタイルが選択 されます。 HARDWARE SETUP q スコアウィンドウを開き、スタイルに“ドラムス”を選ぶ MIDI RECORDING AUDIO RECORDING APPENDIX ドラム譜を使ってノートイベントを入力したい “解釈”をオンにする HARDWARE SETUP ドラム譜の場合も通常の楽器 の場合と同様に、ペンシルツー ルで音符を入力します。ただしド ラムの場合デュレーションは意味 を持たないので、16分音符など の適当に短い音符を選択し、さ らに、細かい休符が無意味に表 示されないように“解釈”をオン にしておくとよいでしょう。 SYSTEM PROFILE w 音符を選択する ペンシルツールに持ち替える PRE-RECORDING 短めの音符を選択 e 音符を入力する AUDIO RECORDING APPENDIX MIDI RECORDING 楽譜上には音程ではなくドラ ムセットの打楽器が割り振られる ようになっています。入力したい 位置をクリックすると、打楽器に 応じて自動的に符頭の形が変化 します。またクリックホールドする と、現在入力しようとしている打 楽器の名前と位置が楽譜上部 に表示されますからそのままドラ ッグして微調整し、マウスボタン をリリースすると正確な位置に入 力できます。 ドラム譜を使ってノートイベントを入力したい スタイルの変更とオリジナルドラム譜設定について オリジナルのドラム譜を作るには、デフォルトの GM配列をエディットするのが実用的です。手順は、 おおまかに2段階あり、エンバイロメントウィンドウと、 スコアウィンドウでの操作になります。 まず、エンバイロメントウィンドウで、ドラムマップエ ディタを開きます。 ドラムマップエディタを開くにはアレンジウィンドウ でエディットしたいドラムトラックをダブルクリックして エンバイロメントウィンドウを開き、表示されたドラム (ドラムマップ)オブジェクトをダブルクリックする方法 が最も簡単でしょう。なお、新たに作成する場合は オブジェクトをコピーしてエディットします。 ドラムマップエディタでは、さまざまなノートをドラ ムインストゥルメントとして定義、どのようにスコアに 表示するのか設定できます。 グループ単位でドラム譜に表示されますから、表 示させたいインストゥルメントは必ず何らかのグルー プに設定しておきます。 アレンジウィンドウでドラムトラック表示をダブルクリックすると…… ➔ ■鍵盤:入力する音程、クリックすると発音する ■InputName:ドラム・インストゥルメント名、ダブルクリックで変更 ■OutputNote:出力する音程、横ドラッグで変更可能だが通常は鍵 盤に一致させておく ➔ エンバイロメントウィンドウが開くので 表示されているドラムマップオブジェクトをダブルクリックする ■Head:符頭の形、クリック・ステイでリストから選択 ■Rel.Pos:音符位置、縦ドラッグで変更可能、基準位置は一番上 の五線 ■Group:グループ設定、クリック・ステイでリストから選択または新 規作成 APPENDIX ドラム譜を使ってノートイベントを入力したい アレンジウィンドウでドラム譜表示したいシーケンスをダブルクリック すると、スコアウィンドウが開くので…… ■スタッフ:楽譜の段数、通常は1のままでいいでしょう ■音部記号:ドラッグして変更できます ■声部:楽譜の段数、通常は1のままでいいでしょう ■休符:休符の表示/非表示、 ドラッグで変更できます ■符尾:符尾の向き、 ドラッグで変更できます HARDWARE SETUP 準拠の設定を残したい場合は、いったん“#ドラムス” を選んだあと、複製を選びます。 スコアスタイル設定ウィンドウでは、ドラム表示の スタイルを設定します。設定はグループ単位で行い ます。 SYSTEM PROFILE 次に、スコアスタイルを開きます。スコアスタイル を開くにはドラム譜表示したいシーケンスをダブルク リックしてスコアウィンドウを開き、スコアパラメータ のスタイルから“#ドラムス”を選択、ダブルクリック する方法が簡単です。なお、現在設定されているGM MIDI RECORDING ➔ スコアパラメータのスタイルをクリックホールドして、 “#ドラムス”を選 択しダブルクリックすると…… PRE-RECORDING ➔ ■タイ:タイの向き、 ドラッグで変更できます ■連符:連符表示の向き、 ドラッグで変更できます ■桁:連桁の傾き、 ドラッグで変更できます ■位置:音符の位置、 ドラムマップエディタの設定と加算されます、 ド ラッグで変更できます ■ドラムグループ:このスコアスタイルで表示/設定できるグループ、 クリックホールドで選択できます グループを追加するには、ウィンドウ左をクリックして三角マークを 移動、ローカルメニューから新規、 “ドラムグループを挿入”を選択 APPENDIX AUDIO RECORDING スコアスタイル設定ウィンドウが開く
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