【児童の感想】 「私のほこり」 平 成 26 年 11 月 12 日 、私 達 六 年 生 は 研 究 発 表 大 会 と し て ち び っ 子 ガ イ ド を 行 い ま し た 。 ちびっ子ガイドをするのは二回目でしたが、一回目とはわけがちがいました。これで最 後なのです。先生方や観光ガイドの竹本さんも、 「最後なんだから、楽しみながら自分達がやってきたことを、ほこりと自信を持って発 表 し ま し ょ う 。」 と、言っておられました。私もその通りだと思いました。 いよいよ本番。直前まで友達と笑ってはいたものの、私があいさつを言うのできん張 して、心臓がバクバクいっていました。先生が、指で「三、二、一」とやりました。自 信とほこりを持って、高らかに。 「 今 か ら 、 六 年 一 組 の 旧 目 加 田 家 住 宅 の 発 表 を 始 め ま す 。 気 を つ け 、 れ い 。」 そこからは、楽しく、充実した時間でした。質問を沢山受け、その一つ一つにきちん と答えることができました。発表の時も胸を張って、前を見て発表できました。一回目 や始める前は分からなかったけど、これが【自信とほこりを持つ】ということなんだと 思 い ま し た 。終 わ っ た ら 、先 生 方 や ガ イ ド さ ん の 竹 本 さ ん か ら も 、ほ め て も ら い ま し た 。 自 分 で も 満 足 で き ま し た 。う れ し い と は 比 べ も の に な ら な い 喜 び が 心 を 占 め て い ま し た 。 私 は 、こ の 辺 り に 住 ん で 長 い わ け で は な い け ど 、ち び っ 子 ガ イ ド を し て 、こ の【 岩 国 】 と い う 町 が 好 き に な り ま し た 。「 ち び っ 子 ガ イ ド 」 は な く て は な ら な い 行 事 だ と 、 あ っ てよかったと思いました。 この経験をこれからの学習にも生かしていきたいです。 「代々伝えて」 今日、二回目のちびっ子ガイドがありました。一回目のちびっ子ガイドは、観光客の 前でそれにはじめてだったので、きんちょうがすごかったです。だから、二回目は、そ こまできんちょうしないだろうと思いましたが、三組の発表が終わる度にきんちょうし ました。 うれしいこともありました。それは、練習の時にはセリフを忘れることがあるのに本 番 で は だ れ も (7 人 )忘 れ る こ と な く す ら す ら と 言 え て と て も う れ し か っ た で す 。 でも、二回目が終わってちょっと悲しいとか楽しかったなと思いました。 来年の人にも代々続くちびっ子ガイドを楽しい勉強として、岩国をほこりに思ってほ しいです。それに、時間をかけて素晴らしい作品にしてほしいです。 「岩国小学校の児童でよかった」 私 は 、ち び っ 子 ガ イ ド を す る 前 は 、錦 帯 橋 は き れ い だ な ー と し か 思 っ て い な か っ た し 、 旧目加田家住宅には見向きもしませんでした。でも、ちびっ子ガイドをしてみて、岩国 には、こんなに歴史のある、人々の苦労がある物がたくさんあるんだなと思いました。 それと、岩国小学校の児童でよかったなあとすごく思いました。ふるさとを誇りに思え ました。 先生たちや横山のガイドのみなさんには、お世話になりました。ありがとうございま した。 60 「すがすがし」 二日のために何時間も使って、原こうを考えたりして、すがすがしく発表できた。で も、ぼくはまだまだ岩国のよい所がたくさんあると思うので、ちびっ子ガイドはその一 部なので、これから全国の人に岩国の素晴らしいところを伝えていけたらいいなと思っ た。 ちびっ子ガイドを、他のガイド場所を調べてもう一回やりたいなと思った。 「ガイドを終えて」 何十時間もかけてこのたった二日間のためにがんばった。 家 の 平 面 図 を 書 い た り 、 ぺ ー プ サ ー トを 作 っ た り 、 原 こ う を 書 い て ま と め た り 、 と て もがんばった。 五年生が私達の発表を聞いて感想を言ってくれて、とても助かった。声が小さかった ら 声 を で き る だ け 出 し た り 、資 料 が 見 に く か っ た ら 字 を 大 き く し た り 、と て も 助 か っ た 。 五年生の感想のおかげでとてもよい発表にすることができた。それにこのちびっ子ガイ ドのおかげで苦手だった発表も最近はよくできるようになった。 たくさんの人に岩国の素晴らしいところを発表できてよかった。 「知ってほしい」 私 は 、 ち び っ 子 ガ イ ド を や っ て み て 、 最 初 は 、「 声 が 小 さ い 、 語 り じ ゃ な く て 話 に な っ て い る 。」 な ど の 意 見 が あ り ま し た 。 だ ん だ ん 練 習 す る う ち に 、「 声 の 大 き さ が バ ッ チ リ 。」「 も う ち ょ っ と ゆ っ く り 話 し た 方 が い い 。」 と い う 意 見 に 変 わ り ま し た 。 そして、一回目。参観日。発表の一回目、二回目とOKだと思いました。でも、ちょ っと、わかりにくいところもあったので、次の研究発表大会に向けての課題が残りまし た。 そして、本番。一回目の発表は、調子よかったです。声もちゃんと大きく出ていて、 いい感じでした。二回目は、緊ちょうしすぎて忘れたところもありました。でも、笑顔 でなんとかちゃんと発表できました。本当によかったです。 とてもいい経験になりました。 これからも岩国の観光名所をたくさんの人(全国のみなさん)に知ってもらいたいと 思いました。 「一生に一度のガイド」 伝えたいことは、錦帯橋のすばらしい構造。1学期から本格的に始まって約7か月間 必死にやってきて、今日の本番をむかえることができました。伝えたいことは何なのか と聞かれると、前はとまどっていました。そこをちゃんと理解してこそ相手に語れる・ 伝 え る こ と が で き る の だ と 思 い ま し た 。本 番 で は 、劇 で 相 手 に お も し ろ く 印 象 深 く 語 り 、 伝えることができました。ところどころで、忘れたり間違っていたりということもあり ました。 まだ、やり残したことがたくさんあります。ぼくたちの岩国をこれからも調べて伝え ていきたいと思いました。 一生に一度の最高のちびっ子ガイドでした。 61 7 考察 今年度の「ちびっ子ガイド」の活動を振り返ってみると、本活動の内容や特徴、研究 課題との関わりなどを改めて吟味する機会を得ることができたと思った。特に、この活 動で児童につけたい力を5つに整理したことや40時間の指導の中で大切にしたいこと を留意点として書き出したり、児童がどの局面でどのような言葉を発したり、書いたり したらよいと考えるかなど、教師の“立ち位置”や児童の“成長曲線”の輪郭を思い描 きながら指導にあたることができたと思う。 主な成果としては、総合的な学習の時間のねらいに沿った学習活動や内容に整理でき た こ と で あ る 。 そ し て 、 児 童 の 発 言 や 作 文 に 、「 岩 国 に 生 ま れ て よ か っ た 。」、「 こ の よ う な 伝 統 文 化 を 受 け 継 ぎ 、 今 に 残 し て い る こ と は す ご い こ と だ と 思 う 。」、「 ち び っ 子 ガ イ ド と し て 、 実 際 に 観 光 客 に 岩 国 の す ば ら し さ を 伝 え る こ と が で き 、 誇 り に 思 う 。」 な どの記述が次第に多く見られるようになり、児童につけたい力として設定したことの一 つ一つが次第に形に表れてきたように思う。 残された課題として挙げられることは、教科指導との時間配分である。今年度は、 ①児童の五感を大切にした課題設定の場面作り ②実感を伴い、実物から学ぶ現地研修の充実 ③ふるさとの歴史への興味や関心を高める地域ボランティアや専門家からの学びの 場の設定 ④協働的に活動する力を高める課題別グループ学習の充実 など、どれも時間が多く必要な活動であった。新たに活動をつけ加えたり、充実を図っ たりした反面、活動内容を省いたり、整理統合を図ったりすることがほとんどできなか っ た 。今 後 は 、教 科 指 導 の 充 実 を 図 る た め に も 、ち び っ 子 ガ イ ド の 教 育 効 果 を 高 め つ つ 、 指導時間の節約や時間配分の効率化が重要であると思った。 次に、ちびっ子ガイドの今後の展開についてである。5か所あるガイドの場所は、現 在のところ、①錦帯橋 ②旧目加田家住宅 ③香川家長屋門 ④岩国城 ⑤白ヘビ観覧 所である。昨年までは、吉川家墓所が含まれていたが、岩国観光協会ボランティアガイ ドの方々からアドバイスをいただき、ガイドポイントから外すこととなった。実際のと ころ、ガイドする場所の選定は、児童ではなく専門家の方によるところが大きく、児童 が自らの手で観光地を調査し、ガイドに適切な場所を選定する段階までには至っていな い。5つのポイントは、これまでの実践の中からよく考えられており、教師の方で考え てみても、どれも適切な場所として十分考えられる。仮に、毎年ガイドする場所が変わ ることになると、様々なデメリットも考えられることから、児童による場所の選定に踏 み込むことができなかった。しかし、総合的な学習としての活動であることから、児童 がどのようにして対象に出会い、自己の課題として昇華させていくのかを今一度考えて いかなくてはならない時期に来ていると思う。 縁 あ っ て 2 月 1 日 ( 日 ) 岩 国 市 民 館 大 ホ ー ル に て 、「 ち び っ 子 ガ イ ド 」 の ス テ ー ジ 発 表 を 予 定 し て い る と こ ろ で あ る 。自 由 参 加 な の で あ る が 、多 く の 児 童 が 登 壇 予 定 で あ る 。 こ れ で 、 今 年 度 、「 ち び っ 子 ガ イ ド 」 の 発 表 は 3 回 目 と な る が 、 場 所 を 変 え て 「 市 民 カ フェ2015」での大舞台になる。これまで、児童の指導にあたっていただいた地域の 方々への感謝の思いを込めて、児童にとっては晴れの舞台発表となるであろう。 錦帯橋写生作品 香川家長屋門 62
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