土壌汚染浄化事例研究 株式会社ダイセキ環境エンジ 山本 浩也 会社紹介 本社 名古屋市港区船見町1番地86 n 東京オフィス 東京都中央区日本橋2丁目2番地1号 n 土壌指定調査機関 環2003-1-164 n 計量証明事業所 愛知県 第268号 n 特定計量証明事業所 愛知県 第688号 n 1 ㈱ダイセキ環境エンジの特徴 ㈱ダイセキが産業廃棄物処理で培った分 析・リサイクル技術を土壌調査・浄化に応 用。 n 調査機器( ボーリング機器等)、分析機器、 スタッフを自社保有しているため、スピー ディーかつ、低コストな調査が可能。 n 土壌処理では、リサイクルを徹底すること により、低コストを実現。 n 土壌汚染浄化処理事例① 対象工場 所在地 処理土量 主な汚染 物質 内 容 A化学工場 兵庫県 2,000m3 トリクロロエチレ ン 工場移転に伴い土地売却。レジャー施設 建設時に汚染発覚。 中間処理後、セメント原料へリサイクル。 B電機工場 愛知県 5,000m3 砒素 近隣井戸にて汚染発覚。 中間処理後、セメント原料へリサイクル。 C印刷工場 東京都 2,000m3 鉛 土地売却(マンション建設)時に、買主要 求で土壌調査実施、汚染発覚。 中間処理後、セメント原料へリサイクル。 Dガソリン スタンド 愛知県 500m3 油 ガソリンスタンド建替時に地下タンク漏洩 が発覚。 中間処理後、セメント原料へリサイクル。 Eメッキ工 場 神奈川県 1,000m3 六価クロム 土地売却(戸建て建設) 時に、買主要求で 土壌調査実施、汚染発覚。 中間処理後、セメント原料へリサイクル。 2 土壌汚染浄化処理事例② 対象工場 所在地 主な汚染 物質 内 容 1,500m3 砒素 溜池埋立て時の盛土に汚染物質含有。 最終処分場に埋立て処理。(塩素濃度が 高くリサイクル不可) G電池工場 大阪府 1,000m3 鉛 借地返却時に貸主要求で土壌調査を実 施して汚染発覚。現地にて不溶化処理。 (現在、地下水モニタリング継続中) H機械工場 静岡県 1,000m3 鉛・ホウ素 リストラによる工場閉鎖時に自主的に調 査。 中間処理後、セメント原料へリサイクル。 7,000m3 鉛・フッ素 リストラによる工場閉鎖時に条例に従い 調査実施。以前の土地所有者(電機工場) 時代の汚染が発覚。 中間処理後、セメント原料へリサイクル。 (浄化費用は現所有者負担) F埋立地 I食品工場 東京都 処理土量 愛知県 土壌汚染浄化事例①Dガソリンスタンド ・現地状況:ガソリンスタンド建替時に地下タンク漏洩が発覚。 油,土壌,地下水が混じり、汚泥状態であった。 ・土壌中ノルマルヘキサン抽出物質最高値: 1.0wt.% 地下水ノルヘキ最高値: 19,000mg/l ・処理対策:中間処理により、水分,油分,土壌に分離 水分は、放流、油分は燃料化リサイクル 土壌はセメント原料にリサイクル ・処理土量:500m3 3 ①Dガソリンスタンド( 汚泥処理1) 汚泥ピット全景 ①Dガソリンスタンド( 汚泥処理2) フィルタープレス 脱水ケーキ 4 ①Dガソリンスタンド( 廃水処理) 活性汚泥処理施設 ①Dガソリンスタンド( 廃油処理) タンク全景 5 土壌汚染浄化事例② G電池工場 ・現地状況:借地返却時に貸主要求で土壌調査を実施して汚 染発覚。現地にて不溶化処理。 (現在、地下水モニタリング継続中) ・不溶化対象物質:鉛 土壌溶出量値最大0.15mg/l ・処理土量:1,000m3 ② G電池工場(施工方法) 掘削した土壌と薬剤を土壌改良 用混合調整機に投入して不溶化 を行った。不溶化後土壌を埋戻 し、コンクリートにて覆いを行った。 書類作成 後片づけ工 埋戻し工 土壌改良工 表層掘削工 はつり工 準備工 6 ② G電池工場 土壌汚染浄化事例③ H機械工場 ・現地状況:リストラによる工場閉鎖時に自主的に調査。 掘削除去、中間処理後、セメント原料へリサイクル。 ・対象物質:鉛 最大溶出量0.05mg/l ホウ素 最大溶出量8.0mg/l ・処理土量:1,000m3 7 ③ H機械工場(浄化処理フロー) 側面・底面分析 1400∼1500℃ サンプルチェック の焼成処理 窯業原料化・リサイクル リサイクル原料受入基準 適合 場外搬出・改質 汚染土壌掘削・篩い処理 浄化処理対象場所測量 ③ H機械工場 掘削状況 土壌改質機 8 ③ H機械工場(セメント製造工程とリサイクル資源) ③ H機械工場(セメント及び原料成分) 9
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