尿路上皮癌(UC) 新規尿中バイオマーカーの確立 UC 転移メカニズムの解明 新規尿中バイオマーカーの確立 ショットガンプロテオミクス バイオインフォマティクス UC検体における発現解析 UC細胞株の培養上清 2細胞株に共通のタンパク 局所浸潤に伴い発現亢進 CXCL1 (ケモカイン) Kawanishi Clin Cancer Res 2008 新規尿中バイオマーカーの確立 Sensitivity 67% Specificity 95% 1 – Specificity Nakashima Cancer Biomarkers 2015 Sensitivity at 95% specificity Sensitivity 尿中CXCL1測定 ELISA法の確立 UC患者175例と健常コントロール30名による検討 pTa症例・再発症例で尿細胞診を補完する可能性 Primary Overall pTis pTa LG pTa HG CXCL1/Cre Cytology≥4 pT1 pT2-4 pT1 pT2-4 Recurrent Overall pTis pTa LG pTa HG 新規尿中バイオマーカーの確立 膀胱癌発見だけでなく、 経尿道的切除(TUR)後の再発予測にも有用 CXCL/Cre 低値 P = 0.018 CXCL/Cre 高値 Nakashima Cancer Biomarkers 2015 新規尿中バイオマーカーの確立 特にこれまで再発予測の難しかった EORTC中リスク患者の再発予測が可能に 低リスク 中リスク 高リスク Nakashima Cancer Biomarkers 2015 UC 転移メカニズムの解明 Ral-GAPによるRal活性制御機構の破綻がUCの浸潤・転移を促進する。 浸潤性膀胱癌細胞株でRal-GAPの発現は低下しRalが活性化している。 膀胱癌細胞株 非浸潤性 Ral-GAP RalA/RalB 腫瘍浸潤・転移 Saito Oncogene 2013 浸潤性 UC 転移メカニズムの解明 Ral-GAPによるRal活性制御機構の破綻がUCの浸潤・転移を促進する。 Ral-GAPの導入によりRal活性は低下し細胞遊走能・浸潤能も低下する。 遊走能 Ral-GAP RalA/RalB 浸潤・転移 Saito Oncogene 2013 浸潤能 UC 転移メカニズムの解明 Ral-GAPによるRal活性制御機構の破綻がUCの浸潤・転移を促進する。 Ral-GAPノックアウトマウスでは浸潤癌発生が促進される。 Ral-GAP RalA/RalB 浸潤・転移 Saito Oncogene 2013 UC 転移メカニズムの解明 Ral-GAPによるRal活性制御機構の破綻がUCの浸潤・転移を促進する。 ヒト膀胱癌ではRal-GAPの発現低下は進行病期・予後不良と有意に相関。 Ral-GAP RalA/RalB 浸潤・転移 Saito Oncogene 2013
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