寄与率 - 明治学院大学

[ 寄与度 ]
Zt=Xt+Yt とすれば、 ⊿ Zt＝⊿ Xt+⊿ Yt
よって、
⊿ Zt/Zt-1 ＝⊿ Xt /Zt-1 +⊿Yt /Zt -1
⊿ Zt/Zt -1＝⊿ Xt/Xt-1 * Xt-1/Zt -1+⊿Yt /Yt-1* Yt-1/Zt-1
当期Zの変化率＝当期Xの変化率×前期Xの構成比
＋当期Yの変化率×前期Yの構成比
2015年度春学期金曜4限
応用計量経済分析 A
ただし、⊿ Zt＝Zt-Zt -1 , ⊿ Xt＝Xt-Xt -1 , ⊿ Yt＝Yt-Yt -1
第11回
変化率と構成比の算出の際にそれぞれ100倍してパーセント表示
した場合のパーセント表示の寄与度は、
⊿ Zt/Zt -1 * 100 ＝（⊿ Xt/Xt-1 * 100 ） * （Xt-1/Zt -1 * 100 ） ÷ 100
+ （⊿Yt /Yt-1 * 100 ） * （Yt-1/Zt-1 * 100） ÷ 100

2015.6.26
担当：石川達哉
（[email protected]）
教育用ホームページはhttp://www1.meijigakuin.ac.jp/~ishikawa
明治学院大学 2015年度春学期
[経済財政白書に見る寄与度を用いた分析の実例(1)]
［実質GDPにおける寄与度、寄与率］
実質ＧＤＰ（実質国内総需要）の定義式からの変形
（1）
Ｙ
＝
Ｃ
＋
Ｙt
Ｙt-1
＝
Ｃt
＝
Ｃt-1
Ｙt -Ｙt-1 ＝
（2） ΔＹ
＝
＋
＋
Ｉt
＋
Ｇt
＋
Ｉt-1
＋
Ｇt-1 ＋
Ｃt -Ｃt-1 ＋
ΔＣ
Ｇ

Ｉ
＋
＋
Ｉt -Ｉt-1 ＋Ｇt -Ｇt-1 ＋
＋
ΔＩ
＋
ΔＧ
X
＋
－ M
Xt
－ Mt
Xt-1
－ Mt-1
2
駆け込み需要の影響もあって、2014年1－3月期のGDP 成長率のプラス
幅は拡大
第1 －1 －1 図実質GDPの変動要因
Xt -Xt-1 - (Mt－Mt-1)
ΔX
－ ΔM
寄与度
（3） ΔＹ/Y ＝
ΔＣ/Y
＋ ΔＩ/Y
＋
ΔＧ/Y ＋ ΔX/Y
－ ΔM/Y
（Yt-Yt-1）/Yt-1 ＝（Ct-Ct-1) /Yt-1 ＋（Ｉt-Ｉt-1）/Yt-1 ＋（Gt-Gt-1)/Yt-1 ＋（Xt-Xt-1)/Yt-1－（Mt－Mt-1)/Yt-1
☆ 寄与度＝∑ 各構成項目の変化率 × 当該項目のＧＤＰシェア（１期前）
ΔＹ/Y ＝ ΔＣ/C*C/Y ＋ ΔＩ/I*I/Y ＋ ΔＧ/Ｇ*Ｇ/Y ＋ ΔX/X*X/Y － ΔM/M*M/Y
寄与率
（4） 1
＝
ΔＣ/ΔY ＋ ΔＩ/ΔY ＋ ΔＧ/ΔY ＋ ΔX/ΔY － ΔM/ΔY
（注）変化率： ΔＹt/Y
t-1
＝（ Y t－ Y
t-1
）/ Y
t-1
＝ Y t/Y
明治学院大学 2015年度春学期
t-1
－1
（資料）内閣府（2014）「平成26年度経済財政白書」
3
明治学院大学 2015年度春学期
4

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