福祉灯油及びプレミア付商品券の実施などを求める緊急要望書

2015 年1月30日
池田町町長 勝山隆之様
日本共産党池田支部支部長
山本久子
日本共産党池田町議会議員
服部久子
薄井孝彦
福祉灯油及びプレミア付商品券の実施など求める緊急要望書
日頃、町民福祉向上のためご尽力されていることに対し、御礼申し上げます。
町民の生活は消費税増税や円安による物価上昇及び年金削減などにより苦しく
なっています。今年の冬の寒さは例年になく厳しく、最近、灯油価格が低下傾
向にある(店頭 1314 円/18L、配達 1512 円/18L)とはいえ、低所得者は暖房費
の切り詰めなどを余儀なくされ、冬の生活をつらいものにしています。
低所得者の生活と健康を守るため、早急な灯油購入費助成(福祉灯油)の実施
が求められています。
プレミア付商品券(町内消費)の発行は町における消費を喚起し、地域循環
型町経済の一助となります。不況のなか、その実施が求められています。
アップルランド撤退後、町なかの人が歩いて行ける買い物の場がなくなり、
町なかの買い物弱者は地域交流センターに隣接した「商業等活用エリア」での
商業施設の再開を切望しています。
このような状況のなか、政府は緊急経済対策(2014 年 12 月 27 日閣議決定)
の具体化として、本年度補正予算案に「地域住民生活等緊急支援のための交付
金(地域消費喚起・生活支援型 2500 億円)
」を盛り込み、低所得者等向けの灯
油購入費助成、プレミア付商品券(域内消費)などの支援をうちだしました。
更に、地方創生に向けた「地方版総合戦略(15~19 年度)」では「小さな拠点
(多世代交流・多機能型)の形成」として、買い物弱者対策としての「身近な
場所に店を作る」などの支援策をうちだしています。
町はこの交付金(地域消費喚起・生活支援型)及び地方創生に向けた「地方
版総合戦略(15~19 年度)」を活用して、下記のことを実現できるよう取り組ん
でいただきたく要望いたします。
記
1.本年度補正予算「地域住民生活等緊急支援のための交付金(地域消費
喚起・生活支援型)」を活用して
-1-
① プレミア付商品券(町内消費)を実施すること。
② 低所得者への灯油等購入助成(福祉灯油)を実施すること。
2.地方創生に向けた「地方版総合戦略(15~19 年度)」を活用して
① 町なかの買い物弱者対策として、旧アップルランド跡地の地域交流セ
ンターに隣接した「商業等活用エリア」に買い物の場(店)をつくる
こと。
② 上記を実現するなかで農産物の直売施設も併せて整備すること。
図1
灯油の全国平均価格の推移
<参考> 「地域住民生活等緊急支援のための交付金(4200 億円)」の概要
●地域消費喚起・生活支援型(2500 億円)
交付対象:地域における消費喚起策やこれに直接効果を有する生活支援
【メニュー例】
① プレミア付商品券(域内消費)
② ふるさと名物商品券・旅行券(域外消費)
③ 低所得者等向けの灯油等購入助成
④ 低所得者等向け商品・サービス購入券
-2-
⑤ 多子世帯支援策(プレミア付き商品券の発行など)
●地方創生先行型(1700 億円)
交付対象:総合戦略における「しごとづくりなど」事業
【メニュー例】
① 「地方版総合戦略」の策定(必須)
② UIJ ターン助成
③ 地域仕事支援事業等
④ 創業支援・販路開拓
⑤ 観光振興・対内直接投資
⑥ 小さな拠点(多世代交流・多機能型)の形成
・買い物弱者に対する支援(身近な場所に店をつくる)
・農家が収入の確保とやりがいを持つための農産物直売施設の整備と支援
⑦ 少子化対策(地域消費喚起等型対応等を除く)
-3-